薬師岳-観音岳( ピーカン&絶景 )
コースタイム
二日目 3:00南御室小屋-薬師岳-観音岳-薬師岳-南御室小屋(昼食&テント撤収)-駐車場
天候 | 一日目 晴れ時々曇り 二日目 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
杖立峠〜苺平は凍結が酷い。 |
写真
感想
GW前半は涸沢に行く予定でした。
しかし、ヤマケイオンラインを確認すると、積雪が多く、雪崩のリスクがあるとの事。
チキンな山屋な私達は即座に予定変更。
ということで鳳凰三山に行ってきました。
4時半ごろ駐車場に到着。
その時間帯、雪降ってました。
遠方は青空なのに・・・
幸い道路に積雪はなかったので、問題はなかった。
(スタッドレス履いてるけど、やはり雪は面倒)
というわけで直ぐに出発する気も起きないので、いつも通り仮眠。
5時半過ぎに起床し、ゴロゴロしながら朝食を食べ、トイレに行き、準備。
7時前辺りに出発。
今回はテント泊なので重量級。
毎回、何故こんなに大荷物になるか疑問。
周りから奇異の目で見られ、何キロぐらいか聞かれることが多い。
測ったことがないが、見た目ほど重くはないはず。
冬用シュラフが化繊、テントが大きめで、嵩張っているだけ。
しかし、カメラ機材などもあるので、25キロ程度はあると思うが・・・
そんな大荷物を背負い出発。
夜叉神峠までは整備された緩やかな上り坂。
良い道で、本来なら楽なはずだが、ずしりと背中に来る。
足は全く問題ないが、背中の筋肉がイタイイタイ。
夜叉神峠に着くころにはへとへと。
これでテン場まで歩くことは出来るのだろうか・・・
夜叉神峠からは白峰三山が見えるが、雲を被っている。
直上は晴れているが、やはり日本第2峰を含む山々は違うようだ。
少し休憩した後、出発。
最初は悲鳴をあげていた背中だが、少し歩いて馴染んできたのか思ったよりも楽に歩ける。
夜叉神峠からは少し下った後、杖立峠まで樹林帯の登り。
疲れないようにゆっくりゆっくりと標高をあげていく。
途中から凍結路も出てくるが、避けつつ、もしくは滑らないように乗りながらゆっくり進んでいく。
途中、一回休憩したが、比較的良いペースで杖立峠に到着。
ここから先はガチガチに凍結してそうで、回避は難しそう。
というわけで、アイゼン装着。
アイゼンは足筋の消費が激しいので、極力履きたくないが、仕方ない。
アイゼンを装着し、出発。
下りメインのため、良いペースで進む。
少し進むと、登りに変化。
ここからは亀のようなペースでのんびり進む。
少し進むと、日当たりの良い場所に到着。
ここから先はアイゼン不要のような感じがする。
そのため、ここでアイゼンを外す。
日当たりも良く、気持ちよいため、少し休憩した後、出発。
徐々にだが、背中の荷物のダメージが回ってきた。
しかし、この時点ではそれほど深刻ではない。
少し進むと、白峰三山の展望の良い箇所に到着。
後は展望の良い箇所は初日にはないため、ここで大休止&撮影タイム。
のんびりと撮影を楽しんだ後、出発。
ここらで背中のダメージが深刻に・・・
ペースが上がらず、連れとの差が開いていく。
樹林帯に入ると、凍結はないが、積雪が多く、それがよりペースを落とす。
一歩一歩が重い。
苺平まではそれほど遠くないはずだが、しんどい。
それでものんびりのんびりと進んでいくと、苺平に到着。
座り込んで、ぐだ〜とする。
少し休憩した後、出発。
南御室小屋までは下り&トラバース。
トラバース中の登りが少し厄介だったが、標準タイムぐらいで南御室小屋に到着。
雪がないテン場は既に満杯。
しかし、今回はスコップも持ってきている。
そして、【そこに張れ!】といわんばかりに整地&耐風が整った場所があるではないか。
というわけで、そこを少し整備した後、テントを張る。
風で吹き飛ばされないようにペグは深めに埋めておく。
これが後々大変になるとは思いもしなかった・・・
設営後、小屋前のテーブルでビール&つまみで乾杯。
ビールを飲み終わったら、名物の天然水でウィスキーの水割り。
美味い。
1時間以上、グダグダしながら飲んでいるとお腹が膨れてきた。
連れも膨れてきたようで夕飯はいらないとの事。
その後、テントに戻り、自分だけ夕飯、といってもお腹も膨れているので軽めに作り、食す。
そして、18時前には就寝。
二日目
薬師岳で日の出を迎えるため、3時には出発しなければならないため、1時過ぎに起床。
昼間は暑いぐらいだが、やはり夜は冷えるようだ。
テント内で気温-5℃。
テントの外においていたプラティパスの水は部分凍結。
氷水を湯にし、朝食。
水を多めに取り、ご飯を食べ、トイレを済まし、3時過ぎに出発。
テン場を出発し、薬師岳までは樹林帯。
ヘッデンで照らしながら、進んでいく。
雪は硬く締まっており、アイゼンが良く刺さる。
しかし、気温は低い。
そのため、ハイドレーションの管内の水が完全凍結。
全く水の摂取が出来ない状態に・・・
その可能性があったため、冬の間は使用していなかったが、春の夜間も使用できないようだ・・・
水が使用できない不安も合ったが、1時間半歩けば薬師小屋もあるので、それ程心配はしていない。
しかし、月明かりというのは本当に明るい。
月明かりによる木々の木漏れ日、雪面の反射が美しい。
幻想的な光景である。
そんな景色を眺めつつ進んでいくと、稜線に到着。
風は強い。
空の色は変わり、日が上がりそう。
急いで稜線を進み、薬師小屋に到着。
薬師小屋はほぼ雪に埋もれており、入り口は地下室の入り口のようだ。
薬師小屋を通過し、山頂を目指す。
日は今にも出てきそう。
そのため、急ぐ。
そして、山頂に到着。
ギリギリ間に合ったようだ。
カメラを取り出し、三脚を設置していると、日が出てきた。
急いで準備を整え、撮影。
そして、今度は白峰三山を撮影。
ふ〜
一段落。
連れもその後遅れて到着。
風が吹く荒れているが、撮影を楽しんだ後、観音岳に出発。
稜線は青空に続く道のようだ。
完全な快晴。
見渡す限り、雲一つない。
稜線の雪面をふみしながら、短く、美しい道を撮影を楽しみながら、進んでいく。
そして、観音岳に到着。
地蔵岳までいくと、時間的にきつくなるので、今回はここで終了。
そのため、ここでのんびりする。
富士山、白峰三山、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳。
本当に良く見える。
ここで1時間ぐらいのんびり出来たら良いのだが、帰りもあるので、そんなわけにもいかず。
小時間のんびりした後、往路を引き返す。
1時間半ほどかかり、テン場に到着。
お腹も空いたため、早めの昼食。
その前にテントの撤収準備。
フライを外そうと、ペグを取り出そうとするが、雪がガチガチに凍結しており、取りだせん。
そのため、スコップとピッケルを駆使し、疲労困憊になりながらも取り出しに成功。
その後昼食。
昼食後、本格的にテントを撤収。
またこの荷物を背負うのか・・・
と鬱になりがらも、背負って土曜日に歩いた道を引き返した。
登りでは亀のようなペースになりながらも何とか駐車場に到着。
帰路に着いた。
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