金剛山・大和葛城山〜雨の大阪天辺散歩、最後に展望ありがとう
- GPS
- 06:00
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,149m
- 下り
- 1,298m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:55
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復:葛城山登山口〜(金剛バス)〜近鉄富田林 |
コース状況/ 危険箇所等 |
伏見峠まで簡易舗装の車道 以降葛城山頂までダイトレコースでばっちり整備され問題なし (急坂部は階段が多くちょっと苦手) 青崩(あおげ)への天狗谷コース。山道っぽくなるが問題なし。 |
その他周辺情報 | トイレ ・金剛山登山口バス停 ・金剛山頂 ・葛城山頂部(直下に葛城高原ロッジ、白樺食堂あり) 水越峠付近には見かけず 葛城山登山口バス停付近は自販機があるのみ |
写真
感想
三連休最初の朝、小雨降る中、冴えない気分で日本一のビルの下に立っていた。連休を絡めての関西旅行中の細君(家族付)とコラボ?で関西の山へ。大阪府最高点と最高峰をWゲットしようとのもくろみで、金曜前夜単独で大阪に入ったのだ。週間予報では、土曜はまあまあの天気のはずが、段々悪化。本拠地に戻ることなく日本一のチャンスを逸した、阪神ファンの涙雨なのか。
近鉄富田林駅7:40発のバスで金剛山登山口へ。終点下車したハイカーは他に4人いたが、皆下方(正面登山口方面?)へ。荷物の雨仕舞を整え直し、1人車道を千早方面に向かう。車の通行の多い道だが、谷沿いの樹々は色づいてきている。出発を手間取った分、細谷ちょい手前で後発のロープウェイ行きバスに追い越された。細谷を伏見峠へ向かう。道はコンクリートの簡易舗装の車道でこれが峠まで続く。単調なだけでなく、足置き角度が強制固定されるのが歩きにくい。細谷は花崗岩の沢床で明るい。手持ちの地図にはない踏み跡が次々左に分かれるが、車道をそのまま進む。水が消え傾斜が緩んでくると伏見峠だ。雨脚強まる中、一息入れていると、時折トレランナーが次々現れては消える。さすがに舗装路ではないが、尾根道も有名なダイトレとして、整備バッチリの様です。
まずは尾根を辿ると、すぐに左に大阪府最高地点が分かれる。辿るとあっけなく着いたそこは、ぽつんと笹の中。ルートに戻ってしばらく辿ると、右に湧出岳への道標があり、これを辿る。健脚向きとあるが、若干雨に濡れた笹がズボンを濡らす程度で、無線中継塔を回り込むと一等三角点のピークに着く(山名板らしきものは見当らない)。北に下るとすぐ水越峠との分岐に着く。表参道経由で石段を上がると立派ば葛木神社に着くが、なんと山頂は神域で入れないとあり、ちょっと落胆。神社前でビールを飲む気も起きず、折しも雨も激しくなったので、先に進むことに。
大日岳を超えて水越峠に下るつもりで、T字路を右に折れ苔生す夫婦杉を撮っていると、おじいさんにどこに行くのかと尋ねられる。水越峠方面にと大日岳があると思われるの方を指差して言ったつもりだが、「こちらの道は下に降りてしまう。鳥居の所に戻って左に行かないと」と諭され、困惑する。だが、親切で言ってくれてるのだろうし、道が荒れてるのかもしれない。この雨でもあり道がいい方がいいか、と思い直し、素直に忠告に従うことに。
下って行くに従い少し雨脚は弱まって、時々小やみになる時も出てくる。途中横峰の巻道付近で一瞬、行く手の葛城山が見えた。谷沿いに下り着くとピッチを上げて林道をしばらく辿り、がっちりしまったゲートを出て車道を右すると水越峠で、一本立てる。
葛城山へは最初水路脇を登って行くとやがて、苦手な急な階段登りになり、ペースが落ちてくる。雨はかなり弱くなり、薄日も時折射すようになる。登りが緩む頃には雨もやみ雑木林の黄葉の道で気分よし。かやとの原に抜け出すと頂上間近で展望が広がる。背後には金剛山が大きい。国民宿舎脇を登ると、広〜い頂上部に飛出し、浅い凹部を超えると360度の展望広がる頂上着。
大休止とし、(車ではないので)ひさびさの山頂ビール。雲が下がって、奈良盆地や大阪平野も見晴るかせる。奈良盆地の向うの山々から南方向まで、意外なほど見知らぬ山々が連綿と連なっている。大阪府最高峰は、決して高くはないが、気持ちの良い素晴らしい山頂でした。名物のツツジの頃は、素晴らしいんでしょうね。
満足して、下りは青崩の登山口に下る。一旦東に白樺食堂前を左に、左にと下ってゆく。青崩への道に入ると、だんだん今回のルート中では最も登山道”らしい”道幅になってゆく。沢沿いの道をゆっくり下って行くと、里に出たところでおそらく今年最後のアサギマダラに会えた。
バス停に着くと、細君と連絡。待ち合わせの天王寺に向かう。夜は通天閣の袂で串カツで、祝杯を上げたのでした(新世界の活気に大阪のパワーを見ました)。翌日は荒天の中、日の暮れるまで京都観光後、夜っぴいてドライブで、自宅に帰りついたのは午前3時でした(←こっちの方が疲れた)。
マスターodax様こんばんわ。
大阪には1年程住んでいたことがあるのですが、山と呼べる山に登ったのは確か4mくらいしかない天目山?とかいう海遊館のそばにある丘のような盛り上がりだけでした。マスターのいはゆる「山の定義300m」にも掛からないようなシロモノで、USJの前座に過ぎなかったような記憶が。
京都に近いポンポン山は知っていたのですが、こんなトレッキングコースがあるとは知りませんでした。野球部の存続問題で揺れるPL学園で有名な富田林からなんですね。羽曳野の聖丘も覗えたのでしょうか。家族旅行といいつつ、必ず家族とは別行動という名の自由時間を満喫するあたり、マスター節健在ですね。長時間のドライブがあっても事故もなく、とりあえずお疲れ様でした。
体調不良で三連休を棒に振った子連れ熊でした(ヽ゜ω゜)ノ
derakkumaさん、おはようございます。
kumaさん大阪に住んでたことがあるんですか 。でも、1年いて1度も歩いていないとは、それはおそらく丹沢で登山開眼する以前だったのでしょうね。
関東からは、なかなか来る機会はないですが、山レコなどで情報は入ってきます。大阪周辺にも、高さは左程ないけれど、結構色んな登山コースやアプローチも整備されてるようです。大阪奈良府県境のダイトレなど50kmあるそうですし。公共交通機関好き、長歩き好きkumaさんも、その面ではきっとご満足いただけるかも 。
実は、小生も半世紀以上前大阪府民だった(らしい)んですよ。今は亡き親父は、若い頃大阪近辺を点々としていたそうで、母とも大阪の知人の紹介で結婚することになったとのこと。小生が幼稚園に入るのを期に、故郷の島に戻るまでいたとのことですが、さすがに最後にいた尼崎の記憶が微かにある程度です。そのため少年期は父母に連れられ何度か大阪に行きましたので、夜景を観に生駒山には行ったことはありますが、山 を歩いたのは初めてです。
三連休はコデラちゃんとしっかり休養に充てられたとのこと。そろそろ北の山から雪の便りも聞こえてきます。kumaさんの季節がやってきますね。
一瞬、目を疑いましたよ〜
違う方のレコを見てるのか
はたまた、エリア入力を、「奥多摩、高尾」の
間違いなのか。
関西遠征だったんですね〜
しかも、車とは、すごいです。
それも、百名山系でなく
関西の山の、ど真ん中ストライクな
金剛山とはさすがです。
今年の初めに、登りましたが、ルートが
多岐に巡り、歴史と趣がある
独特な味わいのある山ですよね。
あいにくの雨天ですが、雲海に浮かぶ
周囲の山の眺め、しっとりした紅葉
味わいある写真、楽しませて頂きました。
それにしても、この縦走ルート、奥様の
サポートのおかげですね。
新世界の写真、どれも、微妙なブレ加減が
ほろよい度を、見事に現してるような。
翌日の、京都探訪、ぜひ、日記でも
お待ちしてます〜
PS,花明不明なのは、ゲンノショウコでは?
Komakiさん、コメありがとうございます。
郷里の広島まで年1、2度マイカー 帰省するodaxです。関西までなら、"ほどほど遠い"程度です。
もっとも、今回の目的地関西はなかなか手強く……、一筋縄では行かないでしょう。ということで、作戦を立てて臨みました。
1 オーソドックスな正面突破には、神戸元町観光コースに2個小隊で油断させておき
2 側方の新兵器USJ満喫コースに若手3個小隊を大量投入
3 一個小隊は金剛山中に潜み山から奇襲して
大阪を三方から夜襲 !勢いをかって、全隊で京都上洛を目指す作戦でした 。
しかし、前夜新天地で 飲みすぎたためもあり、翌日の京では、嵐山では本物の嵐の様な豪雨 に撃退、清水寺では余りの人の波に翻弄され、這々の態で神奈川に逃げ帰ったのでした。
PS 花名ありがとうございます。余りにも毛深い個体で、ここまで毛深い印象はなかったもんで‥…。
odaxさん、こんばんわ。
雨天とはいうものの16kmも歩いているではないですか。
金剛山、葛城山、耳成山、歴史を感じます。歴史といえば、出発点が有名な千早城跡なのですが、何かあるのでしょうか?
Kyenさん、こんばんは。
晴れた 山頂 からの山岳同定、山に行く愉しみの一つです。ですが、流石に関西の山となると、知ってる山は極僅かで、なかなか…。
それでも今回の展望、普段はより高い山々 ばかり探していますが、むしろ奈良や大阪の街並みを見下ろし、大和三山や古墳群など、歴史あるランドマークも垣間見れたのは新鮮でした。
ただ、人並みに歴史を知ってれば、もっと楽しめるのでしょうネ。なにしろ小生、悪い意味での理系人間の典型 と言われており、人文方面の教養はさっぱり なのです。kyenさんのコメ見て、
「千早城?何それ??」、という体たらく 。
そう言えば、あったかな〜、そんな看板が、登り口近くに 。
ググると…、楠正成?誰?何時の時代?…
……、少し勉強しときます 。
拙者も関西住まい5年(勤務は神戸、住まいは西宮)の経験があるのですが、普段は六甲山系を徘徊し、偶に行くなら湖西アルプス・三田篠山・・・と言った具合で、大阪・奈良方面の山には疎くて・・・。
南北朝時代の千早赤阪城と楠正成の方がまだなお耳に馴染んだりで・・・。
先々週末にお会いした奈良の先輩には「畝傍三山にでも登りに来い!」と誘われ・・・だったら歩けるかもと思ったりで
観光旅行の合間をぬって?、それも雨の中・・・でも、行きたくなりますね、やはり
隊長
yamabeeryuさん、コメありがとうございます。
さんも元関西在住でしたか。一時六甲山をホームグランドにされてたんですね。
冬山や沢登りに山行を共にしていた山友が山から離れ、ソロとなって多少早歩き縦走を目指していた頃、ご多分に漏れず、「単独行」、「孤高の人」の影響で、六甲全縦は頭に刷り込まれていました。行く機会があれば、1日で走破してみたいと思っていましたが、最早それはかなわぬ、亀歩き中年太りハイカーとなってしまいました。
小生、遠征先の山に行く時、特に初登の際は、その山で自分で考えるベストコースを歩けなければ気が済まないタイプです。今回の金剛山、大和葛城山は、大阪府の最高峰という意味で微妙な2山。府最高点は金剛山山頂部にある目立たぬこぶ。山頂が大阪府の最高峰はこれより大分低い北隣の大和葛城山。そこでこれは、”セットで登る”のをマストとしていました。
天気は最初、”あはは”と苦笑しか出ない状態 でしたが、葛城山頂では”うふふ”とほくそ笑む展望が迎えてくれました 。最初荒天でも、好転 する天気って、最初っからいいよりある意味お得感強いですよね・・・・、て最近隊長にコメしたような気がしますね 。
久々の も下山後の なしで、うれしさもHarf&Harfのodaxでした
[追伸] あ、日本のビルの最高峰、あべのハルカスの頂上を極めるのを忘れました
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