冬の石鎚山(石鎚山ロープウェイより弥山までピストン)

2014年01月18日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.3km
• 登り: 922m
• 下り: 922m

コースタイム

08:50 石鎚登山ロープウェイ頂上駅
09:20 成就社
10:35 前社森小屋
11:05 夜明峠
11:35 二ノ鎖下の鳥居前
12:35 石鎚神社山頂社(昼食30分)
13:45 二ノ鎖下の鳥居前
14:15 前社森小屋
15:00 成就社(休憩30分)
16:00 石鎚登山ロープウェイ頂上駅

天候

雪 -4〜-12℃ 北側斜面の鞍部で風速7m/s程度。山頂付近は10m/s前後。他は穏やかでした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

松山自動車道の「いよ西条」で下り、国道11号、国道194号、愛媛県道12号
と乗りかえ石鎚山ロープウェイを目指しました。
道路箇所に看板が設置されているので、従って進めば問題ないと思います。

石鎚登山ロープウェイ株式会社 1月2日〜4月末までの運行時間8:40〜17:00
http://www.ishizuchi.com/

温泉旅館 京屋｜いよ観ネット
http://iyokannet.jp/front/spot/detail/place_id/4321/
駐車場有料 500台 500円/1日
トイレ有 備え付けのペーパーは有りません。売店で売っているようです。
温泉も有 500円

コース状況／危険箇所等

【コース状況】

剣山からピーク1639mまでの尾根上は赤テープや境界杭等の目印有り。
他は赤テープの目印無し。

積雪は数十cm〜2m程度。
三ノ鎖迂回路以上はクラスト化(氷化)や踏み固められていましたが
それより下はサラサラしており固まり(焼結)にくくグリップが効きにくいです。

10本爪以上のアイゼン、ピッケル必要。更にストック1本有っても良い。

乾いた雪のため風でトレースは数時間で消える所あり。
ただし多くの登山者がいるため、登山者が作った轍、登山道下の踏み固め
られている所を探しながら進んでください。

急斜面を登るときは下る方法を考えながら登ってください。

成就社の白石旅館は営業しているようです。ご飯も食べられます。
http://tutigoya.com/stay-zyouzyu.html

【危険箇所】

試しの鎖迂回路は急斜面をトラバースするので危険です。
ここで引き返すのも有りだと思います。

二ノ鎖より上はトラバースが多く危険ですので、あまりお勧めしません。
どこで雪崩が起きても不思議ではないので可能な限り早く進んでください。
ニノ鎖迂回路の幅20m位の涸れた沢のような所が一番、怖かったです。

クラック(雪割れ)は私に判る範疇では有りません。
デブリ(雪塊)も私に判る範疇では有りません。
一部、表面から4cm〜7cm下に弱層有り。

(注意)本で独学しただけで、講習会等は受けていない素人の観察結果です。
目視や本当に貧相なテストしかしていませんので正確では有りません。
上のデータは鵜呑みにしないでください。

写真

やっぱり山頂付近天気が悪いですね。
昼に一時的にでも晴れないかなあ。

樹氷。ここまで海老の尻尾が伸びているのを見たのは初めて。

成就社。やっぱり山頂付近は見えない。

試しの鎖迂回路。
急すぎる斜面のため雪が上から常に落ち
踏み固められていません。
落ちると大変な所なので山に向かってアイゼンのフロントポイントを効かせながらカニ歩き。

同じ箇所のアップ。すいません、これだけトレースを崩したのは私です。普通に進むのは私には無理でした。

夜明峠

ニノ鎖下の鳥居。

一番怖かったニノ鎖を過ぎての涸れた沢。

涸れた沢の上部を見上げる。

ニノ鎖迂回路の階段

雪が、こういう風に割れるのって素人目には怖い。

三ノ鎖迂回路の階段

弥山まで着ました。
疲れているのと強風のため天狗岳に行く気は、まったく湧きません。

弥山の三角点付近。

成就社から下山中。

樹氷が綺麗です。

感想

nfosdk

天気が変だった。
日中、曇っているのは気温の上昇が少ないので良かったかもしれません。
が湿った風が吹き続け、薄雲の向こうに太陽があるためか、寒いはずなのに
体感的には感じない。

時間の経過も早かった。山登って降りたら7時間。
登山中は、そんなに長く歩いたとは感じなかった。

太平洋に低気圧が発生し西高東低の冬型が強くなる予報が出ていたので早く登って
早く降りようとしましたが駄目でした。

昨年3月に行ったときは雪も大分溶け、運よく放射冷却か何かで固まっていたので
歩きやすかったですが、今回は雪も多くサラサラし締まらない状態だったの歩くだけで
大変でした。

しかも夏道同様の所を歩くので急な斜面をトラバースする事が本当に多い。

雪崩ついても、ほんの少し独学をしてみた結果、自分が安全とは思えない場所にいる。
怖くなったので途中で引き返そうかとも思いましたが、ヤケクソで行ってしまいました。
本当に怖かったので厳冬期の石鎚山は二度と行きたくない。

【メモ】

持って行った水分は1.5L(500ml余り)
バックパック総重量は7kg強(冬山装備)
人様に余計な迷惑かけないために、そろそろビーコン買おうかな。