八ヶ岳/ほぼ西天狗岳
- GPS
- 05:12
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 783m
- 下り
- 764m
コースタイム
天候 | 曇り時々粉雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
唐沢鉱泉の天狗岳登山者用駐車場に駐車。20台程度の余地があり、6時で6割程度の駐車率だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 トレースはしっかりと着いていたが、2530m辺りで分かれていて間違って北側の方に進んでしまった。そこまでアイゼン無しで登高できたが、第二展望台を越えた鞍部辺りで装着した方が安心だろう。 ◆登山ポスト 唐沢鉱泉の玄関前に設置されている。 |
写真
感想
唐沢鉱泉から天狗岳を目指したが、先週の入笠山と打って変わってザ・冬山、ザ・八ヶ岳だった。曇天の下チリチリ降る雪と指先が凍り付く寒さは久し振りだ。13Kさんの鼻炎薬による体調不良で頂上目前で引き返したが八ヶ岳の冬山は100%楽しめましたぞ。
先週はのんびりと出発して危うく駐車場が満車になるようだったので今日は湘南を3時台に出発し6時過ぎに唐沢鉱泉に着く計画にした。諏訪南ICを下りる時にも路傍の温度計は-7℃となっていたが唐沢鉱泉に到着すると外気温は-10℃まで下がっていた。先週は最低で-3℃だったからトレッキンググローブだけで済んだが今日はそれに防寒テムレスを追加して出発する。しかし歩き出して西尾根への急登に差し掛かった辺りでもう指先は凍り付いた感じになり我慢できず13Kさんと同じタイミングで防寒テムレスを冬グローブに交換した。Aki-CLさんは防寒テムレスで平気とのこと。きっと血管が若いんだな。カメラも防水コンパクトデジカメのW300を持参したが首から掛けて外に出していたら「低温のため機能が制限されます」とアラートが出たのでジャケットの中に、更に後にはR1ジャケットの中に仕舞うことにした。なので今日は写真の枚数が少ない。
枯尾の峰への分岐に出合い西尾根に乗り樹林の中の登高が続く。ここでもう2200m位だからあと450mか。樹林が切れたら第一展望台だったが展望は無し。もう2400mを越えて西天狗まで250mと言う所だが、この辺りから13Kさんの調子がおかしく10歩歩いては一呼吸する様子になってきた。第二展望台を越えて樹林に入った所で休むことにした。13Kさんの話では朝3時に鼻炎薬を飲んだとのこと。眠気を呼ぶこともあると注意書きに書いてあったと言うが、呂律が回っていない。下山する手もあるがAki-CLさんは先行しているので少なくとも合流したい。荷を下ろして補給して休んでいると語調も普段通りに戻り大丈夫と言うので進むことにした。そうすると少し進んだ鞍部の広場でAki-CLさんは待っていた。20分も待っていたと言うことで申し訳ない。状況を説明し、まあ大丈夫そうだから登ろうとなった。
ほぼ頂上直下と言う感じの所でトレースが二手に分かれていたところで北側に進んだがこれは間違いだった。分岐まで戻り僕は登って行く。この辺りはアイゼンがある方が良いなぁと思っていたら、下からAki-CLさんが少し下りて休むとコールが掛かった。すると13Kさんが再びやや赤ら顔で呂律が回らない状態になっていた。運動して血行が良くなるのと低酸素なのと両方影響するようだが、ほぼ酩酊状態に近い外観だ。これはもう無理して登るのは止めようよとAki-CLさんと話し合う。13Kさんは2人で登っておいでよと言うが、こんなところで1時間待っていたら凍えてしまうからもう下りようとAki-CLさん。どうせ展望は無いし、天狗には登ったこともあるし、また来れば良いことだし。きちんと危機管理できていることの方が大事だ。件の鼻炎薬は初めて飲んだと言うことで13Kさんも事前に試しておくんだったとぼやいていた。ただ平地でそんなに影響が出るかは解らないが。
下り始めると少し空も明るい気配が見えることがあり、天候は回復基調のようだ。第一展望台からは薄っすらとだが麓の街の景色が望めた。標高を下げて行くと13Kさんの足取りも普段通り。13Kさんと僕はアイゼンを着けていないので樹林の登山道を半ば滑りながら下って行ける。これも冬の楽しみですね。枯尾の峰への分岐で小休止していると陽も射して来た。すると樹間から蓼科山から北八ヶ岳の展望も一瞬だけれど見ることができた。枯尾の峰から唐沢鉱泉は30分で下りて来た。帰着時の気温は-8℃だった。山頂近辺ではおそらく-15℃級だったのだろう。ザックの中のアクエリアスも凍っていた。唐沢鉱泉が温かく感じられた。
入笠山では展望を楽しむことが出来たが今日は展望とは無縁。冬の八ヶ岳の寒さを思い出す山行になった。指先は一日経っても少し痺れた間隔が残っている。13Kさんは幸い唐沢鉱泉まで下りたら普段通りの体調で眠気も無く、何の問題も無くなっていた。まあ天狗岳山頂には到達できなかったけれども、展望も無いし冬山は十分に楽しめたので良い山行だったのではないでしょうか?アイゼン、ピッケル、わかんの出番は無く、またただのデッドウェイトで終わってしまった。どこかで使いたいものですが。
日頃、山行中に鼻水が出る症状に悩まされていた。
今回、鼻水防止のためパブロン鼻炎薬カプセルSαを飲んでみたところ、
山行中に異常な睡魔に襲われ、呂律が回らなくなり、身体が重たくなった。
少し休めば回復したが、直ぐに呂律が回らなくなった。顔も赤かったらしい。
大事を取って西天狗岳直前ではあったが、往路を戻ることとなった。
副作用として眠たくなることがあるとの記述はあったが、市販薬なので軽く見ていた。
山行時に初めて服用するのではなく事前に服用し、
様子を見ることが大切だと反省。
2日経過後、当日の寒さの為か未だに左右両手の指先がしびれている。
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