あこがれの「和名倉山」は遠かった!
- GPS
- 11:29
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 1,407m
- 下り
- 1,403m
コースタイム
- 山行
- 10:29
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 11:25
天候 | 曇り→雨→曇り→雹→雨→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は最初の方が深いです。山の神土の先と東仙波の先ではワカン使いました。和名倉山の近辺は雪深くないです。むしろほとんど無いくらい。コース上所々凍結箇所あり転倒注意。これから行かれる方はアイゼンよりチェーンスパイクが良さそうです。 |
その他周辺情報 | ★温泉★ のめこいの湯、入浴料600円 ★買い物、食事★ 道の駅たばやまで各種お土産買えます。営業時間は18:00まで。喫茶店は17:00まで。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
ソフトシェル
雨具
スパッツ
帽子
冬用靴
ザック
輪カンジキ
アイゼン
朝昼飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ2
予備電池
GPS
ガイド地図
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
ツェルト
ストック
カメラ
ダウンジャケット
|
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感想
★本日のコース★
「和名倉山」丹波の三ノ瀬からのピストン。以前雲取山から三峰に下りたとき反対の稜線にそびえる山があった。飛竜山より先だから奥秩父の奥の奥。調べると200名山の1つの「和名倉山」だった。秘境のイメージが先行してなんとなく惹かれるものがあった。冬はレコが無いのでどこまで準備して良いか判らなかったが雪が深そうなのでワカンは持参した。何度も着脱を繰り返したが結果的には持参して正解だった。まだ雪が残るこの季節、コースタイムより時間がかかるとみて3:00発、15:45着で12時間45分の計画を立ててみた。これなら2時間遅れても日没までには戻れるし、最悪夜になっても将監小屋からの林道は危険はないと考えた。
★雪の状況★
気になるのは雪の状況。深いととても日帰りはできそうにない。ピストンなので帰りは自分のトレース辿れば良いので楽できそうだが往復で20Kmを超える長丁場になる。荷物はできるだけ軽くしたい。つぼ足では体力削られるのは経験済みなのでワカンは必須。アイゼンは前ツメ蹴り込むような場所はなさそうなので6本爪を持参した。雪が深くなってきたのは「将監峠」から。つぼ足で踏み抜きが多くなったのでワカンを履く。ところが「山の神土(かんどと読みます)」を超えると一旦雪が消える。そこでワカンをはずし、また雪が出てきたら装着。結局行きはこれを5、6回繰り返した。帰りは自分のトレース踏んでつぼ足で通した。アイゼンは全く使用せず。これから行かれる方はチェーンスパイクを持参すると良いだろう。
★ロスト★
途中数回コースが判らなくりウロウロした挙げ句獣道へ入り込んでしまった。無雪期にはそんなこともないのだろうが夏道が雪で覆われると判断が難しい場所がある。テープも当てになる場所と全く出て来ない場所があり全面的には頼れない。ロストしたと思ったらコンパスで方向を確認し大きくはずさないように修正した。笹の間を縦横に走る獣道、入り込むと結構厄介かもしれない。今回は夏道が見えていたのではずれてもすぐに復帰できたが雪が深かったらそうもいかないだろう。その意味でも今回はラッキーだった。
★滑落と転倒★
計画の段階では深い雪で難渋することを想定していたが実際に行ってみると雪はそれほどでも無い。むしろ雪が深くてつぼ足ではきつい部分と雪がない部分が交互に出てくるのでワカンの着脱のタイミングが難しかった。これを何度も繰り返し時間を消費していく。行きはまめに繰り返したので良かったが帰りは横着してつぼ足で通したので途中で足が攣ってしまった。
判断を誤ったのはアイゼンの装着。クラストした部分が出てくるのだが道の一部なので踏まなければいいやと思い雪の上に足を置いたら実は下も凍っていたというケース。結局このパターンで3回転倒し、1度は笹の斜面に滑落しかけ、もう一度は転んだ拍子にザックに外付けしたワカンがぶっ飛んできて頭を強打した。面倒がらずにアイゼン着けておけば良かったと思う。滑落のもう1回は東仙波から北へ向かう急な下りで転倒、雪が深かったので尻セードのような形で滑り落ちた。事故は結構なんでもない所で発生するのだと実感した。
★民宿みはらし★
駐車場に戻ってくると「みはらし」の女将さんが外で40年来のお客さんという男性と話をしていた。無事帰ってきたことを報告し駐車代金はポストに入れてあることを伝えると「早かったねぇ、お茶でも飲んでって」と。話に混ぜてもらい丹波の過疎化、山小屋、三ノ瀬の暮らしなど色々な話を伺うことができた。そればかりかお手製のドーナツとキウィまでご馳走になった。雨で冷えた体に暖かいお茶、何度もおかわりを注いでもらった。何より女将さんのおもてなしの気持ちが嬉しかった。今度はゆっくり泊まりに来よう。
★感想、反省★
やはり前評判通り遠くて深くて大きな山だなと実感した。無雪期だと感じ方も違うのだろうが中途半端な雪に苦しめられました。特に部分的に凍結した地面には要注意ですね。雪道で1日3回もコケたのは初めてだけど、やはり重要なのは面倒がらずに都度必要な装備はキッチリ使うということでしょう。ちなみに最後まで人には遭いませんでした。転倒したとき怪我しなくて良かったとつくづく思う。天気も展望も今一つだったけど「みはらし」の女将さんのさりげないおもてなしで充実した気分で帰ることができました。
[水分]
・ハイドレーションに水1.5L(1L消費)
・ペットボトル0.5L(消費せず)
・スポーツドリンク0.5L(全て消費)
・テルモスにお湯0.5L(0.1L消費)
[食料]
・朝食(オニギリ)、昼食(パン)、行動食(エネルギーバー)、飴(5個)以上消費
・非常食(エネルギーバー2本、ジェル1本)行動食(エネルギーパウダー、飴2)以上消費せず。
kennoguさん、初めまして。
私も、このルートは大好きで何度か歩いていますが、昨年に雪が積もっている時期に歩いた時には、東仙波で雪に腰まで嵌り諦めて敗退しました。
天気も悪くて、しかも不安な中、最後まで完走されてお疲れさまでした。
sssさん
おはようございます。
まさにおっしゃる通りで東仙波の先の北斜面では踏み抜くと腰まででした。
その先は雪が無くなったので進めましたが全面雪道だっだら東仙波で
引き返していたと思います。ワカン持参でつくづく良かったたと思います。
初めてのコースとしては季節を間違えたと実感します。
何度か歩かれているとのこと。羨ましい限りです。
次は紅葉か花の季節に秩父側から登りたいと思います。
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