燕岳

2014年05月02日(金) 〜 2014年05月04日(日)

• GPS: 08:27
• 距離: 4.4km
• 登り: 1,056m
• 下り: 42m

コースタイム

5月2日（初日）　　13:40中房温泉着、宿泊
5月3日（二日目）　8:00登山口→8:30第一ベンチ→9:00第二ベンチ→9:45第三ベンチ→
　　　　　　　　　 10:25富士見ベンチ→11:10合戦小屋11:40→12:00合戦尾根→
　　　　　　　　　 13:00燕山荘
5月4日（三日目）　5:15燕山荘→5:50燕岳山頂→6:15燕山荘
　　　　　　　　　 7:20燕山荘→8:00合戦尾根→8:15合戦尾根8:45→9:25第三ベンチ
　　　　　　　　　 →10:00第二ベンチ→10:20第一ベンチ11:15→11:40登山口

天候

2日・・・晴れ
3日・・・晴れのち曇りのち晴れ
4日・・・晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

松本・・・穂高・・・中房温泉

コース状況／危険箇所等

登山ポストは登山口に有り。
登山口横に温泉、食堂有り。
第一ベンチ以降残雪多く、凍結箇所もあるためアイゼンは必携。
合戦尾根から先、ザラメ状態で滑りやすい。
燕山荘から山頂もアイゼンはあった方が安心。

写真

登山口すぐそばにあり、内湯・外湯の温泉が多数ある。温泉の噴き出し口も見られる。
が、登山客より観光客がメインのようだ。

登山口

登山口から少し歩いたところ

第一ベンチにてアイゼン装着。
私達以外10〜12本爪・・・

合戦小屋

合戦尾根
遠くに小さく槍ヶ岳

合戦尾根から燕山荘を目指して

雷鳥だーーー！
燕山荘裏で。

ガスってきました。

泣きながら飛来しましたが、何て鳥でしょう？

燕山荘にてホルン演奏終了

夕景に浮かぶ槍

イルカ岩と槍

眼鏡岩と槍

合戦尾根から槍

合戦小屋

登山口

警察車両に先導されて、やっとバスが来てくれました

3台のバスに分かれて乗り込む。
途中、落石箇所では直径3mほどの岩が道路脇に除けられていました。

感想

aqua511

8時、登山届を提出しいよいよ出発。
快晴です。
荷の重さは11キロ。

昨日、少しだけ歩いてみたときには、
なんてことないと思ったけれど、空身だったからなぁー。
同じ所を歩いてみて、11キロの負荷を実感した。

第一ベンチ前から既に雪がところどころに残っている状態で、ベンチから上を見上げると、残雪多し！
というか、残雪どころか雪渓を歩くことになりそうだ。
ということでアイゼン装着。
周りの人はみんな10〜12本爪だが、私は6本。
出発直前の情報ではアイゼン無しでも行けなくない　とあったので6本爪であることに全く不安は無かったのだが・・

第二、第三、富士見と過ぎ、合戦小屋に到着。
小屋前で売っている飲み物はコーヒもビールも500円
夏にはここで売っているスイカが名物だと聞くが、この時期流石にスイカはない。
空を見上げると少し雲が出てきた。
あんなに晴れていたのに。

合戦小屋から20分ほど歩くといよいよ合戦尾根だ。
空と山と雪の世界。
槍も見える！
去年の夏はあそこを歩いたんだ　と思うと胸が熱くなる！
目指す燕山荘の赤い屋根が尾根の先に小さく見える。
登山道からも時折見えた大天井岳が
大きく近くに迫ってくる！大迫力だ！
その先に見えるのは常念、駅でも感動したけれど、
ここで見る白い山々はカッコいいーなんてものではない。
畏怖の念さえ感じる。

尾根・・・という事は両側は谷。
それも森林限界。
雪の状態はザラメで滑りやすい。
おまけに急な斜面だ。
しっかりとアイゼンの爪を立てねば！
気を引き締め、一歩一歩慎重に歩き出す。

しばらく行くと、キャーキャー言いながら
女性数名が急斜面を尻セードで降りてくるではないか！
あまりにも無謀だ。
バランスを崩すとそのまま谷底へ一直線なのは
誰の目にも明らかだ。
ここはテーマパークではないのだ！！！

山荘はすぐそこに見えているのになかなか着かない。
青空が消え雲が出てきた。
風も少し出てきた。
風を遮るものは何もない。
積もった雪が風に煽られ宙を舞い、顔に当たる。
痛い。
山荘の裏手に着いた時には、ガスも出てきた。
急ぎ足でいると、登山道横の斜面に雷鳥が2羽。
どうやらつがいのようだ。
白いのが雌、黒いのが雄かな・・・？
霙が降り出したのでまずは山荘にチェックイン。
この時13時。

山荘の蚕棚のような一室では敷居布団が三枚。
そこに4人が寝る。
私は持参したシュラフを広げ一寝入り。
外は雨風が強くなり、山頂には行けそうにない。
18時、雨風が止んだと思えばガスが晴れ雲もとれる。
あーー！槍だ！！！
夕景の中に　「私を見て！」　と言わんばかりに
槍が姿を現した。
いつまでも見ていたかったけれど、寒さに負けた。

山頂付近からは雲海の向こうに、雄山・劔・槍・遠くには富士山まで見えた。
感動の瞬間。
が、下では落石があったようで道路が完全封鎖されているとか。
バスの運行予定もまだ決まっていないらしい。
とは言え、下りなきゃしようがない。
登山口で待つ間に温泉に入り軽く食事を済ませた頃バスが3台でやってきた。
一般車両に先立ち、バスだけが運行されたようだ。
その配慮に感謝したい。

尚、GPSは第一ベンチから始動。山荘で電池切れでした。

コメント

hajime1106

お疲れ様でした〜。
aqua511さん、こんにちわ。hajime1106です。夕方・明朝の槍ヶ岳の眺望が最高ですね。雷鳥にも遭遇できたようでうらやましい限りです

aqua511

Re: お疲れ様でした〜。
ありがとうございます！
おかげさまで無事帰ってきました。

とてもいいお天気で、360度、全て見えました。
富士山も！（＾＾）ノ

未熟者ですが、
これからも宜しくお願いいたします。