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Yamareco

記録ID: 3806859
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

秩父/両神山

2021年12月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:12
距離
5.4km
登り
815m
下り
818m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:58
休憩
1:06
合計
5:04
9:44
10:01
36
10:37
10:40
3
10:43
10:49
18
11:07
11:07
22
11:29
11:53
13
12:06
12:07
23
12:30
12:45
85
14:10
落合橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
上落合橋と落合橋の間に10台分の駐車余地があるが、到着時満車だったので落合橋手前の余地に駐車した。こちらには5台程駐車できる。
県道210号線は上落合橋から先はゲートが閉じられており八丁トンネルの通行は出来ない模様だ。
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
・八丁尾根ルート:無数の鎖場の登高・下降があり、肉体的にも厳しい運動量になる。体力的に不安があるのであれば日向大谷からのルートを選択すべき。
・梵天尾根ルート:今では完全に廃道と言える状態。セルフレスキューできない単独行者やパーティは立ち入るべきではない。
◆登山ポスト
登山口にあり。
落合橋の袂から出発。低温になるのを案じていたがそれ程でも無い。
2021年12月04日 09:00撮影
1
12/4 9:00
落合橋の袂から出発。低温になるのを案じていたがそれ程でも無い。
橋を渡った右手にこんなのが。恐らく梵天尾根の下り口だろう。
2021年12月04日 09:00撮影
12/4 9:00
橋を渡った右手にこんなのが。恐らく梵天尾根の下り口だろう。
上落合橋の手前に祠があったので今日の山行の安全を願う。
2021年12月04日 09:01撮影
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12/4 9:01
上落合橋の手前に祠があったので今日の山行の安全を願う。
上落合橋を渡ったところに登山口がある。登山ポスト、計数カウンターもあるが昨年度の遭難事故件数が書かれた看板等安全を訴えるものが多い。昨年度は2名死亡しているらしいから納得。
2021年12月04日 09:02撮影
1
12/4 9:02
上落合橋を渡ったところに登山口がある。登山ポスト、計数カウンターもあるが昨年度の遭難事故件数が書かれた看板等安全を訴えるものが多い。昨年度は2名死亡しているらしいから納得。
八丁峠へは先ずは沢沿いの径から登りだす。
2021年12月04日 09:07撮影
12/4 9:07
八丁峠へは先ずは沢沿いの径から登りだす。
森にも陽が射してきて温かくなってきた。
2021年12月04日 09:32撮影
12/4 9:32
森にも陽が射してきて温かくなってきた。
どれがどの峰か解らないが両神山の鋸状の尾根が見えてきた。
2021年12月04日 09:40撮影
12/4 9:40
どれがどの峰か解らないが両神山の鋸状の尾根が見えてきた。
落葉して漉いた広葉樹林になり勾配も落ちて来た。
2021年12月04日 09:42撮影
12/4 9:42
落葉して漉いた広葉樹林になり勾配も落ちて来た。
八丁峠に到着。左手に峠の道標が有り尾根上に休憩用ベンチもあった。北側に展望がありはしたが木の枝が煩くて好展望では無かった。
2021年12月04日 09:48撮影
1
12/4 9:48
八丁峠に到着。左手に峠の道標が有り尾根上に休憩用ベンチもあった。北側に展望がありはしたが木の枝が煩くて好展望では無かった。
しばし小休止。
2021年12月04日 09:55撮影
12/4 9:55
しばし小休止。
鞍部に向かって下る。
2021年12月04日 10:01撮影
12/4 10:01
鞍部に向かって下る。
リフトの遺構か?西側の秩父鉱山からの荷揚げ用だったのだろうか?
2021年12月04日 10:01撮影
12/4 10:01
リフトの遺構か?西側の秩父鉱山からの荷揚げ用だったのだろうか?
ここから痩せ尾根の登下降が始まる。
2021年12月04日 10:02撮影
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12/4 10:02
ここから痩せ尾根の登下降が始まる。
まだ鎖は出て来ない。
2021年12月04日 10:08撮影
12/4 10:08
まだ鎖は出て来ない。
「鎖場は一人ずつ」と言う標識あり。ここから鎖場が連続していく。
2021年12月04日 10:08撮影
12/4 10:08
「鎖場は一人ずつ」と言う標識あり。ここから鎖場が連続していく。
南側の展望が広がっているが、どこがどの山か良く解らない。山頂に出て方位盤を見て漸く少し理解できたが。
2021年12月04日 10:10撮影
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12/4 10:10
南側の展望が広がっているが、どこがどの山か良く解らない。山頂に出て方位盤を見て漸く少し理解できたが。
西側の展望。八丁峠の向こうの八丁尾根も相当な難関に見える。
2021年12月04日 10:11撮影
12/4 10:11
西側の展望。八丁峠の向こうの八丁尾根も相当な難関に見える。
最初の鎖場。
2021年12月04日 10:13撮影
12/4 10:13
最初の鎖場。
第2の鎖場。
2021年12月04日 10:17撮影
12/4 10:17
第2の鎖場。
両神山への尾根を見やる。距離は近いが。
2021年12月04日 10:17撮影
12/4 10:17
両神山への尾根を見やる。距離は近いが。
シルエットで見えるのは狩倉尾根の槍ヶ岳、狩倉山か。その奥は地図で見ると奥秩父辺りになるのかな。
2021年12月04日 10:19撮影
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12/4 10:19
シルエットで見えるのは狩倉尾根の槍ヶ岳、狩倉山か。その奥は地図で見ると奥秩父辺りになるのかな。
登って下る、を繰り返す。
2021年12月04日 10:20撮影
12/4 10:20
登って下る、を繰り返す。
先行していたAki-CLさんが岩峰に立ってる。
2021年12月04日 10:24撮影
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12/4 10:24
先行していたAki-CLさんが岩峰に立ってる。
また鎖場。
2021年12月04日 10:25撮影
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12/4 10:25
また鎖場。
北側の展望。雲が掛かっていて良く解らないが赤城から武尊、日光の山々が望めている筈だ。
2021年12月04日 10:26撮影
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12/4 10:26
北側の展望。雲が掛かっていて良く解らないが赤城から武尊、日光の山々が望めている筈だ。
更に東の方の展望。
2021年12月04日 10:26撮影
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12/4 10:26
更に東の方の展望。
更に右側は尾根に遮られるが秩父盆地が見えてきているようだ。
2021年12月04日 10:26撮影
12/4 10:26
更に右側は尾根に遮られるが秩父盆地が見えてきているようだ。
注意喚起の表示。
2021年12月04日 10:29撮影
12/4 10:29
注意喚起の表示。
鎖に代わって露出した木の根が登攀を助けてくれる。
2021年12月04日 10:30撮影
12/4 10:30
鎖に代わって露出した木の根が登攀を助けてくれる。
そしてまた長い鎖場を登る。
2021年12月04日 10:33撮影
12/4 10:33
そしてまた長い鎖場を登る。
行蔵峠に出た。峠?ここピークじゃないの?
2021年12月04日 10:35撮影
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行蔵峠に出た。峠?ここピークじゃないの?
展望はすこぶる良し。
2021年12月04日 10:35撮影
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展望はすこぶる良し。
浅間山も望めているようだ。
2021年12月04日 10:36撮影
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浅間山も望めているようだ。
またまた鎖場。5個位までは数えていたがもう数えるのは諦めた。
2021年12月04日 10:41撮影
12/4 10:41
またまた鎖場。5個位までは数えていたがもう数えるのは諦めた。
立派な道標がある。ここが西岳だった。
2021年12月04日 10:44撮影
12/4 10:44
立派な道標がある。ここが西岳だった。
少し近づいたかな?
2021年12月04日 10:45撮影
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少し近づいたかな?
両神山の尾根。
2021年12月04日 10:47撮影
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両神山の尾根。
鎖場の下降。ここは少しザレている。
2021年12月04日 10:48撮影
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鎖場の下降。ここは少しザレている。
岩屋。
2021年12月04日 10:56撮影
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岩屋。
あれが東岳か?2つ目が東岳か?
2021年12月04日 10:58撮影
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あれが東岳か?2つ目が東岳か?
また鎖場を下降。
2021年12月04日 11:00撮影
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また鎖場を下降。
北東側に鋸刃で刻み込まれたような谷が落ちている。
2021年12月04日 11:02撮影
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12/4 11:02
北東側に鋸刃で刻み込まれたような谷が落ちている。
また長い鎖場だ。
2021年12月04日 11:03撮影
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また長い鎖場だ。
祠があった。2005年版山と高原地図の神社マークはここか。
2021年12月04日 11:05撮影
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祠があった。2005年版山と高原地図の神社マークはここか。
尾の内ルートは初心者・単独行は禁止とのこと。同じく地図に熟達者向けの沢コースと書かれているルートか。
2021年12月04日 11:06撮影
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尾の内ルートは初心者・単独行は禁止とのこと。同じく地図に熟達者向けの沢コースと書かれているルートか。
なかなか登らせて貰えないもんだ。
2021年12月04日 11:07撮影
12/4 11:07
なかなか登らせて貰えないもんだ。
まだまだ鎖場の登り。
2021年12月04日 11:17撮影
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12/4 11:17
まだまだ鎖場の登り。
この鎖場の上で5人とすれ違い。このルートはすれ違いが多いとストレス感じるだろう。
2021年12月04日 11:21撮影
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この鎖場の上で5人とすれ違い。このルートはすれ違いが多いとストレス感じるだろう。
すれ違って鎖場を下降するパーティ。
2021年12月04日 11:23撮影
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12/4 11:23
すれ違って鎖場を下降するパーティ。
パーティには東岳ももうすぐと励まされたがまだまだ鎖場を登る。
2021年12月04日 11:27撮影
12/4 11:27
パーティには東岳ももうすぐと励まされたがまだまだ鎖場を登る。
あれは武甲山だよね?
2021年12月04日 11:34撮影
12/4 11:34
あれは武甲山だよね?
東岳に出た。お誂え向きにベンチがあるのでここで小休止。
2021年12月04日 11:37撮影
12/4 11:37
東岳に出た。お誂え向きにベンチがあるのでここで小休止。
東岳のベンチにて
2021年12月04日 11:40撮影 by  SO-02H, Sony
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12/4 11:40
東岳のベンチにて
アンパンマン
2021年12月04日 11:41撮影 by  SO-02H, Sony
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アンパンマン
次は前東岳を目指す。
2021年12月04日 11:52撮影
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次は前東岳を目指す。
ちょっと様相が変わって穏やかな尾根になった。
2021年12月04日 11:56撮影
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ちょっと様相が変わって穏やかな尾根になった。
未だにどれが剣ヶ峰やら…。
2021年12月04日 11:59撮影
12/4 11:59
未だにどれが剣ヶ峰やら…。
地図配置した後で見るとここが前東岳を少し過ぎた辺りだったようだ。天武将尾根の分岐は見逃した。
2021年12月04日 12:05撮影
12/4 12:05
地図配置した後で見るとここが前東岳を少し過ぎた辺りだったようだ。天武将尾根の分岐は見逃した。
剣ヶ峰への最後の登高。
2021年12月04日 12:18撮影
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剣ヶ峰への最後の登高。
剣ヶ峰に出た。
2021年12月04日 12:22撮影
12/4 12:22
剣ヶ峰に出た。
山頂は360°の大展望台。南側には雲取山、飛龍山が望める。結構登山者が多いがやっぱり日向大谷からが登山ルートの主流のようだ。
2021年12月04日 12:23撮影
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12/4 12:23
山頂は360°の大展望台。南側には雲取山、飛龍山が望める。結構登山者が多いがやっぱり日向大谷からが登山ルートの主流のようだ。
ここまで来たら富士山にも出逢えた。方位盤によると富士山の手前に笠取山があるようだが、さてどれだろう?
2021年12月04日 12:26撮影
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12/4 12:26
ここまで来たら富士山にも出逢えた。方位盤によると富士山の手前に笠取山があるようだが、さてどれだろう?
更に奥秩父の方。方位盤によると瑞牆山、金峰山、甲武信岳、国師岳が望めているはずだ。
2021年12月04日 12:26撮影
12/4 12:26
更に奥秩父の方。方位盤によると瑞牆山、金峰山、甲武信岳、国師岳が望めているはずだ。
方位盤もあり参考になる。
2021年12月04日 12:26撮影
12/4 12:26
方位盤もあり参考になる。
山頂で記念写真。
2021年12月04日 12:29撮影
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12/4 12:29
山頂で記念写真。
久し振りに写真を撮って貰った感じ。
2021年12月04日 12:29撮影
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12/4 12:29
久し振りに写真を撮って貰った感じ。
二等三角点。
2021年12月04日 12:30撮影
12/4 12:30
二等三角点。
さて下ります。先ずは日向大谷方面へ。
2021年12月04日 12:44撮影
12/4 12:44
さて下ります。先ずは日向大谷方面へ。
トラバースの鎖場から入る。
2021年12月04日 12:44撮影
12/4 12:44
トラバースの鎖場から入る。
秩父盆地と武甲山。ハローと呼びかけたくなる。
2021年12月04日 12:45撮影
12/4 12:45
秩父盆地と武甲山。ハローと呼びかけたくなる。
ロープが張ってある分岐で右へ進む。
2021年12月04日 12:46撮影
12/4 12:46
ロープが張ってある分岐で右へ進む。
しばし穏やかな尾根径。
2021年12月04日 12:47撮影
12/4 12:47
しばし穏やかな尾根径。
ここで梵天尾根ルートへの分岐。ロープが逆に目印になっている。「ただちに引き返せ」ってかなり強烈なフレーズだ。
2021年12月04日 12:48撮影
12/4 12:48
ここで梵天尾根ルートへの分岐。ロープが逆に目印になっている。「ただちに引き返せ」ってかなり強烈なフレーズだ。
行かせて貰います。
2021年12月04日 12:49撮影
12/4 12:49
行かせて貰います。
落ち葉が多くて踏み跡が判然としないが赤テープが見られるのでそれを追う。
2021年12月04日 12:55撮影
12/4 12:55
落ち葉が多くて踏み跡が判然としないが赤テープが見られるのでそれを追う。
梵天尾根の頭は前東岳なので延々とトラバースが続く。
2021年12月04日 12:58撮影
12/4 12:58
梵天尾根の頭は前東岳なので延々とトラバースが続く。
崩壊も進んでいて結構ヤバい箇所も多い。
2021年12月04日 13:07撮影
12/4 13:07
崩壊も進んでいて結構ヤバい箇所も多い。
昔はあったと思われるお助けロープも断ち切られている。全て自分達で何とかしろと言うことだ。
2021年12月04日 13:17撮影
12/4 13:17
昔はあったと思われるお助けロープも断ち切られている。全て自分達で何とかしろと言うことだ。
遠目に淡く踏み跡が読み取れる。
2021年12月04日 13:19撮影
12/4 13:19
遠目に淡く踏み跡が読み取れる。
金山沢の渡渉地点。幸い水量は少なく、凍結も部分的だった。
2021年12月04日 13:27撮影
12/4 13:27
金山沢の渡渉地点。幸い水量は少なく、凍結も部分的だった。
少しポイントを下げて渡渉点を探る。
2021年12月04日 13:29撮影
12/4 13:29
少しポイントを下げて渡渉点を探る。
ここも細い涸沢の横断だが渓が落ち葉で埋められていて足元の様子が全く解らない。
2021年12月04日 13:32撮影
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12/4 13:32
ここも細い涸沢の横断だが渓が落ち葉で埋められていて足元の様子が全く解らない。
落ち葉のラッセル。後に続いたが一枚岩のスラブとかもあってなかなか侮れない。
2021年12月04日 13:33撮影
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12/4 13:33
落ち葉のラッセル。後に続いたが一枚岩のスラブとかもあってなかなか侮れない。
ここも昔はロープがあった、訳だ。
2021年12月04日 13:37撮影
12/4 13:37
ここも昔はロープがあった、訳だ。
漸く尾根に乗った。梵天尾根だ。
2021年12月04日 13:40撮影
12/4 13:40
漸く尾根に乗った。梵天尾根だ。
ちょっと登りもあったがほぼ下り。向こうにニッチツの施設も見えてきたから、もう少しだ。
2021年12月04日 13:51撮影
12/4 13:51
ちょっと登りもあったがほぼ下り。向こうにニッチツの施設も見えてきたから、もう少しだ。
かなり急な下りもあるが。
2021年12月04日 13:56撮影
12/4 13:56
かなり急な下りもあるが。
最後に落合橋が真下に見えたのには驚いた。土付きでここまでの急勾配はなかなか無いぞ。
2021年12月04日 14:03撮影
12/4 14:03
最後に落合橋が真下に見えたのには驚いた。土付きでここまでの急勾配はなかなか無いぞ。
ここのスチールワイヤーは残置されていた。
2021年12月04日 14:04撮影
12/4 14:04
ここのスチールワイヤーは残置されていた。
落合橋の東詰袂に出た。
2021年12月04日 14:07撮影
12/4 14:07
落合橋の東詰袂に出た。
無事帰還。久々にアスレチックな山行でした。お疲れさまでした。
2021年12月04日 14:09撮影
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12/4 14:09
無事帰還。久々にアスレチックな山行でした。お疲れさまでした。
新しい友達。前日モンベルで購入したラップランドストライダー。なかなか調子良かった。
2021年12月04日 14:16撮影
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12/4 14:16
新しい友達。前日モンベルで購入したラップランドストライダー。なかなか調子良かった。

感想

初冬の好日に秩父三山の一峰両神山に登って来た。八丁峠からの八丁尾根ルートで登ったが、鎖場オンパレードでかなりアスレチックで翌日まで筋肉痛が残った。下りは梵天尾根ルートと短いけれど濃密な百名山を楽しめました。

朝は八王子JCTの渋滞に引っ掛からない程度にと湘南を6時に出発したが9時前に落合橋に着くとほぼ駐車余地は満車状態と危うかった。メインルートで無いし短いとは言えもっと早く出た方が良かったかも。それ程低温にもなっていなかったが防寒着を着て出発してもなかなか暖まらない。30分歩いて陽が射すようになって漸く防寒着を脱げた。そこから樹林も針葉樹林から広葉樹に徐々に変わって行き、八丁峠辺りではすっかり落葉した林になっていた。

八丁峠からは尾根径になるが、両側が削げ落ちた急峻な登下降が続く。鎖場は一体いくつあったのだか?すれ違いが多いとストレスも多そうだし、訪れるならやはり登山者が多くない時が良さそうだ。鎖場を攀じってピークに出ると展望が広がり、なかなかの爽快感も味わえるのだが、馴染みが薄い秩父から奥秩父の山々の山岳同定はなかなか難しい。西岳まで何回の登下降があっただろうか?更に西岳を経て東岳に至り、ベンチがあったので小休止。東岳辺りまでが鎖場の尾根の中心でそこからはやや穏やかな様相になった。しかしここのルートでの往復も結構体力を使いそうだ。

東岳から前東岳を経て剣ヶ峰に至るが、剣ヶ峰は全周の大展望が得られて実に気持ちの好い山頂だ。ここも決して広い山頂では無い。方位盤があり助けにはなるがそれでも重なり合った奥秩父の方の山々はいずれがどこか判然としない。もう少しこちら側からの眺望に慣れて行く必要があるなぁ。でも秩父盆地の際に聳える武甲山は両神山から見ても北面がそぎ落とされた感が強くはっきりと解った。三峰からの尾根を辿って雲取山、その西側が飛龍山と言う辺りも解る。

13Kさんの立てた計画では下りは梵天尾根ルート。日向大谷側に100m行くと分岐があるがここからロープが張られている。ロープを越えて登山道をもう100m行くと今度は右手の斜面にロープが張ってあり「ただちに引き返せ」と書かれているところから下って行く。逆説的だがロープが張ってないと下り口は通過してしまうかもしれない。歩く人は当然少ないようで落ち葉に踏み跡もほぼ隠されているが、新しくはないものの赤テープが適当な間隔でマークされている。ただ法面の崩壊は年々進んでいるのでトラバース路のトラックはごく狭い箇所も多々ある。梵天尾根の頭は前東岳なので前半半分はほぼトラバースになる。尾根に乗れば少しは楽になるが、最後には強烈な急下降で落合橋の袂に降り立った。

結構肉体的にハードな山行でたった5kmの行程とは信じがたいもの。また、恥ずかしながら秩父の山は初めてだったが、新しい天体を見つけた気分になる。もう少しアクセスが良ければ、と思うがそれはないものねだりだろうか。

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