ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3411829
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県鏡野町&津山市 角ヶ仙周回 三密なし&沢&動植物

2021年08月02日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:16
距離
4.3km
登り
513m
下り
499m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:58
休憩
0:17
合計
3:15
9:14
32
越畑キャンプ場駐車場
9:46
9:47
56
角ヶ仙展望所跡
10:43
10:59
73
12:12
12:12
17
舗装道路出合
12:29
越畑キャンプ場駐車場
展望や旬の動植物観察を楽しむコース
歩行距離4km、歩行時間3時間、歩行数10,100歩、消費カロリー1,500Kcal
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2021年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
越畑(こしわた)キャンプ場前の駐車場に自動車を停めました。4,5台程駐車可能です。もう少し西にも駐車場があり、10台程停められそうです。
コース状況/
危険箇所等
 危険箇所やヤブコギはありません。下山した南尾根はしばらくササの間の細道が続きますが、足元はかろうじて見えます。滑って転ぶ方が多いようですが、埋まっている石を踏まなければ大丈夫でしょう。ササは今回はせいぜい高さ1m程で枝垂れてはおらず、これなら上りでも歩きにくくはないかもしれません。
 なお、お会いした方は皆無でした。

 上りの南西尾根はよく整備され迷いようがありません。階段状になっているところが多く、歩きやすいです。しかし、標高700mから850m辺りまでをはじめ急登が何回かあります。
 標高1,040m辺りまでは展望は効きませんが、日陰でそこそこ風雨もしのげそうです。なお、ちょうどこの辺りでGPSの電池交換の際にログが乱れ、北西に進んで引き返したようになっています。

 下りの南尾根はしばらくササの間の細道が続きますが、足元はかろうじて見えます。ササは今回はせいぜい高さ1m程で枝垂れてはおらず、これなら上りでも歩きにくくはないかもしれません。後半は一部、ササで足元が不明瞭になりましたが、前方にピンクテープが見えるので迷うことはないでしょう。
 植林帯に入ると、標高780m辺りで地形図の道方向に伐採された木が積み重ねられていました。その代わり、直進(南東)方向に踏み跡とピンクテープがあったので、少し急ですが、植林の間を下りました。
 標高755m辺りで地形図の道に出合うとT字路になっており、左折して地形図の道に入りました。ここにはテープがなく、右のほうがきれいに見えるので迷うかもしれません。
 すぐにほとんど傾斜のない沢沿いになり、一部、溝状に掘れた箇所がありますが、問題はありません。
その他周辺情報 スタート&ゴール地点の越畑(こしわた)キャンプ場から西に進んだ国道179号線沿いにある道の駅「奥津温泉」では、地元の新鮮な野菜などの購入や食事処「温泉亭」でのランチバイキングなどが楽しめます。また、ここからさらに南下すれば、山田養蜂場が経営する「ぶんぶんファクトリー」で蜂蜜製品などの購入やソフトクリームなどの飲食が楽しめます。
01香々美川&横内川分岐より
      角ヶ仙南西尾根
香々美(かがみ)川と横内川の合流点(角ヶ仙に向かう道の分岐)から望みました。これから登る稜線がはっきりと見えました。
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01香々美川&横内川分岐より
      角ヶ仙南西尾根
香々美(かがみ)川と横内川の合流点(角ヶ仙に向かう道の分岐)から望みました。これから登る稜線がはっきりと見えました。
02ムクゲ
暑さで人や植物が元気のなくなる季節に、次々と大きな花を咲かせるので、盛夏を彩る代表的な花木といえます。この日は曇りがちですが蒸し暑く、出発前に元気をもらいました(^^♪
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02ムクゲ
暑さで人や植物が元気のなくなる季節に、次々と大きな花を咲かせるので、盛夏を彩る代表的な花木といえます。この日は曇りがちですが蒸し暑く、出発前に元気をもらいました(^^♪
03クロヒカゲ
前翅の裏側に小さな蛇の目模様が3つ見えますが、3つ目が小さいのでクロヒカゲモドキではありません。また、ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)とは違い、後翅裏側の一番上の蛇の目模様の横から延びる筋模様の曲がり具合がきついです。
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03クロヒカゲ
前翅の裏側に小さな蛇の目模様が3つ見えますが、3つ目が小さいのでクロヒカゲモドキではありません。また、ヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)とは違い、後翅裏側の一番上の蛇の目模様の横から延びる筋模様の曲がり具合がきついです。
04角ヶ仙登山道道標
「角ヶ仙にこれから登るぞ!」という気にさせてくれる名物の道標です。しかし、ここから急登の連続です(+o+)前日は少し雨が降ったはずですが、この辺りは乾いており、かえって崩れやすそうでした。見上げて動画も撮りました。
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04角ヶ仙登山道道標
「角ヶ仙にこれから登るぞ!」という気にさせてくれる名物の道標です。しかし、ここから急登の連続です(+o+)前日は少し雨が降ったはずですが、この辺りは乾いており、かえって崩れやすそうでした。見上げて動画も撮りました。
05ニワハンミョウ
頭周辺に何かにたかられていませんか(*_*)動きがあまりにも激しかったのでズームしてみると、えらいことになっていました。小さな虫を襲って食べる「ニワはん」も、こうなってはお手上げです。ちょっと笑えました(*^^*)
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05ニワハンミョウ
頭周辺に何かにたかられていませんか(*_*)動きがあまりにも激しかったのでズームしてみると、えらいことになっていました。小さな虫を襲って食べる「ニワはん」も、こうなってはお手上げです。ちょっと笑えました(*^^*)
06ノギラン
ショウジョウバカマと葉が似ていますが、昨年以上前の葉があればショウジョウバカマ、今年の葉しかなければノギランです。花を見れば間違えようがありませんが。
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06ノギラン
ショウジョウバカマと葉が似ていますが、昨年以上前の葉があればショウジョウバカマ、今年の葉しかなければノギランです。花を見れば間違えようがありませんが。
07角ヶ仙展望所跡
今は展望が効かないので、この展望図は無用の長物と化していますが、側にベンチが残っているので、休憩するのにちょうどいいロケーションです。
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07角ヶ仙展望所跡
今は展望が効かないので、この展望図は無用の長物と化していますが、側にベンチが残っているので、休憩するのにちょうどいいロケーションです。
08リョウブ
 &ヨツスジハナカミキリ♂
リョウブの花が頂上付近にたくさん咲いていました。花はウメに似た5弁の小花の集合体です。いい香りがしますし、花が少ないこの時季はほっとします。ヨツスジハナカミキリのオスは脚の一部が太くなっています。体長は2cm程で、オオヨツスジハナカミキリよりも一回り小さいです。動画も撮りました。
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08リョウブ
 &ヨツスジハナカミキリ♂
リョウブの花が頂上付近にたくさん咲いていました。花はウメに似た5弁の小花の集合体です。いい香りがしますし、花が少ないこの時季はほっとします。ヨツスジハナカミキリのオスは脚の一部が太くなっています。体長は2cm程で、オオヨツスジハナカミキリよりも一回り小さいです。動画も撮りました。
09リョウブ
  &コアオハナムグリ
腹部が毛深く、黒いのが特徴の緑色のハナムグリです。動画には左のほうに小さく映っています。
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09リョウブ
  &コアオハナムグリ
腹部が毛深く、黒いのが特徴の緑色のハナムグリです。動画には左のほうに小さく映っています。
10角ヶ仙頂上三角点
      「角ヶ仙」
標高1,152.5mの頂上三角点があります。生憎の曇天で正面に大きく見える泉山(いずみがせん)も霞んでいましたが、元気なコエゾゼミの鳴き声をBGMに動画を撮りました。ここから北尾根を目指そうとしましたが、強烈なヤブコギになると判断し、南尾根から下りることにしました。
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10角ヶ仙頂上三角点
      「角ヶ仙」
標高1,152.5mの頂上三角点があります。生憎の曇天で正面に大きく見える泉山(いずみがせん)も霞んでいましたが、元気なコエゾゼミの鳴き声をBGMに動画を撮りました。ここから北尾根を目指そうとしましたが、強烈なヤブコギになると判断し、南尾根から下りることにしました。
11角ヶ仙南尾根より
   角ヶ仙南西尾根&泉山
角ヶ仙(つのがせん)のあらゆる展望地から泉山(いずみがせん)が見えます。曇天でしたのではっきりと見えませんが、かえって神々しく映りました。標高1,120m辺りで下りながら動画を撮ったときよりも多少はっきり見えています。手前は登ってきた角ヶ仙南西尾根です。
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11角ヶ仙南尾根より
   角ヶ仙南西尾根&泉山
角ヶ仙(つのがせん)のあらゆる展望地から泉山(いずみがせん)が見えます。曇天でしたのではっきりと見えませんが、かえって神々しく映りました。標高1,120m辺りで下りながら動画を撮ったときよりも多少はっきり見えています。手前は登ってきた角ヶ仙南西尾根です。
12ヤマツツジ
さすがにかなり傷んでいますが、まだ少しつぼみもありました。ササの間の細道沿いにはツツジ科の葉が多かったです。
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12ヤマツツジ
さすがにかなり傷んでいますが、まだ少しつぼみもありました。ササの間の細道沿いにはツツジ科の葉が多かったです。
13角ヶ仙南尾根より
    リョウブ越しに泉山
“リョウブ越しの泉山”この日何度も見られた象徴的なシーンです。動画も撮りました。
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13角ヶ仙南尾根より
    リョウブ越しに泉山
“リョウブ越しの泉山”この日何度も見られた象徴的なシーンです。動画も撮りました。
14キンモンガ
昼間、花の蜜を吸う蛾で、山ではよく見られます。翅の紋が白い白紋型と、黄色い黄紋型の2種類います。
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14キンモンガ
昼間、花の蜜を吸う蛾で、山ではよく見られます。翅の紋が白い白紋型と、黄色い黄紋型の2種類います。
15タゴガエル
岡山県では準絶滅危惧種に指定されています。4〜5月には地中からゴッゴッゴと鳴き声が聞こえてくるので、いるのはすぐにわかります。ヤマアカガエルと同様に背中線が内側に曲がりますが、後ろ足の縞模様がより薄いような気がします。また、ヤマアカガエルよりも少し小さいようで、この個体は鼻先からお尻の先まで3.5cm程でした。
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15タゴガエル
岡山県では準絶滅危惧種に指定されています。4〜5月には地中からゴッゴッゴと鳴き声が聞こえてくるので、いるのはすぐにわかります。ヤマアカガエルと同様に背中線が内側に曲がりますが、後ろ足の縞模様がより薄いような気がします。また、ヤマアカガエルよりも少し小さいようで、この個体は鼻先からお尻の先まで3.5cm程でした。
16タゴガエル正面顔
あごの下にうっすらと小さな斑点が無数にあるのが特徴ですが、初めて確認できました。よく似たヤマアカガエルのあごの下には黒斑がいくつかあり、下唇周辺や脇腹にも黒斑が目立つように思います。にらめっこをしましたが可愛いので負けました(#^.^#)
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16タゴガエル正面顔
あごの下にうっすらと小さな斑点が無数にあるのが特徴ですが、初めて確認できました。よく似たヤマアカガエルのあごの下には黒斑がいくつかあり、下唇周辺や脇腹にも黒斑が目立つように思います。にらめっこをしましたが可愛いので負けました(#^.^#)
17下山口近くの淵
最後は沢沿いの道となり、水の音に癒されました(*^^*)ほとんど傾斜はありませんが、水が澄んできれいだったので動画も撮りました。
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17下山口近くの淵
最後は沢沿いの道となり、水の音に癒されました(*^^*)ほとんど傾斜はありませんが、水が澄んできれいだったので動画も撮りました。
18スズキクラカワゲラ?
渓流近くに生息し、幼虫は7月中旬から9月上旬にかけて水際の岩などに登って羽化し、成虫となります。カワゲラの仲間では大型で、翅の先端まで4cm近くありました。
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18スズキクラカワゲラ?
渓流近くに生息し、幼虫は7月中旬から9月上旬にかけて水際の岩などに登って羽化し、成虫となります。カワゲラの仲間では大型で、翅の先端まで4cm近くありました。
19隠れているつもりの
        ヒグラシ
羽化したばかりのヒグラシが大量に地面にいました。地面を這っては飛び立つを繰り返し、残りわずかな生涯を精一杯生きていました。相変わらずぶつかってくるセミが後を絶ちませんが(+_+)
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19隠れているつもりの
        ヒグラシ
羽化したばかりのヒグラシが大量に地面にいました。地面を這っては飛び立つを繰り返し、残りわずかな生涯を精一杯生きていました。相変わらずぶつかってくるセミが後を絶ちませんが(+_+)
20翅を広げたコミスジ
舗装道路に出てすぐです。ミスジチョウやホシミスジなど、似た蝶が多いのですが、前翅表側の横に伸びる筋模様がほとんど分かれておらず、先端付近の白斑も数が少ないです。動画も撮りましたが、この状態でフリーズしていました。
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20翅を広げたコミスジ
舗装道路に出てすぐです。ミスジチョウやホシミスジなど、似た蝶が多いのですが、前翅表側の横に伸びる筋模様がほとんど分かれておらず、先端付近の白斑も数が少ないです。動画も撮りましたが、この状態でフリーズしていました。
21コミスジ
別個体です。成虫は年3回(4-5月、6-7月、8-9月)発生します。ミネラル補給をしているのでしょうか、翅をパタパタさせながらくるくる回っていたので動画を撮りました。
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21コミスジ
別個体です。成虫は年3回(4-5月、6-7月、8-9月)発生します。ミネラル補給をしているのでしょうか、翅をパタパタさせながらくるくる回っていたので動画を撮りました。
22ウバユリ
「花が咲く頃には葉っぱがなくなる= 葉がない= 歯がない」とのことで「ウバ(姥)」の名前がついたらしいのですが、実際には花が咲く頃に葉もあるようです。大型の花はこれ以上開かず、独特な形なのですぐにわかります。
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22ウバユリ
「花が咲く頃には葉っぱがなくなる= 葉がない= 歯がない」とのことで「ウバ(姥)」の名前がついたらしいのですが、実際には花が咲く頃に葉もあるようです。大型の花はこれ以上開かず、独特な形なのですぐにわかります。
23横内川段々小滝
横内川沿いの舗装道路から少し下りてみました。落差はほぼありませんが、水がきれいなので動画も撮りました。夏登山は沢や川沿いが癒しとなります。
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23横内川段々小滝
横内川沿いの舗装道路から少し下りてみました。落差はほぼありませんが、水がきれいなので動画も撮りました。夏登山は沢や川沿いが癒しとなります。
24ウスアカカタバミ
我が家の庭にも生えているアカカタバミは、花の中心部が赤みを帯び、葉はどす黒い赤色ですが、ウスアカカタバミは葉の色は緑色であることも多いようです。カタバミとアカカタバミの雑種と考えられています。
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24ウスアカカタバミ
我が家の庭にも生えているアカカタバミは、花の中心部が赤みを帯び、葉はどす黒い赤色ですが、ウスアカカタバミは葉の色は緑色であることも多いようです。カタバミとアカカタバミの雑種と考えられています。
25ゲンノショウコ
ドクダミなどと共に古くから日本で用いられてきた薬草です。花の色は白とピンクの2種類あり、岡山県では両方見られます。
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25ゲンノショウコ
ドクダミなどと共に古くから日本で用いられてきた薬草です。花の色は白とピンクの2種類あり、岡山県では両方見られます。
26ガクアジサイ
ゴールの駐車場は目の前ですが、越畑(こしわた)キャンプ場跡地に入ってみました。外側の花は装飾花で、花弁のように見えるのは萼、中心部の花はまだつぼみです。内側の小さな粒は両性花のつぼみです。まさか、8月に咲き残っているとは思いませんでした。
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26ガクアジサイ
ゴールの駐車場は目の前ですが、越畑(こしわた)キャンプ場跡地に入ってみました。外側の花は装飾花で、花弁のように見えるのは萼、中心部の花はまだつぼみです。内側の小さな粒は両性花のつぼみです。まさか、8月に咲き残っているとは思いませんでした。
27ガクアジサイ
   &オオマルハナバチ
特定外来生物のセイヨウオオマルハナバチとは違い、腹部の先端は黄色で頭の付け根周辺は白です。ハナバチの仲間なのでおとなしく、人間には近寄ってきません。花粉を探している様子を動画に撮りました。
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27ガクアジサイ
   &オオマルハナバチ
特定外来生物のセイヨウオオマルハナバチとは違い、腹部の先端は黄色で頭の付け根周辺は白です。ハナバチの仲間なのでおとなしく、人間には近寄ってきません。花粉を探している様子を動画に撮りました。
28ピンクのハス
帰りがけの小さな池に咲いていました。花は早朝に咲き始め、お昼には閉じてしまいますが、昼過ぎにまだ咲き残っていました(^^)/数は少ないのですが、まだつぼみもありました。
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28ピンクのハス
帰りがけの小さな池に咲いていました。花は早朝に咲き始め、お昼には閉じてしまいますが、昼過ぎにまだ咲き残っていました(^^)/数は少ないのですが、まだつぼみもありました。
29白にピンクの縁取りのハス
咲き始めて4日目は夕方まで咲き続け、そのまま花びらを落として散っていきます。4日目になると花びらは開き切り、花芯の黄色の部分が見えるようになってきます。この花は3日目ぐらいでしょうか。
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29白にピンクの縁取りのハス
咲き始めて4日目は夕方まで咲き続け、そのまま花びらを落として散っていきます。4日目になると花びらは開き切り、花芯の黄色の部分が見えるようになってきます。この花は3日目ぐらいでしょうか。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

 この日、岡山県ではデルタ株特別警戒期間として、特措法に基づく措置を講じることを決定しました。期間は8月4日から8月31日までです。まだまだ出口の見えないトンネルをさまよう日が続きます(+_+)
 今回も先週に続き、人が来ないであろう山を選びました。訪れたのは角ヶ仙(つのがせん)です。鏡野町と、隣接する津山市加茂町の境に位置する独立峰です。山麓にある越畑(こしわた)集落のシンボルとして、“越畑(こしわた)のマッターホルン”といわれています。「日本の“牛の角”はおむすび型かい」と突っ込まれそうですが、特に泉山(いずみがせん)から笠菅(かさすげ)峠への下りでは、我らが「つのちゃん」はよく目立ち、妙にうれしくなります(*^^*)

 出発点は何年も前に閉鎖された越畑キャンプ場駐車場です。岡山の山100選に入っていますが、平日だったので、予想通り、我々以外の訪問者はいませんでした。角ヶ仙貸し切り山行です\(^o^)/
 越畑キャンプ場からアプローチするルートは階段状になっているところが多く、歩きやすいです。しかし、標高700mから850m辺りまでをはじめ急登が何回か出てきますので、踏み台昇降、いや、踏み台昇昇運動をインターバルをあけて何度もやっている感じです(-_-;)大人でもハードなこの登山道を過去に保育園児が登ったようで、初めて頂上に立ったとき、登頂記念旗(現在はありません)を目にした衝撃は忘れられません(+o+)
 途中、展望所跡があり周辺の展望図を彫った石板が設置されていますが、残念ながら、標高1,040m辺りまでは展望は効きません。その代わり日陰でそこそこ風雨もしのげそうです。

 頂上までは1時間30分程度で到着しました。天気のいい日には頂上から泉山(いずみがせん)をはじめ大山(だいせん)や那岐山(なぎさん)などの名峰が見えるはずでしたが、曇天のため、近くの泉山がおぼろげに見える程度でした。
 7年前にえげつない根曲がり竹のヤブコギで北東から回り込んで登ったときに(当時はGPSがなかったのでログは推測です)、頂上直下で人が歩いた形跡があったので、鏡野町と津山市加茂町の境界沿いなら歩けるかもしれないと考え、頂上から境界線上に北上したところにある標高1,160mの越幡山にアタックしようかと思っていました。
2014年09月28日https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-520276.html
しかし、頂上周辺は高さはそれほどではないものの、ササが茂っていたので、マダニがいそうなヤブに突入するのは避け、何度か歩いたことがある南尾根を下りることにしました。

 南尾根はしばらくササの間の細道です。前回の2019年07月07日には、高さ30〜150cmで一部枝垂れていました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1920044.html
今回はせいぜい1m程で枝垂れてはおらず、これなら上りでも歩きにくくはないかもしれません。
 また、展望を楽しみながら下りることができます。この日は生憎の曇天でしたが、満開のリョウブ越しに幻想的な泉山が見えるシーンが何度もあり、これはこれで、風流でした。このルートは1ヶ月前はササユリロードだったはずですが、この日はササユリはもうすべて咲き終えており、ヤマツツジが辛うじて咲き残っていました。よく見ればホツツジも近くにあったかもしれません。

 下山ルートの後半は一部、ササで足元が不明瞭になりましたが、前方にピンクテープが見えるので迷うことはないでしょう。植林帯に入ってしばらくするとほとんど傾斜のない沢沿いになり、一部、溝状に掘れた箇所がありますが、問題はありません。夏山行は川や沢沿いのルートを歩くのが心地よいです。体感気温が下がり、暑さを忘れさせてくれます。
 舗装道路に出てからゴール(出発点)まで横内川沿いを歩きました。なぜかここから動植物が増え、ゴール目前でキャンプ場跡地に入ると、まさかのガクアジサイが見られました。この時季は花はほとんど期待していませんでしたが、季節外れの花や想定外の花が見られたので、段階的にペースダウン、うれしい誤算でした(*^^*)

 今回も角ヶ仙貸し切り状態で誰にも気兼ねすることなく、登山を楽しむことができました。また、下山後も地元の小さな池や畑の一角でハスの花やヒマワリが見られました。
 岡山市を中心にまた感染者が増えていますが、三密を避けられるコースを選んで猛暑の夏を乗り切りたいと思います。



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