台風16号大接近中の苗場山
- GPS
- 06:59
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,677m
- 下り
- 1,762m
コースタイム
天候 | 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
台風接近中ということは知っていましたが、まだ本格的ではなく何があっても自己責任と登山口に向かいました。駐車場に誰もいなかったらやめようと思いましたが、車は15台くらいあり、明け方から皆さんどんどん出発。夜は降っていた雨も朝にはやんでいたので、私も後を追いかけるように出発。
登山道は独り占め。木道や石の登山道に紅葉の落ち葉が敷かれ、しっとりとした雰囲気がとてもよく、楽しく歩き始めました。
上之芝まで行くと下山してくる人達とのすれ違いが多くなり、皆さんしっかりとレインウェア上下を着ているので、上のほうは雨かな、と思い私もそこでしっかりと着込むとやはりすぐに雨が降ってきて、神楽ヶ峰を過ぎて下ったあとの稜線歩きになると強風もっ。でもガスが濃いわけではなく紅葉はきれい。「晴れていたら、ここの眺めはよさそう」と思ったけれど、人とのすれ違いもなくなり、雨と強風の稜線歩きでだいぶ心細くなって頭の中はどこで引き返そうか考え始めていました。
稜線を過ぎて急な登りになったところで上から降りてきた男性とすれ違いになり、思わず「頂上はまだですか?」と聞いたところ、「う〜ん・・・。まだまだだね。頑張って。」との返事。
まだまだ、と言われたのに、その「頑張って」の言葉に励まされてしまい、「よし!がんばるぞ!」と気合いを入れた私。しかしその登りがきつくて、一歩一歩が大変。しかもお腹がすいてきたけど、この雨の中、リュックから食べ物を出して食べる苦労を考えると、水で我慢しよう…、という気持ちにしかならない。
そこにまた上から人が降りてきました。駐車場で見かけた方で私より早く出発していました。実は、この方が先を歩いているはずと心の頼りにしていたのですが、その方にもすれ違う時に「気を付けて行ってきて」と声をかけてもらうと、「思った通りのいい人だったな…」と思って心がほんわかし、ここでも元気をもらって山頂へ向かうことができました。
ほどなくすると、写真でよく見る池塘の景色!
風と雨は相変わらずすごいけど、ガスがないので見晴しはよく、その景色独り占め(苦笑)こんな広いところに一人ぼっちでは確かに気を付けないと!
山頂の標識で写真だけは撮ろうと標識を目指すと、そこでまた男性に会い、私が写真を撮って食べ物を取り出している間に団体さんもやってきました。
同じルートで下山する人がいると思うとそれで安心。
下山する頃には、石の道が川になっていて、頭を出している飛び石の上を渡り歩くような感じ。石もとてもよく滑って何回尻もちをついたことか。
父親には「無理して行くな」と怒られたけど、私は無理したつもりはなく、常に自分の力と天候を確認しながら歩いたつもり。
そして引き返さずに池塘まで行ってよかった。山頂付近に広がるあの風景は、今まで登ってきた山の景色とはまるで違って、すごく不思議な感じがしました。
今度はあの池塘でゆっくりとした時間を過ごせるスケジュールと天気の時にまた行ってみたいな。
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