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Yamareco

記録ID: 487994
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

鳳凰三山(青木鉱泉からドンドコ沢、中道周回)

2014年08月01日(金) 〜 2014年08月02日(土)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
29:42
距離
22.1km
登り
3,080m
下り
3,075m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:17
休憩
1:50
合計
9:07
7:38
118
9:36
9:45
81
11:06
11:20
23
11:43
12:13
50
13:03
13:49
67
14:56
15:06
22
15:28
15:29
76
16:45
2日目
山行
6:08
休憩
1:07
合計
7:15
6:04
88
7:32
7:44
33
8:17
8:18
7
8:25
8:26
14
8:40
9:14
45
9:59
10:05
107
11:52
12:01
36
12:37
12:38
38
13:16
13:19
0
13:19
ゴール地点
天候 午前は晴れ
午後はくもり時々晴れ時々雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青木鉱泉に駐車場あり。1日750円。
コース状況/
危険箇所等
道はすべてはっきり。
青木鉱泉。登山者もちらほら。
青木鉱泉。登山者もちらほら。
たくさんのハチが飛び交っていました。
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たくさんのハチが飛び交っていました。
ドンドコ沢左岸崩壊地の工事。一度右岸に渡り、林道をしばらく歩いてからまた渡り返します。稜線まで遠いなあ。
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ドンドコ沢左岸崩壊地の工事。一度右岸に渡り、林道をしばらく歩いてからまた渡り返します。稜線まで遠いなあ。
時々小さな沢を渡渉します。水が冷たくておいしい。
時々小さな沢を渡渉します。水が冷たくておいしい。
南精進ヶ滝は真ん中に釜がある二段の大きな滝。往復せず、見に行けます。
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南精進ヶ滝は真ん中に釜がある二段の大きな滝。往復せず、見に行けます。
白糸の滝。登山道からすぐ。
白糸の滝。登山道からすぐ。
大きなベニテングタケ。
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大きなベニテングタケ。
ウスタケ類。
五色の滝。一度谷に下りてしばらく遡上し、滝壷に。こちらもそのまま往復せず、登山道に戻れます。
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五色の滝。一度谷に下りてしばらく遡上し、滝壷に。こちらもそのまま往復せず、登山道に戻れます。
人がいると、大きさが分かりますね。
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人がいると、大きさが分かりますね。
若葉の部分が黄緑で、何となくかわいい。
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若葉の部分が黄緑で、何となくかわいい。
青木鉱泉から長い急坂をようやく登りきると、おだやかなドンドコ沢上流部。
青木鉱泉から長い急坂をようやく登りきると、おだやかなドンドコ沢上流部。
このあたりはなだらかで、とてもいい感じです。地蔵ヶ岳も見えた。
このあたりはなだらかで、とてもいい感じです。地蔵ヶ岳も見えた。
程なく、鳳凰小屋。テントを張って、荷物を軽くして、稜線に向かいます。
程なく、鳳凰小屋。テントを張って、荷物を軽くして、稜線に向かいます。
森林地帯から、徐々に白砂の登りになって、
森林地帯から、徐々に白砂の登りになって、
賽の河原を、すぐそこに見える(けどなかなか着かない)地蔵ヶ岳に向けて一気に登りつめます。
賽の河原を、すぐそこに見える(けどなかなか着かない)地蔵ヶ岳に向けて一気に登りつめます。
振り返ると、観音ヶ岳も。
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振り返ると、観音ヶ岳も。
青空に白い砂が映えます。
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青空に白い砂が映えます。
鞍部に到着。
お地蔵さんがいっぱい。
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お地蔵さんがいっぱい。
雲の切れ間から険しい甲斐駒が大きい。
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雲の切れ間から険しい甲斐駒が大きい。
あちこちに咲くタカネビランジ 。
あちこちに咲くタカネビランジ 。
オベリスクの肩まで行ってみます。
オベリスクの肩まで行ってみます。
この先はまあいいや(^^; ロープもあったけど、古げだったし、登れても下りるのは大変そう。
この先はまあいいや(^^; ロープもあったけど、古げだったし、登れても下りるのは大変そう。
オベリスクの肩から、手前・赤抜沢ノ頭と、北岳、間ノ岳。
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オベリスクの肩から、手前・赤抜沢ノ頭と、北岳、間ノ岳。
賽の河原を見下ろす。肩で出会ったお二人が下りてからは、稜線では誰にも会わず、独り占め状態。
賽の河原を見下ろす。肩で出会ったお二人が下りてからは、稜線では誰にも会わず、独り占め状態。
赤抜沢ノ頭あたりから、北岳。まだ結構雪渓が残ってますね。
赤抜沢ノ頭あたりから、北岳。まだ結構雪渓が残ってますね。
途中、こんなキノコも。クリタケ?
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途中、こんなキノコも。クリタケ?
鳳凰小屋にて。丹沢のあちこちで見かけるこの看板が、こんなところにも(^^;
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鳳凰小屋にて。丹沢のあちこちで見かけるこの看板が、こんなところにも(^^;
テント場は、結構すいてました。2張り目だったので、一番高いここに張りました。
テント場は、結構すいてました。2張り目だったので、一番高いここに張りました。
2日目。昨日下りてきたここから、また観音ヶ岳分岐に登ります。
2日目。昨日下りてきたここから、また観音ヶ岳分岐に登ります。
途中、奥秩父方面が見渡せました。山のグラデーションが美しい。
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途中、奥秩父方面が見渡せました。山のグラデーションが美しい。
あちこちで見られた、タカネグンナイフウロ。
あちこちで見られた、タカネグンナイフウロ。
登りきると、赤岳から阿弥陀、天狗、北八の峰峰に蓼科まで、八ヶ岳がはっきり! 右脇の遠くに見えるのは浅間山でしょうか。
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登りきると、赤岳から阿弥陀、天狗、北八の峰峰に蓼科まで、八ヶ岳がはっきり! 右脇の遠くに見えるのは浅間山でしょうか。
晴れた朝の稜線は気持ちよすぎる。会う人みんな、すごく気分いいのが伝わってきます(^^;
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晴れた朝の稜線は気持ちよすぎる。会う人みんな、すごく気分いいのが伝わってきます(^^;
富士山とそのまわりの山々も。
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富士山とそのまわりの山々も。
観音ヶ岳はまだちょっと先。
観音ヶ岳はまだちょっと先。
観音ヶ岳頂上から、八ヶ岳。
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観音ヶ岳頂上から、八ヶ岳。
格好がいい甲斐駒。その右脇には、槍穂がくっきり。右端は立山。
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格好がいい甲斐駒。その右脇には、槍穂がくっきり。右端は立山。
富士山と、これから向かう薬師ヶ岳。
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富士山と、これから向かう薬師ヶ岳。
白根三山と荒川岳方面もばっちしです。
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白根三山と荒川岳方面もばっちしです。
深い野呂川の谷の先には仙丈ケ岳、そして中央アルプスの山々。
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深い野呂川の谷の先には仙丈ケ岳、そして中央アルプスの山々。
薬師に向かう途中、観音ヶ岳を振り返って。結構起伏ありますね。
薬師に向かう途中、観音ヶ岳を振り返って。結構起伏ありますね。
稜線上にある薬師ヶ岳小屋にちょっと寄ってから、
稜線上にある薬師ヶ岳小屋にちょっと寄ってから、
薬師ヶ岳頂上の岩で一休み。白い谷のところ、青木鉱泉遠いなあ。
薬師ヶ岳頂上の岩で一休み。白い谷のところ、青木鉱泉遠いなあ。
噴火しているような富士山(まあ今度噴火するとしたら頂上からではないと思いますが(^^;)。
噴火しているような富士山(まあ今度噴火するとしたら頂上からではないと思いますが(^^;)。
御所山、千頭星山の稜線を見下ろす。最初はあそこを経由する予定でした。
御所山、千頭星山の稜線を見下ろす。最初はあそこを経由する予定でした。
薬師ヶ岳頂上から、この中道で青木鉱泉に戻ります。
薬師ヶ岳頂上から、この中道で青木鉱泉に戻ります。
長くてうんざりする中道の途中、ギンリョウソウの群落がありました。陽があたって、本当に銀色に輝いていました。
長くてうんざりする中道の途中、ギンリョウソウの群落がありました。陽があたって、本当に銀色に輝いていました。
途中の大きな御座石。
途中の大きな御座石。
2050地点を越えたあたりから、明るいササの道に。
2050地点を越えたあたりから、明るいササの道に。
ササ原から、大馴鹿峠。
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ササ原から、大馴鹿峠。
途中で樹々の間から見えた地蔵ヶ岳。
途中で樹々の間から見えた地蔵ヶ岳。
廃林道を越えて、
廃林道を越えて、
ようやく下の林道に着いた。薬師岳山頂まで4時間半はないですね(^^; 下りで4時間かかるよ。
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ようやく下の林道に着いた。薬師岳山頂まで4時間半はないですね(^^; 下りで4時間かかるよ。

感想

この暑さで低いヤブ山には行きたくないのでw テント泊で高山に行ってきました。
南アルプスの鳳凰三山は実質初めて(はるか昔、1歳のころ行ってるらしいのですが、当然何も記憶はありません(^^;)。

中央道、韮崎ICで下りて、桐沢橋を渡って林道に。青木鉱泉への長い林道そのものは舗装されていますが、その林道に入るところと、鉱泉そばの短い区間は未舗装で、結構ダート。土建大国山梨のくせにw
青木鉱泉の駐車場は、まだちらほらと空きがある状態。ここからドンドコ沢経路で、鳳凰小屋を目指します。すぐに、ドンドコ沢左岸の大崩壊地の整備工事中で、一度右岸に渡ってしばらく林道を歩き(歩行者用にロープで区切られている)、また左岸に戻り、あとはずっとそのまま進みます。
長い登りですが、途中いくつもの見事な滝があって、あまり飽きずに登れました(でもやっぱり長い(^^;)。五色の滝あたりで霧が出てきて(滝壷は寒かった)、天気が心配でしたが、ドンドコ沢上流部では地蔵ヶ岳が望めました(このあたり、ゆるやかで水もきれいで明るく、いいところです)。
鳳凰小屋は林の中ですが、水も豊富でいいところです。テント場は狭いということでしたが、当日は10張り程度で十分な余裕があり、気持ちよくすごせました。

天気も回復気味だったので、テントを張ってからわずかな荷物を持って、砂地の賽の河原を直登して地蔵ヶ岳に。雲は多く時々霧も出ましたが、青空も見える天気で、時間も遅めだったので人が少なく、ほぼ独占状態。赤抜沢ノ頭を越えて稜線を歩いて、観音ヶ岳そばの分岐から小屋に戻りました(さすがに疲れた)。時々霧をまとうオベリスクは、なかなか迫力がありました。
夕方から夜にかけて、ちょっとした雷雨あり。
(そういえば昔、賽の河原のお地蔵さんのところにあった石を持って帰った人が病気になり、石を返したらすぐに直ったという話を聞いたことがあります(^^;)

次の日は6時に出発、昨日下った観音ヶ岳方面への道を今度は登ります。
稜線に飛び出ると、どーんという感じで一気に白根三山がくっきりはっきり。山頂に向かって登っていくと、八ヶ岳、富士山、甲斐駒などなど、どんどん見えてきます。やっぱり森林限界を越えた高山はこれがないとね。北アルプスも、槍穂高から白馬まで、全部はっきり見えました(ちなみいつもの御正体山も見えて何だか安心しましたw)。
あとは薬師ヶ岳まで、大きな北岳と富士山を従えて、見かけよりは起伏のある白砂と奇岩の立ち並ぶ美しい稜線歩き。気持ちよすぎる。。。

薬師ヶ岳小屋にちょっと寄ってから薬師ヶ岳山頂に戻り、ビールなどを飲んでゆっくりしてから、大展望に別れを告げて中道を通って青木鉱泉に戻ります。
この下りは長いですね。途中で下りに飽きて、すっかりうんざりしました(^^; 土が流れて高い段になった箇所が多く、疲れます。
2050地点を過ぎるとササ原になり、少し明るくなってきますが、まだまだ下りは延々と続きます。林道近くなってくると遠雷も聞こえてきました。
下の林道にようやく着いたと思ったら、いきなりの雨。。。林道をはずれて青木鉱泉への近道を通り、ドンドコ沢にかかる鉄製の簡易橋を渡って、ようやく車に到着した時には、すっかりずぶぬれに。だから林道から下の写真はありません(^^;

快晴から霧、夕立、雷雨と、すべての天気が濃縮された、なかなか濃い2日間でした。

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