記録ID: 3168235
全員に公開
沢登り
奥秩父
釜の沢東俣
2015年09月05日(土) 〜
2015年09月06日(日)
polo
その他4人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 35095:00
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,807m
- 下り
- 1,783m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:10
2日目
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 8:15
(Nリーダー記)
当日、道の駅から車で移動、西沢渓谷の駐車場に車を置く。今回は東俣パーティーが5名、西俣パーティーがOさんら4名で両門の滝まで一緒に行動する。林道歩きのあと、橋を渡り東沢に下り、鶏冠谷出合で沢装備の準備を整える。ここで「カモの会」の若い男女4名のパーティーが同じルートを行くと先行していった。
ここからは沢沿いを歩いたり、巻き道以上登山道未満という感じのところを行く。途中にはホラノ貝の入口を覗き、名前の通りに奥に向かってらせん状に水が流れているように見えた。しばらく行き山ノ神の小さな祠があるところで小休止、ここから沢に下りて河原歩きとなる。
途中には大岩壁がそびえていたり、右手には鶏冠山らしきの稜線も見える。左手に乙女ノ滝、そして前方右手に東のナメ沢が広大な花崗岩のスラブとなって広がっていた。ナメを少し登ってみるとはるか前方の高みに10名ほどの遡行者というよりクライマーがナメ滝を登攀している姿が見えた。上越の西ゼンを思い出すが、それ以上のスケールのように見える。その先左手には西のナメ沢があり、しばらく行くと釜ノ沢出合に着く。プレートに赤ペンキで示されているので見逃すことはない。
出合の先にはすぐに魚留ノ滝があり、なかなかの迫力で水が流れている。右岸のスラブを一登りするが、ここで簡単なクライミングが楽しめ、補助ロープを出す。樹林帯から越えていくと、すぐ上にはナメ滝があり、さらにその上部には千畳ノナメと呼ばれるナメ状の川床が伸びている。川床の上を水が滑るように流れており、そこをヒタヒタと気持ちよく歩く。このルートのまさにハイライトであり、来てよかったと実感する。
両門ノ滝で東俣と西俣に分かれるが、西俣を行くOさんパーティーとはここで分かれ、明日の甲武信ヶ岳頂上での再会を約す。東俣の右手の踏み跡を辿って滝上に出てあとは河原歩きと樹林帯歩きが長く続く。その樹林帯にはテント泊向きの場所がいくつかあったが、先行していたカモの会パーティーはルート上で1番と思われる快適な空間にテントを張っていた。ぼくらは明日の行動時間を考え、さらに上流にテント場所を探すべく、頑張って歩く。そろそろ水師沢出合近くと思われたときに、右岸側に程よいスペースの場所を探すことが出来た。さっそくテントを張り、焚き火用の薪集めに奔走、十分な薪を確保できた。女性は夕食の準備、男性は焚き火の火起こしを分担。落ち着いたところで、持ち上げた缶ビール、缶酎ハイで乾杯し、女性陣用意の美味しい夕食(メインは酢豚ならぬ酢鳥炒め?)でお腹を満たす。
焚き火は、最初は火が着いたり消えたりしていたが、熾火ができてからは火力が安定し盛大とまではいかないが、5人の体を温めるのには十分な火の勢いだった。20時頃には寝床に入ったが、私とSくんは自然に身を委ねるということでテント外、焚き火の横で夜を明かした。
翌日は出発すると、幕営地のすぐ上に水師沢出合があり、木賊沢を左に渡り、本流との間の踏み跡をたどり沢に下りる。ガレ沢を行くと上部にポンプ小屋が見えるようになり、そこで美味しい水を調達し、少し登ると稜線に出た。すると目の前に甲武信小屋が見え、小屋前の休憩席にはナメラ沢組が陣取っていた。気持ちの良いナメ沢と静かな樹林帯歩き、そして快適なテント場と焚き火、この沢ルートの噂通りの素晴らしさを満喫した2日間となった。
その後に、甲武信ヶ岳に登り、ハイキング隊と縦走組、そして最後に登場したO組が合流し全員で集合写真に納まった。全員が無事に頂上まで上がれ、集中山行が成し遂げられたことに感謝したい。下りは雨に濡れながらの下山となったが、日帰り温泉に浸り、満足した山行となった。
当日、道の駅から車で移動、西沢渓谷の駐車場に車を置く。今回は東俣パーティーが5名、西俣パーティーがOさんら4名で両門の滝まで一緒に行動する。林道歩きのあと、橋を渡り東沢に下り、鶏冠谷出合で沢装備の準備を整える。ここで「カモの会」の若い男女4名のパーティーが同じルートを行くと先行していった。
ここからは沢沿いを歩いたり、巻き道以上登山道未満という感じのところを行く。途中にはホラノ貝の入口を覗き、名前の通りに奥に向かってらせん状に水が流れているように見えた。しばらく行き山ノ神の小さな祠があるところで小休止、ここから沢に下りて河原歩きとなる。
途中には大岩壁がそびえていたり、右手には鶏冠山らしきの稜線も見える。左手に乙女ノ滝、そして前方右手に東のナメ沢が広大な花崗岩のスラブとなって広がっていた。ナメを少し登ってみるとはるか前方の高みに10名ほどの遡行者というよりクライマーがナメ滝を登攀している姿が見えた。上越の西ゼンを思い出すが、それ以上のスケールのように見える。その先左手には西のナメ沢があり、しばらく行くと釜ノ沢出合に着く。プレートに赤ペンキで示されているので見逃すことはない。
出合の先にはすぐに魚留ノ滝があり、なかなかの迫力で水が流れている。右岸のスラブを一登りするが、ここで簡単なクライミングが楽しめ、補助ロープを出す。樹林帯から越えていくと、すぐ上にはナメ滝があり、さらにその上部には千畳ノナメと呼ばれるナメ状の川床が伸びている。川床の上を水が滑るように流れており、そこをヒタヒタと気持ちよく歩く。このルートのまさにハイライトであり、来てよかったと実感する。
両門ノ滝で東俣と西俣に分かれるが、西俣を行くOさんパーティーとはここで分かれ、明日の甲武信ヶ岳頂上での再会を約す。東俣の右手の踏み跡を辿って滝上に出てあとは河原歩きと樹林帯歩きが長く続く。その樹林帯にはテント泊向きの場所がいくつかあったが、先行していたカモの会パーティーはルート上で1番と思われる快適な空間にテントを張っていた。ぼくらは明日の行動時間を考え、さらに上流にテント場所を探すべく、頑張って歩く。そろそろ水師沢出合近くと思われたときに、右岸側に程よいスペースの場所を探すことが出来た。さっそくテントを張り、焚き火用の薪集めに奔走、十分な薪を確保できた。女性は夕食の準備、男性は焚き火の火起こしを分担。落ち着いたところで、持ち上げた缶ビール、缶酎ハイで乾杯し、女性陣用意の美味しい夕食(メインは酢豚ならぬ酢鳥炒め?)でお腹を満たす。
焚き火は、最初は火が着いたり消えたりしていたが、熾火ができてからは火力が安定し盛大とまではいかないが、5人の体を温めるのには十分な火の勢いだった。20時頃には寝床に入ったが、私とSくんは自然に身を委ねるということでテント外、焚き火の横で夜を明かした。
翌日は出発すると、幕営地のすぐ上に水師沢出合があり、木賊沢を左に渡り、本流との間の踏み跡をたどり沢に下りる。ガレ沢を行くと上部にポンプ小屋が見えるようになり、そこで美味しい水を調達し、少し登ると稜線に出た。すると目の前に甲武信小屋が見え、小屋前の休憩席にはナメラ沢組が陣取っていた。気持ちの良いナメ沢と静かな樹林帯歩き、そして快適なテント場と焚き火、この沢ルートの噂通りの素晴らしさを満喫した2日間となった。
その後に、甲武信ヶ岳に登り、ハイキング隊と縦走組、そして最後に登場したO組が合流し全員で集合写真に納まった。全員が無事に頂上まで上がれ、集中山行が成し遂げられたことに感謝したい。下りは雨に濡れながらの下山となったが、日帰り温泉に浸り、満足した山行となった。
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
4 回目の沢登り、ようやく沢タビにも慣れてきました。ぬめぬめと光る岩肌を見ると相変わらずドキッとしますが、全身を使って一歩一歩乗越えていくのがとても楽しいです。滝つぼの水は青く澄みわたり、「あ〜泳ぎたい」と何度思ったことか…。誰かがドボンするたび、皆の笑い声が谷に響き渡り、終始、賑やかな山行でした。夜は、たき火で暖を取りながらの夕食、まぶたが重くなれば、シュラフに潜り込んで、瀬音に包まれ眠る。自然との一体感に夢心地でした。
翌日の山頂合流では、最後のO隊が稜線に姿を現した時、まるで何十年ぶりに再会したかように全員で大歓声。感動のフィナーレでした。集中って、やっぱりいいな、山岳会に入ってよかったな、と思える山行でした。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:39人
いいねした人