三倉山・大倉山・流石山 - chi-sukeさんに捧ぐ
- GPS
- 11:24
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,446m
- 下り
- 1,469m
コースタイム
- 山行
- 11:02
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 11:23
歩行区間のみのGPS(iPhone11でヤマレコマップ使用)データは以下のごとくです。
<水平距離><累積標高(+,-)>
17.0km、+1,627m, -1,363m
(ヤマレコの標高値(+,-)は丸めているので差異有)
天候 | 快晴のち時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
・登山口の標識横に草付きの駐車スペース2台分あり。手前20mの路肩に3台分スペースあり。私は後者を利用。 <観音沼先の林道の状況> ・当日は観音沼P先のストレート部分のみ車侵入可。その先で侵入禁止のロープあり(下郷町)。私は自転車をここにデポ。昨年夏期は日暮滝展望所まで行けた様なのでそのうち開放されるのかも。その先、林道終点までは途中に大きな落石があるが歩行には問題無い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三倉山まで何か所か留意点があったので共有します。三倉山からは雪庇に注意すれば歩き易く気持ちの良い稜線です。 <音金登山口⇒稜線> ・音金登山口からしばらくは林道。一旦Uターンしトラバースする箇所あるので要注意。私はその先をしばし分け入ってしまった。 ・林道終点から谷筋をほぼ登り詰める。私はピンテに釣られ右手の尾根をよじ登ってしまった(25分ロス) ・谷筋の終盤で左にトラバースする。薄いが踏み跡はあるので要注意。途中、雪があるので下を巻いて登り、ジグザグで稜線。 <⇒唐沢山⇒三倉山> ・しばらくは快適な稜線歩きだが、標高900mほどから雪が出てきて、次第に急登になるのでアイゼンを装着。朝で雪は締まっているのでアイゼンはよく効く。 ・雪庇を行く区間や、急登は右手の夏道が出ているので状況により使い分ける。 ・唐沢山手前は急登。最後5mは滑ったら下迄行きそうな斜面なのでピッケルを出した。 ・三倉山手前の一ノ倉は山頂部はルートロスしたら短いが完全な藪漕ぎだった。(ルートファインディングは慎重に) ・一旦下って、三倉山。雪庇歩き、右手の夏道歩きを使い分ける。 。三倉山は360度の大絶景。安達太良、西吾妻、飯豊、日光連山などなどがクッキリ。 <⇒大倉山⇒流石山> ・ここはこのコースのハイライトといってもいい区間。眺望抜群で歩き易い稜線が続く。 <⇒大峠⇒観音沼> ・大峠までの後半は夏道が完全に出ている。 ・大峠から林道終点までは踏み跡が乱れているが方向さえ間違わなければ大丈夫。ルートミス防止のためGPS必携と感じた。 ・林道も残雪が多く残っている。 ・急斜面のトラバースで、数週間前のレコで「アイゼンとピッケルが必要」と書かれていた場所は、行ってみると、かなり融雪しているのでアイゼンがあれば問題無いと感じた。 ・林道歩きはやはり長い。 ・デポした自転車で音金登山口へ戻った。 |
その他周辺情報 | <下山後の温泉> 会津高原尾瀬口付近の「夢の湯」を利用。 ほのかに硫黄臭のする源泉掛流しで、空いているのと、旅館のご家族の暖かさが伝わりホッコするので付近に来たらよく利用しています。500円。 http://www.yumenoyu.com/ <夕食> 「あいづ亭」。道の駅「たじま」の北1km程で、駐車場広いので入り易い。 外観はあれですが、都内の某有名レストランで修行された店主のお店なので味は確実です。 https://www.aizu-concierge.com/spot/3797/ |
写真
感想
このコースを数年前から歩きたいと思っていたところ、昨年のこの時期、私のヤマレコ友だったchi-sukeさんが、逆コースで歩かれました。
夏道しか頭になかった私は眼から鱗。
chi-sukeさんに聞くと、「唐沢山から北側の斜面が融雪もありちょっと嫌らしかったが、全体を通じて気持ちいい稜線歩きができる大のお勧め!ただし私(chi-sukeさん)は電チャですが、自転車でこの登りは大変なので逆コースがお勧め。」とのこと。是非トライしようと思いつつ、昨年は計画が埋まっていたので、今年を予定しました。
ヤマレコでいつも活発に投稿されていたchi-sukeさん。
しばらく音沙汰もなくレコが上がって来ません。
おかしいな、と思いつつ、ご多忙にされているのかな。などと思っていました。
2か月が過ぎ、色々な可能性を考えすぎてしまいます。
7月のある日、ある方のヤマレコでの発言で気付きました。
GWに地元埼玉の山で遭難されていたことを。
2017年3月に西吾妻山の避難小屋で少しお話させて頂いて以来、ヤマレコでコメントやメールを頻繁にやり取りさせて頂きました。
意欲的な登山を続けられ、あっという間に上達され上級者です。出会った頃はまだ少女らしさの面影の残る女性でしたが、本当に雲の上の存在になってしまいました。
chi-sukeさんから私が最後にもらったメールの数日後の出来事のようでした。
ここを歩くことは私の夢でもありましたが、chi-sukeさんのことを終始回想しながら歩く一日になりました。快晴に恵まれたのは、彼女がどこかから見ていてくれたから、なのかもしれませんね。
chi-sukeさんのご冥福を心から深くお祈り申し上げます。
コメント
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