筑紫森

2015年07月11日(土) [日帰り]

• GPS: 01:28
• 距離: 2.0km
• 登り: 256m
• 下り: 244m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:02
• 休憩: 0:23
• 合計: 1:25

15:38 筑紫森登山道入口
16:00 16:00 表参道・裏参道合流点
16:03 16:03 三十三観音巡り分岐
16:14 16:37 筑紫森
16:45 16:45 三十三観音巡り分岐
16:47 16:47 表参道・裏参道合流点
17:03 筑紫森登山道入口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

7/11 15:39

筑紫森登山道入口。入り口の標高は約135m。道路わきのスペースに車を置いて出発。

7/11 15:39

登山道の始まり

7/11 15:40

キツネノボタン（狐の牡丹，キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草）

7/11 15:40

ドクダミ（蕺草，ドクダミ科ドクダミ属の多年草）

7/11 15:40

トリアシショウマ（鳥足升麻，ユキノシタ科）

7/11 15:40

トリアシショウマの葉。「ショウマ」と名のつくアカショウマ，ヤマブキショウマなどと区別がつけにくく，自信がない。

7/11 15:41

エゾアジサイ（蝦夷紫陽花，アジサイ科アジサイ属の落葉低木）

7/11 15:42

マタタビ（木天蓼，マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本）。「木天蓼」と書いてそのまま「もくてんりょう」とも読む。別名夏梅ともいう。

7/11 15:43

ハナニガナ（花苦菜，キク科ニガナ属の多年草）

7/11 15:45

オカトラノオ（丘虎の尾，サクラソウ科オカトラノオ属の多年草）

7/11 15:46

ムラサキシキブ（紫式部，シソ科の落葉低木）

7/11 15:46

ムラサキシキブ

7/11 15:46

ノリウツギ（糊空木，アジサイ科アジサイ属の落葉低木）

7/11 15:46

ノリウツギ

7/11 15:49

秋田市教育委員会による登山道の表示

7/11 15:49

ここまで道の両側に草が茂って地面が見えない藪であったが，足元が見えやすい樹林帯に入った。

7/11 15:50

樹林帯の登山道。標高210m付近。

7/11 15:51

登山道の左側にある石に文字が書かれている。「○○参道筑紫森20分」とあるが，○○の部分は「正面」か？

7/11 15:57

標高280m付近。両側にある木はミズナラか。

7/11 15:59

標高295m付近の登山道の様子

7/11 16:00

標高300mのところで裏参道との合流点に出る。

7/11 16:00

裏参道への道標

7/11 16:01

登ってきた表参道と，裏参道との合流点

7/11 16:01

右に行くと「千本垂木」と呼ばれる奇岩列に行くことができたようだが，現在は登山道崩落のため通行禁止。

7/11 16:02

「千本垂木」へは現在はここから行けないようであるが，頂上経由である程度近づけることが後日わかった。

7/11 16:02

ともかく筑紫森頂上への道を進む。

7/11 16:02

ここから頂上へは勾配も上がり，足元に岩も見えてきた。

7/11 16:03

三十三観音巡り分岐。後で調べると三十三観音巡りの方へ行ってもいずれ頂上に行けるようだ。

7/11 16:03

三十三観音巡り分岐を筑紫森山頂の方へ進む。

7/11 16:05

本格的な岩場が出てきた。

7/11 16:05

柱状の岩がごろごろ

7/11 16:05

急登のところにトラロープ

7/11 16:07

急登のところに鎖

7/11 16:07

鎖場

7/11 16:09

ここは「横臥柱状節理岩脈」だという説明だが，柱状節理が横倒しになっているのは珍しい。

7/11 16:09

流紋岩の「横臥柱状節理岩脈」

7/11 16:09

こんなとことを登ってゆく。

7/11 16:10

横倒しになった柱状節理の断面の積み重なりが見えるところ

7/11 16:10

山頂直下の「天狗の油こぼし」と呼ばれる岩場

7/11 16:10

「天狗の油こぼし」は，昔，山に棲んでいた天狗どもが人を近寄せまいと，岩に油をこぼしたとの伝説が残るところ。

7/11 16:10

「天狗の油こぼし」

7/11 16:11

「天狗の油こぼし」

7/11 16:11

「天狗の油こぼし」の脇の細い通路。左は崖。

7/11 16:12

特有の岩の積み重なりが続く。

7/11 16:13

「横臥柱状節理」の形が再びはっきりしてきた。

7/11 16:13

頂上まであと少し。頂上の小屋の赤茶色の屋根の端が見える。

7/11 16:13

頂上への「横臥柱状節理岩脈」でできた天然の階段

7/11 16:14

頂上への天然の階段

7/11 16:14

もう少しで頂上

7/11 16:14

あと一息で頂上

7/11 16:14

筑紫森頂上。標高は392m。

7/11 16:14

頂上の小屋

7/11 16:14

頂上までの天然の階段を上からみたところ

7/11 16:17

岩谷山

7/11 16:17

岩谷山の向こうに鳥海山がかすむ。

7/11 16:18

木の枝の間から太平山の奥岳

7/11 16:18

太平山奥岳をデジカメでズームアップ

7/11 16:19

リョウブ（令法，リョウブ科の落葉小高木）

7/11 16:19

リョウブ。若葉は山菜として食される。

7/11 16:20

ナツハゼ（夏櫨，ツツジ科スノキ属の落葉低木）の実。別名コハゼ。

7/11 16:20

ナツハゼ。夏にハゼノキのような紅葉が見られる。

7/11 16:20

ナツハゼ。そのままでも食べられるが，ジャムや果実酒に加工できる。上小阿仁村の特産品の一つ。

7/11 16:34

筑紫森岩脈は昭和13年に国の天然記念物に指定

7/11 16:35

頂上小屋の基礎に書かれた「砂子渕氏子一同」

7/11 16:40

「天狗の油こぼし」

7/11 16:47

表参道と裏参道の合流点

7/11 16:47

折れてはいるが，明治廿六年六月（明治26年6月）と読めるコンクリート柱。表参道と裏参道の合流点にて。

7/11 16:58

ヒメジョオン

7/11 17:01

ドクダミ

7/11 17:02

登山口まで戻ってきた。

7/11 17:02

登山口の筑紫森の絵地図

撮影機器：

FinePix F600EXR 富士フイルム

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 タオル カメラ

感想

Ssakana

　前日朝方まで飲んで午後になってもやや二日酔いの状態であった。仕事に関する作業をするにもあまり頭が働かないのでサウナに行くか，短い山歩きをしようと思い立った。
　秋田県の太平山や森吉山に登っているときに一緒に行った人から筑紫森というキーワードを何度か聞いたことがあった。標高はさほどでもないが岩場のある山というイメージを持ったが，登山口も秋田市内から近そうだし，行ってみることにした。手元にある山と溪谷社の「秋田の山」を見ながらカーナビを設定して登山口へ向かう。「秋田の山」では筑紫森と岩谷山がセットになって紹介されている。どちらも1時間あれば頂上にたどり着くことができそうだ。
　筑紫森はやはり頂上付近が岩場で，珍しい「横臥柱状節理岩脈」として国指定天然記念物になっている。登山口と頂上は現在は秋田市の領域だが，平成の大合併の前は川辺郡川辺町域内にあたる。今回使用した登山口の標高は約135m，頂上は392mである。
　比較的短い時間で頂上に着いたが，岩の感じが珍しくで楽しめる。午後遅い時間だったせいもあるが誰とも遭わなかった。二日酔いの影響が少し残っていたので誰もいない頂上でしばらく横になってから下山した。