朝明〜ハト峰〜根の平峠〜鈴鹿の上高地幕営〜御在所岳〜ハライド
- GPS
- 10:35
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,451m
コースタイム
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 4:23
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 6:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
●帰り= 朝明駐車場 → 三休 (風呂・食事) (車) 桑名 16:49 (アーバンライナー) 大阪難波 18:50 |
写真
感想
ふくぞうが いわゆる「鈴鹿の上高地」でキャンプをするというのにのっからせてもらうことに。もともとは二日目 緩いコースだったのを、御在所岳〜ハライドまで足を延ばすコースにしてくれた。
鈴鹿方面は車を持っていない大阪在住者には遠い。去年 ふくぞうと藤原岳〜御池岳を登るまで長い間 足を踏み入れていなかった。有名な御在所岳も30年前 当時 勤めていた会社の社員旅行で湯の山温泉に宿泊し、ロープウェイで山頂公園に登ったことがあるだけだ。
だから私は朝明 (あさけ) という地が鈴鹿の山登りの起点として有名なところとは知らなかった。御在所岳近辺は山の地図では見ていたが、御在所岳の北は訪れるハイカーが少ないマイナーな山域だと思っていた (それにしては登山道が張り巡らされているが)。まさか大きな駐車場があって 休日には多くの車で埋まるとは。
日帰りするには遅いので人こそいなかったが、この日も多くの車が止まっていた。
日差しが明るく暖かい。多くのハイカーに出会う。
藤原〜御池とは異なった 花崗岩質の急峻な山容を楽しむ山登り。積み重なった巨岩やガレの切り立った崖、ザレの小山、庭園の遊歩道のような箇所など、変化に富んだコース。ザレ場をキャンバスに置き石で描いた絵と文字もある。
そしてダイナミックな展望。特に背後の釈迦ヶ岳の威容は見事で、何枚も写真を撮っていた。
根の平峠からタケ谷方面は川が流れる平たんな森。広大で別天地のようでもある。どこでもテント張れるやないか とちょっとした興奮。
渡渉時 ふくぞうが転倒して肝を冷やした。膝を打ったようだが 特に問題はないようで一安心。前を歩いてもらっていて申し訳ない。
「鈴鹿の上高地」は大きなカツラの木が目印。奥にテントひと張あり。
我々は左岸に渡渉してテントを張った。静かで美しい森の中。何とも言えない幸福感。
とはいえ秋。5時過ぎに日は落ち 夜はやはり冷えた。外でふくぞうと話をしていたが早々に散会し、それぞれのテントに入った。向こう岸のテントの焚火が羨ましかった。
唯一の娯楽 ラジオ出動。これまで思いがけなくいろいろ面白い番組に出会えたが、今回はダメ。早めに消した。
今回 電熱ベストを購入し 持ってきたが、いまいち温かくならず、期待外れ。しかし日付けが変わる前に眠れたのは電熱ベストのおかげも少しはあったのかもしれない。
とはいえ 3時40分に目が覚めた。電熱ベストのバッテリーは切れていた。年老いた笑福亭鶴瓶に私が「番組で起用してくれたおかげで今のオレがある。ありがとう」と言っておいおいと泣いている夢を見ていた。訳が分からん…。
その後はしっかりとは眠れず、寒くて今回もテント内で1分ほど3回 バーナーを付けた。寝る時の服装は改めて考えないといけない。
翌日。6時過ぎに起床し、8時過ぎ出発。
ここから上水晶谷沿いを登る道はかすかな踏み痕程度のところが少なくない。朝明観光協会が設置した道標に加えてピンクリボンもあるが、それでもGPSアプリがないとなかなか難しい。GPSがあっても何箇所か別の道を行きかけた。ただ「山と高原地図」に「道荒れている」と書かれているが、倒木などで歩きにくいわけではない。
ハンバーガー岩の手前からは明るくなり、ハイカーが多くなった。国見峠のハイカーの声が聞こえる。
御在所岳はハイカーや観光客でいっぱい。ふくぞう「遊園地やな」、オレ「山登りの山やないな」
国見岳経由の道も奇岩とザレ場などが点在する明るく楽しい道。ハイカーも相変わらず多いが、キノコ岩を過ぎると静かになった。1081mピーク付近にある伊勢谷方面への分岐、続けて藤内小屋方面分岐を過ぎると急な下り。木々の間にハライドの急斜面が覗き、あれを登り返すのかと思うと ちょっとウンザリした気持ちにも。
腰越 (こしこえ) 峠からハライドの登りとなる。もちろんたやすくはないが、思ったほど大変ではない。しかしこれが下りだと特にザレ場の箇所は恐怖だ。
ハライド山頂着。3人組がおられた。標高は高くないが、昨日辿った稜線が一望のもと。最後のピークにして今日のハイライトだった。
ところで「ハライド」は「祓戸」らしい。神道と関係があるのだろうか。
駐車場から少し下ったところにある「山休」で風呂に入り (700円)、食事 (1000円)。ヒッピー文化みたいな雰囲気を感じさせるユニークな店だった。
予定していたより1時間遅いアーバンライナーで帰阪。
モバイルバッテリーが今回も使えなかったり、電熱ベストがあまり温かくならなかったり、お茶をぶら下げるカラビナが壊れたり、ラジオの電池を入れる部分のバネが取れてしまったりとトラブルもあったが、大事には至らず、今回も楽しかった。京都で無理やりキャンプ地を作って縦走するのも悪くはないが、やっぱり違う。ふくぞうに感謝。また来年よろしく。
●食事
1日目朝 = 電車内 パン
同 昼 = スティックパン, 卵
同 夜= カレーめし, ソーセージ, 卵, 豆
同 夜食= 菓子パン
2日目朝= 雑炊x2, 豆, さばみそ
同 昼 = 湯の山温泉の店 (三休の湯)
その他= クッキー, ブラン
飲料= 麦茶0.6リットル, 水0.6リットル, 珈琲粉, 粉末紅茶
ところで鈴鹿は、岩も沢も雪も氷も藪も おまけにロープウェイ付きの公園まであって日本中の山の魅力をこの狭い山域にギュッと詰めたような場所じゃないかと思うことがある。もちろん他行ったことないから勝手にそう思てるだけやけどね。また行こか。
確かに鈴鹿、山の楽しみを凝縮した感じあるね。やはりアルペン的な面白さもあるのがいいな。またいきまひょ
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