思いもかけず雪の大洞山、尼ヶ岳
- GPS
- 06:18
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,044m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
3月の彼岸、そろそろ桜の花もほころびかける季節になった。83座目の関西百名山である尼ヶ岳に登ろうと2月の三峰山に続いて御杖村を訪れた。
天気はまずまずと予想されたが、曽爾村、御杖村に入ると沿道の気温計の表示は1〜2℃、意外な寒さに驚いた。前年の同じ季節にも近くの学能堂山に登ったのだが、その時は殆ど雪も無く歩けたことを思い出す。
この日は、大洞山と目標の尼ヶ岳の組合せ。どこから取付いてどんなルートにするかをヤマレコの過去の記録で調べてみた。大洞山には2年前に三峰山下山後に登ったのだが、その時には時間も少なかったので東海自然歩道にもなっている八知太郎生林道を車で登り三多気からの登山道と合流する標高700mほどの登山口からピストンした。今回は結局、最もポピュラーな三多気の桜の名所に車を置いて大洞山の雌岳・雄岳、尼ヶ岳へ縦走し、そこからは両山の中腹を巻く東海自然歩道を戻ってくるか、下太郎生側へ下山するか、その時に考えるプランで登山を開始した。
三多気の桜は平安時代から有名なものだったようで、いかにも古木の桜並木が下から真福寺まで続いている。さすがに蕾はまだ固く、おまけに歩き始めて10分もすると沿道に薄らと雪が...どうも前日辺りまで降った新雪のようで、2、3人の先行者の足跡が残っているだけの急登を登る。ピーク付近ではこの季節、思いもかけなかった霧氷も見られ、倶留尊山群や台高、高見山から三峰山、局ヶ岳へ延びる山並みなどの展望を楽しみながら大洞山を縦走し、倉骨峠を超えて尼ヶ岳へ至る。尼ヶ岳も正面に青山高原や倶留尊山群を望み、北東には伊勢湾もうっすらと眺めることができた。
尼ヶ岳からいったん高尾側へ下り山腹を巻く東海自然歩道に合流。山頂から西側へ下る登山道との合流点に立つ標識では富士見峠を経て下太郎生へも下れるとのこと、少し進んでみると道もしっかりしていそうだったので、元の道を戻るよりはと下山を決断する。途中、崩落している個所もあったが、階段なども整備されたしっかりした道が富士見峠(?だと思う)まで続き、標識に従って下太郎側へ下ると、すぐ下で林道に合流することができた。
後は、林道を辿って一時間足らずで下太郎生バス停へ下山できた。ここから三多気の駐車場所までは長い車道歩きになるのがうんざりだったが、一日4本のバスの時間には大分間が有ったので名張川沿いの国道368号線を三峰山や大洞山、倶留尊山などを眺めながら歩き、途中、中太郎生から敷津までバスを利用したものの結局通算16km余りを歩いて駐車場に帰ることができた。
標高1000m前後のピークを辿る縦走でこの季節にせいぜい積雪数cmとは言え、ほぼ全長に亘って雪の上を歩くことができ、まして霧氷が見られるとは想像しておらず、思いがけないお駄賃になった山行だった。三多気の桜もきっと綺麗なんだろう。混むとは思うけど次は桜の時期に合わせるのも悪くないと思った
今回の総歩行距離: 16.3km(中太郎生〜敷津間バスを除く)
今年の累積距離:141.6km
今回の総累積標高: 1,152m 今年の累積標高:10,462m
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