鳥海山スキー登山2日目 中島台から御室小屋まで
- GPS
- 09:13
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,723m
- 下り
- 1,718m
コースタイム
- 山行
- 8:49
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 9:13
天候 | 快晴、暴風 日焼け対策忘れずに |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・標高600m過ぎて雪が繋がり出す。 ・あがりこ大王までは木道歩き、その後は踏み跡薄い軽い藪を歩くこと約30分で雪が繋がり出した。 ・標高900m付近から数日前の降雪の痕跡が現れ、1000m付近からは綺麗な雪となった。 ・午前中は基本的に氷化した斜面の登りが続く、クトー必須、滑落注意な状況。 ・鳥海山北斜面は偵察のみ、ザラメ化したら急斜面楽しめそう。だが、自分が目視した斜面は滑走記録がないところだった。 |
写真
感想
鳥海山スキー二日目、道の駅象潟5時起き、7時前スタート。ロングな行程であるがスタート遅くなってしまう。
先週の記録によると、あがりこ大王手前から雪が繋がっているとあったが、果たして融雪はいかほど進んだか。今週にかけて若干の寒気場となって、降雪もあったことから融雪抑えられていることを多少期待した。
始めはシートラで木道歩き、周辺には多少残雪があるのみ、不安を感じつつ歩みを進め、木道終点のあがりこ大王着くも、残雪全くなし。まじか、先を見通すと一面の藪、ここで終了か。
いけるところまで行くしかないと気持ちを維持し、藪の中をスキーブーツで歩く。幸いなことに、下草程度のうるさくない藪で、シートラ歩行に支障はない。さらに、比較的平坦な地形なので、スキーブーツでも問題なく歩みを進められた。
30分程度あるいてだろうか、標高600m付近からようやく雪が繋がり出してスキー登行開始。しばらく薮がうるさかったが、徐々に雪が増えて約800mから快適に。しばしなだらかなブナの原生林帯を歩き、標高1000m付近で展望開けてくる。ここでいよいよ鳥海山北面の溶岩台地の全貌が明らかになり、火山地形をダイナミックに感じることができた。迫力ある火口壁、山体崩壊や溶岩流の痕跡、新しい火山だ、素晴らしい。しかし鳥海山まではまだまだ遠い、徐々にカチコチ斜面と化してくる。
千蛇谷目指して徐々に斜度は増し、クトー装着。千蛇谷手前の急斜面は緊張した、一歩ずつ慎重にクトー効かせながら突破。はじめなだらかな千蛇谷は安全地帯も、こちらも徐々に斜度はまして緊張する場面が続く。正午すぎてしまったが、雪氷に覆われた御室小屋到着、昨日と同じくらいの暴風吹く。アイゼンは無いので、新山山頂は目指さずここで滑走準備。
いったんトラバースして、山頂北壁(ではなかった)を偵察、広大な超急斜面が広がっており吸い込まれそう、でも今日はコンディション不良なので安全に千蛇谷へドロップ。はじめカチコチも徐々に緩み、ザラメ発育中。斜面選び放題、快適ツーリングが樹林帯まで続く。
樹林帯からはルートロスしないよう位置を確認しつつ下山、行けるところまで滑ってどろんこスキー、最後は再びシートラで藪歩きして今日も安全にGEZAN!登山者は誰も見かけなかった。
自分にとっては総合力を要したスキー登山となった、中島台ルートの賞味期限は先週までだったようだ。
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