鳳凰三山エリアの氷瀑巡り (ドンドコ沢登山コース)
- GPS
- 12:04
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,710m
- 下り
- 1,706m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
<道路と駐車場> 御座石温泉までの道路は、途中からかなり悪路になっているので普通の車だと傷つく事を覚悟しなければならない。国道20号を左折した所から既に道が悪くなるし、対向車とすれ違えない程に狭い個所も多い。 雪は最後の登りで少し有る程度。ただ凍っているのでスタッドレスの方が良い。 御座石温泉の市営駐車場は、川に向いた方に停める様に言われて後で移動した。狭い道路が急に開けた所がもう駐車場で、広くなった直ぐの所に有る右手の建物がトイレで、左手に停める。 ちなみに青木鉱泉への道は、冬季は封鎖されていた。 登山届のポストは駐車場からトイレ横の登山口に有る。 <青木鉱泉まで> 駐車場に青木鉱泉への道標が有り、それに従って左手の川に降りる。現在は工事用の道路が有り、登り口が非常に判り難くなっている。初めてで暗い時に出発だと、まず判らない(写真を参照)。 登り始めは道が獣道の様に細く、急登で不安になるが、尾根に出ると道は判り易くなる。登りきるとなだらかな台地上になっており、道標は無いがリボンやペンキが頻繁に有るので安心。雪は少ししか無い。青木鉱泉は道が下り始めると直ぐにたどり着く。道路が閉鎖されているせいか、宿も閉められており登山者は誰もいなかった。 <南精進滝まで> 青木鉱泉を出て暫く行くと川沿いと山沿いの道に分かれる。山沿いの道はこの時期、川沿いの道の2倍以上時間がかかるので、増水していなければ川沿いの道を歩く。上流で山沿いの道とまた合流してからが本格的な登山道となる。雪は全く無いか、少なくって凍っているか。途中で急な斜面を巻く所が何カ所か有るが、ごくたまに上から石が落ちて来る事が有るので注意。25,000分の1の地図にも載っていない沢を何度か渡るうちに段々雪が多くなってくる。 アイゼンやワカンの使用は悩ましい。雪が多くなったと思ってワカンを着けると直ぐにまた雪が無くなって外さなければならなくなる。南精進滝の近くで滝見台経由の道とそのまま登る道との分岐が有る。滝見台経由だと、滝見台の直ぐ手前が急登でロープが有る。一見の価値有り。 <鳳凰滝、白糸滝> 途中で鳳凰滝まで5分の道標が有るが、この時期だと倍以上の時間がかかる。その先でリボンやペンキが、GPSの25,000分の1の地図と異なる個所が有る。印どおりに進むと雪が深くなってくる。 青木鉱泉からのドンドコ沢ルートは、この時期は入る人もほとんどいない様で踏み跡も無く、無雪期に比べてかなりの時間がかかる。御座石温泉からそのまま登るルートは、土日なら少しは登山者がいるのでそちらのルートから登る事を勧める。 |
写真
感想
他の人のレコ(27日のC-chanの”冬の千頭星山探検”等)で、雪は多いと信じきっていました。(年末年始の白樺湖周辺のファミリースキーの時でも多かったし。。。)
それで買ったばかりの山スキーのブーツと板、ワカン、12本爪のアイゼン等、滑る気でやってきたのですが。大間抜けでした。。。駐車場に着いた時、雪の無さに愕然となりました。登山靴も持ってくるべきだったと後悔したが既に遅い。板を置いていこうと思いましたが、もし上で滑れる程度の雪が有った時、山スキーのブーツが泣くと思って持参する事に。ただスキー用のズボンは持っていかない事にしました。
到着は4時30分頃。最近のパターンで双葉SAで車中で眠って、3時15分の目覚ましで起きて朝飯を食べてから出発。今回はガーミン社のGPS、GPSmap 60CSxを購入しての初めての登山だったのですが、どうしても暗がりの中、青木鉱泉への登り口が判りませんでした。GPSには期待したのですが、この様な谷沿いだと今一な感じです。
結局、起こしてはすまないと思って登山届を出していなかったのもあり、駐車場に戻って登山届を出しに御座石温泉の宿に行きました。僕の後で着た車の人が届に行った際に、宿の人は起きていた様でした。そこで登山帳に書いた後、登るポイントを聞いてやっと見つける事が出来ました。既に6時を過ぎて薄暗い程度に夜は明けていました。
青木鉱泉まで殆ど雪が無く、山スキーのブーツは単に歩き難い重いだけの物でしかありませんでした。青木鉱泉では休まずにそのまま歩いて、山沿いと川沿いの分岐に来た時、時間がおしている現実を顧みず、前回は川沿いを歩いたので今回は山沿いにしたらとってもきつかったです(;^_^
川沿いの道とまた合流して南精進滝へ向かって行くと、急な斜面を横切る所が何カ所か有りますが、その内の1つでボーと歩いていたら音がして石が目の前を落ちていきました。もし当たったらケガをするところだったとヒヤリ、その後は注意しながら進みました。
その後は雪が少なく、所々で凍っており、アイゼンやワカンの装着タイミングで随分迷ってしまいました。地図に載っていない沢を渡った所でかなりの積雪が有ったので、ワカンを着けましたが、20メートル位先で雪が少なくなってまた外しました。そうこうするうちに時間が過ぎていったので、南精進滝の滝見台ルートは通らずにそのまま進みました。
滝が凍った氷瀑を見たかったので、この雪の無さと気温の暖かさに不安になりましたが、道沿いから見た南精進滝は見事に凍っていたので、苦労して来たかいがありました。 鳳凰の滝へ5分の道標では、寄り道をしてみましたが道が大変そうで途中で断念して引き返しました。そのまま登って行くと、GPS(地図)とペンキとリボンのサインが全く違う所に来てしまいました。GPSと地図を信じてそちらに少し歩いてみましたが全くサインが無いので引き返し、ペンキとリボンのサインの道に進みました。
こうなるとGPSと地図とはどんどん離れていくので、もうこの2つには頼れません。踏み跡が無いのでペンキとリボンのサインだけが頼りです。さらに雪が深くなってきて歩くのに時間がかかる様になったので、1時過ぎに白糸滝を断念して引き返す事にしました。
こうなると南精進滝と鳳凰の滝をもっと良く見てみたくなったので、寄り道をして二つとも近くまで寄って見ました。
南精進滝までは雪が十分有って歩きやすかったのですが、それ以降は雪が無い所が段々増え、山スキーのブーツではふくろはぎが痛くなってきました。このブーツだと登りも辛かったですが、滑れないと下りもとっても辛かったです(w_−;
ふくろはぎの痛さに気を取られながら、急斜面を横切っていたとき、右足が滑って滑落しかけました。反射的に右手が木の根っこを掴んで事無きを得ましたが、下を見ると急斜面の中でも、オーバーハング気味の最も危険な個所で、落ちていたら大けがでは済まない様な場所でした。山スキーのブーツは普通の登山靴より滑り易いのに、注意が散漫になっていました。それまで誰にも会わなかったから、ここから落ちていたらどうなっていた事か。携帯も圏外だし。。。
ちなみにWii Fitで敏捷性のトレーニングをやっていたのが良かったかもしれないですね。 この前、初めて年齢が20歳になったし(;^_^
元々このコース、グランベリーモールのモンベルクラブでスキーのシールを買った際、”山スキーのコースで聞いた事が無いですね。コースガイドに載っている様な所にしたらどうですか”と忠告されていました。やっぱり二兎追うもの一兎も得ずの格言どおりでした。
こんな大間抜けな山行をしているのって僕ぐらいですよね(;^_^
次回はリベンジで、スキー無しで挑戦しよう。。。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
Futaroさん、こんばんは。
鳳凰山の滝めぐり御苦労様でした。
氷瀑、お見事です
御座石温泉から青木鉱泉に行く道は行く方
が少なくシーズンでも分かりにくいです。
ドンドコ沢、夏に登ってもきついコースですが、
またまたすごい時期に行かれました。
しかもスキーブーツで
どのあたりを滑ろうとしてたのですか?
kankotoさん、今晩は。
氷瀑の見事さだけが、今回の唯一の良かった点です
御座石温泉から青木鉱泉に行く道は、ほんとに判らないですね。一度でも歩いていれば違ったんですが、暗闇の中、ヘッドランプだけでは探せないです
確実に滑れると思っていたのは、賽の河原から鳳凰小屋までです。滑れるのではと期待していたのは、そこから燕頭山までです。
でも実際に登って痛感したのは、そこまでスキーブーツで登る事の困難さです(;^_^ 日帰りでトライするのは無謀すぎました。でもこの登山ではあんまりへこたれて無いんです。
Y-chanさんのこの前の天狗岳のレコを読み、昔の事を思い出してずっとこの所苦しかったのですが、少しは気分が晴れました。
Futaroさん
滝は良いですね。
鳳凰山、基本的にスキーはできないでしょうね。
C-chanの千頭星山辺りの地形と違いすぎます。
と、スキーをしない私は考えるのですが、どうなんでしょう、、、。
また、この時期鳳凰に入るとしても夜叉神峠入り口まで車が入ることができれば、あちらがメイン。
こちらは、なかなかの冒険ですね。
でも滝を見ることができたのは、大きな収穫だと思います。
私も見たいですが、、、
Y-chan
日帰りするには、スキーのブーツではきつすぎる登りでしたね
夜叉神峠入り口からだと滝が見れないですからね。氷瀑、凄いですよ。僕のコンパクトデジカメと腕では、迫力が伝わりませんので、是非見に行って下さい。まだ暫くは見れると思います。今週はまた少し寒さが戻る様ですし2月中は大丈夫かも
氷瀑ってすごそうですね
私も見てみたいです!
でも、苦労が多そうですから、私にはまだ無理かな
風太郎さんのレコを読んでいると、こちらもドキドキです
今回もマイナールートなんですか?
とにかく、無事にお帰りになって良かったです
Wii Fit私は経験ないですが、トレーニングに役立つなら
挑戦してみようかな
dailumiさん、今晩は。
青木鉱泉までの道が閉鎖されているので、時期的に入る人が非常に少ない様です、このルートは。
南精進滝や、鳳凰滝までと最初から割り切って計画したら行けると思います。 せっかくの素晴らしい氷瀑なので、もっと見に行く人が多くても良いと思うのですが、皆さん知らないんですかね。。。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する