暑かったぁ! GWの大朝日をプチ縦走
- GPS
- 53:43
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 3,300m
- 下り
- 3,300m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:28
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:57
- 山行
- 5:32
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:59
5/2 古寺鉱泉 6:11 ー大朝日小屋 13:49 :7:38
5/3 大朝日小屋 6:18 ー狐小屋 11:17 :4:59
狐小屋 11:47ー竜門小屋 13:18 :1:31
5/4 竜門小屋 5:55 ー大朝日小屋 7:59 :2:04
大朝日小屋 8:14 ー古寺鉱泉 11:55 :3:41
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ハナヌキ峰の通過は、雪庇の下をトラバースする夏道を行くか、雪庇の上に出て山頂近くを巻くか、判断必要と思います。私は登り下りとも雪庇の上を行きましたが、気温・雪庇の状況によっては、雪庇下を素早く通過も有りなのかもしれません。下りハナヌキ峰の手前で、6名のパーティーの方にも、今日は(気温が高いので)上を巻いた方が良いよ、とアドバイス頂きました。 残雪のクラックは見えるので避けることができますが、ところどころクラックが無く下が空洞というカ所がありました。落ちるとシャレにならない深さがあるので、見える空洞の上は乗らない方が良さそうです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
シュラフカバー、ワカン
|
---|
感想
GWの大朝日に行ってきました。
古寺鉱泉への除雪が完了したのを確認したのが5/1(除雪自体は4/28に完了していたそうです)。天気予報を調べると5日は崩れそうなので、2日に入って4日に下山の2泊3日の計画です。
GWの大朝日は初めてなので、いろいろ調べると、気象状況によっては春だったり真冬だったり。雪も多くハードっぽい。
装備は、残雪期なので、アイゼン&ピッケルにスコップ、ワカンは必須として、夏用シュラフに冬用のダウンジャケット。念のためにゴーグルと厚手の手袋も。食料も入れると結構な重さです。
古寺鉱泉に5時半に到着すると、気温は1℃。上の方はカチカチに凍っている気配も。
登山口の朝陽館の裏は残雪が多く、夏道は見当たりません。今日の先行者1名と前日の方々のトレースが急斜面に付いていて、ピッケルにツボ足で辿りました。尾根に上がると夏道が出ています。合体の樹付近も夏道。この辺りから陽が上がってきたせいか、暑くなってきました。ハナヌキ峰の手前から完全に残雪となり、ちょっと涼しくなりますが、風が無いので既に汗だく。予想外です。
ハナヌキ峰は、雪庇の上を巻きました。気温が上がってきたので念のためです。ハナヌキ峰を下って古寺の尾根への登りですが、雪が変。凍っていないどころか、柔らかいんです。ワカンを着けるほどでもありませんが、ふかふかって言う感じ。尾根下の急登に備えてアイゼンを着けましたが、さっぱり爪が効きません。ほんと、変な感じです。
古寺の尾根に上がると、まぁ、雲一つ無い絶景。今日の行程の約半分、ここで一休みです。折れ枝を使って赤テープの目印を刺しておきました。
古寺山は山頂だけ雪がありません。小朝日まではほぼ雪道。クラックを避けて山側をザクザクと、ここもふかふかの残雪です。ここででっかいカメラをぶら下げた女性の方とスライド。2日前に入ったとのこと。初日に体調不調となって、熊越の辺りでビバークされたと。水分を充分取ってくださいとアドバイス頂きました。それと大朝日の管理人さんからの伝言、小朝日のトラバースは危険なので山頂を踏んでください、と。
小朝日山頂は雪に覆われていて導標も埋まっていました。そこからの下りは夏道。熊越は西側斜面を巻かないといけないかな(過去レコから)、と思っていましたが、ここもところどころ夏道が出ていてまったく問題無し。西側を巻こうにも、ヤブで巻きようがありません。なんだか6月頃の状態です。
大朝日手前の急登の入り口は銀明水の水場です。まだ雪の下で水は取れません。この時点で実はもうへとへと。雪が柔らかいのと、気温の高さのダブルパンチ! 寒いのは想定していたけど、こんなに暑いのは想定外。何とか急登をこなして大朝日小屋に到着すると一気に気が抜けちゃいました。
空身で山頂を踏んで小屋へ戻ると、管理人さんとしばし談笑。やはり、今年は気温が高く、雪解けが早いそうです。通常GWは、エビのシッポができるくらいの気象だそうで、こんなに暑いのは初めてらしいです。
この日の宿泊者は9名。外も夕方まで暖かでダウンジャケットの出番はありません。
さて、2日目。プチ縦走の日です。まずは中岳、西朝日、竜門です。中岳は、夏道は東側を巻きますが、雪がある時はあぶないので山頂を行けと言うことですが、見るとピーク付近は雪が無さそうです。ヤブの脇を通れば良いみたい。中岳の下りで少し夏道が出ていますが、西朝日までほぼ雪道です。西朝日の登りはかなり良い感じの雪上歩行が楽しめます。西朝日から竜門までは夏道通しで、ここは夏山と錯覚しそうです。
竜門小屋へ到着すると、水がジャバジャバ出ています。管理人さんが10メートル掘って出したそうです!雪解け水が混じっているそうですが、大朝日で作った雪水に比べたら断然うまい!ガブガブ頂きました。しあわせ (^_^)_v
ここでまだ9時前、サブザックに水他を詰めて、狐小屋を目指します。ここからは、南寒江山、寒江山、北寒江山、三方境経由です。ここもほぼ夏道が出ていて、雪装備は不要です。11時過ぎに狐穴小屋に到着しましたが、残念ながら管理人さんはご不在。狐穴小屋は二年ぶりなのです。以東岳を間近に眺めながら、しばしマッタリと休憩して、竜門小屋へ戻りました。次は泊まりで来なきゃいけません。
竜門小屋の宿泊者は15名。連泊してスキー三昧の方々など、GWならではのメンバーです。ここでもやっぱり雪解けが早いと言うことです。一ヶ月ずれてる感じです。
3日目は、大朝日経由で下山です。距離はありますが、西朝日と中岳と小朝日の登りをこなせば、後は下るだけです。連休の中日で登山者も増えたようで、大朝日までの間に、8名3パーティーとスライドしました。大朝日からの下りは、小屋でご一緒だった方2名と抜きつ抜かれつで下山。スライドした方は、7名2パーティー。
GWの大朝日、暑いのには参りましたが、快晴の三日間、存分に楽しめました。
全行程、サングラスにクールネックゲーターの怪しい姿で歩きましたが、誰にも蹴飛ばされませんでした。ちょっと残念。そんな格好でも、大朝日の管理人さん、竜門の管理人さんには、一目で正体がバレていました。いきなり、「久しぶりだねぇ!」ですもの。なんで分かるの??
小情報
古寺鉱泉付近にはブヨが発生してます。下山してから数カ所、刺されちゃいました。これからの時期、日焼け対策の他に虫除けが必須です!
5/4小朝日山頂から
こんなに晴れたGWは記憶に無い!!。
snafkin さんは、日頃の生活がよろしいようで‥。
2泊3日ですか。いいなぁ〜。
もの凄く雪解けが進んでいますね。写真を見てビックリしました。
でもハナヌキの所は、登り直登しないと危ない程の雪庇ですか?
多く積もったんでしょうね。
雪崩れに注意といっても、落ちて来たら避けられませんので
廻って登るしか無いですものね。
cogeさん、こんばんわ
晴天といい、気温といい、今年は変みたいです。
私の日頃の行いでは……猛吹雪
上の方は雪解けが目に見えて早いのですが、麓は残雪が多いようです。
ハナヌキ付近は雪解けが早い感じはしませんでしたので。
それになんと言っても陽射しの強さと気温。6月頃のような暑さでした。
今年は虫くん達の活動も早いかもしれません。ヤレヤレ です
確かに上の方は雪解けが目に見えて早い感じですね。
粟畑や月山なども山頂部分だけ見れば6月様子でもう夏道が出ているのですが、
麓は雪崩れ注意報ですものね。
虫 虫 今の季節から虫ですか。
荷物になるけど、虫よけハッカ水持って行きましょ。
貴重な情報ありがとうございます。
北見のハッカスプレーは今回、いちお持参してました。
さすがに使いませんでしたが
ブヨが早いと言うことは、アブも早いかも、ヒィェー
6月の山開きやウスユキソウの頃はどうなっちゃうんでしょうね?
予定しているのですが…
今年のGWは天気が良いですよね。
レコを見てますと行ってみたくなりました
が、装備品で持っていない物もあり早くても来シーズン以降です
いつか行ってみます!!
juanさん、こんばんわ
コメント、ありがとうございます。
来シーズンと言わず、ぜひぜひ来週にでも
装備品で持っていない物もあり?…シュラフとマットなどでしょうか?
ザックも大きくしないとダメかも
日帰りだと、早起きして車を運転して斜面を登ってやっと山の中、ですが、
小屋泊だと、目を覚ますと既に山の中
ゆっくりできるしエリアも広がるし、良いことずくめですよ。
juanさんの小屋泊デビュー、期待してます
ありがとうございました。
良い目印で助かりました<m(__)m>
rojya-suさん、こんにちわ!
去年の5月に登った時に、同じ場所に赤テープがあって、
妙に感動しちゃったもので、
今年は、まだであれば是非自分で付けてみたいと…
半分自己満足です
少しでもお役に立てたなら、嬉しいです
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