30_三嶺から剣山縦走のつもりが、、、50年ぶりの剣山登頂ならず
- GPS
- 20:57
- 距離
- 31.3km
- 登り
- 2,783m
- 下り
- 2,163m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 9:34
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:04
天候 | 三日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※癒やしの里は休業中 |
コース状況/ 危険箇所等 |
テープと導標もしっかりしてます。 菅生から造林小屋跡経由のルートは標高差1000mの上りが堪えました |
その他周辺情報 | 帰りに大歩危温泉 サンリバー大歩危で日帰り温泉をいただきました。一気に疲れと汗を流しました、爽快! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
11月3日三嶺山頂にて
11月4日三嶺山頂にて
コロナ禍で中断していた同窓会が3年ぶりに新居浜で開催されることになり、約50年ぶり(正確には49年?)に剣山に登ってみることにした。
前から登ってみたかった(記憶にないだけで学生時代に登っているかもしれないが)三嶺に、更に天空の笹原慢歩が楽しめる天狗塚、牛の背もと欲張ってしまった。
登山口をどこにするか迷った。天狗峠にしたかったが車の回収に時間がかかりすぎる(体力的に無理?)ので菅生の癒やしの温泉駐車場とした。
旧造林小屋跡経由で三嶺山頂を目指すコース。約1000mの登りが延々と続くのがネックだが、三嶺ヒュッテ前でテントを設営し、サブザックで天狗塚、うまく行けば牛の背まで歩けると判断した。ザックを軽くするため水は最低限とし真水1リットル、サーモスにお湯500ミリリットル、麦茶とスポーツドリンクのペットボトル各1本で合計16,5kg。普段の1泊2日程度の重量に抑えた。
1日目。
約4時間で三嶺ヒュッテに着き、幕営準備完了。登りはきつかったがゆっくり歩いたので体力的には余裕があった(と思う)。
三嶺山頂は流石に人気の山だけあってたくさんの登山者で賑わっていた。360度の展望で快晴の下遠く石鎚山も見ることができた。
ここから西熊山・天狗塚・牛の背まで笹原の天空の縦走路が延々と続く。2000mにも満たない標高なのに森林限界を超えたような素晴らしい稜線、大満足。
しかし、意外と遠くかつそこそこのアップダウンがあり地味に堪える。お亀岩避難小屋への下降点についたときは1時間半あまり経過。往復4時間までを目処にしていたので、水場で給水後天狗峠までに変更して進んだが、気力・体力・経過時間を総合的に判断して三嶺に向けて引き返すこととした。
多少気力は衰えたものの素晴らしい景色の中を歩けたこともありほぼ予定通り15時半前に三嶺に到着、その後ヒュッテまで戻り登山道を名頃方面に水場を探すが見つけられずテントに戻った。
今回は食事はすべてFDとしたのでお湯を沸かせばすぐに食事。夕食はFDの野菜ピラフ。
食事後テントの外に出るとちょうど日没の時間帯で、はるか西の山並みに太陽が沈んだあとのマジックアワー。少し東寄りの空には月も出て素敵な夜になりそう。ただし、風が結構強く吹いている。10m/s以上はありそう(そのおかげかテント内に結露は発生しなかった)。ところどころ電波が入ったので家人と香川の友人に定期連絡を入れスマホの電源を切る。
2日目。
なんと、目が覚めると既に6時を回っている。昨夜スマホの電源を切っていたせいだ。4時過ぎには目が覚めたのだが2度寝したため不覚を取った。
朝御飯はカップ麺にした。サーモスのお湯を入れたが、夜中に目が覚めたときようにとぬるめに沸かしていたのを忘れていたので、少し芯のあるカップ麺となった。しかし、疲労して食べ物が喉を通らない状況ではなかったので、やはりゆっくり歩いたのが功を奏したのだろう。
強風の中テントを撤収し山頂に向かう。今日も快晴でほんとに360度素晴らしい景色だ。なかなか山頂をあとにできない。山頂からは急降下なので慎重に下る。
鎖や梯子も通過しながらゆっくりと下る。徐々に三嶺は遠くなるが、剣はなかなか近くならない。
天狗塚から牛の背あたりの縦走路も素晴らしいらしいけど、三嶺からカヤハゲ、高ノ瀬へとこちらも素晴らしい縦走路が続く。
しかし、朝御飯は食べれたものの、徐々に気力がなくなってくる。景色も天気も最高、体力的にもまだ余裕はあるが、どうも行動食が欲しくなくなってくる。
やっと、白髪避難小屋までたどり着き、「水場南へ50m」の標識を頼りにだだっ広い尾根からザレた道を下っていく。この時点ですでに50m以上歩いている。10分くらい足場の悪い道を下った頃水の音がしてきた。三嶺の近くであったかたが言っていた通り川になって流れている水場に到着。水を汲みながら顔を洗ってスッキリとする。
また、ザレた道を登り返し白髪避難小屋までもどる。一気に疲れて小屋内で休憩する。室内はきれいだけど少し黴臭い。気力がなくなったので、もうここでテン泊する?とか頭をよぎったが、明日見ノ越発11:00のバスに乗らなきゃならないので気を取り直して歩く。ちょうど動画を撮影している方に遭遇した。日帰りで見ノ越から来たのだとか。
しばらく話をして、また、歩き始めるが白髪避難小屋にスマホを忘れたことに気づく。自分が思っている以上に疲れているのかな?
此処から先も本当に素晴らしい縦走路が続く。笹原だけでなく、地元岩湧山のようなススキや自然林の縦走路。変化にとんで楽しい。
歩きは超スローペースとなり剣山(一ノ森)は完全に無理な状況。高ノ瀬では他に休んでいた方があったこともありべったり座り込んでゆっくりと休憩しながら少しだけお菓子を食べて気分転換した。
そのあと丸石避難小屋に到着。時間的には今日の行動終了予定時間近くなので小屋泊でもいいかと思い、小屋内を覗く。室内はこざっぱりとしているが黴臭い、外がまだ日が高く明るいせいか陰気な印象。小屋前でテン泊とも考えたが友人から丸石及びその先にもテン泊適地があると聞いていたので少しだけ進むことにした。
丸石山頂はテントを張れるスペースはあるが、埋まった石が邪魔になりそうで、少し下っていくと、縦走路の脇にちょうどテントひと張り分のスペースを見つけ幕営地とした。丸石ほど風もなくいい場所を見つけた。テントを設営しようとするとなんと張り綱1本が見当たらない。??? 朝強風の中で撤収したときに飛んでいったのか?テント設営後、とにかく水分をと思い湯を沸かしレモネードやしょうが湯を飲むが、あんパンやFDには手が伸びない。横になって体調回復を待つ。胃部の不快感はないが食欲がわかない。ただじっと待ってみる。風が殆どないせいか結露がして、時々ポタッと顔に落ちる。夜半以降はそれもなくなった。
3日目。
予定通り5時に起床するが相変わらず食欲はないので、コーヒーだけ飲む。あと5kmほどなので何も食べなくても歩ける(今までの経験から)ので、テントのジッパーを開けると、なんとフライの内側に結露が凍りついている!夜半から顔の落ちてこなかったはずだ。外に出てみるとテント(フライ)外側の上部も白く氷が付いていた。
天気は今日も快晴で、絶好の山歩き日和、昨日のうちに次郎笈直下まで来ていてよかった。とはいうもののなかなか歩は進まず一向に次郎笈は近くならない。もう7時前なので剣方面から登山者が沢山歩いて来る。
スーパー林道降下点を過ぎてひと登りした後次郎笈までなだらかな道を歩く。水場経由の巻き道近くから急登になり、一瞬逡巡したが、次郎笈峠で荷物をデポして山頂までピストンすればいいやと巻き道を進む。しかし、意外と?予想通り?足取りは捗らず次郎笈峠に着いたときに、次郎笈を振り返りその斜度を見、剣を振り返った途端に次郎笈パスに決めた、剣は直登しようと。
しかし、剣に近づくにつれ急登の斜度が余計にきつく思え、下ってくる登山者も下りなのにきつそうに下ってくる。そのうち、また、巻き道の分岐に差し掛かり、一旦巻き癖が付くともう、何の躊躇もなく御神水、西島駅方面に向かう。あとは予想通り御神水に寄ることもなく、ましてや剣山頂に向かうこともなく見ノ越登山口にむけよたよたと下った。
結局、せっかく三嶺から剣山を目指して50年ぶりの剣山登頂を目指したが未踏に終わってしまった。また、来年以降チャレンジしよう。
50年前なので記憶は定かではないが、高知県の学校主催で高知県側から合同合宿で剣山以外の山に登り、合宿終了後長い長い林道を歩いたあとに平坦な剣山に登頂した記憶がある。もちろん登頂後も長い長い林道を最寄りの国鉄駅まで延々と歩いた記憶がある。いったい合宿した山はどこだったのだろうか・・・。
いずれにしても、改めて四国の山の良さを体感できた。また、訪れたいと思う。
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