丹後山
- GPS
- 11:02
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,693m
- 下り
- 1,694m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
写真
感想
この時期の奥利根に滑り込んでみたいと、三国川ダムのライブカメラを毎日見つつ雪の状態をイメージしていた。数日前の荒天は下部では雨だったようだが雪はどの辺りからつながるのやら。いろんな状況に対応でえきるように、長靴はいて板ブーツを背負ってワカンも用意。
深夜に歩き始めて奥利根側とか巻倉沢とかを数本滑るつもりだったが、寝坊して出発遅れ。さらに一時不停止でパトカーに切符を切られる。未明の4時だというのに暗いうちからお仕事ご苦労さまです。結局三国川ダムの管理棟を出たのが6時過ぎ。
予想以上に雪はなく、十字峡を過ぎて林道に入っても全く雪なし。丹後山の登山口付近で路肩に少しあるくらい。それにしても気温が高い。1000mあたりから雪がつながり始めて、1300m手前でワカンを履く。想定していたモナカではないものの雪は締まっておらずなかなか進まない。スノーシューの先行者1名。1450mあたりでヤブもましになってきたのでスキーを履くと今までの苦労はどこへやら。シシ岩は一旦シートラに戻って夏道で通過。以降は快適登高。
桑ノ木山、ネコブから下津川の稜線やら谷やらを眺めて悦に入る。平ケ岳が見えてくると奥利根もすぐそこ。稜線に出てからは奥利根側の様子を観察しつつどこを滑るか吟味しながら大水上山方面へ。まだ雪は多いとは言えないが滑ったら気持ちよさそうな斜面が広がる。水源碑の下の尾根状の斜面が魅力的に思えたので、そこでシールをはぐ。
今季1本目の滑りで少々緊張するが、滑り込んでみると雪も良く滑りやすくい。奥利根のロケーションと相まって快哉を叫ばずにはいられない。短い距離だが適当なところで終了。切符切られたこともどうでもいい気がするくらい気分よし。
トラバースで稜線に復帰して小屋まで戻り下山開始。越後側は特に滑りを楽しめる区間もなく、ある程度降りるとすぐにヤブにつかまる。しばらく頑張ってみるものの、歩いたほうが早そうなのでブーツワカンに換装。途中デポした長靴に履き替えたら随分歩きやすくなった。下部の急斜面では背負った板が地面に当たってバランスを崩すこともあったが、急傾斜部は後ろ向きに下るなどして登山口。
あとはまた1時間と少しダムまで。全工程の8割くらいがシートラだったが、特に苦労とは感じず、楽しい山だった。
丹後山にスキーで来たのは、15年前の会の春合宿以来。当時は自分のスキーも持っておらず、細長い板にジルブレッタのビンディングが付いたのを借りての山行だった。ゲレンデすらまともに滑れない素人を良く連れてきたものだと思うが、当然ながらコケることしかできなかった。ザラメが最高に滑りやすいと上機嫌のベテラン勢を横目に、全然いい雪じゃないし、なんて滑りにくい板なんだとか思っていたが、ただ単純に下手だっただけ。時が流れて少しはましになっただろか。この時期に小屋泊まりであちこち滑るのもいいかもしれない。アプローチが難儀ではあるけど。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する