飛龍山(三条の湯、将監小屋)
- GPS
- 15:12
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,407m
- 下り
- 1,714m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:51
- 山行
- 6:43
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 7:06
天候 | DAY1:晴れ時々小雨 DAY2:高曇り夕方から雪 DAY3:早朝小雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:将監登山口(民宿みはらし駐車場)~JR塩山駅 タクシー 約\11000 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■親川~サヲウラ峠:保之瀬天平の辺り、尾根が太く迷いやすそう(トラロープ有) ■サヲウラ峠~三条の湯:整備されている感はあるが、沢の前後はやや悪い。 ■三条の湯~北天ノタル:急登。足場の悪いところが何か所かあり、途中完全に登山道が消失していた。小屋番さんがステップを切ってくださった。この区間、土が脆いのでまたどこかが消失する可能性は十分にある ■北天ノタル~将監小屋:奥秩父縦走路。飛竜山西側の水場はほどんど涸れていて汲めなかった。基本山腹のトラバースだが、何か所か崩れていた。中でも木橋?の消失点は要高巻き。踏み跡があるが通行には注意が必要。 ■将監小屋~将監登山口:特になし。登山口から民宿みはらし駐車場まで少しだけ登る |
その他周辺情報 | 三条の湯:テント泊\1000/名 将監小屋:三月末まで冬季休業中、トイレも使用不可。水は出ていた。 塩山駅前の塩山館食堂(中華) |
写真
感想
最終日にかけ雪になった!
計画では、最終日は和名倉山を経て秩父湖へ下山する予定だったが、前日夕方から気圧が下がり雪が降ったこと、ラジオの天気予報によると天気は回復するものの北風が強そうなこと、装備に少し不安があったこと、和名倉山から先がバリエーションなこと等を鑑みて、将監登山口へ下山した。
今年は雪が少ないものの、天気予報が晴れでもちょっとした降雪があってもおかしくないのだと勉強になった。
でんでいろ尾根を歩きたかったのと、和名倉山に行ってみたくて引いたルート(こっちは行けなかったけど)。
DAY1:親川〜サヲウラ峠〜三条の湯
親川から入り急な登りが続くが、ふと気づくと人工の石垣が増えている。高畑の集落のようだ。大きな木造二階建ての廃屋が現れ、少し先にもつい最近まで人が住んでいたかのような廃屋がある(ここは水のポンプが生きていた)。さらに進むとつぶれた廃屋、そして墓石と基礎が残るだけの場所にでた。ここにも少なくとも2棟はあったと思われる。こちらは後山の集落らしい。
でんでいろ尾根は広く、落ち葉が積もっていたり、なかなか雰囲気がよろしい。すれちがったのはおひとりのみ、静かな山行ができる。サヲウラ峠を三条の湯に折れ、東斜面の山腹をトラバースしていく。途中御岳沢を渡ると、右岸の山腹に洞窟と沢床に人工の石垣が見えた。何段も重なる立派なワサビ田の跡だった。一体何度目の尾根を巻いたかと思う頃、ようやく三条の湯が見えた。この区間、全体的に登山道の幅は狭め。ところどころ崩れかけたり、落ち葉で見えにくくなっているところもある。
DAY2:三条の湯〜飛竜山〜将監小屋
北天ノタルまで、とにかく急登。しかも足場があまりよろしくない。ワイヤーロープが張ってある崩壊地を通過中、後ろから小屋番の方が現れた。聞くと、登山者から登山道崩壊の知らせを受け、道普請に上がってこられたそうだ。これまでの区間には通過できないほどの崩壊はなく、さらに先へ上がっていかれた。ほどなくして、石が落ちる音が聞こえ、登山道を切っておられる姿がみえた。どうやら既報の崩壊はその辺りだったようで、全く道がなくなっていたとのこと。切っていただいたばかりの道をありがたく通らせていただく。三条の湯からここまで相当登って来ている。本当にありがたく、ただただ頭が下がる。縦走路に出てから単独の方2名とすれ違う。東側の踏み跡から飛竜山に登頂し(展望なし)、展望がよいという禿岩へ。富士山は残念ながら見えず。辰年なので、飛竜山に登る人も多そうだと思いきや3名パーティと会ったのを最後にまた静かな山行になった。
飛竜山西側の水場はほとんど凍り付いており水は取れず。そりゃ冬はそうだよなあと思う。縦走路は山頂は踏まず、この日もまたもや山腹トラバースが続いていく。石垣がしっかり積まれており、ずっと歩かれてきた道なのが分かるが、ところどころ掛けられている橋が落ちている。踏み跡があるので歩かれてはいるようだが注意が必要。一か所、完全に崩落している場所があり、ここは崩落を小さく高巻く踏み跡がついていた。その高巻きもあまりよくないのでここが核心だろう。これまた何度目かの尾根を巻くと将監小屋が見えた。小屋への分岐を少し下ると小屋に着く。広いテンバがあるが誰もいない(将監小屋は冬季休業中)。水は出ているので安堵する。テントを張り、夕食を終えた頃雪が降り出した。雪がテントを叩く音は夜も続き、こりゃあ積もるなと思った。
DAY3:将監小屋〜将監登山口
テントの外は雪景色、それでも積雪3〜5センチといったところだろうか。雪の粒が小さく、あまり積もらなかった。本来の予定では北側の和名倉山から秩父湖に抜けたかったが、もろもろ考慮して将監登山口へ下山することに。こちら側は林道なので危険な箇所はない。しばらくすると狩猟の車が一台上がってきて驚かされた。その後、単独の方2名とすれ違う。歩き始めてすぐに電波が入ったのでタクシーをお願いし、民宿の前まで来ていただいた。
塩山まで下山してしまえば、広がるのは青い空。ああ、和名倉山へ行けたらよかったのになと反省しつつ帰途についた。
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