(入山口)
今日は憧れの藪山「家老岳」へ。道程は少し長いが天気も良くAM6:30スタート。取付き口迄の林道は予想通り除雪されておらず、国道脇から約2キロを歩かねばならない。
0
(入山口)
今日は憧れの藪山「家老岳」へ。道程は少し長いが天気も良くAM6:30スタート。取付き口迄の林道は予想通り除雪されておらず、国道脇から約2キロを歩かねばならない。
(林道1)
羽塩沢沿いの林道は週初の降雪で心配したが、幸運にも朝方堅雪で坪足で進むことが出来る。前方に現れた山稜は今日のルートか。
0
(林道1)
羽塩沢沿いの林道は週初の降雪で心配したが、幸運にも朝方堅雪で坪足で進むことが出来る。前方に現れた山稜は今日のルートか。
(二股)
林道が二股に分かれた。右が太いが、GPSは左だ。人の踏み跡痕なく鹿の足跡を追う。
0
(二股)
林道が二股に分かれた。右が太いが、GPSは左だ。人の踏み跡痕なく鹿の足跡を追う。
(霜柱)
林道脇の霜柱。厳寒の朝だが日中緩む証か。
0
(霜柱)
林道脇の霜柱。厳寒の朝だが日中緩む証か。
(徒渉)
3本目の徒渉。水深浅く長靴で正解。雪壁が堅く上り降りに少し手間取る。
1
(徒渉)
3本目の徒渉。水深浅く長靴で正解。雪壁が堅く上り降りに少し手間取る。
(標識)
徒渉直後羽塩沢の二股に立つ標識。家老岳は左方向とあるが、今日の取付き口は標識背後の山裾だ。
0
(標識)
徒渉直後羽塩沢の二股に立つ標識。家老岳は左方向とあるが、今日の取付き口は標識背後の山裾だ。
(取付口)
1時間余で取付き口に到着。ここからアイゼンを履き目前の急斜面に取り付く。堅雪でアイゼンが小気味良いが、帰路の体力温存のため九十九折で登る。
0
(取付口)
1時間余で取付き口に到着。ここからアイゼンを履き目前の急斜面に取り付く。堅雪でアイゼンが小気味良いが、帰路の体力温存のため九十九折で登る。
(鹿糞)
比較的新しく昨夜の夢跡か。
0
(鹿糞)
比較的新しく昨夜の夢跡か。
(露岩帯)
920M付近で露岩帯が出現。アイゼン爪保護のため左手に迂回。
0
(露岩帯)
920M付近で露岩帯が出現。アイゼン爪保護のため左手に迂回。
(小雪原)
1,120M付近の小さな雪原。朝陽に照らされ良い雰囲気となって来た。空気が美味しい。
2
(小雪原)
1,120M付近の小さな雪原。朝陽に照らされ良い雰囲気となって来た。空気が美味しい。
(熊棚)
周囲の枝も数本折れており、恐らくは熊棚の残骸。
1
(熊棚)
周囲の枝も数本折れており、恐らくは熊棚の残骸。
(急登終了)
取付きから標高差約460Mの急登を終えれば赤松樹林内の地形図「1,218」地点。雪が深くなり、ここでワカンに履き替える。
0
(急登終了)
取付きから標高差約460Mの急登を終えれば赤松樹林内の地形図「1,218」地点。雪が深くなり、ここでワカンに履き替える。
(尾根合流)
1,252M(GPS)付近で南からの尾根と合流。先週 Shaminekoさんが辿られた尾根だ。南風が冷たい。
3
(尾根合流)
1,252M(GPS)付近で南からの尾根と合流。先週 Shaminekoさんが辿られた尾根だ。南風が冷たい。
(雪庇1)
ここで一気に展望が広がる。ここから上部は南方に雪庇が張り出す。慢心せず左寄りに進む。山頂部も見えるがまだ遠い。
6
(雪庇1)
ここで一気に展望が広がる。ここから上部は南方に雪庇が張り出す。慢心せず左寄りに進む。山頂部も見えるがまだ遠い。
(中雪原)
1,310M付近の中雪原。真ん中の一本の木が印象的。好天に恵まれ幸せ痛感。
2
(中雪原)
1,310M付近の中雪原。真ん中の一本の木が印象的。好天に恵まれ幸せ痛感。
(深雪)
樹林内はワカンを履いても足首まで沈む深雪だ。疲れるので焦り禁物、ゆっくり、しかし着実に。
1
(深雪)
樹林内はワカンを履いても足首まで沈む深雪だ。疲れるので焦り禁物、ゆっくり、しかし着実に。
(雪庇2)
山頂手前で再び雪庇尾根に飛び出る。雪庇が先端側に傾いておりクラック等に要注意だ。
3
(雪庇2)
山頂手前で再び雪庇尾根に飛び出る。雪庇が先端側に傾いておりクラック等に要注意だ。
(南展望)
雪庇越しに見下ろす南方の山並み。手前から2列目が「貝鳴山」(1,222M)の山稜だろう。後方は霞む日光連山。
0
(南展望)
雪庇越しに見下ろす南方の山並み。手前から2列目が「貝鳴山」(1,222M)の山稜だろう。後方は霞む日光連山。
(山頂)
AM11:07遂に憧れの山頂ピーク(地形図 1,413.7M)に到着。入山口からおよそ4時間30分、想定より1時間早い到着だ。小さな雪原が広がり新雪とダケカンバの巨木が美しい。
1
(山頂)
AM11:07遂に憧れの山頂ピーク(地形図 1,413.7M)に到着。入山口からおよそ4時間30分、想定より1時間早い到着だ。小さな雪原が広がり新雪とダケカンバの巨木が美しい。
(山頂看板)
逆光だったが雪原スレスレに山頂看板発見。会津の山で良く見掛ける「黒羽山の会」の看板だ。
6
(山頂看板)
逆光だったが雪原スレスレに山頂看板発見。会津の山で良く見掛ける「黒羽山の会」の看板だ。
(展望1)
山頂東部は切れ落ちており、樹間からは北東〜南東の展望がくっきりと得られる。東方は大倉尾根から南下する栃木県境の山稜。
12
(展望1)
山頂東部は切れ落ちており、樹間からは北東〜南東の展望がくっきりと得られる。東方は大倉尾根から南下する栃木県境の山稜。
(展望2)
少し南方には盟主男鹿岳(写真左端、1,777.1M)。中腹を走る「大川林道」も見える。
7
(展望2)
少し南方には盟主男鹿岳(写真左端、1,777.1M)。中腹を走る「大川林道」も見える。
(展望3)
更に南へ瓢箪峠から日留賀岳(1,848.9M)へと連なる男鹿山系が一望だ。苦く懐かしい想い出が残る。
9
(展望3)
更に南へ瓢箪峠から日留賀岳(1,848.9M)へと連なる男鹿山系が一望だ。苦く懐かしい想い出が残る。
(下山)
腰を降ろすのも忘れて山頂展望を堪能。去り難い気持ちを振り切ってAM12:00下山開始。開始間もなく西方正面に美しい七ケ岳(1,635.8M)の山稜が広がる。
5
(下山)
腰を降ろすのも忘れて山頂展望を堪能。去り難い気持ちを振り切ってAM12:00下山開始。開始間もなく西方正面に美しい七ケ岳(1,635.8M)の山稜が広がる。
(クラック)
1,135M付近で往路脇の何気ない雪庇上にクラック発見。(下降方向から撮影)クラック上部からは全く見えず気付かない。
2
(クラック)
1,135M付近で往路脇の何気ない雪庇上にクラック発見。(下降方向から撮影)クラック上部からは全く見えず気付かない。
(鉄則)
クラックは深く先端が見えずぞっとする。雪庇上の下山は往路軌跡を忠実に辿るという雪山の鉄則を改めて噛み締めた。
1
(鉄則)
クラックは深く先端が見えずぞっとする。雪庇上の下山は往路軌跡を忠実に辿るという雪山の鉄則を改めて噛み締めた。
(雪玉)
高度を下げるにつれ表層が緩み踵が大きく刷り落ちて急斜面に雪玉が走る。(解り難いが、写真前方が下降方向)安全確保のためフォールラインに樹木立つルートを探しながら下る。
3
(雪玉)
高度を下げるにつれ表層が緩み踵が大きく刷り落ちて急斜面に雪玉が走る。(解り難いが、写真前方が下降方向)安全確保のためフォールラインに樹木立つルートを探しながら下る。
(岩場)
足場をロック出来ない岩場の急斜面。止むなくロープを使って樹木伝いに降りる。
1
(岩場)
足場をロック出来ない岩場の急斜面。止むなくロープを使って樹木伝いに降りる。
(登攀山稜)
無事取付き点に降り立ち、帰路の林道から今日の登攀ルートを振り返る。
0
(登攀山稜)
無事取付き点に降り立ち、帰路の林道から今日の登攀ルートを振り返る。
(林道2)
帰路の林道は雪が腐って時折ワカンのまま膝まで踏み抜く悪雪に。疲れた体に最後の試練か。
0
(林道2)
帰路の林道は雪が腐って時折ワカンのまま膝まで踏み抜く悪雪に。疲れた体に最後の試練か。
(後少し)
林道前方に荒々しい岩肌の七ケ岳が迫る。ここまで来れば入山口まで後少しだ。頑張ろう。
1
(後少し)
林道前方に荒々しい岩肌の七ケ岳が迫る。ここまで来れば入山口まで後少しだ。頑張ろう。
こんにちは。
羽塩沢はこんな様子なのですね。雪シロで増水すると登山靴では厳しい感じでしょうか?
しかし良い天候で抜群の展望、羨ましいです。私が登った時は山頂付近は雪雲の中で、東側が開けている事にも気付きませんでした。
今回もtonkaraさんの山行は徹底した安全重視。ひと気の少ない山で最も大切な事と再認識させられました。
Shaminekoさん、こんばんわ
その後骨折の回復具合はいかがですか?
急がば回れ!ですから、しっかり療養されて一日も早い戦線復帰を果たして下さい。
今回は羽塩沢から入りました。Shaminekoさんの事前情報が大変参考になりました。
合流尾根上部でShamiさんのトレース痕を探しましたが、週初の降雪からか見付けられませんでした。
しかし、雪庇越しの雄大な南方絶景や原生的山頂雪原等はやはり素晴らしいですね。
羽塩沢の徒渉は2本が細目、最後は倒木もあり登山靴で充分越えられると思います。
山菜期?の復帰戦レコ楽しみにお待ちしております。
渡渉あり、標高差500の急登あり、根気と体力の必要な南会津のバリエーション登山、堪能させていただきました。憧れのピークへの登頂、おめでとうございます。
写真のコメントも勉強になります。やはりロープも必携ですか。
帰りの林道での悪雪は、つきものとは言え、こたえますね。 お疲れ様でした
kamadamさん、こんにちわ。
拙レコお立ち寄りありがとうございます。
山歩き約20年、300座強の登山歴しかありませんが、未だ「初めての山」ばかりを続けています。無名のピークでも自分には抑え切れない程のロマンを感じる山がまだまだ沢山あるからでしょうか。
家老もそのひとつでしたが、山頂は予想通り魅惑的空間に包まれていました。ハードなコースはむしろ序盤急登の方が老体には楽かも知れませね。
寒気が長引けば残雪期が恋しく、さりとて暖気になれば融雪が気掛かり・・と、まったく山男はきまぐれで勝手なものです。
kamadamさんも前回からそろそろ一ヶ月、ヤマレコ待ち遠しいです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する