鍋割峠を越えて玄倉川周辺へ



- GPS
- 31:56
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,176m
- 下り
- 1,178m
コースタイム
6/13 玄倉川〜オガラ沢出合〜旧鍋割峠〜鍋割峠〜茅ノ木棚沢ノ頭(?)〜寄大橋
天候 | 6/12 晴れ後曇り 6/13 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のコースは以下の難路を含みます。熟練者と一緒に歩くことを強く推奨します。 ■寄コシバ沢〜鍋割峠 ・鍋割ネット(鍋割山荘の公式サイト)に「登りの場合 コシバ沢に途中より右岸(沢の左側)を高まく所を見落として沢沿いに直登して転落死亡した例あり。」とあるように、沢の上流に向かって左側の土手へと登る取り付きがわかりにくい。 ■鍋割峠〜旧鍋割峠 ・鍋割峠から旧鍋割峠へは、鍋割山へと100mほど登って「ユーシン」の赤いペンキマークから北尾根へと入るのだが、今回は行きと帰り共にショートカット道を使った。 ・昔は通行できたようで古い道のようなものが微かに残っているように見えるが、完全に崩落していて、もはや道ではなくなっている。 ・ザレやガレ有り、捕まるべき木の根も無い区間あり。すぐ脇には急な沢が落ち込んでいる。バランスを崩したら無事では済むまい。非常に危険。ロープを使い、這い蹲って通行した。 ・帰りも同じルートを通るつもりがロープを使っても通行できない箇所に至り、進退窮まって退却し、一度沢を降りてから登り返した。足元が崩れるし身体は後ろに仰け反りそうになるし、いやはや危なかった。 ■オガラ沢出合〜旧鍋割峠の沢沿ルート ・玄倉林道のオガラ沢出合から鍋割山へと登るルートには、東側の北尾根と西側の沢沿ルート(今回歩いたルート)がある。 ・オガラ沢出合の河原に顔を出している金属製土管(?)のようなものに赤いペンキで案内が書かれている。 ・しばらくは最も明瞭な沢沿いに登れば良いが、支流沢がたくさん枝分かれしていて迷いやすい。色褪せた青や黄色のテープが目印として木の枝から垂れ下がっているが心許ない。 ・1/25000地形図では小さな沢はほとんど地形として現れないので、1/10000くらいが欲しいと思った。 ・沢が4本くらいに分かれる場所からは右の沢に入って斜面を登る。この斜面の木々にはテープや赤ペンキの目印があるので見落とさないように。斜面を登りきった場所はコル(鞍部)になっている。 ・鞍部からは白ザレの脆いルートになる。アップダウン、トラバース有り。細い道の脇は深い沢になっている。安全のため、ロープを使って通過した。 |
写真
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-63301.html
どうやら食べ過ぎたらしい。帰宅後に体重を量ったら2kg増えていた。山を歩いて太るってどーゆーこと?(^^;)
感想
さかせ古道を一緒に歩いてくれたK氏から玄倉川流域を散策しませんかという誘いを受けて行ってきました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-55620.html
せっかくなので歩いたことのないコースをということになり、鍋割峠のショートカット道やオガラ沢出合から沢沿いに鍋割山北尾根へ登るコースを歩きました。峻険な箇所の連続で怖かったです。K氏と一緒でなかったら通過できなかったでしょう。
斜面が急なだけなら良いのですが、足元がザレていて体重を載せるとずるずる滑りそうになります。ロープはありましたが、握っているだけですから(ハーネスは身体を固定させるためではなくロープの延長として使った)、垂直落下したら自分の全体重+ザックの重さを支えられるわけがありません。急な沢へと滑り落ちそうになると「うわわわ、やばいっ。落ちる!」と内心焦ります。こういうときパニックにならずに平常心を保つのは簡単ではない、ということを実感しました。
それから、鍋割山周辺は地形が複雑ですね。北尾根降下時に尾根を間違えそうになり、オガラ沢出合からの沢を登るときは地形図と実際の沢を正確に照らし合わせることがあまりできませんでした。目の前の光景を無理矢理辻褄が合うように地形図に当てはめちゃうのは道迷いに直結するのでとても危険ですよね。大いに反省しなければなりません。私の読図スキルはまだまだ初歩レベルだということを再認識しました。
以上のように危険性とスリルに着目したくなる山行でしたが、本来の目的である玄倉川流域ではまったりと過ごせました。稜線歩きも気持ちよいものですが、河原や林道歩きも楽しいものです。
hirorineです、こんばんは
hirorineが不老山でキャピキャピやってる時に凄いコトされていたんですね。そりゃあワールドカップどころじゃないっす
完全版を早く見たいなぁ
hirorineさん
この山行の前夜は仕事で帰りが遅くなり、それから準備を始めたので、ワールドカップ開幕戦を観る余裕は全くありませんでした。睡眠2時間しか取れませんでしたが、充実した山になって楽しかったです
今回のワールドカップは昨夜初めて観ました。ポルトガルvsコートジボアールです。でも途中で寝ちゃったみたいで気づいたら床の上で朝を迎えていました
melonpanさん、こんばんは。
怖そうなルートですね。
写真を拝見しただけで、足の裏が
ムズムズする感覚を受けました。
経験豊かな方と同伴すると、どんどん
知識を吸収できて羨ましいです。
それにしても・・。
いつもながら美味しそうな食事と
重かったでしょ!
manabu
ドキドキしました
すごいルートですね!!
玄倉林道を歩いている時
道のなさそうな所に「鍋割山→」って看板が
あって恐ろしくなったんですけど(笑)
melonpanさん、インディージョーンズですね
先日鍋割山の山頂で
「寄コシバ沢から鍋割峠に歩いてきたんだけど
迷っちゃって、一度戻って雨山峠から登ってきたよ〜」って言ってる方とお会いしたので
そのルートはビビってたんですけど
詳しいレポートありがとうございます
ご飯がおいしそうだぁ〜!!
今回はまた凄いルートを歩かれましたね
山行記録を拝見して、「行ってはいけないルート」として覚えておきます
ところで、K氏というのは、最初はkamogさんのことかと思いましたが、違うようですね。
ベテランの方が近くにいるというのは心強いですね。
>manabuさん
怖いルートでした。
寄コシバ沢から鍋割峠への道は、取り付きを見逃して直登しなければ滑落することはないので、まだ安全だと言えますが…。
今後、余程の経験を積んで度胸をつけなければ、私が単独で歩くことはないでしょう
今回、私が昼食と夕食のビールと日本酒を持参しましたが、他の食料の殆どをK氏持参でした。
食料って意外と重いんですよね。山で太るほど飲み食いできるとは思いませんでした
>ocashiさん
玄倉林道の「鍋割山→」道標があるところが「オガラ沢出合」です。
そこから林道を外れて鍋割山へ登るルートが2つあります。
1つは鍋割山の北尾根ルートでこちらはブナが気持ちよく、
赤ペンキの目印をロストしなければ危険は比較的少ないです。
もう1つは今回歩いた沢沿いルートで、前半戦は沢で迷いやすく、
沢から外れる後半戦は滑落しそうで危険がいっぱいでした。
寄コシバ沢から鍋割峠への取り付き地点は、沢中央部より低い位置にあります。
沢が流れてきた岩石が積もって盛り上がっており、
沢の縁が相対的に中央部より低くなって見えません。
お気を付けください。
>MATSUさん
行ってはいけないルート…単独だと歩けるコースが制限されますね。
制限を破ることも可能ですが、今の私には怖くてできません。
K氏はKamogさんではありません。
いろいろ助けてもらいました。飲食面でも
ありがたいです。
茅ノ木棚沢ノ頭の南側の尾根のルートがあるんですね。
参考にさせて頂きます。
エアリア地図に載っている茅ノ木棚沢ノ頭ではなく、その東側のピークから南に続く尾根です。エアリアが示しているピークには、神奈川県の「茅ノ木棚沢ノ頭」道標がありますが、こちらのピークにはしおり杭に誰かがマジックで書いた「茅ノ木棚沢ノ頭」という文字があります。
ずーっと植林帯が続きます
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