伝説のOSJハコネ50Kに挑戦
ABi-R
体力度について
- GPS
- 11:10
- 距離
- 58.2km
- 登り
- 3,838m
- 下り
- 3,337m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:35
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 11:11
| 天候 | 晴れ。暑かった。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
前夜降雨ありましたが、トレイルコンディションは良好。 |
| その他周辺情報 | 時間も時間なので寄りませんでしたが、彫刻の森付近（小涌谷温泉）は安価で日帰り湯を提供している宿が複数あります。 |
写真
外輪山随一の富士Viewスポットの富士見公園。富士山が雲隠れしていたので、辿ってきた進路を振り返ります。箱根園地とここの往復は、4時間くらいで走れて景色が良い入門者お薦めコース。ヤマレコ未登録で2月以降も走っています。但し、終始走り屋さん達の音に悩まされます。
1
山伏峠のドライブイン（凄く昔は「レストラン・レイクビュー」でなくまんま山伏峠ドライブインじゃなかったかな）から中央火山。そんなに高く感じませんが、道程はここから20kmあります。
装備
| 個人装備 |
バックパック サロモン ADVANCED SKIN12
シェル TNF初代インパルスジャケット+パタゴニアフーディニパンツ（いずれも携行のみ）
アッパー スキンズロングスリーブ
ボトムス CW−Xスタビライクス+TNFショートパンツ
バイザー+メッシュスクリーン
自衛隊グローブ
シューズ サロモンFELLRAISER
ソックス Tabio5本指
ポール BDディスタンスウルトラ
ポカリスエットイオンウォーター1L+水0.5L（アクエリアス1L+お茶0.5L+缶コーヒー1本追加購入）
携行食（1口サイズさーたあんだぎー+クリーム玄米ブラン2包+ショッツ1+VESPAハイパー1消費）
ファーストエイドキット
携行トイレ
|
|---|---|
| 備考 | 口の中が乾いてフライ／ベイク系の食品は苦痛。ちゃんとお腹に入るものも必要。おにぎり、ゼリーを持てばよかった。 |
感想
OSJハコネ50K。
2007年5月第1回開催、1200人エントリー、1028人出走。699人完走。
トレラン界のレジェンド鏑木毅さんに、ウルトラトレイル・デュ・モンブランへの道を拓いたレース。
反対派と環境省に第2回開催中止に追い込まれ、幻になったレース。
私はレースは一切やりませんが、箱根を走り始めて以来、常に念頭にあった同レースコースに初挑戦。
今日は真面目にタイムを追求します。
喧噪の始まらない6:57に箱根湯本駅をスタート。レースのスタートライン箱根北原ミュージアム通過が7:00。早いスタートは何よりも人が少なくて快適です。最初に他のハイカー／ランナーと会ったのは明神ヶ岳。
昨夜の雨の影響で蒸し、雲も多く出ていますが、晴れ。今年初めて暖かい箱根。明星ヶ岳山頂手前からは桜の花も残っており、時折桜の絨毯や桜のアーチを通ります。今年最後の桜かな。
約3ヶ月振りの外輪山ぐるりですが、無理に抑えず走れるところは積極的に走ります。私の脚力では最後まで走り切れる距離ではなく、ゆっくり走ってブレーキを掛けることも脚へのダメージになるので、走れる限り走り、徐々に失速しながら這々の態でゴールに辿り着く作戦です。
9時前に無人の明神ヶ岳通過、火打石岳への明るい巻き道も走り易いのにダレて歩くことが多いのですが、きっちり走ります。ここはもう少し経つと沢山の種類の花が咲いて綺麗ですね。個人的にはその先の苅川峠からの巻き道が夏も冬も走り易しくて好きですが。本日も営業中の矢倉沢峠うぐいす茶屋を通過し、金時山には2時間55分。自己ベスト。金時山も10時前なので難所の滞留も僅かでした。特にペースの速いランナーには10時半前通過がお勧めです。早い方が概ね景色もいいのですが、今日は外れ。晴れていますが遠景は雲の中、近景は春霞み。丹沢もよく見えませんでした。
金時山から早々に失速を始めましたが、第1関門芦ノ湖展望公園には7時間の関門時刻に余裕の4時間20分で到着、エイドはないので通過。相変わらず乙女峠から先は人が少なく、組数ではハイカーよりランナーの方が多いです。箱根町8時スタートくらいでしょか、続々すれ違います。ランナーを嫌う人いますが、総じてマナーいいです。ただね、熊鈴は熊が出そうなところ以外は使っちゃダメですね。ちゃんと声を掛けて、スピード落として追い越しましょう。「人退かせ鈴」なんて呼ばれるのは悲しいことです。
三国山山頂周辺のオオバイケイソウ群生も成長中です。強烈な香り、というよりは臭いを発するのはヤなんですが、神秘的な花に惹かれてどうしても見に行きたくなります。あと1ヶ月半。
山伏峠のレストラン・レイクビューではハイドレーションがまだ空になっていなかったので、ヤギに挨拶だけして通過。道の駅箱根峠で最初の大休止、給水。ペースは落ちましたが気持ちはしっかり残っていました。いつものR1でなく、今回はコースを忠実に辿ってロード以上に嫌いな石畳を降りて芦ノ湖に6時間36分。35km左回り区間は、金時山以前はベスト、以後はワーストでした。レーサーなら完全にペース配分の失敗ですね。山伏峠〜海平のフラット区間も横着して大分歩きました。
その先は芦ノ湖西岸を北上。外輪山はいいのですが、芦ノ湖周辺は植林の杉が多く、まだ花粉が飛んでいます。ハナが止まらず、呼吸は徐々に苦しくなりました。ロード登りとトレイルはジョグ、あとは歩きで第2関門芦ノ湖キャンプ村には関門11時間に対して余裕の7時間56分で到着。2回目の大休止で給水と缶コーヒー一気飲みした湖尻を挟んで、防ノ沢まではずっと歩き。ロードは嫌いなので無理しません。
防ノ沢からトレイルに入りますが、以後早雲山登山口まで誰1人会わず、驚異の大独走（笑）。概ね急登なのでフラット区間のみ走り、16:35、スタートから9時間28分で本日の最高点神山山頂に到着。45km以上移動した後の700mの登りはどんなものかと思いましたが、登り脚はまだ残っていたので結構楽でした。あと300mくらいあってもいけましたね。
が、大涌谷分岐までの急降下で下り脚を失い、早雲山登山口への下りは小走りもせず歩き。ここから急降下のロードは重力に逆らわない程度に走りましたが、強羅駅前からは再び歩いてゴールの箱根彫刻の森美術館に到着。17:57、スタートから11時間0分0秒ぴったりで完走しました。実際のレースは園内がゴールだったようなので、もう2分位足さないといけないかな。
RunmeterのGPS計測で57.14km、OSJの50Kは大凡の数字であって距離ではないと聞いていましたが、言われている約55kmよりもっと長かった・・・。
その後車のある小涌園まで歩き、本日のアクティビティ終了。1kmを時速6km。歩いて登るならまだ余裕あり。
11時間10分、58.15km、登り3255m、降り2775m。
1日の行動時間と移動距離は自己最長、獲得標高差は白峰三山環走より500m程少ないだけでした。
レースのリザルトと比較すると、第1関門230番、第2関門260番、ゴール270番くらい。
鏑木さんの記録は私が道の駅で休憩中の6時間29分でゴール、百名山一筆書きの田中陽希さんは私より20分程速い10時間43分で233位。区間タイムを見ると私以上の大失速でした。と思わずバーチャルレースしてしまいました。
尤も1000人も走れば酷かっただろう渋滞はないし、レースでは禁止だったポール使ったし（禁止したのは環境保護目的だそうですが、一般ランナー／ハイカーの私としては、膝の保護、筋疲労の分散のため、30km以上のコースには必須）、ということで、実際にレースだったら同じ結果にはならなかったでしょうけども。
兎に角も箱根エリアでの最大の目標を達成しました。
今年も椿をほぼ見逃しましたが、これから夏に向けてトレイルがどんどん華やかになっていくのが楽しみですね。
今回もすれ違い、追い越しで多くのハイカーの方に気持ちよく通していただきました。いつもありがとうございます。
追記:日付を1日間違えていたので訂正。4/27→4/26。GWの休みはカレンダー通りです。
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