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Yamareco

記録ID: 610706
全員に公開
雪山ハイキング
奥秩父

あこがれの「和名倉山」は遠かった!

2015年04月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:29
距離
23.9km
登り
1,407m
下り
1,403m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:29
休憩
0:56
合計
11:25
3:24
1
3:25
3:26
86
4:52
4:56
37
5:51
5:53
59
6:52
6:58
32
7:30
7:30
15
7:45
7:51
71
9:02
9:03
31
9:49
9:58
13
10:33
10:38
60
11:38
11:40
13
11:53
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24
12:17
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46
13:08
13:13
7
13:20
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12
13:32
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7
13:39
13:39
23
14:02
14:02
46
14:48
14:48
1
14:49
民宿みはらし
天候 曇り→雨→曇り→雹→雨→曇り
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
民宿みはらしの駐車場に駐車、1日500円。
コース状況/
危険箇所等
雪は最初の方が深いです。山の神土の先と東仙波の先ではワカン使いました。和名倉山の近辺は雪深くないです。むしろほとんど無いくらい。コース上所々凍結箇所あり転倒注意。これから行かれる方はアイゼンよりチェーンスパイクが良さそうです。
その他周辺情報 ★温泉★
のめこいの湯、入浴料600円
★買い物、食事★
道の駅たばやまで各種お土産買えます。営業時間は18:00まで。喫茶店は17:00まで。
[3:23] 民宿「みはらし」駐車場からライト点けて出発します。
2015年04月05日 03:23撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 3:23
[3:23] 民宿「みはらし」駐車場からライト点けて出発します。
[4:53] 「将監峠」に到着しました。実は途中の分岐を見逃して遠回りしています。本来は七ツ石尾根から上がる予定だった。
2015年04月05日 04:53撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 4:53
[4:53] 「将監峠」に到着しました。実は途中の分岐を見逃して遠回りしています。本来は七ツ石尾根から上がる予定だった。
[4:56] 雪はこんな感じ、つぼ足ではしんどいのでここでワカンを履きます。ワカン履いても時折踏み抜きます。この暗闇に突っ込んで行くのは勇気がいる。
2015年04月05日 04:56撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 4:56
[4:56] 雪はこんな感じ、つぼ足ではしんどいのでここでワカンを履きます。ワカン履いても時折踏み抜きます。この暗闇に突っ込んで行くのは勇気がいる。
[5:52] 「山の神土」に到着。この辺には雪がありませんが、この先から一旦雪が深くなります。
2015年04月05日 05:52撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 5:52
[5:52] 「山の神土」に到着。この辺には雪がありませんが、この先から一旦雪が深くなります。
[6:09] 「東仙波」の直前までは傾斜はきつくない。
2015年04月05日 06:09撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 6:09
[6:09] 「東仙波」の直前までは傾斜はきつくない。
[6:47] ガスに煙る「東仙波」。
2015年04月05日 06:47撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 6:47
[6:47] ガスに煙る「東仙波」。
[6:53] 一瞬ガスが途切れた。本日唯一の展望。北方面は両神山?
2015年04月05日 06:53撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 6:53
[6:53] 一瞬ガスが途切れた。本日唯一の展望。北方面は両神山?
[6:53] つぼ足だと踏み抜くので一旦はずしたワカンを再び装着
2015年04月05日 06:53撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 6:53
[6:53] つぼ足だと踏み抜くので一旦はずしたワカンを再び装着
[7:24] 再び雪なくなったのでワカンをはずします。
2015年04月05日 07:24撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 7:24
[7:24] 再び雪なくなったのでワカンをはずします。
[7:36] ガスガス。
2015年04月05日 07:36撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 7:36
[7:36] ガスガス。
[7:45] 「東仙波」に到着。計画より30分遅れ。出発が25分遅かったのでまあまあのペースです。ここから直角に左に曲がります。直進するとコースアウトですよ!この先で雪深くなり難儀しました。
2015年04月05日 07:45撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 7:45
[7:45] 「東仙波」に到着。計画より30分遅れ。出発が25分遅かったのでまあまあのペースです。ここから直角に左に曲がります。直進するとコースアウトですよ!この先で雪深くなり難儀しました。
[7:45] 「東仙波」からの下り。頂上直下の深雪でワカンをつけ、雪が消えたらすぐはずすの繰り返し。
2015年04月05日 07:45撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 7:45
[7:45] 「東仙波」からの下り。頂上直下の深雪でワカンをつけ、雪が消えたらすぐはずすの繰り返し。
[8:28] 「吹上ノ頭」。和名倉はまだその先、遠いなぁ。
2015年04月05日 08:28撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 8:28
[8:28] 「吹上ノ頭」。和名倉はまだその先、遠いなぁ。
[8:28] 西側の奥秩父の稜線もガスに煙って見えない。
2015年04月05日 08:28撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 8:28
[8:28] 西側の奥秩父の稜線もガスに煙って見えない。
[9:21] 川又分岐。左はガイド地図にはない道。
2015年04月05日 09:21撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 9:21
[9:21] 川又分岐。左はガイド地図にはない道。
[9:34] 二瀬分岐に到着。頂上まであと少しです。
2015年04月05日 09:34撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 9:34
[9:34] 二瀬分岐に到着。頂上まであと少しです。
[9:39] 藪漕ぎならぬ枝漕ぎ。ピシピシ跳ね返ってきます。
2015年04月05日 09:39撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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[9:39] 藪漕ぎならぬ枝漕ぎ。ピシピシ跳ね返ってきます。
[9:50] やっとたどり着いたあこがれの「和名倉山」。登山口から6時間25分。長くて遠かった。時間的にはピッタリ計画通り。事前の情報からは判っていましたが深く大きな山ですね。
2015年04月05日 09:50撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 9:50
[9:50] やっとたどり着いたあこがれの「和名倉山」。登山口から6時間25分。長くて遠かった。時間的にはピッタリ計画通り。事前の情報からは判っていましたが深く大きな山ですね。
[9:50] 反対方向へはバリエーションルートが伸びる。道標があるということはコースが整備されたのだろうか。今度行ってみよう!
2015年04月05日 09:50撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 9:50
[9:50] 反対方向へはバリエーションルートが伸びる。道標があるということはコースが整備されたのだろうか。今度行ってみよう!
[9:54] 頂上で小休止。木にカメラを載せてセルフで。誰もチーズ言ってくれないので怖い顔。自分を右に置くつもりだったけど、、
2015年04月05日 09:54撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 9:54
[9:54] 頂上で小休止。木にカメラを載せてセルフで。誰もチーズ言ってくれないので怖い顔。自分を右に置くつもりだったけど、、
[10:58] この辺は歩きやすい道。ワカンが必要な雪の部分と普通の夏道が出てくるので却って歩きにくい。
2015年04月05日 10:58撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 10:58
[10:58] この辺は歩きやすい道。ワカンが必要な雪の部分と普通の夏道が出てくるので却って歩きにくい。
[11:08] まだ昼前なのにこんな感じ。背景が青空だと全く写りが違うのだろうろ思いつつ、面白い被写体は撮っておく。
2015年04月05日 11:08撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 11:08
[11:08] まだ昼前なのにこんな感じ。背景が青空だと全く写りが違うのだろうろ思いつつ、面白い被写体は撮っておく。
[11:12] 奥多摩の方もガスガス。
2015年04月05日 11:12撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 11:12
[11:12] 奥多摩の方もガスガス。
[11:12] 寒々とした風景。風が強くもっていかれそうになる。ストックだけど耐風姿勢でしのぎます。
2015年04月05日 11:12撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 11:12
[11:12] 寒々とした風景。風が強くもっていかれそうになる。ストックだけど耐風姿勢でしのぎます。
[11:12] 途中のケルン。行きには気がつかなかった。
2015年04月05日 11:12撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 11:12
[11:12] 途中のケルン。行きには気がつかなかった。
[11:15] つぼ足だと雪の深い急坂に苦戦します。ストック支えになんとか体を引っぱりあげる。
2015年04月05日 11:15撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 11:15
[11:15] つぼ足だと雪の深い急坂に苦戦します。ストック支えになんとか体を引っぱりあげる。
[11:18] ここは行きにロストしかけた部分。反対から撮ってます。石楠花のトンネル入り口にテープがあるのを見逃して岩場へ入り込んでしまいました。そのまま進むと行き詰まります。テープの通りが正解。
2015年04月05日 11:18撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 11:18
[11:18] ここは行きにロストしかけた部分。反対から撮ってます。石楠花のトンネル入り口にテープがあるのを見逃して岩場へ入り込んでしまいました。そのまま進むと行き詰まります。テープの通りが正解。
[11:54] 「西仙波」まで戻ってきました。計画では東仙波で12:00だったので雪が少ない分巻き返してます。ピストンなので無事に戻れそうな雰囲気。
2015年04月05日 11:54撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 11:54
[11:54] 「西仙波」まで戻ってきました。計画では東仙波で12:00だったので雪が少ない分巻き返してます。ピストンなので無事に戻れそうな雰囲気。
[12:20] 嫌なトラバース部分。行きにはこんな感じの場所でクラスとした氷に乗ってしまい滑落しかけました。
2015年04月05日 12:20撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 12:20
[12:20] 嫌なトラバース部分。行きにはこんな感じの場所でクラスとした氷に乗ってしまい滑落しかけました。
[12:38] ほとんど終日こんな天気でした。朝にも雨、今も降ってます。
2015年04月05日 12:38撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 12:38
[12:38] ほとんど終日こんな天気でした。朝にも雨、今も降ってます。
[13:08]「 山の神土」の帰り。ここで昼飯にします。携帯が通じるので家族にメールで無事を連絡。
2015年04月05日 13:08撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 13:08
[13:08]「 山の神土」の帰り。ここで昼飯にします。携帯が通じるので家族にメールで無事を連絡。
[13:36] 「将監小屋」まで来ました。だれもいないようですね。
2015年04月05日 13:36撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 13:36
[13:36] 「将監小屋」まで来ました。だれもいないようですね。
[13:36] 奥秩父の天然水、ウィスキーの水割り用に汲んで帰ります。美味かった!
2015年04月05日 13:36撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 13:36
[13:36] 奥秩父の天然水、ウィスキーの水割り用に汲んで帰ります。美味かった!
[14:06] 水場、むじなの巣。チョロチョロしか出てません。あのボワボワがむじな?
2015年04月05日 14:06撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 14:06
[14:06] 水場、むじなの巣。チョロチョロしか出てません。あのボワボワがむじな?
[14:25] これが行きに見逃した「七ツ石尾根」の分岐。ヘッドランプだと足下に集中して上にある標識は見えません。林道を直進し将監峠へ向かってしまいました。
2015年04月05日 14:25撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 14:25
[14:25] これが行きに見逃した「七ツ石尾根」の分岐。ヘッドランプだと足下に集中して上にある標識は見えません。林道を直進し将監峠へ向かってしまいました。
[15:52] 体冷えきってますが、温泉でほっこり。
2015年04月05日 15:52撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 15:52
[15:52] 体冷えきってますが、温泉でほっこり。
[16:33] 風呂上がりにタバスキー。前回笠取に来たときは左から今日は右からのショット。いつ見ても可愛いね!
2015年04月05日 16:33撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 16:33
[16:33] 風呂上がりにタバスキー。前回笠取に来たときは左から今日は右からのショット。いつ見ても可愛いね!
[16:35] しだれ桜。
2015年04月05日 16:35撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 16:35
[16:35] しだれ桜。
[16:38] 風呂からあがってさっぱりして花見を楽しみました。
2015年04月05日 16:38撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 16:38
[16:38] 風呂からあがってさっぱりして花見を楽しみました。
[16:40] これも櫻だと思うのですが、1つの木に白とピンクの花が混ざってます。まだ蕾みだけど満開になったら綺麗だろうな。
2015年04月05日 16:40撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 16:40
[16:40] これも櫻だと思うのですが、1つの木に白とピンクの花が混ざってます。まだ蕾みだけど満開になったら綺麗だろうな。
[16:50] 道の駅の喫茶店で風呂上りのコーヒー。今日の山行を反省しながらゆったりした時間が流れる。土産を買って帰ろう。
2015年04月05日 16:50撮影 by  GR, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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4/5 16:50
[16:50] 道の駅の喫茶店で風呂上りのコーヒー。今日の山行を反省しながらゆったりした時間が流れる。土産を買って帰ろう。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 ソフトシェル 雨具 スパッツ 帽子 冬用靴 ザック 輪カンジキ アイゼン 朝昼飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ2 予備電池 GPS ガイド地図 ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 ツェルト ストック カメラ ダウンジャケット

感想

★本日のコース★
「和名倉山」丹波の三ノ瀬からのピストン。以前雲取山から三峰に下りたとき反対の稜線にそびえる山があった。飛竜山より先だから奥秩父の奥の奥。調べると200名山の1つの「和名倉山」だった。秘境のイメージが先行してなんとなく惹かれるものがあった。冬はレコが無いのでどこまで準備して良いか判らなかったが雪が深そうなのでワカンは持参した。何度も着脱を繰り返したが結果的には持参して正解だった。まだ雪が残るこの季節、コースタイムより時間がかかるとみて3:00発、15:45着で12時間45分の計画を立ててみた。これなら2時間遅れても日没までには戻れるし、最悪夜になっても将監小屋からの林道は危険はないと考えた。

★雪の状況★
気になるのは雪の状況。深いととても日帰りはできそうにない。ピストンなので帰りは自分のトレース辿れば良いので楽できそうだが往復で20Kmを超える長丁場になる。荷物はできるだけ軽くしたい。つぼ足では体力削られるのは経験済みなのでワカンは必須。アイゼンは前ツメ蹴り込むような場所はなさそうなので6本爪を持参した。雪が深くなってきたのは「将監峠」から。つぼ足で踏み抜きが多くなったのでワカンを履く。ところが「山の神土(かんどと読みます)」を超えると一旦雪が消える。そこでワカンをはずし、また雪が出てきたら装着。結局行きはこれを5、6回繰り返した。帰りは自分のトレース踏んでつぼ足で通した。アイゼンは全く使用せず。これから行かれる方はチェーンスパイクを持参すると良いだろう。

★ロスト★
途中数回コースが判らなくりウロウロした挙げ句獣道へ入り込んでしまった。無雪期にはそんなこともないのだろうが夏道が雪で覆われると判断が難しい場所がある。テープも当てになる場所と全く出て来ない場所があり全面的には頼れない。ロストしたと思ったらコンパスで方向を確認し大きくはずさないように修正した。笹の間を縦横に走る獣道、入り込むと結構厄介かもしれない。今回は夏道が見えていたのではずれてもすぐに復帰できたが雪が深かったらそうもいかないだろう。その意味でも今回はラッキーだった。

★滑落と転倒★
計画の段階では深い雪で難渋することを想定していたが実際に行ってみると雪はそれほどでも無い。むしろ雪が深くてつぼ足ではきつい部分と雪がない部分が交互に出てくるのでワカンの着脱のタイミングが難しかった。これを何度も繰り返し時間を消費していく。行きはまめに繰り返したので良かったが帰りは横着してつぼ足で通したので途中で足が攣ってしまった。

判断を誤ったのはアイゼンの装着。クラストした部分が出てくるのだが道の一部なので踏まなければいいやと思い雪の上に足を置いたら実は下も凍っていたというケース。結局このパターンで3回転倒し、1度は笹の斜面に滑落しかけ、もう一度は転んだ拍子にザックに外付けしたワカンがぶっ飛んできて頭を強打した。面倒がらずにアイゼン着けておけば良かったと思う。滑落のもう1回は東仙波から北へ向かう急な下りで転倒、雪が深かったので尻セードのような形で滑り落ちた。事故は結構なんでもない所で発生するのだと実感した。

★民宿みはらし★
駐車場に戻ってくると「みはらし」の女将さんが外で40年来のお客さんという男性と話をしていた。無事帰ってきたことを報告し駐車代金はポストに入れてあることを伝えると「早かったねぇ、お茶でも飲んでって」と。話に混ぜてもらい丹波の過疎化、山小屋、三ノ瀬の暮らしなど色々な話を伺うことができた。そればかりかお手製のドーナツとキウィまでご馳走になった。雨で冷えた体に暖かいお茶、何度もおかわりを注いでもらった。何より女将さんのおもてなしの気持ちが嬉しかった。今度はゆっくり泊まりに来よう。

★感想、反省★
やはり前評判通り遠くて深くて大きな山だなと実感した。無雪期だと感じ方も違うのだろうが中途半端な雪に苦しめられました。特に部分的に凍結した地面には要注意ですね。雪道で1日3回もコケたのは初めてだけど、やはり重要なのは面倒がらずに都度必要な装備はキッチリ使うということでしょう。ちなみに最後まで人には遭いませんでした。転倒したとき怪我しなくて良かったとつくづく思う。天気も展望も今一つだったけど「みはらし」の女将さんのさりげないおもてなしで充実した気分で帰ることができました。

[水分]
・ハイドレーションに水1.5L(1L消費)
・ペットボトル0.5L(消費せず)
・スポーツドリンク0.5L(全て消費)
・テルモスにお湯0.5L(0.1L消費)
[食料]
・朝食(オニギリ)、昼食(パン)、行動食(エネルギーバー)、飴(5個)以上消費
・非常食(エネルギーバー2本、ジェル1本)行動食(エネルギーパウダー、飴2)以上消費せず。

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コメント

お疲れ様でした・・・・。
 kennoguさん、初めまして。

 私も、このルートは大好きで何度か歩いていますが、昨年に雪が積もっている時期に歩いた時には、東仙波で雪に腰まで嵌り諦めて敗退しました。
 天気も悪くて、しかも不安な中、最後まで完走されてお疲れさまでした。
2015/4/6 22:19
Re: お疲れ様でした・・・・。
sssさん

おはようございます。
まさにおっしゃる通りで東仙波の先の北斜面では踏み抜くと腰まででした。
その先は雪が無くなったので進めましたが全面雪道だっだら東仙波で
引き返していたと思います。ワカン持参でつくづく良かったたと思います。
初めてのコースとしては季節を間違えたと実感します。
何度か歩かれているとのこと。羨ましい限りです。
次は紅葉か花の季節に秩父側から登りたいと思います。
2015/4/7 7:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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