徳島県 見ノ越〜道迷い行場コース〜剣山〜次郎笈 展望＆岩＆動植物
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 06:25
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,109m
- 下り
- 1,102m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:24
歩行距離10.5km、歩行時間5時間、歩行数21,700歩、消費カロリー1,750Kcal
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
行場コースで道に迷いっぱなしで、一部ですが崩れやすい箇所やヤブがありました。迂回路のほうがメイン登山道で、各行場はスルーできるようです。我々はメインの迂回路で散々迷いましたが、普通は迷わないようです。少し草が茂って足元が見えにくくなるなどすれば、道から逸れたと思い引き返して探したほうがいいでしょう。行場コース以外は整備され迷いようがありません。台風6号の影響か、登山道の一部に水が流れていましたが、水深はごく浅く、今回は大丈夫でした。 見ノ越登山口から刀掛（かたなかけ）の松＜写真13＞までは整備された歩きやすい道で迷いようがありません。 見ノ越登山口からたまに石埋まりや丸太と土の階段のある歩きやすい道が続きます。西島駅は分岐で、駅を経由すると尾根道コース・行場コースに入ります。駅前の西島駅前「剣山登山道案内図」＜写真09＞から駅とは逆方向に進むと、大剱神社＜写真61＞に向かう大剣道コースと二度見展望所に向かう遊歩道コースの二手に分かれます。ちなみに、ヤマレコの剣山のページに色分けされたコース案内図があります。 剣山登山リフトの終点・西島駅前から大剣道コースに入りましたが、途中で尾根道コースへ向かう道に入りました。刀掛（かたなかけ）の松＜写真13＞は分岐で、直進すれば尾根道コース、東に向かうと行場コースです。 刀掛（かたなかけ）の松＜写真13＞から標高1,910m辺りで尾根道コースに出合うまでは行場コースで、途中まで迷いっぱなしでした。 刀掛（かたなかけ）の松＜写真13＞からキレンゲショウマの群生地＜写真16〜22＞を目指し、行場コースに進みました。 標高1,770m辺りから小石がゴロゴロした細道になり、下りなので少し滑りやすいですが階段状になっている箇所が多く助かりました。 群生地が終わっても基本は小石がゴロゴロした細道で、道の左側にある岩場の根元の古剱神社、行場である蟻の塔わたり、千筋の手水鉢への道も見落とし、三十五社＜写真25＞に立ち寄ったために迂回路に気づかず、胎内くぐりの上の岩場？＜写真27＞に到達しました。 ここから崩れやすい急斜面を下りましたが、右側にはネットがあり、途中で白い案内板のようなものが転がっているのを見ました。この辺りに胎内くぐりの入口があったのかもしれませんが、危険なので道ではないと判断してソバナ＜写真28＞撮影地点辺りで引き返しました。三十五社＜写真25＞まで戻ると、歩きやすい細道がありました。 両剱神社前の沢から少し下りて道から逸れ、岩に腰掛けて昼食＜写真32＞をとりました。この休憩ポイントから石に描かれた赤い矢印を辿っていたはずでしたが、なぜか道から逸れていたようで、両剱神社下の沢上流部＜写真33＞で復帰しました。 ところが、ここから沢沿いを歩いてしまい、再びコースアウト。沢沿いを適当に登り、途中でネットが見えたのでそちらへ向かうと、ネット沿いのギンバイソウ＜写真34＞撮影地点で無事に道に復帰。 しかし、ここからまたすぐに道迷い。岩室神社不動の岩屋の岩場＜写真35＞の左手前にネットが見えますが、これが道だったようです。おそらく、ネットの辺りに岩室神社不動の岩屋の入口があったのでしょうが、これもスルー。 渡渉点＜写真36＞でちょろちょろ流れをまたぎ、右へ行くとキレンゲショウマの群生地＜写真16〜22＞に向かうきれいな道に入りました。 引き返して沢沿いを登っていると、すぐに前方はヤブになりました。草を掴んで崩れてくる斜面をよじ登ると、雑草に埋もれた鎖を発見しましたが、すぐに終わり、再び草を掴んで崩れやすい斜面を直登しました。なぜか途中で丸太の階段の残骸のようなものが現れ、これは廃道だと確信しました。 しばらくすると多少歩きやすくなり、最後にロープのかかった木をまたぐと、標高1,800mで無事に道に下りられました。丸太と土の階段状の道が、我々がまたいだ木の下を通っていたことには、帰宅後に気づきました。 標高1,800mで行場コース登山道に復帰してから剣山＜写真40,41＞を経て次郎笈（じろうぎゅう）＜写真49,50＞までは問題ありません。 標高1,800mからは迷いようがなく、途中からササの間の細道を歩き、最後に木道で剣山頂上へ。木道が終わると、たまに石埋まりや小石がゴロゴロしているものの歩きやすい道が次郎笈まで続きました。 劔山本宮宝蔵石神社の宝蔵石＜写真58＞から見ノ越登山口までも歩きやすく、一部、水が流れていましたが問題ありませんでした。 宝蔵石＜写真58＞を過ぎ、大剣道コースに入りました。たまに石埋まりや小石がゴロゴロしているものの、歩きやすい道です。大剱神社＜写真61＞から剣山御神水（おしきみず）＜写真62＞までは90mの道標があり、小石がゴロゴロした細道を下りますが歩きやすかったです。 引き返し、西島駅から西島神社近くの太鼓くぐり＜写真68＞を経て見ノ越登山口までは、歩きやすい道で、何度か道にちょろちょろ水が流れていましたが、すぐにまたげました。 |
| その他周辺情報 | 見ノ越登山口前に民宿まつうらがあります。宿泊予定だったため、ご厚意でチェックイン前に駐車場を利用させていただけました。 部屋にはテレビ、ちゃぶ台、ハンガー、浴衣、お茶セットが、洗面所にはドライヤー、浴室にタオルとバスタオルがあります。冷蔵庫や歯磨きセットはなく、ネットはスマホなら使えます。窓を開けていると涼しく、ジャージを着て布団をかけて寝ましたが、明け方は少しひんやりしていました。なお、施錠はできません。 入浴は部屋ごとで、しばらく待たなければならないこともあります。夕食＜写真71＞は食堂で、準備ができ次第、好きな時間にとれます。朝食は6時半や7時からで日によって違うようです。早立ちの場合はお弁当に変更可能です。 |
写真
01道池越しに飯野山「四国来たぁ！」…香川県丸亀市内を車で走行中にたまたま見かけました。さすが讃岐富士、美しい山容です。動画には、ミニ富士とでもいうべき青ノ山と角山も映っています。
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03円福寺参道神仏習合の名残の鳥居…階段の途中、左側です。この鳥居をくぐって進むと剱山大権現をお祀りしている円福寺がありますが、今回は立ち寄りませんでした。
07剣山頂上ヒュッテ雲海荘＆剣山頂上…剣山野営場との分岐です。GPSの電池交換をするついでに少し休憩しました。左に剣山頂上ヒュッテ別館の雲海荘、右に剣山が見えました。
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08ナガサキオトギリ？…花の直径は1.5�冂�と大きめだったのですが、花弁には黒斑がなく、萼にのみありました。また、サワオトギリよりも少し細めの葉には明点があるようです。花の大きさ以外はナガサキオトギリの特徴に当てはまるような気がしました。
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10ナンゴククガイソウ＆オオマルハナバチ…ナンゴククガイソウはクガイソウよりも葉の幅が広めらしく、確かに葉全体の形はより幅広に見えました。残念ながら、花は終わりかけでした。オオマルハナバチは通常、首周りの毛は白いのですが、光の加減か、黄色っぽく写っています。動画を撮りました。
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11シシウド…先端の葉は3裂します。アマニュウとは違い、茎は紫色を帯びることはありません。花は虫たちに大人気のようで、動画には少なくとも3種類映っています。
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12トゲアザミ＆トラマルハナバチ…トゲアザミは徳島県（剣山系）と愛媛県（石鎚山系、赤石山系）に分布しています。ノアザミの変種で、細く羽状に裂けた葉の先端にトゲが目立ちます。また、総苞片も開き気味で先端がやはりトゲのように見えます。傷んだ花が多く、花期は終盤のようでした。可愛いトラマルハナバチが蜜を吸う様子を動画に撮りました。
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13刀掛の松…屋島の戦いで敗れた安徳天皇が宝剣を納めるため剣山に登る途中、従者にこの松の枝に宝剣を掛けて汗をぬぐうようにと言葉を掛けられたと言われています。周辺は少し開けてベンチがあるので、大勢の方が休憩しておられました。
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14イヨフウロ…シコクフウロともいいます。直径2〜2.5�僂硫屬鰐椶砲弔�やすく、群生はありませんが何度も見かけました。花弁の模様が特徴です。花弁の先端はこのように3裂しますが、ここではしない花のほうが多かったです。
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15カニコウモリ…楕円形で大きな鋸歯がある葉の形がカニの甲羅に似ているというのが名前の由来です。長さ2�冂�の花は近くで見ないと咲いているかどうかわかりませんが、群生しているとつぼみばかりでも見応えがあります。道の右斜面に群生していました。
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16オタカラコウ…キレンゲショウマの群生地に入ると、すぐに道の右側に数株見られました。花弁のように見える舌状花がメタカラコウよりも多く、マルバダケブキなどとは違い、頭花は縦につきます。
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17ツルギハナウド＆シコクヨツスジハナカミキリ…黄色と黒の横縞が4つずつあるシコクヨツスジハナカミキリは、触角の先端半分が黄色いのが特徴です。交尾中だったので動画を撮りました。
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18ギンバイソウ…アジサイの仲間です。直径2.5�冂�の淡いピンク色の花は咲き始めで、つぼみが多く見られました。ちなみに、名前のよく似たキンバイソウはキンポウゲ科です。
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19キレンゲショウマ…この時期はこの花目当ての登山者が増えます。道の両サイドの斜面に群生しており、まだつぼみもありました。動画にはトラマルハナバチも映っています。
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22ヤマアジサイ…エゾアジサイに似ていますが、葉は薄く光沢がなく長さは10�冖に�、花序は直径10�冖に�と、エゾアジサイよりも明らかに小さいです。この辺りでキレンゲショウマ＜写真19＞の群生はいったん終わりましたが、この後も群生地の看板は何度か見かけました。
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28ソバナ…花は長さ3�冂�とツリガネニンジンよりも大きく、萼はより幅広です。周辺にはネットがあり、細道のようにも思えましたが、急で崩れやすいので引き返しました。
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34ネット沿いのギンバイソウ…結局、沢沿いを適当に登り、途中でネットが見えたのでそちらへ向かうと、ネットの向こうにこれが咲いていました。無事に道に復帰できたのでほっとしましたが、ここからまたすぐに道迷い😅
35岩室神社不動の岩屋の岩場…左手前にネットが見えますが、これが道だったようです。我々が立っている道の左側にこれが見えていると思っていたのですが😅おそらく、ネットの辺りに岩室神社不動の岩屋の入口があったのでしょう。はい、また行場スルー😅
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36渡渉点…ここでちょろちょろ流れをまたぎ、右へ行くとキレンゲショウマの群生地＜写真16〜22＞に向かうきれいな道に入りました。引き返したらまたしても道から逸れて廃道を辿る羽目に😅すぐに復帰できてよかったです。
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37劔山本宮宝蔵石神社…最後は丸太と土の階段状の道からここに出ました。ご祭神は大山祇命（おおやまつみのみこと）、素戔嗚尊（すさのおのみこと）、安徳天皇です。背後に御神体の宝蔵石＜写真58＞が見えています。
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38剣山北東斜面…頂上周辺はミヤマクマザサを保護するため木道が設置されています。ミヤマクマザサは本州中・南部の太平洋側と四国の一部に分布しています。通常、積雪の多い場所に生育しますが、積雪の少ない四国の亜高山帯で見られるのは珍しいです。
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43大剱神社方面分岐より43大剱神社方面分岐より次郎笈…手前に見えているのが分岐の道標です。復路はここから大剱神社＜写真61＞方面に向かうはずが、スルーして剣山＜写真40,41＞に再登頂😅剱山大権現に呼ばれたのでしょう。
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43大剱神社方面分岐より次郎笈…手前に見えているのが分岐の道標です。復路はここから大剱神社＜写真61＞方面に向かうはずが、スルーして剣山＜写真40,41＞に再登頂😅剱山大権現に呼ばれたのでしょう。
45ミヤマクマザサに覆われた剣山南西尾根＆剣山…再び振り返ると、中央に剣山＜写真40,41＞がさらに遠く見えました。動画には次郎笈（じろうぎゅう）＜写真49,50＞なども映っています。
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46タカネオトギリ…花の直径は2�兢�々とオトギリソウの仲間にしては大きく、おしべが花弁の先端近くまで伸びています。葉は細長く幅は5�伉�です。この日はよく見かけました。動画も撮りました。
47コモノギク…直径3�儖幣紊硫屬魯離灰鵐�クやヨメナなどに似ています。花がついた茎につく葉には葉柄がなく、付け根から先端近くまで幅がほぼ一定に見えます。
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48次郎笈頂上北北西より丸石＆高ノ瀬＆三嶺…西南西方面です。中央手前の尾根がカーブする辺りが丸石、その奧が高ノ瀬、中央奥は翌日登る予定の三嶺（みうね）です。
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49次郎笈頂上…広々としており、ゆっくり休憩できます。西方面が見えています。左端が捨身嶽（しゃしんだけ）、ピーク標の杭の右奥に三嶺（みうね）、その右手前の大きな山塊は塔丸です。
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50次郎笈頂上三角点「次郎笈」…標高1930m頂上三角点「次郎笈」です。剣山＜写真40,41＞との高度差は25mしかありませんが、ここまでなかなかのアップダウンでした。
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51次郎笈頂上南東部より剣山＆一ノ森＆槍戸山…ここのほうが人がいないのでのんびりできます。北東方面を望みました。左端が剣山＜写真40,41＞、中央の色が濃い辺りが一ノ森、右は槍戸山です。動画も撮りました。
56ミヤマサナエ…腹部の先端がふくらんだ独特の体型はメガネサナエなどに似ていますが、腹部背面の模様が横縞ではなく縦縞です。撮影角度によりかなり寸詰まりに見えますが、実際はもう少し長いです。
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57シーボルトミミズ…山にいる青い巨大ミミズといえばこれです。体長は30�冂�ありました。スマホと比較すると長さがよくわかります。炎天下でしんどそうに移動している様子を動画に撮りました。これに気を取られたのか、大剱神社＜写真61＞に向かう分岐をスルーしてしまい、気づけば本日二度目の剣山＜写真40,41＞登頂を果たしていました😅
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59大剱神社御神体の御塔石北東の奇岩越しに次郎笈…剣山頂上ヒュッテ本館から大剣道コースに入り、大剱神社＜写真61＞を目指しました。これは御塔石（おとうせき）＜写真60＞のすぐ北東にそびえる奇岩です。右奥に次郎笈（じろうぎゅう）＜写真49,50＞が見えています。
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60大剱神社御神体の御塔石越しに次郎笈…こちらが大剱神社御神体の御塔石（おとうせき）です。次郎笈（じろうぎゅう）＜写真49,50＞は今度は左奧に見えています。
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62名水百選「剣山御神水」…御塔石（おとうせき）＜写真60＞の根元から湧き出ています。病気を治す若返りの水といわれており、ミネラルが豊富です。ろうとが置いてあり、水筒に水を入れるのにとても便利でした。水は冷たく、クセのない味でした。これにスポーツドリンクの粉末を溶かしたら、ペットボトルのよりもすっきりした味わいでした。
63ササを食べようとするニホンジカ…目の前を横切り、少し離れた斜面で立ち止まりました。最初は木の陰でよく見えなかったのですが、ササを食べ始めたので動画を撮りました。子鹿なので顔が可愛いです😍
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66アカウシアブに刺されたニホンジカ…やっぱり刺されてしまいました😓チクッとしたので顔を向けて追い払いましたが、さすがアカウシアブ、すぐに戻ってきました。オニヤンマの写真、貸したろか😁
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68太鼓くぐり…岩場を動画にも撮りました。連れが入ろうとしている辺りは奥行きがあまりなく、写真左奧に向かって歩けそうな隙間が続いていたそうです。帰宅後に調べてわかったのですが、実は、写真左奧に洞窟の入口があり、内部に不動明王が祀られ、上に抜けられるようになっています。また行場をスルー😅
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71民宿まつうらの夕食…アユの塩焼きは、連れのほうは卵が喉元までぎっしり詰まっていたそうです。写真には写っていませんが、祖谷そばや冷や奴もありました。豆腐はかなり水分が抜けて味が濃く、外は木綿豆腐よりもかためですが中はやわらかくホロホロと崩れやすい不思議な食感でした。道の駅「貞光ゆうゆう館」の手作り豆腐「岩豆腐」かもしれません。
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【剣山に行くまでに誘惑いっぱい😓】
今回の目的地は日本百名山のひとつにもなっている剣山（つるぎさん）です。
自動車で瀬戸大橋を渡っていると、おむすび型の山が視界に飛び込んできました。讃岐富士とも呼ばれている飯野山です。火山活動によってできたあまりにも美しいフォルムに思わず自動車を停め、道池越しに飯野山の風景＜写真01＞を撮影しました。
寄り道したのはこれだけに止まりませんでした。吉野川を越え、つるぎ町に入り、貞光川沿いの国道438号を走っていると、「二層うだつの町並み」、「鳴滝」、「土釜」、県や町の天然記念物にも指定されている「地蔵森のカゴノキ」、「葛籠（つづろ）のヒノキ」、「桑平の大トチ」など、誘惑看板が次々と現れました。このうち、誘惑に負けて鳴滝と土釜は寄ってしまいましたが、その他の名勝は帰りがけに時間があればということになりました。これらの貞光川沿いの記録は後に日記にまとめたいと思います。
結局、剣山登山口についたのは11時近くでした😨
【太郎（剣山）と次郎（次郎笈）を巡る】
剣山見ノ越登山口に近づくと、路駐が見られるようになってきました。案の定、200台は停められる駐車場は満車でした。幸い、誘導係の方に登山口前にある民宿まつうらに宿泊すると告げると、宿の方が宿泊者用駐車場の車を少しずつ移動させてスペースを空けてくださいました。
結局、登山を開始したのは11時20分頃でしたが、剣山の頂上一帯にかかっていたガスが午後にはなくなったので結果オーライでした😄
今回は日本百名山に名を連ねている剣山を経て、次郎笈（じろうぎゅう）を往復するコースを設定しました。
剣山は標高1,955m、次郎笈は標高1,930mもあり、それぞれ四国第2位・3位（西日本第2位・4位）の高峰です。昔は、剣山を太郎笈（たろうぎゅう）と呼んでいたそうです。太郎と次郎という二人の修験者が笈（おいずる）と呼ばれる背負子（しょいこ）を担ぎ、それぞれの山へ分かれて登ったことに由来するという説があります。時間は押していましたが、この歴史を辿る山行のためには、二座とも登らなければなりません。
太郎（剣山）は次郎（次郎笈）から見ることで、その存在感が際立ちます。縦走路ではずっとその素晴らしい景観を楽しむことができました。
【キレンゲショウマの群生地へ】
見ノ越登山口からは、たまに石埋まりや丸太と土の階段のある歩きやすい道が続きます。剣山登山リフトの終点・西島駅を越え大剣道コースから尾根道コースへ向かう道に入ると、とたんにナンゴククガイソウやシシウドなどの花が見られるようになりました。
「刀掛（かたなかけ）の松」＜写真13＞は分岐で、ベンチでゆっくり休憩できます。ここからキレンゲショウマの群生地＜写真16〜22＞を目指し、行場コースに進みました。その途端に、あれだけたくさんいた登山者がいなくなりました。
標高1,770m辺りから小石がゴロゴロした細道になり、下りなので少し滑りやすいですが階段状になっている箇所が多く助かりました。足元には少し気を遣いますが、期待していたキレンゲショウマだけでなく、オタカラコウ、ツルギハナウド、ギンバイソウなど、多種多様な花が咲いており、急いでいる割には歩が進みません😅花が少ないはずのこの時期に剣山ではこれだけたくさん花が咲いていることに驚きました。この一帯で何度も立ち止まって花を観賞しました。
【迷いっぱなしの行場コースから剣山頂上へ】
群生地が終わっても基本は小石がゴロゴロした細道で、道の左側にある岩場の根元の古剱神社はスルーしてしまいました。行場である蟻の塔わたり、千筋の手水鉢への道も見落とし、三十五社＜写真25＞に立ち寄ったために迂回路に気づかず、胎内くぐりの上の岩場？＜写真27＞に到達。
ここから崩れやすい急斜面を下りましたが、右側にはネットがあり、途中で白い案内板のようなものが転がっているのを見ました。この辺りに胎内くぐりの入口があったのかもしれませんが、危険なので道ではないと判断してソバナ＜写真28＞撮影地点辺りで引き返しました。三十五社＜写真25＞まで戻ると、歩きやすい細道がありました。
一ノ森方面に向かう道との分岐にある両剱神社前の沢から少し下りて道から逸れ、
岩に腰掛けて昼食＜写真32＞をとりました。量は少ないものの、粉末のユーグレナ（ミドリムシ）を入れたので59種類の栄養素をすべて摂取し、エネルギー補給が十分できました。
この休憩ポイントから石に描かれた赤い矢印を辿っていたはずでしたが、なぜか道から逸れていたようで、両剱神社下の沢上流部＜写真33＞で復帰しました。ところが、ここから沢沿いを歩いてしまい、再びコースアウト。気づくと道とはいえない沢が目の前を流れていました。仕方なく、沢沿いを適当に登り、途中でネットが見えたのでそちらへ向かうと、ネット沿いのギンバイソウ＜写真34＞撮影地点で無事に道に復帰。
ところが、ここからまたすぐに道迷い😅岩室神社不動の岩屋の岩場＜写真35＞の左手前にネットが見えますが、これが道だったようです。おそらく、ネットの辺りに岩室神社不動の岩屋の入口があったのでしょうが、これもスルー。
渡渉点＜写真36＞でちょろちょろ流れをまたぎ、右へ行くとキレンゲショウマの群生地＜写真16〜22＞に向かうきれいな道に入りました。引き返して沢沿いを登っていると、すぐに前方はヤブになりました。四国まで来てなんでまたヤブコギやねーん😓仕方なく草を掴んで崩れてくる斜面をよじ登ると、雑草に埋もれた鎖を発見。ほっとしたのも束の間、鎖はすぐに終わり、再び草を掴んで崩れやすい斜面を直登。なぜか途中で丸太の階段の残骸のようなものが現れ、これは廃道だと確信しました。しばらくすると多少歩きやすくなり、最後にロープのかかった木をまたぐと、標高1,800mで無事に道に下りられました。丸太と土の階段状の道が、我々がまたいだ木の下を通っていたことには、帰宅後に気づきました😓
行場をことごとくスルーし、廃道を辿り錆びた鎖場を通過する羽目になったのですが、これは剣山の神様に嫌われたのか、好かれてまた来いと誘われたのかどちらなのでしょうか。
ここからは道迷いはなく、途中からササの間の細道を歩き、最後に木道で剣山頂上に到着。登山を開始してからすでに3時間以上経過しており、時刻はすでに14時を過ぎていました。しかし、前述したように、剣山頂上から往復2時間かかる次郎笈（じろうぎゅう）までの山行を諦めるわけにはいきませんでした。もちろん、だからといって自然観察をスルーしてまで、急いで歩く気持ちにはなりませんでしたが。
【広大な笹原の剣山から次郎笈縦走路】
木道が終わると、たまに石埋まりや小石がゴロゴロしているものの歩きやすい道が続きました。周辺には、道以外はすべてミヤマクマザサに覆われていると言っても過言ではない笹原が広がっています。
ミヤマクマザサは本州中・南部の太平洋側と四国の一部に分布しています。通常、積雪の多い場所に生育しますが、積雪の少ない四国の亜高山帯で見られるのは珍しいです。天然記念物に指定されているのはこの西にある三嶺（みうね）・天狗塚の群落ですが、剣山から次郎笈（じろうぎゅう）も見応え十分でした。
天気が良くなったので、青々としたササに覆われた山肌はとても美しく見えました。何度も前方を確認したり、振り返ったりしながら景観を楽しみました。花はイヨフウロ（シコクフウロ）やタカネオトギリがたまに見られる程度でしたが、ミヤマサナエやシーボルトミミズといった生き物にも出会えました。
【魅惑的な大剱神社から西島神社の巨岩巡り】
次郎笈から剣山に戻る途中で、頂上までは戻らずに、途中の分岐から大剱神社＜写真61＞に向かうつもりが、分岐を見落とし、気づけば再び剣山頂上😱剱山大権現に相当気に入られたようです。
時刻はすでに16時を過ぎていましたが、大剱神社＜写真61＞経由で下山することにし、劔山本宮宝蔵石神社の宝蔵石＜写真58＞を過ぎ、大剣道コースに入りました。たまに石埋まりや小石がゴロゴロしているものの、歩きやすい道です。
しばらくすると、巨岩越しに次郎笈＜写真59,60＞が見えました。天地一切の悪縁を断ち、現生最高の良縁を結ぶといわれている大剱神社＜写真61＞はこの下にあり、背後に先程の巨岩が見えました。御塔石(おとうせき)と呼ばれる御神体でした。
さらに、この神社より南へ少し下ると、剣山御神水（おしきみず）という湧き水＜写真62＞がありました。病気が治る若返りの水ともいわれる名水です。持ってきた空の水筒にこの湧き水を入れ、スポーツドリンクの粉末を溶かして飲みました。汗を大量にかき、疲れ切っていたので、このスポーツドリンクは極上のうまさでした。
きれいな細道を歩き西島駅まで戻ってくると、さすがにリフトは止まっていました。
剣山野営場との分岐近くで、一頭の子鹿が目の前を急ぎ足で横切りました。逃げたと思いきや、少し離れた斜面で立ち止まり、食事を始めました＜写真63＞。木に隠れたつもりなのでしょうが、こちらからはよく見えました。たまにアカウシアブに刺されて追い払いながら食事する姿がとても可愛かったです😊この後も親子に出会ったので、このコースは人があまり歩かず安心かつ安全なエリアなのでしょう。
西島神社まで下ると、道が二手に分かれたので往路とは異なる南（左）方向に進みました。すぐに太鼓くぐり＜写真68＞という岩場が出てきました。連れが隙間から入ろうとしましたが、奥行きがあまりなく、写真左奧に向かって歩けそうな隙間が続いていたそうです。実は、そちらに洞窟の入口があり、内部に不動明王が祀られ、上に抜けられるようになっています。また行場をスルーしてしまいました😅この後は何度か道にちょろちょろ水が流れていましたが、すぐにまたげました。
【民宿まつうらに宿泊】
剣山は様々な登山ルートが設定できますが、今回のコースは剣山の新たな魅力を発見するには十分でした。
下山したのは17時40分頃でしたが、この日宿泊予定の「民宿まつうら」が登山口の前にあったので、下山してすぐに宿に入り入浴し、夕食＜写真71＞をとりました。
部屋にはテレビ、ちゃぶ台、ハンガー、浴衣、お茶セットが、洗面所にはドライヤー、浴室にタオルとバスタオルがあります。冷蔵庫や歯磨きセットはなく、ネットはスマホなら使えます。窓を開けていると涼しく、ジャージを着て布団をかけて寝ましたが、明け方は少しひんやりしていました。なお、施錠はできません。
入浴は部屋ごとで、しばらく待たなければならないこともあります。夕食は食堂で、準備ができ次第、好きな時間にとれます。朝食は6時半や7時からで日によって違うようです。
翌日は終日晴れの予報でしたので、予定通り四国でもっとも美しい稜線である牛ノ背から三嶺（みうね）まで縦走することにし、朝食をお弁当にしていただきました。
こっそり拍手
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