大菩薩嶺

2015年08月08日(土) [日帰り]

• GPS: 02:54
• 距離: 6.8km
• 登り: 386m
• 下り: 498m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:23
• 休憩: 0:31
• 合計: 2:54

12:39 福ちゃん荘
13:26 13:26 雷岩
13:33 13:43 大菩薩嶺
13:50 14:08 雷岩
14:16 14:16 神部岩
14:25 14:25 賽ノ河原
14:30 14:30 親不知ノ頭
14:38 14:38 大菩薩峠
15:05 15:05 勝縁荘
15:09 15:09 富士見山荘
15:12 15:15 福ちゃん荘
15:33 ロッヂ長兵衛

　甲斐大和駅から栄和交通タクシーを利用して福ちゃん荘へ。午前中の早い時間に来れれば，甲斐大和駅より上日川峠までのバスが出ているので，これに乗れれば経済的であった。スケジュールの都合上，タクシーを予約したが，福ちゃん荘までのタクシー料金は7030円であった。
　リュック以外の荷物が多く，甲斐大和駅にコインロッカーがあれば利用するつもりであったが，あいにくコインロッカーはなし。この4月から無人駅化したらしいが，もともとコインロッカーはなかったのかもしれない。タクシーの運転手さんに相談すると，上日川峠のロッヂ長兵衛よりも福ちゃん荘の方が荷物を預けやすいだろうということで福ちゃん荘までタクシーとなった。
　上日川峠から福ちゃん荘までは一般車両は通行禁止だが，タクシーは通行可能。福ちゃん荘でタクシーの運転手さんが荷物を預けられるかどうか聞いてくれたが，この日は客が多すぎるて紛らわしいということで，荷物を預けられなかった。結局，タクシーの運転手さんに預かってもらい，上日川峠で待っていてもらうことに。
　帰りは上日川峠より同じタクシーで甲斐大和駅近くのセブンイレブンまで乗せてもらった（セブンイレブンでお金をおろすため）。タクシー料金は6670円。結局，上日川峠に実際に下りてきた時間であれば甲斐大和駅行きのバスに乗ることができていた。
　大菩薩嶺入り口の上日川峠までは，塩山駅からも甲斐大和駅からも車で行くには同じような距離であるが，甲斐大和駅からの道の方がバス道であることもあり，広くて走りやすいということであった。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

写真

8/8 12:38

出発点の福ちゃん荘。甲斐大和駅からここまでタクシー利用。

8/8 12:39

福ちゃん荘

8/8 12:39

福ちゃん荘前

8/8 12:38

大菩薩嶺案内図

8/8 12:38

福ちゃん荘前の唐松尾根分岐。唐松尾根から大菩薩嶺→大菩薩峠とまわって下りてくることにした。

8/8 12:39

唐松尾根入口

8/8 12:41

はじめはカラマツ林の中を歩いてゆく。

8/8 12:44

ミズナラ

8/8 12:44

ミズナラ

8/8 12:44

ミズナラ

8/8 12:46

カラマツ，ナラ類の林

8/8 12:51

カラマツ，ナラ類の林

8/8 12:53

カラマツ，ナラ類の林

8/8 12:54

大きな松ぼっくり。トウヒ（唐檜）のもの？

8/8 13:00

林の中に鹿

8/8 13:00

林の中に鹿

8/8 13:01

林の中に鹿

8/8 13:02

上日川峠−雷岩の間の登山道を示す標識

8/8 13:04

クマザサとカラマツ林の道

8/8 13:07

クマザサとカラマツ林の道

8/8 13:11

コウリンカ（紅輪花，キク科キオン属の多年草）

8/8 13:11

コウリンカ

8/8 13:12

コウリンカ

8/8 13:12

タチコゴメグサ（立小米草，ハマウツボ科ココメグサ属の一年草）。コゴメグサもいろいろな種類があって見分けが難しい。

8/8 13:15

登ってきた道を振り返る。

8/8 13:15

森を抜けると草原が見えてきた。

8/8 13:17

草原の斜面の脇を登ってゆく。

8/8 13:17

草原の斜面の脇を登ってゆく。

8/8 13:17

草原の斜面の脇を登ってゆく。

8/8 13:18

コウリンカ

8/8 13:19

マルバダケブキ（丸葉岳蕗,キク科メタカラコウ属の多年草）

8/8 13:19

マルバダケブキ

8/8 13:24

キバナノヤマオダマキ（黄花の山苧環，キンポウゲ科オダマキ属の多年草）

8/8 13:25

上日川ダムの大菩薩湖が見える。

8/8 13:25

雷岩が見えた。

8/8 13:26

雷岩前を通過して大菩薩嶺へ

8/8 13:26

雷岩

8/8 13:28

雷岩から大菩薩嶺への登山道

8/8 13:32

大菩薩嶺山頂

8/8 13:33

大菩薩嶺山頂。周りに木があって山頂からの周辺の展望はできない。

8/8 13:32

大菩薩嶺山頂の道標

8/8 13:33

大菩薩嶺の最高点はなだらかなところにあり，油断していると気づかずにそのまま丸川峠の方に進んでしまう。

8/8 13:42

大菩薩嶺山頂の三角点

8/8 13:45

大菩薩嶺から再び雷岩へと降りる。

8/8 13:47

大菩薩嶺から雷岩へ

8/8 13:48

再び雷岩前に戻った。

8/8 14:00

今日は霧がかかって雷岩からの展望するのが難しい。

8/8 14:06

雷岩

8/8 14:06

雷岩

8/8 14:07

雷岩より唐松尾根に下る道

8/8 14:10

ハクサンフウロ（白山風露，フウロソウ科フウロソウ属の多年草）

8/8 14:10

コウリンカ

8/8 14:11

ハコネギク（箱根菊，キク科シオン属）。別名：ミヤマコンギク（深山紺菊）。

8/8 14:11

ハコネギク。本来ハコネギクは白花が多いが薄青紫のものもあるようだ。

8/8 14:15

神部岩

8/8 14:15

神部岩

8/8 14:15

神部岩標識

8/8 14:15

神部岩からいま歩いてきた道を振り返る。

8/8 14:17

神部岩から先を下りてゆく。

8/8 14:20

下山してゆく右側には草原の斜面

8/8 14:20

岩場を越えてゆく。

8/8 14:20

リョウブ（令法，リョウブ科リョウブ属の落葉小高木）

8/8 14:21

リョウブ

8/8 14:21

霧の中の岩場

8/8 14:24

このあたりの草原の斜面は雷岩の前からひとつながりと思われる。

8/8 14:25

道の左側にケルンのような石積み

8/8 14:26

ケルンのような石積み

8/8 14:25

ケルンのような石積み

8/8 14:26

賽の河原の小屋が見えてきた。

8/8 14:27

賽の河原

8/8 14:27

賽の河原の小屋

8/8 14:27

賽の河原から親不知の頭へ

8/8 14:29

賽の河原から親不知の頭へ

8/8 14:30

親不知の頭付近に鹿の食害よけのネット

8/8 14:30

親不知の頭付近に鹿の食害よけのネット

8/8 14:30

親不知の頭

8/8 14:30

親不知の頭の石積み

8/8 14:30

親不知の頭の石積み

8/8 14:34

道の脇の石積み

8/8 14:35

中里介山の大菩薩峠記念塔

8/8 14:35

大菩薩峠記念塔の台座

8/8 14:35

大菩薩峠記念塔の胴部

8/8 14:35

大菩薩峠記念塔

8/8 14:35

大菩薩峠記念塔

8/8 14:35

大菩薩峠記念塔から介山荘へ

8/8 14:36

「祝三界万霊塔建立」とある。

8/8 14:36

「萬靈等建立趣旨」とある。

8/8 14:36

「萬靈等建立趣旨」の石碑と何かの台座？万霊塔なるものの塔の本体はなさそうに見える。

8/8 14:38

大菩薩峠の介山荘

8/8 14:38

介山荘

8/8 14:38

大菩薩峠の方位盤

8/8 14:38

方位盤

8/8 14:38

方位盤

8/8 14:39

大菩薩峠の介山荘

8/8 14:39

介山荘の売店

8/8 14:39

大菩薩峠標識

8/8 14:40

介山荘脇のお地蔵さん

8/8 14:40

介山荘トイレ

8/8 14:41

大菩薩嶺案内図

8/8 14:41

介山荘の裏側

8/8 14:41

介山荘付近のノリウツギ

8/8 14:42

介山荘までは車が上がってこれるようだ。

8/8 14:42

介山荘から福ちゃん荘への下山はこちらから

8/8 14:43

介山荘からの下り

8/8 14:43

介山荘からの下り

8/8 14:46

大菩薩例のイラモミ，ブナ林の説明

8/8 14:46

介山荘からの下り

8/8 14:49

介山荘からの下り

8/8 14:51

大菩薩峠付近の樹木の説明板

8/8 14:51

ミズナラの木

8/8 14:51

ウラジロモミ

8/8 14:51

介山荘からの下り

8/8 14:54

介山荘からの下り

8/8 14:55

介山荘からの下り

8/8 14:55

介山荘からの下り

8/8 14:56

沢筋にあたるところには巨岩がごろごろしている，

8/8 14:56

沢筋に見える巨岩

8/8 14:56

沢筋のところにだけ大きな岩がむき出しになっている。

8/8 14:57

上日川峠ー大菩薩峠の道を示す表示

8/8 15:04

勝緑荘近くの沢

8/8 15:04

平らで広い道まで下りてきた。

8/8 15:04

勝緑荘。昭和7年開設。中里介山，深田久弥ゆかりの宿で，中里介山の命名。

8/8 15:04

勝緑荘開設の益田勝俊翁顕彰碑

8/8 15:05

メタカラコウ（雌宝香，キク科メタカラコウ属の多年草）

8/8 15:05

メタカラコウ

8/8 15:07

アオツヅラフジに似ているが．．．

8/8 15:08

富士見平。富士見平山荘付近の富士見新道入り口。

8/8 15:08

富士見新道入り口。危険なので通行注意とある。

8/8 15:12

唐松尾根分岐・福ちゃん荘まで戻ってきた。

8/8 15:12

唐松尾根分岐のトイレ

8/8 15:14

唐松尾根分岐のトイレ

8/8 15:18

福ちゃん荘から上日川峠へ

8/8 15:23

上日川峠へ

8/8 15:26

ミズナラ

8/8 15:26

ミズナラ

8/8 15:26

上日川峠へ

8/8 15:28

上日川峠へミズナラやブナの林の中を下りてゆく。

8/8 15:32

上日川峠（かみにっかわとうげ／かみひかわとうげ）着

8/8 15:33

上日川峠からの車道の入り口。上日川峠から福ちゃん荘まで歩道と車道が並行する。

8/8 15:33

ロッヂ長兵衛看板

8/8 15:33

上日川峠のロッヂ長兵衛

8/8 16:16

上日川峠から甲斐大和駅までタクシーで移動

8/8 16:16

甲斐大和駅近くの道端にあったヘクソカズラ。変種も多いらしい。

8/8 16:19

甲斐大和駅

8/8 16:18

甲斐大和駅は平成27年4月より無人駅に

8/8 16:18

甲斐大和駅前のタクシー案内

8/8 16:18

甲斐大和駅前のタクシー案内。今回は共和交通タクシーを利用。共和交通は上日川峠までのバスも運行。

8/8 16:20

甲斐大和駅前のバス時刻案内

8/8 16:20

ニチニチソウ（日々草，キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草）。ビンカとも呼ばれる。

8/8 16:20

ニチニチソウ。甲斐大和駅の前に鉢植えされていたもの。

8/8 16:21

中央線所要時間案内。甲斐大和駅から甲府駅までは33分。

8/8 16:27

甲斐大和駅の甲府方面行プラットフォームへの階段

8/8 16:29

甲斐大和駅の甲府方面行時刻表

8/8 16:30

プラットフォームの甲斐大和駅表示

撮影機器：

FinePix F80EXR 富士フイルム

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

Ssakana

　甲斐大和駅に来るのは初めてと思っていたが，15年ほど前に一度来たことがあることに気付いた。駅から歩いて慶徳院で武田勝頼の墓を見学しに来たことがあった。そのときは武田氏の躑躅崎館跡（武田神社）や恵林寺も訪れたが，慶徳院の最寄駅までは残念ながら失念していた。
　今回タクシー利用での大菩薩嶺行きとなったが，タクシーの運転手さんから，連合赤軍があさま山荘事件を起こす前にこのあたりの山小屋に隠れていたようなことを話されていた。後でネットで調べてみると，1969年に大菩薩峠事件と呼ばれる赤軍派が53名逮捕されるという事件があったらしい。当時赤軍派が「福ちゃん荘」に武装訓練のためにこもっていたところ，機動隊が突入した。赤軍派はこの大量検挙で弱体化したが，その後の連合赤軍結成を経てあさま山荘事件へとつながったということであった。