一泊二日の鶏頭山〜テント泊の予定が小屋泊〜
- GPS
- 27:51
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 994m
- 下り
- 995m
コースタイム
登山口 10:15
避難小屋13:30
2日目:避難小屋 9:30
ニセ鶏頭10:20
避難小屋11:00
登山口 14:05
天候 | 1日目:曇り時々雪 2日目:晴れのち(山頂雪のち)曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口に設置してあります。 新雪が多くふかふかの所、風の通り道でシャリシャリの雪のところがあり、つぼ足アイゼンかスノーシューか迷うところでしたが、気合いのスノーシューで時折滑りながらなんとか避難小屋まで着きました。 避難小屋から森林限界までもスノーシュー。 森林限界からから山頂まではアイゼンに履き替えました。手持ちもストックからピッケルに変更。 キックステップで足場をしっかり確保できれば心配ないと思います。 |
写真
感想
今回はせっかく揃えた雪山の装備たちを使いたいが為、
仕事が繁忙期の中無理矢理休みを取り、しかも子供たちを預けての山行となりました。
天気予報もあまりよくないし、前日からの降雪・・
何処に行こうか色々候補が出た中で「鶏頭山」に決定!
前回1月に来た時よりも積雪が多く、しかもテント泊用の装備や2週間以上のブランク・・
ただでさえスタミナの無い2人にとってはまさに苦行の世界!
避難小屋までの道のりが永遠に感じられました。
やっとの事で避難小屋に到着した頃には精根尽きるほどの疲労っぷり、
疲れと寒さでテントを張っている気力もなく、小屋の中で早々にシュラフを出してお昼寝タイム♪
一時間ほどお昼寝をした後は少し落ち着くことが出来て、陽が沈むまでの間、持ってきた本を読んだり、外の景色を眺めたりマッタリとした時間を過ごす事が出来ました。
大自然の中、誰にも邪魔されずのんびり過ごせるって本当に贅沢な時間だと思いました。
(日中の小屋の中でも−6℃あったので過酷ではありましたけど・・・)
そして夕ご飯を食べて「さぁ、寝るぞ!」と消灯してウトウトし始めた時、
カサカサと音がし始める・・・・
「何の音?」「外で野鳥でもいるんじゃない?」とか話していると、
だれもいない側のUrbanのシュラフから小動物の感触が!!
「ぬぉっ!!!」「なんかに触られた・・・」
と再び電気を灯してみると、小さいネズミさんがチョロチョロと・・・
「こんな場所で生きれるんだねぇ」「エサは何を食べんだろ?」
と2人で感心してしまいました。
さてさて、次の日は天気が良ければ頂上を目指してご来光を見ようねと朝4時の起床を目指しておりましたが、あの寒さの中、二人とも爆睡・・・起きたのが5時半・・・
外に出てみてまだ雪が吹雪いていたので、さらに8時頃まで二度寝・・・・
そこからゆっくりと朝食・・・なんと小屋に着いてから食っちゃ寝、食っちゃ寝の繰り返し(笑)
あっという間に時間が過ぎ、アタックを開始したのは結局9時半でした。
外に出ると・・・なんと青空!!ラッキー★
これは眺望が期待できそうだ!ということで山行開始。スノーシューで意気揚々と登っていく。
うんうん、右を見ても青空。左を見ても・・・???ん・・???
なんだかどんより雲が近づいてきている。
不安ながらも登り続け、森林限界に到着。併せてニセ鶏頭登場!!
吹雪いてきた。
視界が悪い。
風が強い。
ほんの20分くらいなのに一気に天候悪化。
こ、怖い〜とyachuhiko。
それでも頑張ってアイゼンに履き替え最後のひとふんばり!!
もちろん山頂付近の梯子場などはへっぴり腰のyachuhiko。Urbanからはぐれまいと必死に登りました。Urbanはというと、、「これが雪山だーー!」と絶叫。
うん、たしかにいい経験をしたかもしれない。
死と隣り合わせのこの感覚。1秒たりとも油断のできない緊張感。
しかと体感しました。
もちろん頂上は数分もいれませんでした。
「撤退撤退!!!」
樹林帯まで慎重に下ります。yachuhikoも落ち着いて下れました(もうへっぴり腰じゃないもん)
避難小屋まで戻り、デポした荷物を整えながらティータイム。
お昼には下山の予定で後半戦開始!
下りは早いね〜と、時折尻セードしながら降りて行きます。
早い早い〜。。。。
もうだいぶきたかな?
ん??あれ??景色がなんだか違うような。。。と急に足を止めるyachuhiko。
こんな岩こっち側にあったっけ??と記憶をたどる。
「違う!!こっちじゃない!!」
なんと道を間違えて進んでました。しかも谷側へ、、、、(ー_ー)!!
「戻るよ!」と引き返し始めます。(この時のyachuhikoは鍛冶場の馬鹿力が出ていたと思う)
滑ってきただけあり、かなりの急登になってました。
必死に戻りました。
なんとか岩の向こう側へ登って改めてルートを確認し、正規のルートに戻れました。
(あの時気付かずに下ってたら完全に遭難してたな・・・)
途中からは、他の方のトレースやリボンを目印に無事に登山口までたどり着けましたが、
雪山は同じような景色でどこでも歩けちゃう為、しっかりルートを確認しながら進まないと
あっという間に遭難出来てしまうという事を身をもって体験できた一件でした。
帰り道はラーメンを食べ、温泉に入り山行の疲れを癒しました。
次のお泊り登山はゴールデンウィークかな?
冬山は体力を使いそうですね・・・
避難小屋での、食っちゃ寝〜食っちゃ寝〜良いですね!
メニューも豪華で羨ましいです・・・
二日目の筋肉痛・・・痛いほどわかります。
なお、下山の時は十分にご注意ください。
早く気が付いて元のルートに戻れたからよかったですが、
もし遭難して救助を要請したり・・・となったら、せっかくそろえた登山用品を二度と使えなくなると思いますので、くれぐれもお気を付けください。
kino-fuさん、コメントありがとうございます。
なかなか泊りがけで行く予定が立てられないので今回は気合が入ってしまいました。
いつもは時間に追われる山行なんですが、何もしないでボーっと山で過ごせる時間っていいですね!
道迷い・・は気を付けます・・。いい経験でした。
遭難せずに無事の生還、良かった、良かった。
ちょっとドキドキしながらレコを読みました。
お疲れ様でした、お帰りなさい。
rikyuさん、こんにちわ!!
ご心配をお掛けして、すみませんでした・・
早めに気がついて本当に良かったです。
山って、登りは頂上を目指して進んでいればそんなに変なルートを取らないんでしょうが、
下りは360度どこにでも行けちゃうので、むしろ下りに注意しなければいけないですね!
安心感で気の緩みとかもあるし・・ピストンだとあまり地図の確認もしないし・・
ほんの少しの不注意で大惨事に陥る可能性があるという事を体験できました。
まぁ、それも含めて楽しい山行だったので、今回を教訓にして懲りずに山通いします(笑)
しばらくアップがなかったので、仕事が忙しいのかと思ってました。
こちらは、骨折はほぼ治癒したのですが、子供たちが発熱、咳、鼻水と完全に風邪の症状で病院通いの週末になりました。長男に至ってはインフルエンザと診断され隔離しています。
しかし、危ないですね。最近骨折した自分が言うのも説得力無いですが、冬山は怖いと感じています。映画などでの取り上げられ方や、遭難した際の報道がそういう意識を持たせるのでしょうか。
>死と隣り合わせのこの感覚。1秒たりとも油断のできない緊張感。
そんなもの感じなくてもいいのでは。
何だか別の趣味をすす勧めたくなりました。
自転車とかどうですか?
と言っても、とりあえず、お疲れ様でした。
無事に帰還して良かったです。
しかし、ネズミさんと一緒に寝られるyachuhikoさんはある意味、かなりの猛者かも。
追伸、増税前のお買い物については、
山ウエアは無事ゲットしました。
TNFのゴアテックスジャケットをお買得に購入。
新作のパーカーと山パンツもセットにして購入です。
ガーミンはここ2日位でヨドバシ.comのボタンを押すか考え中です。
登山靴はやっぱり、5月位に店に商品が出揃ってからにしようと思います。
キャラバンの普通のトレッキングシューズを物色してました。
自分の使用目的では、ヘビーなシューズはかえって不向きかと思います。
軽くてソールにある程度グリップ力があり、足をしっかりホールドしてくれて、防水性があるシューズが一番だと思います。
追伸が長くなりました。それではまた。
midnightpapaさん、どうもです!
骨折の完治よかったですね!私の会社で同じ時期にスノボで骨折した社員はまだ入院しております。
これだけ長期間だとクビにならないかと心配です。
雪山は本当に怖いですねぇ・・・なんで登る事になったんだろ?
ホラー映画とかって、なんでワザワザ怖い思いをして、しかもお金を払ってまで観るんだろう?
って思ってましたが、それと同じような感覚なんでしょうか?(笑)
まぁ、そんな事を考えたら車の運転とか地震とか大気汚染とか、犯罪、戦争、食品・・・
私には怖いものだらけです・・・安全に生きる為にそれらの危険を排除できた状態を想像してみたんですが、
なんか、逆に人間らしい生活とは程遠い状態になるような気がします。
まぁ結局は危険に対して個々人の価値観によって様々な選択をしてるんでしょうね!
因みに、あらゆるスポーツの類は少なからず危険を伴っているらしく、
その中で一番死亡率(数?)の高いスポーツは何かと言うと、
なんと「ゴルフ」なんだそうです。(ビックリ!)
それは結局のところ中高年の参加者数に比例するみたいで、思わず苦笑いしてしまいました(笑)
とは言うものの、家庭がある身ですので程々な行動を心がけていきます。
ではでは、、
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