乗鞍岳
- GPS
- 08:30
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 656m
- 下り
- 1,200m
コースタイム
天候 | 午前中快晴のち曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所は有りません。但し10本爪以上のアイゼンは必要。 スキーの場合、シールだけで頂上まで行くのはちょっと無理かな。 登山届けは位が原山荘へ。 麓に日帰り入浴施設2カ所有り(他は未確認) |
写真
感想
4連休前半の好天を利用して春スキーの定番、乗鞍岳へ行ってきました。
翌日からの天候悪化が予想されたこの日、位が原山荘は三本滝始発のバス3台に加えて、乗鞍高原から5台と計8台が登山者を満載して到着、仮設トイレに行列ができる程の盛況ぶりでした。
山頂を目指して屋根板斜面を続々と出発して行くスキーヤー、テレマーカー、ボーダー、登山客の後を追って自分もシール登高を開始。普段はテレマーカーな自分ですが、今回は大雪渓の滑降にいまひとつ自信が無いのでATスキーと兼用靴を持参しました。時折現れる急斜面に難儀しながら位が原上部に出る頃には雲行きが妖しくなり、風も出て来て天候が下り坂である事が否応無く感じられます。薄雲に浮かぶ太陽を取り囲む様に円形の虹がかかっているのが見えました「環天頂アーク」という珍しい気象現象だとか。肩の小屋を横目に見るあたりでスキーを外してアイゼン歩行に切り替え、急斜面を喘ぎながら登りきると蚕玉岳の標識、もう一息頑張って最高峰の剣が峰に到着。山頂の社はこの時期でも氷雪がびっしりと覆おっており、厳冬期の厳しさが感じられます。
さて、下りは大雪渓からの滑降と行きたいところですが稜線から見下ろす大雪渓は思った以上の急斜面、見たところ悪雪は確実なようで正直ビビってパス。斜面が緩くなるあたりで滑降を開始したのですが、案の定凍った雪は回らない、回りだしたら止らない。ただでさえ登高でパンパンな脚が笑いを通り越して悲鳴を上げます。
ツアーコースに入る頃には雪も柔らかくなり操作し易くなりますがコースは狭く急斜面もあるので気が抜けない。
三本滝の駐車場を見下ろす車道を横断する場所に出たところでスキーを脱ぎ、面倒なのでゲレンデは滑らず車道を迂回して車に戻り終了。行きは満車だった駐車場もすっかり閑散としています、いやはや時間かかり過ぎですね。
途中、白濁した湯が気持ちよい、乗鞍高原温泉湯けむり館にて汗を流し帰路につきました。
一昨年のGWに続いて二度目の乗鞍スキー登山でしたが前回はバスに乗り遅れ、ツアーコースを歩いたものの時間とスタミナ切れで山頂までたどり着けなかった為、今回はリベンジとなりました。
一方で、テレマークブーツ用に購入したワンタッチアイゼンが兼用靴に合わず、ちょくちょく外れてしまうのには閉口しました。事前に調整していたのですがそれでも外れる。スキー板の結束用のベルトと細引きで固定し何とかなりましたが、これが無ければ心折れていた事でしょう。やはり靴とアイゼンの相性は重要ですね。
それはそれとして、テレマークなら無理をせず、位が原山荘〜肩の小屋を往復するのが良いかもしれません。次回はそれで行くか。
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