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Yamareco

記録ID: 481653
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

小武川林道旧道で 鳳凰三山周回(青木鉱泉→ドンドコ沢ルート→中道ルート)

2014年07月21日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
15.4km
登り
2,076m
下り
2,071m

コースタイム

青木鉱泉5:15→南精進ヶ滝6:35→白糸滝8:05→五色滝8:35→9:20鳳凰小屋9:35→10:25地蔵岳山頂10:40→岩稜(鳳凰小屋分岐)11:25→11:50観音岳山頂12:00→12:20薬師岳山頂12:30→御座石13:00→林道出合14:50→青木鉱泉15:20
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東京都日野市→八王子IC→中央道→韮崎IC→国道など→小武川林道(旧道)

※韮崎ICから国道20号線にかけて、コンビニを数か所で見かけました。

※小武川林道(旧道)へは、韮崎IC→昇仙峡ライン→七里岩トンネルを走行し、国道20号線の合流地点である一ツ谷交差点を右折します。桐沢橋東詰交差点を直進し(新道へはここで左折します)、更に国道20号線を進みます。その後、上円井交差点(「鳳凰三山→」の標識あり)を左前方に折れ、民家や事業所に面する細い道を抜けて県道に合流します。その先、小武川にかかる橋の手前を左折すると旧道に入ります。川沿いの悪路を進み、だいぶ先で新道との三差路に出合います。

※小武川林道(新道)へは、桐沢橋東詰交差点までは旧道と同じルートですが、この交差点で左折します。桐沢橋を通過しながら釜無川を渡り、更に原山神社前を通り過ぎると県道12号線との合流点に差し掛かります。ここを左折すると、すぐ右手に林道入口が現れます。そこからは道なりに進み、突き当たり(旧道との三差路)を左折すれば青木鉱泉が近いです。

山梨県 県営林道通行規制情報
http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=39
コース状況/
危険箇所等
【小武川林道(旧道)】
 青木鉱泉のホームページでは、「桐沢橋先の林道(新道)は全面舗装されていますので、旧道よりもこちらをご利用ください。」とあります。
 では、旧道はどうかというと「ひどい」の一言です。少し前のレコに、皇海山のアクセスに使う栗原川林道は「悪路」だと書きましたが、そんなものではありませんでした。
 この旧道は、舗装路と未舗装路が混在しています。未舗装路の地面は全体的に不陸で、凹凸は至る所にあり、所々で大きな穴が開いていました。岩がむき出しになっている場所もあり、私のセダン車では底を擦らないか常に緊張を強いられ、ハンドルを切り続ける感じです。それでも時々、衝撃が車体に伝わります。新道ができたのだから、基本的に旧道はほったらかし状態なのでしょう。
 舗装路では、木が1本道路を塞いでおり、私は立ち往生してしまいました。一人では動かせません。幸い後続車がすぐに現れ、二人掛かりでようやく木を道路端に寄せることができました。小さな落石も多数あり、舗装路といえどもやはり気が抜けませんでした。
 旧道の利用は、とてもお勧めできません。

 なお、青木鉱泉の駐車料金は日帰り750円です。先払いが原則ですが、私は受付が開いていませんでしたので、後払いにしました。登山後、請求書がワイパー部分に挟まっていましたので、それを持って受付で支払います。

【青木鉱泉→地蔵岳】
 よく歩かれているルートとあって、道は鮮明で標識も多数あります。
 沢沿いの樹林帯は、鬱蒼として薄暗く、ルートが分かりずらい箇所がありますが、要所に赤ペンキや赤リボンがありますので、慎重にルートを見極めます。
 やがて、九十九折りの急登となり、名瀑(南精進ヶ滝、鳳凰ノ滝、白糸滝、五色滝)が次々に現れます。ただし「現れる」と言っても標識だけで、いずれの滝もルートから少し移動した場所にビューポイントがありますので、余裕があれば是非見てみたいものです。

 白糸滝までは急登でグイグイと高度をかせぐ感じ。途中には崩壊地を高巻きして迂回する箇所もあり、それなりの注意が必要です。大迫力の五色滝を越えて、暫く辛抱して登ると沢と合流し、ゆるやかに鳳凰小屋に向かいます。
 鳳凰小屋の「あと1km 10分」の看板に安心してはいけません。地蔵岳山頂への最後の砂地の登りは、まさに「3歩進んで2歩下がる」感じです。水前寺清子さん状態です(古い?)。ここまでの疲れが一気に足にくる感じ。試練でございます。

【地蔵岳→観音岳→薬師岳】
 岩・砂・高山植物に加えて南アルプスの高山に囲まれ、独特の雰囲気を持つ気持ちの良い稜線歩きです。今日はガスで見えませんでしたが、晴れれば甲斐駒ケ岳や北岳を間近に大迫力で見ることができます。
 観音岳までは岩稜地帯を越え、一旦、鞍部に出てから登り返します。岩稜ではルート間違いに注意のうえ、慎重に通過してください。薬師岳へは、さほどのアップダウンは無く、ハイマツ地帯を抜けて気分の良い歩行を楽しむことができます。

【中道ルート】
 標高差約1700m。終始、樹林帯の中を歩きます。これを上りで使ったら、景色は単調のうえに距離が長く、苦行ではないでしょうか。一部、勾配がゆるやかな場所もありますが、全体的には急な下りです。
 なお、前日の雨の影響もあったかと思いますが、地面に木の根がむき出しになっている場所(そんな場所ばかりですが)は、かなり滑りやすく、私は何度も転倒しそうになりました。

【全体的に】
 登りに使ったドンドコ沢ルートは、体力を要するものの滝が時間配分の目安となりますし、見る楽しさを感じることもできます。鳳凰小屋で休憩と水補給をした後、オベリスクを見ながら砂地を登るなど、変化に富んだ楽しいルートです。
 一方、中道ルートは単調で距離が長く感じますので、「まだ林道に着かないの?」と疲れを感じます。そのうえ、林道に下りてから青木鉱泉までがまた長い。日帰りよりも鳳凰小屋で1泊し、余裕を持って稜線歩きを楽しむのがお勧めです。
 水場・トイレは、青木鉱泉と鳳凰小屋のみ。私のau携帯は、上り下りともに標高の低い場所では電波の入る箇所がありましたが、上部ではほとんど入りませんでした。
その他周辺情報 青木鉱泉ホームページ
http://www1.odn.ne.jp/aokikosen/
朝5時過ぎの青木鉱泉駐車場です。続々と車がやってきますが、まだ駐車スペースにだいぶ余裕があります。
2014年07月21日 05:13撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 5:13
朝5時過ぎの青木鉱泉駐車場です。続々と車がやってきますが、まだ駐車スペースにだいぶ余裕があります。
写真に写っている場所だけでなく、駐車スペースは複数箇所あります。
2014年07月21日 05:13撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 5:13
写真に写っている場所だけでなく、駐車スペースは複数箇所あります。
JR韮崎駅行きのバス停があります。この先に青木鉱泉の建物があります。
2014年07月21日 05:16撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 5:16
JR韮崎駅行きのバス停があります。この先に青木鉱泉の建物があります。
正面玄関(右手)先は、食事場所になっています。駐車券や日帰り入浴の受付は、その更に右手に回って奥です。風呂場も写真では切れていますが右手にあります。
2014年07月21日 05:17撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 5:17
正面玄関(右手)先は、食事場所になっています。駐車券や日帰り入浴の受付は、その更に右手に回って奥です。風呂場も写真では切れていますが右手にあります。
建物前には飲料の自動販売機もあります。コーラのペットボトルが250円也。
2014年07月21日 05:17撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 5:17
建物前には飲料の自動販売機もあります。コーラのペットボトルが250円也。
建物向かって左手方向にドンドコ沢登山口の標識があります。では、参りましょう。
2014年07月21日 05:19撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 5:19
建物向かって左手方向にドンドコ沢登山口の標識があります。では、参りましょう。
天気はまずまず。山頂での眺望に期待しましょう。
2014年07月21日 05:28撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 5:28
天気はまずまず。山頂での眺望に期待しましょう。
山崩れ防止のため、山肌に擁壁を設置する工事をしています。登山道には迂回路が設けられており、規制に従って進みます。
2014年07月21日 05:29撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 5:29
山崩れ防止のため、山肌に擁壁を設置する工事をしています。登山道には迂回路が設けられており、規制に従って進みます。
鬱蒼とした樹林帯を抜けて、つづら折りの坂道を登っていきます。ここはその上部付近。結構高度を上げています。
2014年07月21日 05:39撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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鬱蒼とした樹林帯を抜けて、つづら折りの坂道を登っていきます。ここはその上部付近。結構高度を上げています。
倒木もありますが、歩きにくいということはありません。
2014年07月21日 06:21撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 6:21
倒木もありますが、歩きにくいということはありません。
小さな滝が現れました。
2014年07月21日 06:36撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 6:36
小さな滝が現れました。
南精進ヶ滝への分岐です。登山道は右手に進みますが、折角ですので滝を見に行きたいと思います。ザックをデポして左手方向に進みます。
2014年07月21日 06:38撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 6:38
南精進ヶ滝への分岐です。登山道は右手に進みますが、折角ですので滝を見に行きたいと思います。ザックをデポして左手方向に進みます。
滝の見学スポットは、それほど遠くありませんが、ロープ場を経由します。
2014年07月21日 06:41撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 6:41
滝の見学スポットは、それほど遠くありませんが、ロープ場を経由します。
南精進ヶ滝です。おお、美しい…。
2014年07月21日 06:41撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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南精進ヶ滝です。おお、美しい…。
さて、ザックを取りに戻って、さらに先に進みます。ドンドン登って行きます。ここは渡渉個所。赤ペンキを頼りに道を探します。
2014年07月21日 07:01撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 7:01
さて、ザックを取りに戻って、さらに先に進みます。ドンドン登って行きます。ここは渡渉個所。赤ペンキを頼りに道を探します。
写真がボケボケですが、ここは鳳凰ヶ滝の分岐です。では、滝を見に行きます。
2014年07月21日 07:09撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 7:09
写真がボケボケですが、ここは鳳凰ヶ滝の分岐です。では、滝を見に行きます。
写真では伝わりにくいかと思いますが、左右両側の崖から勢いよく水が流れ落ちます。これはスケールがあり、一見の価値ありと思います。
2014年07月21日 07:19撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 7:19
写真では伝わりにくいかと思いますが、左右両側の崖から勢いよく水が流れ落ちます。これはスケールがあり、一見の価値ありと思います。
その先、大きな崩落個所に出くわしました。上部を巻いていきます。
2014年07月21日 07:34撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
7/21 7:34
その先、大きな崩落個所に出くわしました。上部を巻いていきます。
これが上部の様子。ここを進みます。ちょっと怖いですね。
2014年07月21日 07:35撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 7:35
これが上部の様子。ここを進みます。ちょっと怖いですね。
白糸滝までは急登の連続。写真では奥に登山者の方が写っていますが、急坂の感じが分かりますでしょうか。
2014年07月21日 07:49撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 7:49
白糸滝までは急登の連続。写真では奥に登山者の方が写っていますが、急坂の感じが分かりますでしょうか。
白糸滝のビュースポットは、登山道からほど近くにあります。一休みに持ってこいですね。
2014年07月21日 08:11撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 8:11
白糸滝のビュースポットは、登山道からほど近くにあります。一休みに持ってこいですね。
北御室まで来ました。ここは五色滝までの中間にあり、やや傾斜が緩む場所です。
2014年07月21日 08:27撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 8:27
北御室まで来ました。ここは五色滝までの中間にあり、やや傾斜が緩む場所です。
ふーっ。ついに五色滝分岐まで辿り着きました。滝壺まで下りることができます。では、頑張って参りましょう。
2014年07月21日 08:38撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 8:38
ふーっ。ついに五色滝分岐まで辿り着きました。滝壺まで下りることができます。では、頑張って参りましょう。
これが五色滝の全景なのですが…申し訳ありませんが、ガスが出てきてよく見えません。滝壺まで下りると、迫力ある姿を間近に見ることができました。
2014年07月21日 08:40撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 8:40
これが五色滝の全景なのですが…申し訳ありませんが、ガスが出てきてよく見えません。滝壺まで下りると、迫力ある姿を間近に見ることができました。
その先は大きな岩肌が現れ、階段を上り、ようやく沢に出合います。緩やかに登りながら歩くと、山頂が視野に入ってきます。
2014年07月21日 09:15撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 9:15
その先は大きな岩肌が現れ、階段を上り、ようやく沢に出合います。緩やかに登りながら歩くと、山頂が視野に入ってきます。
沢の様子です。かなり上部まで来ましたので、水量はさほどでもありません。
2014年07月21日 09:21撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 9:21
沢の様子です。かなり上部まで来ましたので、水量はさほどでもありません。
鳳凰小屋が見えました。
2014年07月21日 09:24撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 9:24
鳳凰小屋が見えました。
小屋の前には水場があります。新鮮な水が勢いよく流れています。小屋のおじさんが「日帰りでしょ?この先は水場が無いから、そこで汲んで行きなさい。」と言ってくれました。ありがたいです。
2014年07月21日 09:27撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 9:27
小屋の前には水場があります。新鮮な水が勢いよく流れています。小屋のおじさんが「日帰りでしょ?この先は水場が無いから、そこで汲んで行きなさい。」と言ってくれました。ありがたいです。
これが小屋の様子です。私はジュースをいただきました。宿泊客でしょうか「後は下るだけだ。」とビールを飲んでいる方がいらっしゃいました。御座石温泉方面に下りるそうです。お気をつけて。
2014年07月21日 09:30撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 9:30
これが小屋の様子です。私はジュースをいただきました。宿泊客でしょうか「後は下るだけだ。」とビールを飲んでいる方がいらっしゃいました。御座石温泉方面に下りるそうです。お気をつけて。
小屋から暫く我慢して登ると、山頂直下の砂地が現れます。まさに「3歩進んで2歩下がる」ような感覚で、なかなか前に進めません。地道に足を前に出します。
2014年07月21日 10:05撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 10:05
小屋から暫く我慢して登ると、山頂直下の砂地が現れます。まさに「3歩進んで2歩下がる」ような感覚で、なかなか前に進めません。地道に足を前に出します。
左を見ると、観音岳の雄姿が近くに望むことができます。
2014年07月21日 10:09撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 10:09
左を見ると、観音岳の雄姿が近くに望むことができます。
これまでの疲れもあり、もうヘトヘト。この砂地は足にきます。「私という一個の存在は、今ここで一体何をしているんだろう…」と考え始める私。自分との闘いです。
2014年07月21日 10:13撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 10:13
これまでの疲れもあり、もうヘトヘト。この砂地は足にきます。「私という一個の存在は、今ここで一体何をしているんだろう…」と考え始める私。自分との闘いです。
登りが辛くて意識が朦朧としてきました。あ、あれは何だっけ。アガリスク? アスタリスク? いや、オベリスクだった! (いつもくだらないコーナーがあって申し訳ございません)
2014年07月21日 10:26撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 10:26
登りが辛くて意識が朦朧としてきました。あ、あれは何だっけ。アガリスク? アスタリスク? いや、オベリスクだった! (いつもくだらないコーナーがあって申し訳ございません)
山頂に佇む多数のお地蔵様。無事にここまで来ることができました。ありがとうございました。
2014年07月21日 10:28撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 10:28
山頂に佇む多数のお地蔵様。無事にここまで来ることができました。ありがとうございました。
オベリスク登頂にチャレンジする登山者を見守りながら、早くも観音岳に向かいます。小ピークまで登り、オベリスクに別れを告げます。
2014年07月21日 10:54撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 10:54
オベリスク登頂にチャレンジする登山者を見守りながら、早くも観音岳に向かいます。小ピークまで登り、オベリスクに別れを告げます。
これから歩く稜線。地蔵岳からは小ピークを越えて鞍部に出て、登り返していきます。見るだけで気持ちの良い場所です。
2014年07月21日 10:57撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 10:57
これから歩く稜線。地蔵岳からは小ピークを越えて鞍部に出て、登り返していきます。見るだけで気持ちの良い場所です。
小ピークを越えて、振り返ったところ。岩肌が見事ですねぇ。見とれちゃいます。
2014年07月21日 11:06撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 11:06
小ピークを越えて、振り返ったところ。岩肌が見事ですねぇ。見とれちゃいます。
山と高原地図では「岩稜」とな書かれていますが、鳳凰小屋の分岐です。鞍部にあります。
2014年07月21日 11:26撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 11:26
山と高原地図では「岩稜」とな書かれていますが、鳳凰小屋の分岐です。鞍部にあります。
そしてここが観音岳山頂。分岐からここまではへばり過ぎて写真を撮影する余裕がございませんでした。
2014年07月21日 11:55撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 11:55
そしてここが観音岳山頂。分岐からここまではへばり過ぎて写真を撮影する余裕がございませんでした。
天辺はこんな感じ。谷からの冷たい風を避けながら、コンビニおむすびをいただきます。すじこ美味し!
2014年07月21日 11:57撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 11:57
天辺はこんな感じ。谷からの冷たい風を避けながら、コンビニおむすびをいただきます。すじこ美味し!
これから向かう薬師岳方向を望む。ガスでよく見えませんが、悪天候ということでもありません。
2014年07月21日 11:57撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 11:57
これから向かう薬師岳方向を望む。ガスでよく見えませんが、悪天候ということでもありません。
砂地の灌木帯を抜けて行きます。この先のハイマツもとても雰囲気がよく、素晴らしいルートです。
2014年07月21日 12:14撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 12:14
砂地の灌木帯を抜けて行きます。この先のハイマツもとても雰囲気がよく、素晴らしいルートです。
あとちょっと。
2014年07月21日 12:21撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 12:21
あとちょっと。
あー疲れた。やっと薬師岳山頂に辿り着きました。晴れていれば、向かいに北岳が大迫力で見えるはずですが…今日は真っ白。残念です。
2014年07月21日 12:22撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 12:22
あー疲れた。やっと薬師岳山頂に辿り着きました。晴れていれば、向かいに北岳が大迫力で見えるはずですが…今日は真っ白。残念です。
では、中道ルートを通って、青木鉱泉に戻りましょう。
2014年07月21日 12:24撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 12:24
では、中道ルートを通って、青木鉱泉に戻りましょう。
進行方向は赤ペンキで確認。
2014年07月21日 12:27撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 12:27
進行方向は赤ペンキで確認。
山頂直下から樹林帯に入ります。中道の上部はずっとこんな感じです。ドンドン下っていきます。
2014年07月21日 12:36撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 12:36
山頂直下から樹林帯に入ります。中道の上部はずっとこんな感じです。ドンドン下っていきます。
だいぶ下りると御座石に到着しました。なんという大きさ!
2014年07月21日 13:02撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 13:02
だいぶ下りると御座石に到着しました。なんという大きさ!
御座石からひたすら下り続けました。やっと景色が変わってきたところ。
2014年07月21日 13:41撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 13:41
御座石からひたすら下り続けました。やっと景色が変わってきたところ。
しかしそこからも更にひたすら下りました。嫌になるほどの下りの連続。大きな景色の変化が無いので、飽きてしまいます。ここは林道との出会いです。指導標識には「青木鉱泉まで45分」とあります。まだそんなにあるの?? 
2014年07月21日 14:54撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 14:54
しかしそこからも更にひたすら下りました。嫌になるほどの下りの連続。大きな景色の変化が無いので、飽きてしまいます。ここは林道との出会いです。指導標識には「青木鉱泉まで45分」とあります。まだそんなにあるの?? 
道幅の広い林道。歩きやすいのですが、もう疲れて限界。早く青木鉱泉に着かないかな。
2014年07月21日 15:06撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 15:06
道幅の広い林道。歩きやすいのですが、もう疲れて限界。早く青木鉱泉に着かないかな。
右手には大きな沢が見えます。おお〜、ビューティフル。
2014年07月21日 15:09撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 15:09
右手には大きな沢が見えます。おお〜、ビューティフル。
「←青木鉱泉 近道」の標識を見かけて、たまらずそちら(近道)へ。ほどなく沢に下りる階段が現れました。
2014年07月21日 15:19撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7/21 15:19
「←青木鉱泉 近道」の標識を見かけて、たまらずそちら(近道)へ。ほどなく沢に下りる階段が現れました。
河原に下りて青木鉱泉方向を見たところ。赤ペンキに従い、向かいの階段を上ると到着です。今日もお疲れさまでした。
2014年07月21日 15:20撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
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7/21 15:20
河原に下りて青木鉱泉方向を見たところ。赤ペンキに従い、向かいの階段を上ると到着です。今日もお疲れさまでした。
撮影機器:

感想

 海の日を過ぎたというのに、関東地方はまだ梅雨が明けません。今回の3連休も「大気の状態が不安定」という予報です。事実、連休の中日(7月20日)は、都内でも所により集中豪雨に見舞われました。しかし、連休最後の日は天気予報もまずまず。
 翌日からの仕事は事情により休めませんです。そこで自宅からのアクセスが良い鳳凰三山に出かけることに決めました。日帰りをするには勿体無い山なのですが…。

 青木鉱泉からのルートは、夜叉神峠ルートと比べると急勾配の分、距離をかせぐことができます。また、ドンドコ沢ルートは特に、見事な滝を幾つか眺めることができる楽しみのあるコースです。私としましては鳳凰ノ滝と五色滝がお勧めです。
 しかし何といっても、鳳凰三山縦走の醍醐味は、稜線歩きの気持ち良さに尽きると思います。谷底からの冷たい風に吹かれながら、オベリスクを始めとする岩や砂、高山植物が織りなす幻想的な景色を眺めることができるのが、何よりのご褒美と感じます。
 社会が整えてくれた様々な基盤があってこそ、私はハイキングを趣味とすることができます。普段、地図に表記される時間ばかり気にして歩くことが多いのですが、そんな恵まれた私と比べて昔の方々はもっと多くの力(洞察力、判断力、体力…)が試されたことでしょう。それゆえ、人が容易に近づけないこの場所に辿り着いたときに「神仏の存在の近さ」のようなものをもっと敏感に感じとったのかもしれません。感覚を研ぎ澄ますこと無しに、この場所に来るのは勿体無いことかなと反省いたします。

 青木鉱泉にやっと戻ってきての心境。「もう早く家に帰って横になりたい。そして、連続テレビ小説「花子とアン」の録画ビデオも観たいなぁ…。」 ついに、白蓮が宮崎龍介と駆け落ちし、彼女から夫(伝右衛門)への絶縁状が新聞に掲載されました。そして宮崎に「何があってもアナタと一緒なら平気です。」と。どこまでが脚色されているのか知りませんが、ドロドロに盛り上がってきております。
 
 青木鉱泉受付で駐車料金を支払い、風呂にも入らずにそそくさと自宅に向かいました。自宅では、田村正和さんが「ビールと間違う美味さ」と言っていたビールもどきも冷蔵庫で冷えています。
 しかし、ゆっくり青木鉱泉の湯に浸かった方が正解だったようです。3連休最終日の夕刻。中央道は「あり得ない」と思うほどの渋滞が発生しており、通常なら2時間半の移動時間に5時間を費やすことになったのでした…。ああ、疲労も倍増です。
 いや、それにしても面白いですね「花子とアン」は。ビデオを観て寝ることにいたします。
(美輪明宏さん風に→)「では皆さん、ごきげんよう、さようなら。」

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コメント

お疲れ様でした。またも林道情報有り難うございます。
10月中旬に予定していますが、アクセスで悩んだらやはりsatotakeさんですね。お伺いします、新道の方はいかがでしょうか?こちらもかなりの悪路で甘利山経由が良いという情報もあるのですが時間がかかるので、もし新道を通られているなら様子を教えて下さい。
2014/9/21 3:50
Re: お疲れ様でした。またも林道情報有り難うございます。
obanyanさん、御無沙汰です。 (*´ω`)人(´ω`*)オヒサー♪
鳳凰三山にお出かけのご予定ですね?

私、実は新道に入ったことがありません。御役に立てなくて申し訳ありません。旧道があまりに悪路だったもので、「これはいかん」と思わず書き込みをさせていただきました。そして、甘利山経由というのは「想定の範囲外」でございました。こちらこそ情報を頂戴しまして、ありがとうございます。d(・ω・*)

今週は9月21〜22日にかけて、新潟県に遠征してまいりました。
巻機山と平ヶ岳に登りましたが、どちらも山頂付近は紅葉が始まっていて、とても綺麗でしたよ。初めてオコジョを見かけました。可愛かったなぁ〜。

両山とも山頂に続く斜面は緩やかで、そこには沢山の高山植物が生え、多くの池塘(ちとう)が点在していて、独特の雰囲気があります。尾瀬や苗場山も同じ様な景色ですが、標識に「この一帯は、古い地層が隆起してできた」とありました。なるほど、それでこういう女性的で美しい姿をしているんですね。

平ヶ岳の山中では、少し前に登った飯豊山の山中でお会いして親しく会話できた方と、偶然再会し会話が弾みました。obanyanさんともどこかでお会いできるかもしれませんね。
今年は秋が早いようです。鳳凰もこれからがまた良い時季ではないでしょうか。楽しんできてくださいね。
2014/9/23 13:49
Re[2]: お疲れ様でした。またも林道情報有り難うございます。
県道甘利山公園線から御庵沢小武川線にはいるルートもあるらしいですが、ナビを無視して新道を行こうと決めましたのに、秋が早すぎて病気持ちの私には微妙な気温の様子。無理は止めて雲取山に標高を下げる事にしました。計画のやり直しです。今年は北岳、槍ヶ岳、共に流れて本当に残念です。おまけに代替の尾瀬燧ヶ岳ではオコジョちゃんに出会えるのを楽しみにしていましたのに、30m先に行く人は見たというのに・・全くもってトホホです。
satotakeさんはラッキーでしたね。やはり日頃の行いなんでしょうね。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
何処かの山で猫を背負った山姥を見かけたら声かけて下さいね。そんな楽しい奇跡を楽しみにしています。
2014/9/24 21:09
Re:雲取山は大好きですよ。
8月は大気の状態が不安定で、私も何度も計画の練り直しをしました。9月になると秋の訪れが早かったですね。
雲取山とそこに続く石尾根は私も大好きな場所です。obanyanさんにとって、素敵な山行となりますように。今度は是非、レコの作成にチャレンジしてみてください。山の思い出を共有できるといいですね。
2014/9/24 21:45
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体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [日帰り]
鳳凰三山 青木鉱泉日帰り周回
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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