燧ヶ岳−静かな尾瀬を家族登山ー
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体力度について
- GPS
- 06:25
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,066m
- 下り
- 1,059m
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| 天候 | 晴のちガス |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所なし （ただし、傷んでいる木道や階段が多いので注意） |
| その他周辺情報 | 燧の湯 |
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感想
【感想】
5年前の2018年8月23日、家族で尾瀬の入口・檜枝岐村で泊まって燧ケ岳を目指すも天候があやしく尾瀬沼散策に変更。そして、今回は丁度5年後の8月23日。5年越しのリベンジマッチである。
●前泊
レンタルしたキャンピングカーで夕方に御池駐車場に到着。初夏と紅葉の尾瀬は賑わうが、お盆が過ぎた尾瀬は静かなのは5年前と同じ。駐車場にも空きがあってのんびりと過ごす。自宅から持ってきたお米を炊き（兼業農家）、福島のスーパーで買ったお肉を焼き、ビールを飲みながら夕食。夕食中、遠くで雷が鳴っていたが駐車場では雨も降らないままだった。翌朝、駐車場の車は少し増えていたかな。
●当日
ヤマテンを参考に午後から天気は崩れる可能性があるとのことで、早めの登頂を目指す。これまでの山行経験から、自分と長男は午前中に下山は確実に大丈夫だといえるものの、発達障害の次男と妻は登山経験が少なくて心配。登るペースが遅い場合は途中で引き返すことも選択肢に入れている。
御池駐車場から登山開始後はきれいな木道の道。しかし、燧ケ岳方面へと入った途端に、やっぱり登山道だなという感じに。いきなりの急登である。
朝一で体が鈍くゆっくり登るしかないが、逆にそれが良かったのか、順調に登って行き、広沢田代へ。次男も妻も問題なく登る。
広沢田代でほっと一息。
朝の湿原は心地よく気分も乗ってくる。想像していたより小さな湿原だった。
広沢田代からは再び急登。途中の登山道に五合目の表示。ほぼ休憩なしで結構いいペース。これは4人で登頂できるかも。
五合目から少し登ると熊沢田代の木道へ。
こちらは広い湿原。山行記録にある池塘に囲まれたベンチが見える。
見上げると燧ケ岳！でも、山頂はガスってるなぁ。
木道を歩いて熊沢田代の休憩場のベンチへ。貸切状態だったのでここで朝ごはん。
前日に炊いた自家製のお米で作ったおにぎりを家族で頬張る。そんなのうまいに決まってる。エネルギーをチャージして最後の登りへ。
登山慣れしていない次男と妻はここからがきつかったらしい。
考えてみると次男と妻は標高2000m超で登頂まで2時間超える本格登山は初体験だから当然かもしれない。
途中で振り返ると熊沢田代の湿原、その向こうに会津駒ケ岳がドーン。ああ、会津駒ケ岳は残雪期に長男と登ったなぁと感慨に耽る。
ここから一気にペースダウン。
ガレ場の直登を見上げると心が折れてしまうのか、発達障害で言語を発することができない次男は数メートル進むと座り込んでしまう状態となってしまった。
食べることが大好きな次男に
「登ったらカップラーメン食べよう！」
と励まして登る。
妻もこのあたりは息が切れて大変だったらしい。もう少しだから頑張ろうと声かけをしてゆっくり登る。夏と秋の間の静かなシーズンの平日だったので登山者が少なくて迷惑をかけることがなくて良かった。
最後にぐっと登って爼�堯覆泙覆い燭阿蕁忙劃此�
山頂は風が強い！しかも、ガスで眺望ない！
体力、メンタルのしんどうそうな次男と妻はここで待機してもらい、長男と二人で軽身で最高峰の柴安�堯覆靴个笋垢阿蕁砲惴�かった。
爼�瑤�らくだっての登り返しは思いのほかきつかった。
東北最高峰の柴安�瑤老觜醜�々としていて天気が良い日にはいいだろうなと思いつつ、完全にガスに包まれていて眺望なし。
まぁでも、この辺りからの眺望は至仏山、会津駒ケ岳の山頂から見れたのでいいかな。そう思うと、百名山が密集している山域だな。
爼�瑤北瓩辰董∈覆伴｜砲塙舂�。
次男は待たされて少し機嫌が悪かった様子。
朝、駐車場で沸かしたお湯をテルモスの水筒で持ってきてカップヌードルを食べる。4人分には足りないと思ったのでジェットボイルで追加の湯を沸かそうと思って、水を持ってきたけどジェットボイルの着火機能が作動せず追加の湯が沸かせなかった。こないだまで使えたんだけどな。もう10年以上前に買ったものなので経年劣化かもしれない。
結局、3人分のカップヌードルしか作れなかったけど、次男は食べて機嫌が直ったので良かった。おにぎりの残りや買ってきたロールパンも食べてお腹は十分満たされた。さあ下山。
下りながら湿原の絶景と、その向こうの会津駒ケ岳に癒される。
熊沢田代で振り返ると燧ケ岳の山頂のガスは晴れていてその雄姿も拝むことができた。
熊沢田代、広沢田代の木道の道は次男がどんどん進めて行く。早く降りたかったのだろう。ただ、広沢田代からの急な下りではさすがに体がしんどいのか、メンタルが折れたのか、しばしば座って足が止まる。
「降りたらアイス食べようね！がんばろう！」
と励ましながら下っていった。
しかし、今回は登った道をピストンしたが、下山時に思うのは、「こんなに急登だったのか」。登りは大変だけど、くだりはもっと大変だなぁ。
最後の木道の分岐で写真撮影すると、次男が裏燧の方向に行こうとする。
長男が慌てて「こっちだよ」と手を引いて御池登山口の方へ。
家族四人そろってゴール！
次男は何か機嫌が悪そうなので、とにかく大好きなアイスを食べさせないとと御池の売店へ直行。幸いアイスが売っていたのでバニラモナカのアイスを購入して車に戻ると機嫌も直った様子で一安心。
今回、登山経験の少ない妻と次男（発達障害）が6時間を超える山行に一緒に行ってくれたこと、無事に下山できたことが何よりも嬉しい。
ピークがずれた季節なのですれ違う人も少なかったことも有難かった。
親子4人で登り切ったのは一生の思い出になりました。
【燧ケ岳】百名山79座/100座 長男78座/100座
尾瀬は数年前にも訪れました。その時は散策程度の山行ではありましたが、それでも静かな山中で風の音だけが聞こえ、歩いていて気持ち良かった思い出があります。
さて、今回の山行について書いていきます。初め、樹林帯の急登でググッと高度をあげていきます。ウォームアップにはもってこいでした。その樹林帯から急に視界が開けたかと思うと湿原が広がっていました。下界とは異なる場所に入ったという実感が湧いてきました。
そして再び急登を登り詰めると、これまた再び湿原。似たようなルートが繰り返されるのが少し面白く感じられます。二つ目の湿原の先にはガスに隠れる山頂があります。先月に登り、奇しくもほとんど同じ名前である火打山によく似た構図でした。
最後のひと登りを終えると俎�瑤謀�着。周りはガスに覆われ、風も強く、寒ささえ覚えます。柴安�瑤砲皀團好肇鵑靴泙垢�、相変わらず景色はありません。東北最高峰に登頂したにしては少々あっけない気もしました。
山を下ると晴れだして、途中、会津駒や新潟の山、そして燧ヶ岳の山頂を眺めることができました。湿原と山々の美しい組み合わせが目に映りました。
今回は、前回の散策と同様、比較的静かな山歩きとなりました。また、特に朝方は涼しく、連日の猛暑を忘れさせる爽やかな山行となりました。そして、久しぶりに母や弟とも登山をし、家族で穏やかな時間を過ごすことができました。
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