小川山から飯盛山 8の字ルートで52.7キロ
- GPS
- 18:21
- 距離
- 51.7km
- 登り
- 2,785m
- 下り
- 2,770m
コースタイム
信州峠4:25―6:00瑞牆山荘6:05―6:32富士見平小屋―6:45分岐―7:07小屋跡7:10―7:25八丁平―9:20小川山9:25
―10:55松ネッコ―11:05大双里11:10―12:35萱ダワ12:40―13:00フシノソリ―13:35(1605m)峰―14:15夕日アタリ
―14:30信州峠
5/14
信州峠4:35―5:40横尾山5:45―6:15豆腐岩6:20―6:50槍(P1720)―7:48十文字峠―8:19飯盛山8:29―9:01シシ岩
―9:14登山口―9:42野辺山駅9:49―11:25川上分岐―12:50信州峠
天候 | 2日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小川山から信州峠の間と横尾山から十文字峠の間は一般ルートではありません。 笹、石楠花、その他のヤブや、道はあったりなかったりするような尾根です。 瑞牆山荘から八丁平 富士見平小屋から瑞牆山への道の途中から分かれて八丁平に向かいます。 分岐には道標があります。しっかりした道がありトラバース気味に登ったあと沢へと下降し、少しの間、沢沿いに進んだあと飛び石伝いに渡ると小屋跡に出ます。 ここから対岸に渡ると道が続いています。(赤テープあり。小屋跡から上流に向かう赤テープもあるので要注意です。) 樹林の中の緩やかな道を行くとほどなく八丁平に着きます。 八丁平から小川山 整備された道が付いていると思われますが、今回は2250m位から上部は残雪があり、尾根が広くなるとルートがはっきりしませんでした。 (最初は凍結の道でしたが、尾根が広くなり全面が雪になると柔らかな雪になりズブズブもぐりました。アイゼンは使いませんでした。) 小川山から松ネッコ、大双里 頂上から石楠花のヤブです。以下、随所に現れます。うまくルート取りをしないと苦労します。 残雪があり道が不明な個所がありました。雪が消えたあとは山道はわかり、赤テープもそこそこ見られます。 中間点を過ぎたあたりからは、歩きやすい尾根道になります。 松ネッコから大双里への道は途切れがちでヤブは少し深い。三角点と山名表示があります。(信州峠までの間で山名標示板に気が付いたのはここのみでした。) 松ネッコから萱ダワ この区間も石楠花のヤブがあります。2000〜1950mにかけてはヤセ尾根で岩混じりの急な尾根です。部分的に巻く個所もありますが、道はほぼ忠実に尾根を下っています。(一ヶ所、右手に引っ張られる踏み跡があり、要注意。) 萱ダワ近くなると唐松の植林になります。 萱ダワから信州峠 ここから林相はがらりと変わり、明るい笹の尾根道になります。見通しが良いのでRFは楽です。しかし、フシノソリからの下りは要注意です。分岐に赤テープなどありません。 石ッコツは左に巻き道があります。(右側も登れるようです。) 夕日アタリへの分岐近くはテープのマーキングがあります。 信州峠から横尾山 一般道で整備された笹道があります。 ダニに付かれました、要注意。スパッツを付けた方が良いです。 横尾山から十文字峠 横尾山直下は少しヤブですが、ここを抜けると判りやすい道があります。以下、笹が多い尾根ですが、膝くらいの笹で道がなくても歩きやすい感じです。 槍(1720m)の下りコル近くで、笹の中にススキの茂る個所があります。うるさい場合は左方向に迂回することもできそうです。 1664mの南面がカヤトのピークを過ぎるとケモノ除けの古い有刺鉄線と柵があります。この間に入り下っていくと古い林道跡が付いていて、やがて十文字峠に着きます。 十文字峠から飯盛山、野辺山駅 一般登山道です。 シシ岩駐車場から、ふたたび山道に入ります。途中で車道と併行したあと、すぐに登山口に着きます。ここも車の停められそうなスペースがありました。 以下、野辺山駅まで一本道です。 |
写真
感想
小川山から飯盛山の間は横尾山を除いて地味な山で繋がっています。さらに小川山から信州峠の間は展望のない尾根なので入る人も少ないのだろうと思います。
けれどもこの尾根は中央分水嶺にあたるので、もっと人がはいってもよさそうな感じがします。
小川山は廻り目平から入り金峰山まで歩いたことがありますが、今回は奥秩父の締めとして信州峠まで、さらに飯盛山まで分水嶺を歩くことにしました。
さてどういうコースにするか。車を使う単独山行なので始点、終点を同じにした周回コースにしたい。
信濃川上を基点にした山中一泊コースも考えられるが、3月に苦労した富士見平から八丁平のコースも歩いてみたいという思いもあり、信州峠を基点にした8の字ルートに決定。このコースの良いところは日帰り装備で歩ける点だが、車道歩きが長いのが難点で、修行覚悟です。
以下、行動概要です。
一日目、長時間行動を予想したので明るくなると同時に行動開始。信州峠から瑞牆山荘までの車道歩きは意外と順調にいき、さらに富士見平小屋までも予想通りの展開でした。
次の問題は八丁平への道、ここは3月に苦労した所です。しかし、何のことはない、小屋跡から対岸に赤テープがありました。3月のときは、このテープを見逃し上流に向かうテープばかりが目立って失敗をしたことがわかりました。
沢を渡ったあとはシッカリした道(少しぬかるんだ個所もあった)が縦走路へと導いてくれました。
小川山まで多少は雪のために道がわかりにくい箇所もあったが順調、ここまで信州峠から5時間弱、順調すぎる。
小川山の下りは、石楠花のヤブだと聞いていたので、少し右に回り込んで通過、このあとも石楠花のヤブが出てきたが、恐れるほどのことは全然なかった。
松ネッコを過ぎ1930mあたりは岩場混じりのヤセ尾根が続き、木があるので危険な感じは受けないが、ルート取りに神経を使った。
萱ダワまで来るとガラリ笹尾根になり気分は安らぎ、のんびりと行程を楽しみながらの歩きであったが、信州峠へは予想したものよりずっと早く到着して一日を終了した。(予想は12時間だったが10時間強だった。)
二日目、今日の行動時間は少ないことを予想していたので、ゆっくりしても良かったのだが、つい早くなってしまい昨日とほぼ同じ4時半過ぎに出発。
ハイキングコースの横尾山を過ぎてからも、さして問題なく飯盛山。ここからは整備された道をシシ岩経由して野辺山駅からの登山口に降りた。
このあと信州峠までの車道歩きは登りのうえ日陰もなく、この日は暑いくらいの天気の良さに途中で厭になってしまうくらいでしたが、どうにか歩き通すことが出来ました。
二日間の総距離は52.8キロ、このうち車道歩きは22.9キロもありました。
久しぶりの長い車道歩きでした。
コメント
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いったいどれだけの距離を歩いているんですか!?
毎回とてつもない歩きを見せてくれるtoshi-17さんですがいつも疑問に思うことがあります
足とか膝とか痛くなりませんか?自分は若造ですがそんな距離歩く事できるかどうか・・・
超人とはまさにtoshi-17さんにある様な言葉ですね
随分と遠くへ行ってきましたね。
一人での長距離運転は疲れたでしょう。
足とか膝ですが、ときどき違和感を覚えるときがあり、そんな時は無理しないようにしていますよ。
ジョニーさんは若いから、まだまだ無理は利くし、限界を感じないのではないのですか。ただ、実行しないだけの話で・・・。
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