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Yamareco

記録ID: 492367
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

奥秩父最高峰〜登頂直後に最大の危機

2014年07月22日(火) 〜 2014年07月23日(水)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
11.7km
登り
1,483m
下り
624m

コースタイム

1日目
山行
6:05
休憩
1:05
合計
7:10
10:15
35
10:50
11:00
60
12:00
12:10
140
大日小屋テン場
14:30
14:50
10
五丈岩
15:00
15:00
30
15:30
15:30
30
鉄山
16:00
16:10
50
朝日岳
17:00
17:00
10
大弛峠
17:10
大弛小屋
2日目
山行
26:20
休憩
0:15
合計
26:35
7:00
0
大弛小屋
7:00
7:00
15
7:15
7:20
35
7:55
7:55
5
8:00
8:10
0
1日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
8:30
8:45
1525
事故現場
2日目
山行
0:00
休憩
0:00
合計
0:00
10:10
大弛峠
天候 22、23日ともに晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR韮崎駅8:50ーみずがき山荘10:05(山梨峡北交通路線バス、2060円)
コース状況/
危険箇所等
よく整備された登山道。危険と感じたところはなかった
登山口はみずがき山荘バス停のすぐ脇
2014年07月22日 10:12撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 10:12
登山口はみずがき山荘バス停のすぐ脇
富士見平小屋の水場
2014年07月22日 10:57撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 10:57
富士見平小屋の水場
水場からひと登りで富士見平
2014年07月22日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 11:05
水場からひと登りで富士見平
大日小屋のテン場から見上げる大日岩
2014年07月22日 11:58撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 11:58
大日小屋のテン場から見上げる大日岩
大日小屋は登山道を挟んでテン場の反対側。登山道から見下ろす位置にある
2014年07月22日 11:58撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 11:58
大日小屋は登山道を挟んでテン場の反対側。登山道から見下ろす位置にある
同じくテン場から。こちらは鷹見岩
2014年07月22日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 12:10
同じくテン場から。こちらは鷹見岩
大日岩の真下に来た
2014年07月22日 12:31撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 12:31
大日岩の真下に来た
樹林帯の急斜面から尾根筋に出ると大日岩の横。登っている人と比べると大きさが分かる
2014年07月22日 12:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 12:40
樹林帯の急斜面から尾根筋に出ると大日岩の横。登っている人と比べると大きさが分かる
砂払の頭。ここから灌木帯
2014年07月22日 13:41撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 13:41
砂払の頭。ここから灌木帯
咲いているのはキバナシャクナゲ?
2014年07月22日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 13:43
咲いているのはキバナシャクナゲ?
瑞垣山が全貌を現した
2014年07月22日 13:45撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 13:45
瑞垣山が全貌を現した
山梨側は断崖絶壁だが、登山道は長野寄りを通るので見た目ほど怖くはない
2014年07月22日 13:46撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 13:46
山梨側は断崖絶壁だが、登山道は長野寄りを通るので見た目ほど怖くはない
五丈岩が見えてきた
2014年07月22日 13:47撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 13:47
五丈岩が見えてきた
クサリ場も。使う人はどうぞという感じ。クサリは使わず通過
2014年07月22日 13:50撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 13:50
クサリ場も。使う人はどうぞという感じ。クサリは使わず通過
長野側は緩やかな斜面。金峰山小屋が見える
2014年07月22日 13:56撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 13:56
長野側は緩やかな斜面。金峰山小屋が見える
五丈岩の前。ちょっとした広場でしばし息を整える
2014年07月22日 14:38撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 14:38
五丈岩の前。ちょっとした広場でしばし息を整える
眺望はいまひとつだったが・・・
2014年07月22日 14:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 14:40
眺望はいまひとつだったが・・・
この存在感は圧倒的
2014年07月22日 14:55撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 14:55
この存在感は圧倒的
瑞垣山方面
2014年07月22日 14:55撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 14:55
瑞垣山方面
五丈岩から大弛方面へ少し登ったところが金峰山山頂。おなじみ長野タイプ?の山頂表示板
2014年07月22日 14:59撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 14:59
五丈岩から大弛方面へ少し登ったところが金峰山山頂。おなじみ長野タイプ?の山頂表示板
三角点
2014年07月22日 14:59撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 14:59
三角点
降りてきて山頂を振り返る
2014年07月22日 15:05撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 15:05
降りてきて山頂を振り返る
これから行く鉄山と朝日岳
2014年07月22日 15:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 15:06
これから行く鉄山と朝日岳
鉄山は樹林帯の中
2014年07月22日 15:28撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 15:28
鉄山は樹林帯の中
朝日岳への斜面から。五丈岩がはっきりと
2014年07月22日 15:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 15:43
朝日岳への斜面から。五丈岩がはっきりと
大弛峠に着いた
2014年07月22日 17:03撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 17:03
大弛峠に着いた
大弛小屋。晩ごはんはトマトミートボール鍋。「山めし礼賛」さんのレシピを参考にさせていただきました
2014年07月22日 18:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/22 18:06
大弛小屋。晩ごはんはトマトミートボール鍋。「山めし礼賛」さんのレシピを参考にさせていただきました
朝の大弛小屋。登山道入口は写真の奥
2014年07月23日 06:57撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 6:57
朝の大弛小屋。登山道入口は写真の奥
登山道を上がっていくとほどなく天空の花園へ
2014年07月23日 07:18撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:18
登山道を上がっていくとほどなく天空の花園へ
天空の花園から赤岳アップ
2014年07月23日 07:28撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:28
天空の花園から赤岳アップ
同じところから蓼科山
2014年07月23日 07:28撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:28
同じところから蓼科山
こんな感じの階段が多い
2014年07月23日 07:32撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:32
こんな感じの階段が多い
高度を上げていくと南アルプス北部の全貌が
2014年07月23日 07:37撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:37
高度を上げていくと南アルプス北部の全貌が
金峰山もよく見える
2014年07月23日 07:37撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:37
金峰山もよく見える
八ヶ岳の全貌も
2014年07月23日 07:37撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:37
八ヶ岳の全貌も
前国師まで来ると北奥千丈岳の右に富士山。アップで
2014年07月23日 07:49撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:49
前国師まで来ると北奥千丈岳の右に富士山。アップで
前国師山頂
2014年07月23日 07:52撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 7:52
前国師山頂
奥秩父最高峰の北奥千丈岳。天気も良くテンションあがりっぱなしだったが・・・
2014年07月23日 08:05撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 8:05
奥秩父最高峰の北奥千丈岳。天気も良くテンションあがりっぱなしだったが・・・
山頂から金峰山
2014年07月23日 08:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 8:06
山頂から金峰山
八ヶ岳方面
2014年07月23日 08:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 8:06
八ヶ岳方面
南アルプス方面。上がりっぱなしのテンションがこのあと悲劇を生むことに・・・
2014年07月23日 08:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/23 8:06
南アルプス方面。上がりっぱなしのテンションがこのあと悲劇を生むことに・・・
山梨から埼玉へこれで移動。お世話になりました
2014年07月26日 07:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
7/26 7:06
山梨から埼玉へこれで移動。お世話になりました
撮影機器:

感想

油断ほど恐ろしいものはない。みずがき山荘から登山道に入り、金峰山〜大弛峠〜甲武信ヶ岳〜雁坂峠〜みとみへと2泊3日で奥秩父稜線縦走の予定だった。

1日目は予想以上の暑さに体力を消耗しながらも、目の当たりにした五丈岩の威容に圧倒される。鉄山、朝日岳を経由してほぼ予定時刻に宿泊予定地の大弛小屋に到着。
2日目、大弛小屋を出発、登山道を国師ヶ岳に向かい高度を上げていくにつれ頭上に青空が広がっていく。昨日歩いてきた金峰山からの稜線、南アルプス、八ヶ岳とこの時期としては申し分のない展望にテンションを上げながら、奥秩父最高峰の北奥千丈ヶ岳の山頂へ。奥秩父最高峰に来た満足感と、雄大な展望。思えば、ここでテンションあがりっぱなしだったのが油断につながったのか。

北奥千丈ヶ岳分岐から国師ヶ岳に向かって数歩歩き出したその時。花崗岩の風化した砂におおわれた緩やかな下りの登山道。足が滑った感覚、その次の瞬間、左足首に異常な力が加わった。ポキリ、という乾いた音とともに左足首が180度近く回転、激痛が走る。

「やってしまった、捻挫だ」。恐る恐る左足首を回す。回る。とすると折れてはいないか? 一瞬、このまま予定通り甲武信まで行こうか?という考えが頭をかすめるが、もう一人の冷静な自分が自分をいさめる。「無理。引き返すしかない」。自分に言い聞かせるように声に出して、とりあえず受傷部を水で冷やす。携帯電話は圏外だが、幸いに大弛峠まではそう距離はない。左足首はひねると激痛が走るが、まっすぐ足をついて体重をかけなければ、ストックを補助にしてなんとか歩ける。

左足をかばいながら降りていくと、登山道を登ってきたのが前の日、金峰山の五丈岩の前で出会った、KさんとSさん。事情を話すと、これから北奥千丈ヶ岳まで登ってから大弛峠まで戻り、そのまま車で戻るのでふもとまで連れていってくれるという。しかも重いリュックを見かねて、登山口まで背負ってくれるとのこと。まさに地獄に仏とはこのこと。

次第に痛みが増してくる左足首をかばいながら、なんとか大弛小屋まで降りてくる。水場で足を冷やしているうちに降りてきたKさんSさんと合流、車に乗せていただく。なんと整形外科で受け入れてくれる病院まで探して、連れてきてくださった。お二人には感謝するしかない。

山梨市の加納岩総合病院。出てきた医師は診察して「よくこの足でここまで来られたね」。診断は左足外果骨折。レントゲン写真を見ると、左脚の骨の外側のくるぶしがぽっきり折れている。手術が必要であること、全治までは半年、歩けるようになるまで手術から3週間は必要との説明を受け、そのまま入院。

山歩きを始めてから最大の危機だったが、たまたま親切な人たちと出会えて最悪の事態は逃れることができた。幸運に恵まれていたことを肝に銘じ、教訓を生かしていかなければと痛感した。

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