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Yamareco

記録ID: 497959
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アルパインクライミング
ヨーロッパ

ヨーロッパ遠征8:マッターホルン4478m・アタック敗退〜帰国

2014年07月25日(金) 〜 2014年07月31日(木)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
31:22
距離
10.2km
登り
1,287m
下り
1,288m
天候 7月25日(土)晴れ
7月26日(月)曇りときどき雨
7月27日(日)晴れのち曇り
7月28日(月)曇りのち深夜雪
7月29日(火)晴れ
7月30日(水)曇りのち晴れ
7月31日(木)晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
コース状況/
危険箇所等
7月10日:出国〜シャモニー
7月11日〜13日:シャモニー(モンブラン登山)
7月13日〜17日:ツェルマット(ブライトホルン登山)
7月17日〜22日:グリンデルワルト(メンヒ登山・ユングフラウ登山)
7月22日〜24日:サースフェー(アラリンホルン登山)
*************この記録の日程*************
7月25日(土):サースフェー=シュタルデン=ツェルマット=シュワルツゼー
7月26日(月):シュワルツゼー〜ヘルンリ稜〜シュワルツゼー(泊)
7月27日(日):シュワルツゼー〜ヘルンリヒュッテ〜ヘルンリ稜〜(夜間行動)
7月28日(月):〜シュワルツゼー(泊)
7月29日(火):シュワルツゼー=ツェルマット=フィスプ=スピーツェ=ベルン=チューリッヒ=チューリッヒYH(泊)
7月30日(水):チューリッヒ=ヘルシンキ=
7月31日(木):=帰国
***************************************
シュタルデンの駅。サースフェーからのバスをここで電車に乗りかえました。
2014年07月25日 09:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:06
シュタルデンの駅。サースフェーからのバスをここで電車に乗りかえました。
駅の近所の家。窓辺の花が綺麗です。
2014年07月25日 09:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:09
駅の近所の家。窓辺の花が綺麗です。
ツェルマット行きの電車。
2014年07月25日 09:24撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:24
ツェルマット行きの電車。
車窓から。
2014年07月25日 09:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:42
車窓から。
スイスらしい感じです。
2014年07月25日 09:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:42
スイスらしい感じです。
ちょっといい感じの絵。遠くにはブライトホルン。
2014年07月25日 09:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 9:57
ちょっといい感じの絵。遠くにはブライトホルン。
一週間ぶりのツェルマットは少し人が多いような?
2014年07月25日 10:16撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 10:16
一週間ぶりのツェルマットは少し人が多いような?
マッターホルンは雲の中。
2014年07月25日 10:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 10:17
マッターホルンは雲の中。
コープの青リンゴがかなり紅くなりました。
2014年07月25日 10:24撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 10:24
コープの青リンゴがかなり紅くなりました。
今回、このエナジーミルクがお気に入りになりました。
2014年07月25日 10:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 10:30
今回、このエナジーミルクがお気に入りになりました。
水を12リットルも買い出しました。重い重い。
2014年07月25日 10:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 10:38
水を12リットルも買い出しました。重い重い。
ゴンドラから見え出したマッターホルン。
2014年07月25日 11:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 11:10
ゴンドラから見え出したマッターホルン。
ツェルマットの谷。
2014年07月25日 11:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 11:17
ツェルマットの谷。
ホテルにチェックインしたあと、ヘルンリ稜3度目の偵察。
2014年07月25日 12:25撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 12:25
ホテルにチェックインしたあと、ヘルンリ稜3度目の偵察。
ヘルンリヒュッテ遠望。
2014年07月25日 13:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 13:09
ヘルンリヒュッテ遠望。
雪はまだ微妙にあります。
2014年07月25日 13:31撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 13:31
雪はまだ微妙にあります。
マッターホルンの下部拡大。
2014年07月25日 13:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 13:09
マッターホルンの下部拡大。
上部拡大。雪がまだかなりあります。
2014年07月25日 13:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 13:09
上部拡大。雪がまだかなりあります。
「ベースキャンプ」には人が多いように見えました。
2014年07月25日 13:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 13:38
「ベースキャンプ」には人が多いように見えました。
ハイカーたちも増えた感じです。
2014年07月25日 14:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 14:28
ハイカーたちも増えた感じです。
アルパインフラワー。色が園芸種のように鮮やかなブルーです。
2014年07月25日 14:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 14:30
アルパインフラワー。色が園芸種のように鮮やかなブルーです。
なんという名前でしょう?
2014年07月25日 14:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 14:30
なんという名前でしょう?
イワツメクサのような。
2014年07月25日 14:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 14:36
イワツメクサのような。
雨の日の水流をコントロールする堰。
2014年07月25日 14:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
7/25 14:39
雨の日の水流をコントロールする堰。
シュワルツゼーホテルはきょうも元気でした。
2014年07月25日 15:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 15:02
シュワルツゼーホテルはきょうも元気でした。
夕方のマッターホルン。
2014年07月25日 18:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 18:09
夕方のマッターホルン。
本日のスープ。カレー味。タイ風という表現でした。
2014年07月25日 18:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 18:17
本日のスープ。カレー味。タイ風という表現でした。
このホテルではこんなもんです。
2014年07月25日 18:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 18:29
このホテルではこんなもんです。
ブライトホルン。
2014年07月25日 18:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/25 18:37
ブライトホルン。
部屋で装備の大整理をしました。
2014年07月26日 16:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/26 16:02
部屋で装備の大整理をしました。
アタックに向かうと思われる人二人。
そうかなるほど。彼らはギリシャ人3人のうちの二人だったかも?
上でキャンプをしていたようですね。
2014年07月26日 16:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/26 16:17
アタックに向かうと思われる人二人。
そうかなるほど。彼らはギリシャ人3人のうちの二人だったかも?
上でキャンプをしていたようですね。
雲海の下のツェルマット。
2014年07月26日 19:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/26 19:12
雲海の下のツェルマット。
いよいよアタック!
午前1時半にシュワルツゼーホテルを出発!
2014年07月27日 01:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
7/27 1:42
いよいよアタック!
午前1時半にシュワルツゼーホテルを出発!
ヘルンリヒュッテまでに3人のギリシャ人パーティんに抜かれました。
2014年07月27日 03:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 3:29
ヘルンリヒュッテまでに3人のギリシャ人パーティんに抜かれました。
ヘルンリヒュッテに到着。
2014年07月27日 03:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 3:38
ヘルンリヒュッテに到着。
前に岩陰にデポしておいた水を確認。
2014年07月27日 03:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 3:45
前に岩陰にデポしておいた水を確認。
夜明け近く。
2014年07月27日 04:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 4:32
夜明け近く。
天気はもってほしい。
2014年07月27日 04:41撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 4:41
天気はもってほしい。
振り返ってヘルンリヒュッテを見る。
2014年07月27日 05:14撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 5:14
振り返ってヘルンリヒュッテを見る。
赤い岩の部分。ここは最後にはランドマークになった。
2014年07月27日 05:14撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 5:14
赤い岩の部分。ここは最後にはランドマークになった。
アイゼンの引っ掻きあとを辿ります。
2014年07月27日 05:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 5:17
アイゼンの引っ掻きあとを辿ります。
印を発見。
2014年07月27日 05:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 5:36
印を発見。
振り返って。
2014年07月27日 05:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 5:42
振り返って。
ここもたぶん正しいルートだと思われます。
2014年07月27日 05:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 5:45
ここもたぶん正しいルートだと思われます。
赤岩の裏側。
2014年07月27日 05:56撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 5:56
赤岩の裏側。
明らかな印。
2014年07月27日 05:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 5:57
明らかな印。
あの丸い印を目指しました。
2014年07月27日 06:04撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7
7/27 6:04
あの丸い印を目指しました。
ここにも印。
2014年07月27日 06:04撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 6:04
ここにも印。
けっこう急です。
2014年07月27日 06:04撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/27 6:04
けっこう急です。
印を発見。
2014年07月27日 06:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 6:08
印を発見。
上方に建築物らしきもの。
2014年07月27日 06:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
7/27 6:12
上方に建築物らしきもの。
天気はよい。
2014年07月27日 06:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/27 6:12
天気はよい。
けっこうきつい傾斜。
2014年07月27日 06:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
7/27 6:20
けっこうきつい傾斜。
本当は東壁側を登らなくてはいけないのに・・・ヘルンリ陵を登っていました。
2014年07月27日 06:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
7/27 6:21
本当は東壁側を登らなくてはいけないのに・・・ヘルンリ陵を登っていました。
中央になにか工作物が見えた。
2014年07月27日 06:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 6:21
中央になにか工作物が見えた。
立派な下降点。
2014年07月27日 06:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/27 6:27
立派な下降点。
北壁を登っているような高度感。落ちれば終わり。
2014年07月27日 06:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
7/27 6:27
北壁を登っているような高度感。落ちれば終わり。
北壁の雪の斜面。
2014年07月27日 06:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7
7/27 6:29
北壁の雪の斜面。
乗り越えられないので120センチシュリンゲを掛けた。
2014年07月27日 06:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 6:30
乗り越えられないので120センチシュリンゲを掛けた。
人工で乗り越えた。
2014年07月27日 06:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
7/27 6:32
人工で乗り越えた。
足下は2000メートル?
2014年07月27日 06:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10
7/27 6:36
足下は2000メートル?
シュリンゲが役に立った。
2014年07月27日 06:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/27 6:36
シュリンゲが役に立った。
あれはなんだろう?
2014年07月27日 06:41撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/27 6:41
あれはなんだろう?
救助用の装備一式でした。
2014年07月27日 06:45撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/27 6:45
救助用の装備一式でした。
新しい足跡がある。誰のもの?なんだかよく分からない。
2014年07月27日 06:49撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/27 6:49
新しい足跡がある。誰のもの?なんだかよく分からない。
先は険しい。
2014年07月27日 06:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 6:50
先は険しい。
ロープがあった。
2014年07月27日 07:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 7:05
ロープがあった。
念のために一重プルージックで保険をかけておいた。
2014年07月27日 07:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
7/27 7:08
念のために一重プルージックで保険をかけておいた。
マッターホルンがかっこいい!
2014年07月27日 07:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 7:11
マッターホルンがかっこいい!
雲海が上がってきた。
2014年07月27日 07:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8
7/27 7:22
雲海が上がってきた。
ブライトホルン側。
2014年07月27日 07:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/27 7:22
ブライトホルン側。
このあたりは比較的簡単だった。
2014年07月27日 07:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
7/27 7:57
このあたりは比較的簡単だった。
東壁側。
2014年07月27日 09:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 9:08
東壁側。
雪が出て来た。
2014年07月27日 09:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
7/27 9:08
雪が出て来た。
ここでほぼ撤退を意識した。
2014年07月27日 09:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
10
7/27 9:08
ここでほぼ撤退を意識した。
よく見ると東壁側にも雪が多い。
2014年07月27日 09:11撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 9:11
よく見ると東壁側にも雪が多い。
シングルアックスでは厳しい感じ。
2014年07月27日 09:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7
7/27 9:27
シングルアックスでは厳しい感じ。
落ちたらやばい。
2014年07月27日 09:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8
7/27 9:27
落ちたらやばい。
ここで時間的にも難易度的にもアタックをあきらめた。
2014年07月27日 09:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12
7/27 9:30
ここで時間的にも難易度的にもアタックをあきらめた。
ここから懸垂で下降した。
2014年07月27日 09:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
12
7/27 9:30
ここから懸垂で下降した。
私の得意な懸垂下降のシステム。
2014年07月27日 09:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
14
7/27 9:42
私の得意な懸垂下降のシステム。
比較的気持ちよく懸垂が出来た。
2014年07月27日 09:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/27 9:47
比較的気持ちよく懸垂が出来た。
下に戻ってみると本来のルートだった。しまったと思ったけれど後の祭り。
2014年07月27日 10:04撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8
7/27 10:04
下に戻ってみると本来のルートだった。しまったと思ったけれど後の祭り。
ギリシャ人3人パーティーがいた。雲が出て来たので撤退することにしたと言っていた。
2014年07月27日 10:46撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
7/27 10:46
ギリシャ人3人パーティーがいた。雲が出て来たので撤退することにしたと言っていた。
懸垂下降で降りるギリシャ人パーティ。
2014年07月27日 10:56撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11
7/27 10:56
懸垂下降で降りるギリシャ人パーティ。
装備はいい感じだけど技術が不安な感じに見えた。
2014年07月27日 10:57撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11
7/27 10:57
装備はいい感じだけど技術が不安な感じに見えた。
彼らは50メートルのロープだと言っていた。
2014年07月27日 11:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8
7/27 11:01
彼らは50メートルのロープだと言っていた。
私はもう少し登ってから「稜線伝いに降りる」と告げた。
2014年07月27日 11:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/27 11:08
私はもう少し登ってから「稜線伝いに降りる」と告げた。
今回の最高点あたり。
2014年07月27日 11:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 11:17
今回の最高点あたり。
ここから下山です。
2014年07月27日 11:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 11:17
ここから下山です。
北壁にガスがかかってきた。
2014年07月27日 11:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
7/27 11:26
北壁にガスがかかってきた。
慎重に降りる。
2014年07月27日 11:43撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
6
7/27 11:43
慎重に降りる。
急斜面と緩斜面がミックスするのでやりにくい。
2014年07月27日 11:43撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7
7/27 11:43
急斜面と緩斜面がミックスするのでやりにくい。
岩角にシュリンゲを回した。
2014年07月27日 13:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
7/27 13:12
岩角にシュリンゲを回した。
1本じゃ不安だったので2本にした。私の命は300円ではないという自覚。
2014年07月27日 13:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
7/27 13:20
1本じゃ不安だったので2本にした。私の命は300円ではないという自覚。
ちょっと怖いなぁ〜(:_;)
2014年07月27日 14:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
11
7/27 14:17
ちょっと怖いなぁ〜(:_;)
諦めた場所の上から降りて来た。
2014年07月27日 14:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/27 14:32
諦めた場所の上から降りて来た。
他人のシュリンゲは不安なので自分の補助ロープを加えた。
2014年07月27日 15:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
7/27 15:50
他人のシュリンゲは不安なので自分の補助ロープを加えた。
ここもピンは大丈夫だろうけれど他人のシュリンゲは不安なので自分のものを加えた。
以下、ルートロスト。
全く写真を取る余裕がありませんでした。
2014年07月27日 17:25撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
9
7/27 17:25
ここもピンは大丈夫だろうけれど他人のシュリンゲは不安なので自分のものを加えた。
以下、ルートロスト。
全く写真を取る余裕がありませんでした。
以上、写真を取る余裕がありませんでした。
結果的に夜中1時半出発、ホテルに戻ったのが翌朝9時の32時間の行動時間となってしまった。大反省。
2014年07月28日 18:07撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
7
7/28 18:07
以上、写真を取る余裕がありませんでした。
結果的に夜中1時半出発、ホテルに戻ったのが翌朝9時の32時間の行動時間となってしまった。大反省。
私はラザニアは得意でない。
2014年07月28日 18:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/28 18:21
私はラザニアは得意でない。
28日は一日中寝ていた。
29日の朝、シュワルツゼーは雪だった。
2014年07月29日 05:48撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/29 5:48
28日は一日中寝ていた。
29日の朝、シュワルツゼーは雪だった。
ふりだしに戻った。
2014年07月29日 05:49撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
7/29 5:49
ふりだしに戻った。
雪のホテル。
2014年07月29日 05:49撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
7/29 5:49
雪のホテル。
雪のテラス。
2014年07月29日 05:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/29 5:50
雪のテラス。
スイスは涼しい訳です。
2014年07月29日 05:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/29 5:50
スイスは涼しい訳です。
マッターホルンも真っ白。
2014年07月29日 06:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
8
7/29 6:36
マッターホルンも真っ白。
さあ、日本に帰ろう!
2014年07月29日 06:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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さあ、日本に帰ろう!
朝、カプチーノを頼んだ。
2014年07月29日 06:41撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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朝、カプチーノを頼んだ。
この日の客は私とドイツ人カップルの計3人だけでした。
2014年07月29日 07:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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この日の客は私とドイツ人カップルの計3人だけでした。
シュワルツゼーから下る。
2014年07月29日 07:24撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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シュワルツゼーから下る。
ツェルマットのマッターホルン・ミュージアム。
2014年07月29日 07:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ツェルマットのマッターホルン・ミュージアム。
羊のパレード。
2014年07月29日 08:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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羊のパレード。
デモンストレーションだったと思います。
2014年07月29日 08:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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デモンストレーションだったと思います。
ウンチ清掃車が続いていました。それを見てどっかの国のおばちゃんが大笑いしていました。
2014年07月29日 08:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ウンチ清掃車が続いていました。それを見てどっかの国のおばちゃんが大笑いしていました。
列車の人となります。
2014年07月29日 09:14撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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列車の人となります。
ルツェルン側からチューリッヒに行こうと思いましたが止めてベルン経由にしました。
2014年07月29日 10:00撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ルツェルン側からチューリッヒに行こうと思いましたが止めてベルン経由にしました。
ベルンの駅でデポして置いた荷物。こうやって周りも3枚ぐらい写真を撮ると盗難防止になります。泥棒さんが撮影されたと思って警戒するから。
2014年07月29日 11:00撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ベルンの駅でデポして置いた荷物。こうやって周りも3枚ぐらい写真を撮ると盗難防止になります。泥棒さんが撮影されたと思って警戒するから。
電車で知り合った日本人の一人旅のギャルとベルンのミュンスター(大聖堂)まで同行してあげました。
2014年07月29日 11:14撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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電車で知り合った日本人の一人旅のギャルとベルンのミュンスター(大聖堂)まで同行してあげました。
ベルンの代表的建築物の時計塔。
2014年07月29日 11:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ベルンの代表的建築物の時計塔。
ミュンスター(大聖堂)。
2014年07月29日 11:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ミュンスター(大聖堂)。
ガイドブックを撮影させてもらいました。
2014年07月29日 11:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ガイドブックを撮影させてもらいました。
露天がありました。こういうのは好きですが寄るのはやめました。
2014年07月29日 11:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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露天がありました。こういうのは好きですが寄るのはやめました。
チューリッヒ駅からユースホステルまではトラムで移動です。ここもGPSを使いました。
2014年07月29日 13:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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チューリッヒ駅からユースホステルまではトラムで移動です。ここもGPSを使いました。
モルゲンという駅で降りた。
2014年07月29日 13:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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モルゲンという駅で降りた。
チューリッヒのYH。
2014年07月29日 13:46撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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チューリッヒのYH。
バックパックを背負ってYHに泊まるという長年の夢が実現しました。
2014年07月29日 14:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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バックパックを背負ってYHに泊まるという長年の夢が実現しました。
夕食の献立。日替わりで曜日ごとに決まっていました。
2014年07月29日 14:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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夕食の献立。日替わりで曜日ごとに決まっていました。
プラス2フランでチーズフォンデュが食べられるようです。
2014年07月29日 14:23撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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プラス2フランでチーズフォンデュが食べられるようです。
サラダ。「いいんだけど、本当は小さいガラスの器で食べるのが正解だけどね」とYHのスタッフに言われました。いい男性スタッフでした。彼とは仲良くなりました。
2014年07月29日 17:27撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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サラダ。「いいんだけど、本当は小さいガラスの器で食べるのが正解だけどね」とYHのスタッフに言われました。いい男性スタッフでした。彼とは仲良くなりました。
チーズフォンデュ。期待していなかったけれどやっぱり美味しくなかった。
2014年07月29日 17:30撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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チーズフォンデュ。期待していなかったけれどやっぱり美味しくなかった。
食事後、トラムの駅で切符の自販機の買い方の勉強をしていました。
2014年07月29日 18:16撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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食事後、トラムの駅で切符の自販機の買い方の勉強をしていました。
夕暮れのチューリッヒ湖。
2014年07月29日 18:35撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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夕暮れのチューリッヒ湖。
チューリッヒ空港のワンワールドラウンジ。
2014年07月30日 08:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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チューリッヒ空港のワンワールドラウンジ。
小さい飛行機でヘルシンキに飛びます。
2014年07月30日 09:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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小さい飛行機でヘルシンキに飛びます。
私が気に入ったフィンランディアというフィンランドのウォッカ。
2014年07月30日 10:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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私が気に入ったフィンランディアというフィンランドのウォッカ。
ヘルシンキまでは、普通席2+2を1+1にしたなんちゃってビジネス。
2014年07月30日 11:05撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ヘルシンキまでは、普通席2+2を1+1にしたなんちゃってビジネス。
ヘルシンキ空港に着陸。
2014年07月30日 12:40撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ヘルシンキ空港に着陸。
ヘルシンキ空港。ムーミンのお菓子を買いました。
2014年07月30日 13:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ヘルシンキ空港。ムーミンのお菓子を買いました。
フィンエアのラウンジ。
2014年07月30日 13:24撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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フィンエアのラウンジ。
これはワンワールドエメラルドしか無料で飲めないシャンパン。私はワンワールドサファイアなので他の人の含めて有料だとか。飲みませんでした。
2014年07月30日 13:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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これはワンワールドエメラルドしか無料で飲めないシャンパン。私はワンワールドサファイアなので他の人の含めて有料だとか。飲みませんでした。
名古屋行きの搭乗口は小さかったです。
2014年07月30日 14:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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名古屋行きの搭乗口は小さかったです。
エアバスA330。
2014年07月30日 15:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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エアバスA330。
エアバスA330の機内。
2014年07月30日 15:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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エアバスA330の機内。
日本の暑さが心配でした。
2014年07月30日 15:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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日本の暑さが心配でした。
ビジネス席にまだ余裕はあるようでした。
2014年07月30日 15:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/30 15:17
ビジネス席にまだ余裕はあるようでした。
お気に入りのフィンランディア。何杯たのんだことだろう?
タダ酒は飲まないはずだったのに。
2014年07月30日 16:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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お気に入りのフィンランディア。何杯たのんだことだろう?
タダ酒は飲まないはずだったのに。
機内食の説明。
2014年07月30日 16:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/30 16:33
機内食の説明。
朝食の説明。
2014年07月30日 16:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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朝食の説明。
チーズ。
2014年07月30日 17:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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チーズ。
名古屋に到着前の朝食。
2014年07月30日 23:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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名古屋に到着前の朝食。
撮影機器:

感想

7月25日金曜日。ピーカンのち晴れ。
ツェルマットの谷とは1つ離れているサースフェーの谷からツェルマットへの移動はポストバスと鉄道を使いました。

天気はピーカンで全ての景色が絵はがきのように美しく見えました。

サースフェーから1週間ぶりにツェルマットについた後、駅前のコープで12リットルの水とビールとポテトチップスやチーズ、ソーセージなどを買い込み、3つのザックに分けて詰め込みました。

そのまますぐにタクシーでロープウェーの駅までいきました。

ロープウェイ降り場からホテルまで重い荷物を運びあげてチェックインした後、再び1週間前と同じようにヘルンリ稜を偵察してきました。

ヘルンリ稜下部の雪はかなりとけていました。しかしながら上部の雪はまだかなり残っていました。

すれ違ったアタッカーと思われる男女に聞いてみるとガイドレスだったとのことですが壁のところに雪が付いていて断念したとの事でした。ちょっと泣き顔だったのでそれ以上は聞くのはやめておきました。

7月26日土曜日曇り時々雨。
この日の夜中、とんでもないことが起こってしまいました。

夜中の午前2時ごろに天気の確認のために地階の非常口から外に出てみました。

するとなんと非常口は外に出る時は出られますが中に入ることができません。そのような危険性があることは感じていましたが、外の雨に驚いてドアから手を離してしまったとたんにバタンとドアが閉まりロックされてしまいました。

メインの入り口にまわってみても全ての入り口は完全にロックされていました。

外は雨でした。こりゃあマズイことになったと思いました。いってみればホテルでの遭難です。ホテルの周りの窓を全部ノックしてみましたが、全く反応がありません。

客は全部で私を含めて12名。山(このホテル)に残っているスタッフは多分2人ぐらいだったと思いますが全く反応がありません。

幸いなことに私はフリースを着て外に出ましたのでそれほどの寒さは感じませんでした。また、ペツルのヘッドランプも持参していました。

しかしながらさすがに2500メートルを超える高地の雨の夜の外はだんだんと寒く冷たくなり、私は体が濡れないように専念しました。もしも体が濡れてしまえば低体温症になってしまう危険性が高まります。

全くもってなんてこったと言う笑い話ですが、ホテルの外では羊たちが私を見て驚いていました。ヒツジたちは雨に濡れても寒くはないんですね。

マッターホルンアタック前にこんなところで体力を消耗してしまえば本末転倒も著しいと言うことです。

仕方がないので雨宿りできる場所で体を縮めて朝が来るのを待ちました。

4時を過ぎ5時ごろになるとだんだんと霧が明るくなってきました。

明け方さすがに寒くなってきましたのでジョギングをするように足踏みをしたりして体温保持に努めました。

そしてヘッドランプを非常時モードの点滅フラッシュに変えてホテルの窓を照らしていました。

するとそのフラッシュにお客さんのドイツ人の1人が気がついてくれ、一階の窓から私を入れてくれました。助かったと思いました。

丁寧にお礼を言ったあと、あったかいシャワーを浴びてポテチとソーセージを食べたら生き返りました。

その後ベッドで眠り朝食を食べる時は私のこの話題でもちきりになりました。私は冗談っぽく話しておりましたが客の中には深刻にとらえてくれた人もいたようでした。

ホテルオーナーや他のスタッフたちが8時半過ぎにいつものようにロープウェイで上がって来ると事の詳細を説明し、非常時のドアロックの対応を検討してもらいました。

こうなった原因の1つに私のアサインされた部屋が階下にあったため朝食後に前に泊まっていた上の階の部屋に変えてもらいました。

私を助けてくれたドイツから来た人は見た目とても穏健でありますがしっかりした人で非常時の事をホテルの人と色々と話をしてくれていました。

私も非常口から安易に夜中に出た事は反省すべき内容ですが、これが冬であれば死んでしまった可能性もあったわけでホテルとしてはそういう問題が発覚したわけです。

7月27日(日曜日)晴れのち時々曇りのち霧
グリンデルワルトやサースフェーにいる時からきょう(27日)が天気が良さそうだと思っておりました。しかしながら昨日の雨がマッターホルンじゃ雪になっているのか分かりませんでしたが、まあ、この日しかチャンスがないのでトップは無理でもテストクライミングのつもりでアタックをかけました。

こちらの時間で27日夜中の1時半にシュワルツゼーのホテルを出発しました。少し重荷のためにヘルンリヒュッテに4時半に到着。まだ雪がある予測のためか、この日にマッターホルンに登るのは私とギリシャの3人のパーティーのみでした。

ギリシャの3人のパーティーが先行したものの私は途中から本来のルートではなくヘルンリ稜主稜という少し難易度が高いルート選びました。これはルートファインディングが簡単という理由もありました。まあ、これが大失敗の原因でした。(注※マッターホルンに登るノーマルルートは、途中のソルベイヒュッテまではヘルンリ陵主稜ではなく東壁側の斜面を登っていきます。)

最初のうちは3級程度の楽しい岩登りが続き、「こりゃマッターホルンは大人の遊園地だな」なんてタカをくくっていました。

しかしながら、高度が上がるにつれて難易度がだんだんと上がり難しくなり厳しい登りが続きました。見た目もマッターホルン北壁を登っている感覚でした。逆にいえば、まだその時点では「北壁もそんなに難しそうじゃないな」とタカをくくっておりました。そのうち4級程度の岩登りが現れてきました。1箇所シュリンゲで人工で超える箇所がありました。最後は氷が現れて難易度的には5級程度の難しさとなりカッティングで進みましたので時間を浪費しました。

そして途中の小ピークに登った時点で時間配分からトップは断念しました。勇気ある撤退と言えばかっこいいですが、現実的には氷が残っているために時間的にも無理だという判断でした。

その小ピークからロープを使って懸垂下降で下りました。下山にはまだ時間があると思ったので、本来のルートらしきところに戻ってみました。
すると、最大5級程度のところを登ってきた感覚からするとむちゃくちゃ簡単に見えました。本来のルートをとっておれば時間的にもトップを狙えたかも知れませんが、それは後の祭りです。仕方ありません。

今後のためにその本来のルートらしき所を登ってみるとギリシャの3人のパーティーがいました。雲が出てきたためにトップは断念して今から降りるということでした。「あなたはどうするのか?」と聞いてきたので、「私はちょっと上のヘルンリ稜まで再度行って、登ってきた稜線伝いに下るつもり」と答えました。

ギリシャのパーティーに答えた通り今回の最高到達点まで登った後、そこからロープを使って懸垂下降を繰り返しました。

ロープを使って下りながらも、よくもまぁこんな厳しい所を登ってきたものだと自分で感心するというか飽きれた感じでした。

ロープでの懸垂下降をくり返すも技術的に意外と難しく時間がかかりました。懸垂下降は壁が急な方がロープの回収などが簡単なのですが緩斜面と急斜面がミックスすると難しいわけです。時間ばかりかかり、「こりゃあホテルの夕食には間に合わないな」と思いました。

そしてヘルンリ稜の岩稜から東壁側に降りる時に大チョンボでルートミスをしてしまいました。GPSを使って登ってきたルートあたりに来たつもりでも、調子こいて登って来たので降る方が遥かに時間がかかりました。ルートミスのため下降用のピンもないので予備の補助ロープで岩角に支点をとったりして懸垂下降をしました。

そのうちだんだんと暗くなって来てますますルートが分かりににくくなってしまいました。ヘッドランプをつけて懸垂下降をし、ルートを特定するために雪渓が残るザラザラと崩れる嫌らしい所を登り返したりしてさらに時間がかかりました。そのうち霧が出てきてさらに困難な下山となりました。雨が降ってこなかったのが幸いでした。

小さなピークのところで行き詰まり、ツエルトを持ってきているのでビバークするかどうかの判断をしました。でも、ホテルの人が心配するのでGPSと霧が消えた瞬間に現在地の確認をし、とりあえず体力が続くまで下山をしようと思いました。行動食と水をたくさん持ってきたのでヘロヘロバテバテになっても行動食を食べて水を飲むと元気が出てきてそれほど寒さを感じませんでした。改めて人間のガソリンは食料と水だなと思いました。当たり前の話ですが。

ともあれ、ただでさえ単独は危ないと現地でさんざん言われているので、こんなところで事故をしたら最悪なことを言われるのは分かりきっています。ヘッドランプで見ても断崖絶壁の所の行動なので少しのミスも許されません。ただ、ミスをしないこと自体は私の若い頃からの経験から自信はありました。浮石や体重をあずけていい岩なのか、三点支持を的確にし、超慎重に行動しました。

しかしながら、超慎重な行動のため時間はどんどんと消費しました。懸垂下降は何回やったか数えておりませんでしたが多分20回から30回ほどやったと思います。

夜中、霧に包まれて、なんだかんだとルートを発見するために登り降りをしていると心が折れそうになりましたが、やっと本来のルートに戻って踏み跡らしき道を発見したときは朝の3時になっていました。やれやれでした。

朝4時ごろにガイド登山2組とすれ違いました。皮肉なことにやっとこれから夏のマッターホルンが始まった感じに思えました。一日違いという感じでした。しかしながら結局この日でもマッターホルンに向かったのはたった3組だけでした。(ひょっとしてもう1組パーティがいたかも)

ともあれ、最後はヘロヘロバテバテになりましたが、ホテルに着いた時は朝9時前でした。

前日の夜中の1時半からの行動から計算すると、32時間30分というおバカな行動時間でした。この行動時間は私の新記録です。まあ、訓練でそれだけの体力筋力が出来ていたという発見は嬉しく思っておりますが、判断力や技術力などが全く不足していると痛感しました。逆に、こんな厳しい状況まで行く事は少ない日本の山はいいなと思いました。

そんなことで、残念ながらマッターホルンのトップには登ることが今回もできませんでしたが、まぁこれは今後の課題という事になりました。今回のプチ遠征で精神的にも私には良い修行となりました。

そんなことで全身筋肉痛になってしまったので、シャワーを浴びてからバンテリンを塗りまくったのでありました。

7月28日(月曜日)。晴れ時々曇り。
32時間余りのおバカな行動のために朝から夕方までホテルで寝ていました。

7月29日(火曜日)。曇り時々はれ。
朝起きてみると泊まっているシュワルツゼーあたりは5センチほどの新雪で冬のように真っ白でした。
雲が消えた時にマッターホルンを見たらこれまた冬のように真っ白でした。すごい山です。

この日のホテルの宿泊者はドイツ人カップルと私の3人だけだったのですが、ここで水を買うと1リットル1000円余りしますので私のエビアン2リットルを差し上げてからチェックアウトをしました。前日も1リットルをドイツ人にあげてよろこばれました。

テレキャビンでツェルマットまで下り、今度はいつ来れるか分かりませんが、そんな思いでツェルマットを後にしました。

チューリッヒに向かう途中で電車で知り合った日本人の一人旅の女性と首都のベルンによって時計塔など少しだけベルンの雰囲気をたのしみました。

チューリッヒユースホステルにチェックインして、大きなバックパックを背負い、ユースホステルに泊まるという若い頃と同じ念願の夢が実現しました。やっぱり旅というものはこうでなければいけませんね。私も少し大人になりました。

7月30日(水曜日)曇り
チューリッヒのユースホステルを早めにチェックアウト。自分が使った枕カバーやベッドのシーツを返却する行動が若い頃のようでとても嬉しかったです。

近くのトラム(路面電車)の駅まで重荷を背負って歩き、正しく切符を買ってチューリッヒ中央駅まで行く。

実は、トラムは無賃乗車が簡単に出来てしまいますが、自販機で切符を買うのは慣れていないと面倒だし難しいのですね。でも、前日にじっくりと操作方法を練習していたためににスムーズに買うことができました。ただ、その練習をしているときに誰かが通報したと思われる警察のパトカーが私を監視しているような動きを感じましたが職務質問はされませんでした。

中央駅から空港まではスイス鉄道にて。
チューリッヒ空港のチェックインカウンターの場所は案外と分かりにくいですが、すべての情報は掲示板のモニターで確認できました。

チューリッヒからヘルシンキまで飛ぶとき、隣の席の中国の重慶から来たリッチな二人組の中国人おばさんの一人と筆談で話をしました。彼女たちは英語もほとんど出来ませんがお金持ちであることはよく分かりました。

ヘルシンキ空港でそれなりにお土産を買い、一路日本へ。

タダ酒は飲まないと決めていましたが、今回、空港ラウンジや機内でいちばん気に入ったのは「フィンランディア・ウォッカ」というフィンランドのウオッカのロックでした。酔い心地も上等だし、これはまるでした。お陰でよく眠れました。

ちなみに、フィンランド語で「ありがとう」は「Kiitos(キートス)」というのだそうです。

7月31日(木曜日)晴れ。
いよいよ猛暑の日本に到着。朝の段階でしたが、恐れていて身構えていたために、空港の駐車場に入ったときでもビックリするほどの高温や高湿度には感じませんでした。むしろ、久しぶりの日本の大気感を心地よく感じました。

三週間という長いようで短い期間ですが、車で自宅に向かうとき、ヨーロッパの景色と違和感があると思ったのは、おびただしい数の電信柱と景観に無配慮の広告看板でした。道端の八百屋さんの店先には玉ねぎが大きなネットに入って転がっていて、「ああ、日本はやっぱりアジアの国だわ」と思いました。

でも、さすがに数時間でそういう違和感は消えてしまいました。

この日の昼食はトンカツ。夜はお寿司。やっぱり日本はいいですなぁ〜

お・わ・り(^O^)/

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-488188.html
↑ヨーロッパ遠征1:モンブラン4808m登頂+夜間下山訓練(24時間歩行)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-493725.html
↑ヨーロッパ遠征7:アラリンホルン4027m登頂

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