雨乞塚の二本杉と中藤尾根
- GPS
- 04:45
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 592m
- 下り
- 574m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。バリエーションなので地図とコンパスは最低限必要。 ・雨乞塚 八坂神社の裏から取り付く。付近を間伐した時の踏み跡が僅かに残っていたが、間伐木材がそのまま放置されているので登り難い。 220m圏で尾根が緩むと道型があり、以降は歩き易くなる。 主尾根には作業道が通っている。現在はあまり使われてない様で、両脇からの枝葉が少々煩い。 雨乞塚を少し下ると鉄塔巡視路に合流する。下赤工までは巡視路になるので、その区間はハイキングコースレベルの道だった。 ・中藤尾根 奥秩父線65号鉄塔への巡視路で取り付く。主尾根に合流するまで微かな踏み跡程度だったが、登りならそれで充分辿れる。リボンも散見された。 主尾根は整備されていて藪も無く歩き易い。 高山から倉掛峠へ下る場合は注意が必要。急下りが二箇所あり踏み跡が薄い。これまで道なりに進み殆んど地図を見なかったが、ここから先は地形図とにらめっこだった。 倉掛峠への出口も分かり難い。「奥武蔵が好き」の皆さんのレコを参考に配水場を回り込んだが、フェンス際の藪がけっこう邪魔。だが他に正解と言えるルートも無かった。 |
写真
感想
今月は自治会の用事などで日曜日が全滅。こうなるとなかなか山へ行く気が起きない。ぐだぐだしてるうちに3週目の週末になってしまった。うーん、山成分が足らない。手っ取り早く近場の山で茶を濁すか。
翌日に疲れを残したくないんで、半日程度の簡単登山にしたい。近くで未踏の山はっと・・・あった。中藤尾根をまだ歩いてない。気になっていた雨乞塚と合わせれば丁度良い周回ルートが出来上がるではないか。我ながらナイスなヒラメキだと自画自賛してしまった。
雨乞塚については「In the Eyes of Ghosts 幽霊的視線」さん( http://ghosts.s87.xrea.com/daylight/2sugi/2sugi1.htm )に詳しく書かれている。
また、「暮らしは分が大事です。気楽がなにより薬です。」さん( http://takigoyama.exblog.jp/5343862/ )によれば、1997年版までのエアリアマップに名前が記されていた様だ。
最近では「野老の里」さん( http://blog.goo.ne.jp/tokoronosato/e/3c3cb71d49ac4f79f279b639c0f1b424 )が昨年11月に歩いている。
まずは雨乞塚から片付ける事にした。駐車に都合の良い八坂神社から取り付く。雨乞塚まで尾根道が確り続いていたが、最近は使われていない道らしく藪っぽい。前日の雨で濡れていたため、最悪の藪漕ぎになった。ただ、地形的には特別きついアップダウンは無く、取り付きを除いて苦労する所は無かった。
雨乞塚には焼け残った二本の大きな杉が在るので、一目で到着したと分かる。曲がりくねった枝が不気味な感じ。一つ気になるのが、上記「幽霊的視線」さんの引用した西村一男氏の著作で、雨乞塚の標高を358mとしている点。この標高が正しいとするなら、合致する小ピークが少し北西寄りに在る。写真のNo.7がそれにあたる。しかし、火を焚いて雨乞いをするには狭いし、ほんの300〜400m先にもっと高い場所が在るのに、そんな所で雨乞いを行うだろうか。何より、確たる証拠の二本杉が370m峰の方に在る。そんな訳で、間違っているのは標高の方だと判断した。
続いて中藤尾根に取り付く。丁度良い所に巡視路が在り、すんなり取り付く事が出来た。各ピークを結ぶミニ縦走路は、思ったより整備されていて歩きやすい。植林も手入れが行き届いて明るい。何だ、結構いけるじゃないの。雨乞塚の方は思った通り薄暗い所が多いが、こちらは良い意味で裏切られた。
ハードルを上げているのは入口・出口が不確かで、情報が少ないせいだろう。そこをクリアできればもっと人が集まり、自然に踏み跡が濃くなって更に歩き易くなる。今のままでは何だか勿体無い気がする。
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