湘南/高麗丘陵・鷹取山

2022年05月05日(木) [日帰り]

• GPS: 06:24
• 距離: 27.8km
• 登り: 578m
• 下り: 507m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:01
• 休憩: 0:23
• 合計: 6:24

5:38 R134柳島陸橋
7:05 7:05 西海岸バス停
7:19 7:29 高来神社
7:39 7:39 東天照
7:51 7:51 高麗山
8:02 8:02 浅間山
8:13 8:15 湘南平
9:29 9:30 神揃山
10:10 10:14 鷹取神社
10:18 10:18 鷹取山
11:31 11:37 南平橋バス停
12:02 河原町BS

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

◆復路
神奈中バスで河原町BSから平塚駅北口へ。室川橋BSでは12時台には1本しかないが河原町BSでは下大槻団地経由等が増えて3本あった。

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
高麗丘陵は道標の無い分岐も多い点で注意が必要。
鷹取山の南尾根は結構痩せ尾根なので登山道を踏み外さないように注意が必要。
関東ふれあいの道の地図はかなり良く出来ているがそれでも街中の道は解りにくい。ヤマレコアプリとみんなの足跡は非常に有用で有難い。
神奈川県の関東ふれあいの道のルート集は以下のURLにある。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4y/02yama/choukyori/kantou01.html

写真

5/5 5:44

今日もR134の柳島交差点から出発。風もなく逆さ富士も見える。夜明けの頃に来ればもっとくっきりとしているのだろう。

5/5 5:47

一旦東側へ。江ノ島も霞んでる。

5/5 5:54

柳島海岸の石積み場。一昨日の地震で結構倒れたみたいだ。

5/5 5:59

今日の作品。(笑)

5/5 6:12

湘南大橋を渡り平塚市に入る。

5/5 6:15

これから目指す高麗丘陵越しに富士山。高麗丘陵の奥が鷹取山かな。

5/5 6:23

平塚海岸にも歩道はあったがほぼほぼ砂に覆われている。

5/5 6:23

砂に覆われた所にはハマボウフウが生えていたり。

5/5 6:24

ハマヒルガオが咲いていたり。

5/5 6:31

ビーチパークはきちんと保守されている。

5/5 6:32

オノルイーゼさんの作品の壁画。

5/5 6:33

展望デッキに登って江ノ島方面を望む。江ノ島、烏帽子岩は見えるが三浦半島の山々はもう判然としていない。

5/5 6:33

西側の展望。箱根は解るが南に続く山稜はもう薄っすら。

5/5 6:36

ビーチパークを過ぎると歩道が砂に覆われているのでR134に出たが、そうだった、この先は南側には歩道が無いんだっけ。

5/5 6:38

仕方なく歩道に戻るがこの通り全面砂が覆っていて歩くにも労力が要る。

5/5 6:42

トベラ。

5/5 6:43

東屋もあるし平塚八景のモニュメントもあるんだけれどほぼ砂丘。放置するにも程があるって印象だ。

5/5 6:46

龍城ヶ丘の元市営プールも放置状態。

5/5 6:51

マツヨイグサ。

5/5 6:52

「沖合の塔に高圧電源ケーブル」と記されている。沖合の塔は東大の平塚沖総合実験タワー。

5/5 6:59

ようやく花水川の河口に着いた。この河口だけ適当な波が立っている。

5/5 7:03

花水川に沿って遊歩道を北上。大分高麗丘陵が近づいた。

5/5 7:04

盆栽が巨大化したような木が遊歩道に被さっている。

5/5 7:07

下花水橋を渡る。右岸側は拡幅の大工事中で立ち入れない様子。

5/5 7:10

大磯町に入ります。

5/5 7:15

元NCRらしき住宅地を抜けると東海道線を潜る地下道があった。

5/5 7:17

地下道を潜って山側に進むとR1の高来神社前交差点に出る。

5/5 7:25

高来神社の本殿。

5/5 7:26

本殿脇から登山道が延びる。いきなり右左に分岐する。右が女坂、左が男坂。

5/5 7:31

女坂を採って少し登るとベンチがある展望地に出た。さっき居た花水川の河口が望める。

5/5 7:31

久し振りに東天照にも行ってみようか。

5/5 7:33

このルートは初めて通る。石段で整備しているがかなりの急登だ。喘ぐ。

5/5 7:34

ちょうど東天照から下りて来たおじさんを待ってるとそこに「ギンランが群れてるよ」と教えてくれた。こんなに群れているのは珍しいとのこと。

5/5 7:37

東天照。鎌倉時代にはお社があったそうだ。

5/5 7:39

高麗山へと向かうが余り人の気配を感じない静かな森が続く。

5/5 7:42

最後は石段登り。

5/5 7:42

高麗山山頂に出た。結構低いドラミングが聞こえた。

5/5 7:43

高麗山の山頂標識は解説も兼ねている。

5/5 7:53

西に少し下り木橋で谷を渡ると八俵山。余りピークと言う感じはしないが。

5/5 7:56

浅間山に向かっては徐々に標高を増していく。それと共に明るい林になっていく。

5/5 8:00

シャガが咲いていた。

5/5 8:02

浅間山山頂に出た。

5/5 8:03

お社とその脇に三角点があるのだがなんと一等三角点だ。

5/5 8:10

少し下ってまた登り湘南平。TV中継塔が目印だ。

5/5 8:12

展望台から箱根と富士山を望む。右の近いピークが鷹取山かな？

5/5 8:12

富士山から丹沢のヤビツ峠辺りまでの展望。

5/5 8:12

丹沢全体を一望に出来る。

5/5 8:17

正面に大磯港。関東ふれあいの道の道標もあり、第二駐車場の脇からジグザグに下って行く。

5/5 8:19

第二駐車場からは普通の登山道。

5/5 8:23

コゴメウツギらしい。

5/5 8:27

マルバウツギっぽい。

5/5 8:29

普通の道に出た。

5/5 8:30

善兵衛池と言うらしい。江戸時代に自力で開拓した農業用溜池だそうだ。

5/5 8:40

住宅地を下って行くと東海道線に出合うが、また地下道で潜る。

5/5 8:44

そして国道1号線の陸橋から高麗丘陵を振り仰ぐ。湘南平のTV中継塔は良い目印になっている。

5/5 8:44

西側には東海道の松並木が並ぶ。

5/5 8:49

旧滄浪閣。

5/5 8:51

脇の小径を入ると古びた大きな洋館。大磯にはまだまだこんな建物が残っているんだ。

5/5 8:53

大磯こゆるぎ緑地とのこと。松の防風林を育てているようだ。

5/5 8:54

どんどん芽が延びている。

5/5 8:59

西湘BP沿いの太平洋岸自転車道に出た。しばしここを歩く。

5/5 9:12

大磯西IC手前で葛川に沿って曲がる。あの辺りの山は何だろう？東側はもう吉田茂邸だ。

5/5 9:18

大磯城山公園は国道の北側だけだと思っていたが吉田茂邸も含めて城山公園な訳だ。

5/5 9:36

馬場公園からまた関東ふれあいの道に乗り川沿いに北上する。正面は鷹取山の尾根の末端が見えているんだろう。長閑な田園地帯の風景が続く。

5/5 9:39

新幹線と鷹取山。東海道線よりもよっぽど頻繁に通過していく。GW中は流石に満員かな？

5/5 9:42

突然池に出合う。東の池らしい。これも農業用水として江戸時代に開拓されたそうだ。

5/5 9:43

池の島には厳島神社が祀られている。

5/5 9:44

そしてキショウブが咲き乱れる。それにしても正面のコンクリートで固めた垂直近い法面に30m位梯子が架かっているんだけどあれがルートじゃないよね？

5/5 9:47

カワイイ案山子の角を左折。やっぱりあの猿梯子は行かないみたいで一安心。

5/5 9:49

本当にここで良いの？と言う雰囲気の青い竹林を抜けると小田原厚木道路を潜る地下道が見えた。

5/5 9:50

関東ふれあいの道の石標はあるが極めてワイルドな径だ。周囲はほぼ原生林。

5/5 9:52

コンクリート舗装してあるが実にワイルド。

5/5 9:54

ホトケノザっぽい。

5/5 9:55

石段を登り詰めると尾根に出た。

5/5 9:55

尾根の南側にも径は続いていた。むしろこれまでの径よりも関東ふれあいの道に相応しいんじゃない？

5/5 9:56

こんなに低いのにヤマツツジが咲いている。

5/5 10:01

「この先道幅狭し注意」とあるけれどここまでも結構両側切れ落ちてましたけど。

5/5 10:02

色見が少し違う感じだけれどタツナミソウか？

5/5 10:03

これもタツナミソウか？

5/5 10:04

突然これまでの径にそぐわない立派な石造りの鳥居が現れた。周りはスダジイやタブノキ等の常緑広葉樹林。高麗山と同じように旧来の自然林が保全されている。

5/5 10:10

鳥居から木の階段をひと登り以上して鷹取神社の社殿に出合う。これも立派な社殿だ。826年鎮座とのこと。中々呼吸が落ち着かない。

5/5 10:10

砲弾の碑もあるが碑文らしきものは解らなかった。

5/5 10:14

「出入口につき駐車禁止」って何？と笑ったが社殿の北側はずっと林道だった。

5/5 10:16

ここが鷹取山の山頂らしい。山頂標識は無いが三等三角点があった。

5/5 10:22

オニタビラコか？

5/5 10:25

新しい轍も沢山ある。

5/5 10:28

途中で平塚市による湘南平・霧降渓流のみちの分岐もあった。こっちで繋ぐ手もあった訳だ。距離も短そうだし。

5/5 10:29

左から人声がすると思ったらゴルフ場に接していた。レイクウッドGCですね。

5/5 10:29

正面に薄っすらと富士山が望める。と言うことは今は西に向いていると言うことだ。

5/5 10:33

上吉沢配水場とのこと。凄い未来的な建築だけどだったら塀も何とかしないの？

5/5 10:37

大山がくっきり。右の肩から覗くのは三峰だろうか。

5/5 10:43

今度は表尾根全体が展望できる。弘法山に下りる尾根も見えるけれど未だ随分遠い感じだ。

5/5 10:52

七国峠・遠藤原方面との分岐。分岐は多いが大体道標が設置されている。

5/5 11:03

バス通りまで下りてきたら正面に妙円寺。土屋銭洗弁財天とのこと。

5/5 11:05

神奈川大学ひらつかキャンパスだ。

5/5 11:10

土屋橋からの県道77号との交差点を越すと一気に雰囲気のある径になる。正面の丘に登るのか…。

5/5 11:12

登りになると登山道っぽくなったが、ここ通学路なの？

5/5 11:13

少し登ると土屋一族の墓への分岐点。種々の碑石があるがこれは実朝の歌を彫ったもの。

5/5 11:15

更に登ると逆に開けて土屋城址に至る。城址らしいものは今は何も無く防災無線のスピーカーが一番目立つ。鎌倉殿の十三人でも土屋氏は出て来るのかな？

5/5 11:17

土屋氏が建立した大乗院。天台宗と言うのも時代的に頷ける。

5/5 11:19

バス通りに出た所に古い石仏が立ち並ぶ。

5/5 11:31

南平橋まで来た。金目川に下りて顔を洗い汗を流してリフレッシュ。

5/5 11:38

南平橋から北側の展望。ここでのオプションは頑張って権現山辺りまで登る、河原町まで歩く、東海大学前駅まで歩く、南平橋BSからバスに乗る、だが結構疲れてるし河原町BSにしておこうか。

5/5 12:00

河原町の交差点まで来た。これで丹沢まで赤線が引っ張れたぞ。ロピアで何か買って食べようかと思ったら河原町BSでは路線が多かったのですぐに平塚駅のバスに乗れた。

感想

tadomasa

赤線繋ぎの山歩き。湘南から丹沢をどう繋ごうかと考えて地図を見ていたら「関東ふれあいの道」と言う記載が。神奈川県のHPに解りやすいルート図があり大磯・高麗山のみちと鷹取山・里のみちを繋げば良さそうと思い歩いてみた。GW中はどこに行っても人が多いだろうからこんなアクティビティが日帰り山行としては良かったのでは？

そう言えば三浦岩礁の道も関東ふれあいの道だった。関東ふれあいの道はそれなりに整備されているので三浦半島の未踏の関東ふれあいの道はそのうつに歩いてみたい気がする。鷹取山からの途中で霧降渓流のみちと言う分岐もあったが平塚市のハイキングコース関係のインターネット情報はいまいち見通しが悪くて土地勘がかなり無いと解らないのが残念なところだ。浜辺も平塚市内はかなり放置プレイ状態が目立つ。平塚市は税収も潤沢だった筈だけど何とかならないのだろうか。

高麗丘陵はこどもとのハイキングやらトレランやらで良く歩いたものだけどこの頃は足が遠のいていた。久し振りに歩くと本来の植生が残されており良い里山だと再認識できた。まあいつでも行けるとは言えるが。鷹取山は逆に余りアクセスは良くない印象があり、実際今回山で会ったのは2人だけだった。でも1000年以上前から山頂に神社があるのだから貴重な里山なんだろう。

とは言え2つのコースを繋いでさらに柳島から大磯と南平橋から河原町の部分があるので相当に距離は延びてしまった。まあどこででもドロップオフできるから荷物は最小限にして飲み物と非常食を入れたウエストバッグのみ。軽い荷にしたので南平橋からもっと足を延ばすこともできた。これで一つ仕事を終えた感はある。