朝日連峰
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.8km
- 登り
- 2,471m
- 下り
- 2,437m
コースタイム
9/1 以東小屋11:30発-狐穴小屋13:15-竜門小屋15:25(C2)
9/2 竜門小屋5:00発-西朝日岳6:01-大朝日岳7:18-古寺山9:25-古寺鉱泉11:35
天候 | 8/31 曇りのち雨 9/1 雨 9/2 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線はいたって整備されていた。迷いやすい場所も無く、殆どが広くなだらかな稜線歩きである。 小屋も非常に綺麗でさらに頑丈。台風が近づいてきても安心できる。 ちなみに大鳥池辺りはマムシが多いらしい。 我々は青大将が2匹いたにとどまったけど。 |
写真
感想
初日
前夜から主将の実家である佐藤淳さんのお宅にお世話になりました。本当に色々なおもてなし、ありがとうございました!!
当日、淳さん宅で目を覚ますと外から雨の打ち付ける音が響いてくる。台風の影響か、それとも・・・。いずれにせよ、今回の山行は大変になりそうな予感がする。
また、前日から体調を崩して休養を取っていたSL宮澤さん。体温を測り、調子を見ても参加は厳しそうなので今回は直接実家に帰るということになり、急遽SLを大池にし、監督に承認をいただいてなんとかワンダリングを決行することにする。
泡滝ダムまで約1時間、ここでも淳さんに送っていただきました。
泡滝ダムに着くと天気は曇りである。準備を手早く済ませて出発。大鳥池までは最後の急登以外は緩やかな登山道を歩く。東北らしいブナの森の中をどんどん進んでいく。この時はまだ天候も安定しており、時折晴れ間も見え、意外といけるかも?などと考えていた。
大鳥池では、池を臨みながら主将のお母さんと宮澤さんに握っていただいたおにぎりを皆で食べることにする。ごっつぁんです!渡部や保延は3〜4個も嬉しそうに食べている、流石。
おにぎりも食べ終り、少し腹も休めるといよいよここから以東岳までが本日一番の登りである。直登ではなくオツボ峰コース。途中までは不穏な風だけであったが、ポツリポツリと雨が降ってきた。そこで一本を取るついでに雨具とスパッツを着用させる。その後しばらく進むと森林限界をむかえ、目の前の展望が一気に開ける。
東北らしい稜線がずっと続いている。高山植物もまだまだ咲き誇っており、なかなか快適、などと考えているや否や、段々と強い風と雨が吹き付けるようになり、相当あるきづらくなる。オツボ峰に着く頃には横殴りの風雨である。せっかくの快適であるはずの稜線歩きがかなりの難路になってしまった。
しかし、以東岳までは考えていたよりも早く着き、写真だけ撮り、さっさと以東小屋に向かう。
本日はここでC1。かなり快適な小屋である。誰もいなかったので広々と使わせていただきました。
食当をしている間に天気図をかき、ミーティングを行い、その後はトランプに興じることにする。適度なところで起床係を決め各々眠りに着いていった。
二日目
朝起きると相変わらずの雨風・・・。やむなく食事を済ませたあと待機することに。外の様子を適宜伺うが一向に回復する様子が無い。それでもやっと11時頃に風がおさまってきたので、狐穴小屋でのリミットを設定し行動を開始する。
風が少しおさまったといえども稜線ではかなり強い風が吹き付けてくる。しかし、ここは東北の山。たおやかな稜線で余裕をもって歩くことが出来る。9月にはいったというのに高山植物のお花畑が本当に綺麗。ほかにも、狐穴小屋や寒江山周辺にある草原などを横目に、晴れていたらホントに気持ちの良い山行が出来たんだろうなと考えながら進んでいく。
予想を上回るペースで狐穴小屋につき、皆の体調チェックを済ませたあと、さらに前進することにする。しかし、さらに雨風が強くなってきた。。
次から次へと姿を変える風景を楽しみつつ、雨・風と戦いつつ進んでいくと竜門小屋に到着。ここがC2。入ってみると先着パーティがいるよう。少し交流してみると仙台から来たようで、日暮沢から入ったとのこと。また、下では晴れ間も見えたらしい。
この夜は一応の最終夜であるので、それっぽいことをしてみる。みんな結構頑張っていたようでかなり沢山の差し入れがある。それに集結であまった枝豆を淳さん家でゆでてもらったものを持ってきていたので、それをおつまみに。また、渡部が仙台のパーティからもらったかまぼこもありがたくいただくことにする。
そんなこんなでC2の夜も更けていった。
ちなみに竜門小屋は水洗トイレ付きですよ。
三日目
朝起きて外を見てみると、一面ガス。このままではエスケープかなと考えるも少しだけ待ってみることにする。
すると、段々ガスも消えてきて、雲海が広がっている。というころで今日は大朝日岳を目指すことにする。
途中やっぱりのお花畑と、それに加えブロッケン現象という現象に出会う。山でも始めての体験でかなり新鮮である。そのまま快調に進み、西朝日岳に着く。ここから渡部にトップをやらせたところ、さっささっさと行ってしまい、一瞬でその姿が見えなくなる。コースタイム1時間半のところを1時間でいってしまう。大朝日小屋で荷物をデポし、大朝日岳のピストンをする。大朝日からの展望は、若干しか得られなかったが、それでもこのワンダリングでは良いほう。写真撮影や休憩を挟んだ後に下山。下山は下山パワーが働き、出発前からあきらめていた12時に小寺鉱泉が間に合ってしまった。
その後、左沢で温泉に入り、打ち上げをした後で、各自帰路に着いた。
天候が優れずに、朝日の魅力を存分には味わえなかったが、厳しい条件であったことで逆に思い出深くなったのも事実。大池も大朝日に登った際には朝日連峰に来た買いがあったと言ってくれ、渡部も、良かったもっと縦走がしたくなったと言ってくれ夏合宿後にわざわざワンダリングを出した甲斐があった。
でも、今度は晴れたときに登りたいな。
最後に、泊めていただいただけでなく食事もご馳走してくれおにぎりなども差し入れてくださった淳さんとご家族の皆様、本当にありがとうございました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する