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Yamareco

記録ID: 599589
全員に公開
雪山ハイキング
甲信越

大菩薩嶺(拾得カメラを届けて遭難者救助を知る)

2015年03月13日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
12.2km
登り
1,103m
下り
1,103m

コースタイム

日帰り
山行
5:05
休憩
0:50
合計
5:55
8:57
9:04
71
10:15
10:18
5
10:23
10:28
7
10:35
10:35
12
10:47
11:20
3
11:23
11:23
7
11:30
11:30
24
11:54
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4
11:58
11:58
5
12:03
12:05
20
12:25
12:25
56
13:21
13:21
9
13:30
裂石ゲート前駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
裂石のゲート前駐車場(無料)。15台くらいのスペース。7時で先着は1台のみ。外気温は−2℃だったが、道路に凍結はなく、ノーマルタイヤでも問題なかった。
コース状況/
危険箇所等
全体を通して、道標が整備されている。雪道は殆どのところでトレースがあり、踏み抜きはなかった。雪山なので重登山靴を使用。
<駐車場〜丸川峠>
・よく歩かれている道で、急登も少なく歩きやすい。
・標高1700mあたりまで雪はない。凍結箇所が2ヶ所あったが、距離が短いのでアイゼンはつけなかった。
・丸川峠の手前150mあたりから雪道になった。
<丸川峠〜大菩薩嶺>
・雪はよくしまっていて、慣れていればアイゼン無しで歩ける。凍結箇所はない。トレースの消えている所もあったが、方向はよくわかるので迷うことはない。一部で左側が切れ落ちている狭いところがあるので、ゆっくりと歩くとよい。
<大菩薩嶺〜大菩薩峠>
・快適な稜線歩きが楽しめる。雪道なので、歩きやすい。少し風があったが、ハードシェルを着ることはなかった。
<大菩薩峠〜上日川峠>
・凍結箇所が多くあり、アイゼンは必須。
・道は歩きやすい。
<上日川峠〜駐車場>
・登山道には凍結箇所が多くある。アイゼンは必須。下るにつれて、土の出ている部分が多くなるが、凍結箇所が出てくるのでなかなかアイゼンがとれない。標高1300mくらいでアイゼンをとった。
裂石ゲート前の駐車場の先着は1台だけでした。準備をしていると、県警のヘリが飛んできました。遭難者を探すような飛び方です。駐車場の上でも少しホバリングしていました。
2015年03月13日 07:39撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 7:39
裂石ゲート前の駐車場の先着は1台だけでした。準備をしていると、県警のヘリが飛んできました。遭難者を探すような飛び方です。駐車場の上でも少しホバリングしていました。
駐車場にある案内図。丸川峠経由で登って周回します。
2015年03月13日 07:39撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 7:39
駐車場にある案内図。丸川峠経由で登って周回します。
沢から離れて急登し、尾根に乗ります。ミズナラの多い自然林です。この時期は落葉しているので、見通しがいいです。
2015年03月13日 08:15撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 8:15
沢から離れて急登し、尾根に乗ります。ミズナラの多い自然林です。この時期は落葉しているので、見通しがいいです。
凍結箇所が出てきました。ここは15mくらいでしたが、平坦道だったので比較的楽でした。この先ある岩場の登りでの、数メートルの凍結の方が緊張します。
2015年03月13日 08:41撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 8:41
凍結箇所が出てきました。ここは15mくらいでしたが、平坦道だったので比較的楽でした。この先ある岩場の登りでの、数メートルの凍結の方が緊張します。
富士山がお目見えです。今日は展望が期待できそうです。
2015年03月13日 08:55撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 8:55
富士山がお目見えです。今日は展望が期待できそうです。
丸川峠の手前から雪道になりました。トレースがついています。
2015年03月13日 09:04撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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丸川峠の手前から雪道になりました。トレースがついています。
丸川荘が見えてきます。
2015年03月13日 09:06撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 9:06
丸川荘が見えてきます。
丸川荘は、まだ営業前です。
2015年03月13日 09:08撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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丸川荘は、まだ営業前です。
丸川荘の前から見る富士山も美しい。
2015年03月13日 09:08撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 9:08
丸川荘の前から見る富士山も美しい。
緩やかな登りです。凍結は殆どないので、まだアイゼンは着けません。
2015年03月13日 09:17撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 9:17
緩やかな登りです。凍結は殆どないので、まだアイゼンは着けません。
コメツガの樹林に入りました。稜線の北側を巻くように歩きます。トレースの消えているところもあったので、今日はこのコースを誰も登っていないようです。
2015年03月13日 09:25撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 9:25
コメツガの樹林に入りました。稜線の北側を巻くように歩きます。トレースの消えているところもあったので、今日はこのコースを誰も登っていないようです。
山頂が見えました。
2015年03月13日 10:25撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 10:25
山頂が見えました。
三角点は雪の下です。標柱と道標だけの雪の山頂でした。展望がないので、雷岩に向かいます。
2015年03月13日 10:27撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 10:27
三角点は雪の下です。標柱と道標だけの雪の山頂でした。展望がないので、雷岩に向かいます。
雷岩に着きました。
2015年03月13日 10:34撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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雷岩に着きました。
雷岩にある道標です。
2015年03月13日 10:33撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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雷岩にある道標です。
これを期待して来ました。
2015年03月13日 10:35撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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これを期待して来ました。
南アルプスは少し霞んでいます。
2015年03月13日 10:36撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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南アルプスは少し霞んでいます。
唐松尾根も白化粧です。
2015年03月13日 10:36撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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唐松尾根も白化粧です。
楽しい稜線歩きは始まります。
2015年03月13日 10:36撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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楽しい稜線歩きは始まります。
麓の塩山の街がよく見えます。
2015年03月13日 10:37撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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麓の塩山の街がよく見えます。
小金沢連嶺までの稜線です。
2015年03月13日 10:40撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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小金沢連嶺までの稜線です。
稜線は踏み抜くことがないので快適です。
2015年03月13日 10:43撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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稜線は踏み抜くことがないので快適です。
標高2000mの神部岩。
2015年03月13日 10:45撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 10:45
標高2000mの神部岩。
賽ノ河原の避難小屋で食事休憩します。
2015年03月13日 10:58撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 10:58
賽ノ河原の避難小屋で食事休憩します。
中に入ると、風がないので少し暖かく感じます。食後にアイゼンを着けました。この先の大菩薩峠からの下りに備えます。
2015年03月13日 10:59撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 10:59
中に入ると、風がないので少し暖かく感じます。食後にアイゼンを着けました。この先の大菩薩峠からの下りに備えます。
親不知ノ頭に向かいます。
2015年03月13日 11:14撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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親不知ノ頭に向かいます。
親不知ノ頭。
2015年03月13日 11:33撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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親不知ノ頭。
単独行と行き交いました。
2015年03月13日 11:33撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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単独行と行き交いました。
大菩薩峠が近づいてきます。
2015年03月13日 11:34撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 11:34
大菩薩峠が近づいてきます。
介山荘も閉まっていました。
2015年03月13日 11:39撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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介山荘も閉まっていました。
大菩薩峠からも凍結箇所を除けば、快適に下れます。凍結箇所もアイゼン(10本爪)がよく効きます。
2015年03月13日 11:47撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 11:47
大菩薩峠からも凍結箇所を除けば、快適に下れます。凍結箇所もアイゼン(10本爪)がよく効きます。
福ちゃん荘まで来ました。ここから山道に入りましたが、車道を歩いた方が早そうです。
2015年03月13日 12:14撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 12:14
福ちゃん荘まで来ました。ここから山道に入りましたが、車道を歩いた方が早そうです。
上日川峠。夏場はここまで車で上がれます。
2015年03月13日 12:37撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 12:37
上日川峠。夏場はここまで車で上がれます。
裂石への登山道に入ります。しばらくすると、凍結箇所が多く現われました。下るにつれて、土の部分が多くなりますが、断続的に凍結箇所があるので、アイゼンは着けたままです。落ち葉の下も凍っているところがあるので、注意です。1300mくらいでようやくアイゼンをとりました。
2015年03月13日 12:41撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 12:41
裂石への登山道に入ります。しばらくすると、凍結箇所が多く現われました。下るにつれて、土の部分が多くなりますが、断続的に凍結箇所があるので、アイゼンは着けたままです。落ち葉の下も凍っているところがあるので、注意です。1300mくらいでようやくアイゼンをとりました。
千石茶屋。駐車場はもう10分足らずです。
2015年03月13日 13:32撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
3/13 13:32
千石茶屋。駐車場はもう10分足らずです。
車が増えていました。
2015年03月13日 13:41撮影 by  COOLPIX S9300, NIKON
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3/13 13:41
車が増えていました。
撮影機器:

感想

 静かな雪山ハイクを楽しむことが出来ました。丸川峠経由で登りましたが、1700m付近まで雪はなく、凍結箇所も少なかったので、思っていた以上に登りやすかったです。雪道になっても凍結箇所が殆どなく、アイゼンを着ける必要を感じない快適な雪山ハイクができました。コメツガの樹林帯に入って、トレースの消えているところがありましたが、距離的に短くすぐにトレースが現われました。トレースのおかげで踏み抜くことはありませんでした。
 雷岩からの稜線歩きは、期待通りの展望に気持ちのよい歩きが楽しめました。風がありましたが、持参していたハードシェルを着ることはありませんでした。
 大菩薩峠から勝縁荘の区間と、上日川峠から裂石の区間の登山道は、凍結箇所が多く、アイゼンは必須です。特に裂石への道は、凍結箇所が断続的に出てくるので、下るにつれて土の部分が多くなってもなかなかアイゼンがとれません。結局1300mくらいまで着けていました。
 大菩薩峠からの下山時にカメラを拾いました。そこまでに単独行2人と2人組と出会っていたので、その中の人のものと思われます。帰りに山梨県日下部警察署に届けておきました。心当たりの人がこのレコを読まれた際は、日下部警察署に連絡をとってみてください。
 電話番号は、0553−22−0110です。担当は会計課です。

 警察署で遭難事故があったことを聞きました。11日に入山した単独行の男性が、砥山方面に迷い込んだらしく、今日になって無事に救助されたとのことでした。まだ初心者で地図の見かたがよくわからずに、携帯連絡で自分の位置をうまく伝えられなかったのが、救助までに時間がかかった理由のようです。2日もビバークされたようですが、装備がしっかりとしていたのと、天気のよかったのが幸いしたと言われていました。私の場合、雪山には必ず登ったことのあるところしか行きません。大菩薩嶺も4回目です。皆さんも気をつけて下さい。

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