よく滑る木道と熊!? 鳩待峠〜アヤメ平〜竜宮〜山ノ鼻〜鳩待峠周回
- GPS
- 07:29
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 609m
- 下り
- 612m
コースタイム
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 7:18
※アヤメ平までの登りでは、大型動物の気配に怖気づき超ハイペース、アヤメ平から富士見田代までの下り、及び富士見田代から竜宮までの下りでは、嫁のスリップによる大転倒5回があったため超スローペースでした
天候 | AM:ガス(曇り) PM:曇り/晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・土曜の朝、シルバーウィーク翌週の曇天ということもあり、8:00頃の時点で50%ほどの駐車率でした ・下山時には16:00で20%程度の駐車率でした 戸倉から鳩待峠までは乗り合いタクシー利用(片道930円) ・定員になるとすぐ出発してくれます ・場合によっては小型バスになることもあるようです |
コース状況/ 危険箇所等 |
天候にもよるかと思いますが、危険と思われる箇所は次の通りです 1.アヤメ平から富士見田代までの下り ・好天続きの後であれば問題ないかと思いますが、濡れた木道が極端に滑ります ※硬化したソールでは間違いなく滑ります!(嫁はこの区間で4回大転倒しました)慎重にゆっくりとソールのパターンで横木をしっかり踏みつけて下るのが賢明です ・南側が急斜面になった箇所があります ※展望の良い場所ですが、転倒などにより南面に斜面に落ちないように注意が必要です 2.富士見田代から竜宮までの下り ※この区間も硬化したソールでは間違いなく滑ります!(嫁はこの区間で1回大転倒しました)ここも慎重にゆっくりと下るのが賢明です ※鳩待峠〜アヤメ平〜富士見田代〜竜宮間の木道は、尾瀬ヶ原の木道と比較すると古い為か痛んでいる箇所が多く、木道が濡れるととにかく滑りますので慎重に歩いたほうがよいと思われます ○コース状況 【鳩待峠〜横田代〜中原山〜アヤメ平】 ・標高約400mを1時間半ほどで登ることになります ・始めは岩交じりの比較的緩い登りから始まり、傾斜のある木道になります。左右は背の高いクマザサが生い茂る樹林帯で展望はありません。 ※この区間の登り途中、南側に広がるクマザサの中で大型動物(熊、ないしは鹿・・・動く速さからしてたぶん熊です(;´・ω・))が慌てて逃げる大きな音を聞きました。熊よけ鈴の携行は必須だと思われますし、適宜、ホイッスルなどを拭いてこちらの存在を知らしめたほうが賢明かと思われます。 ・やがて視界が開けると中ノ原の小湿原、樹林帯を通過して再度視界が開けると横田代、更に若干登ると樹林帯の中にあるこのコースで標高の最も高い中原山となります ※中原山は木々に覆われて視界はありません ・その後、若干下り短い樹林帯を抜けると北側に比較的大きな池塘が広がるアヤメ平に到着です ※この日は全面ガスで遠景は全く望めませんでしたが、天候が良ければ東に燧ケ岳、西に至仏山、北には尾瀬ヶ原が見えるかと思われます ※アヤメ平では湿原の復元作業がされていました 【アヤメ平〜富士見田代〜富士見小屋】 ・標高100mを20分程で下ることになります ※この区間の木道も古く痛みが目立ち、とにかく滑ります。傾斜のある木道には横木がありますのでソールのパターンでしっかりと踏むような歩き方をしないと確実に滑ります! ・途中、南側が開けた場所は好展望ですが、急斜面の際を歩くことになりますので転倒などに注意して下さい ・下りが終わる頃、竜宮方面との分岐である富士見田代となります ・富士見田代から富士見小屋までは東へ直進し、200mほど急な木製階段を下ります ※富士見小屋は尾瀬の中でも静かな小屋だと思います(富士見下まで7km、所要時間2時間程度のようですが、極端に登山者が少ないコースのようです) 【富士見小屋〜土場〜竜宮】 ・富士見小屋から往路を富士見田代まで僅かに戻り、T字路を北に下ります ・横木のある木道から始まり、やがて露岩の斜面、途中、木製階段のある急な斜面もあります ※この区間の木道も古く痛みが目立ち、北斜面のためか湿っているため極端に滑りやすくなっているので木道上は慎重に歩くのが賢明です ・やがて沢の音が徐々に大きくなり、沢を渡る頃には傾斜もなくなり、しばらく進むと視界が開け眼前に尾瀬ヶ原が広がります。湿原内のT字路を僅かに東に進むと竜宮に到着です ※竜宮には龍宮小屋があり比較的静かなベンチがありますので休憩適所かと思われます 【竜宮〜牛首〜山の鼻】 ・快適な木道歩きが4.4km、約1時間半弱続きます ※東には燧ケ岳、西には至仏山が大きく聳え、尾瀬らしい風景を満喫出来ると思います ※この区間の木道は比較的新しくスリップの心配は少ないと思います 【山の鼻〜鳩待峠】 ・標高約200m弱を約1時間半程度で登ります ・始めは傾斜の緩い木道、その後、木製階段、横木のある木道が続き、石畳の階段状の登りを登り切ると鳩待峠に到着です ※この区間の木道も比較的新しくスリップの心配は少ないと思います 【トイレ情報】 1・戸倉第一駐車場 ・乗り合いタクシーのチケット売り場の建物に、無料で使用出来るトイレがあります 2.鳩待峠 ・鳩待山荘の裏手(アヤメ平方面)に、綺麗なペーパー有の水洗トイレがあります(協力金100円以上お願いします) 3.富士見小屋 ・小屋の南側に綺麗なペーパー有の水洗トイレがあります(協力金100円以上お願いします) ※女性用洋式トイレには便座カバーまであったようでありがたいです 4.竜宮 ・竜宮小屋裏手(燧ケ岳側)に、綺麗なペーパー有の水洗トイレがあります協力金100円以上お願いします) 5.山の鼻 ・ビジターセンターと至仏山荘の間に、綺麗なペーパー有の水洗トイレがあります協力金100円以上お願いします) ※尾瀬のトイレはどこも綺麗です。維持管理して下さっている方に心から感謝です |
写真
装備
個人装備 |
レインウェア(上下) 1 ノースフェイス レインテックプラズマ
エマージェンシーキット 1 エマージェンシーブランケット・薬類、ナイフ、テーピング、ライター他
カメラ(M4/3機) 1 GM1+12-32
手袋 2 ウィンドシェルタイプ、簡易レインタイプ
ゲイター 1 ノースフェイスゴア(ショートタイプ)
帽子(キャップ) 1 マムート(グレー)
スマートフォン 1 外部バッテリー1個
ヘッドライト 1 予備電池1set
速乾性タオル 1 60x30サイズ
水(1L) 1 モンベルボトル
多機能ウォッチ 1 SUNTOベクター
ダウンジャケット 1 モンベルアルパインダウンジャケット
ストック 1 LEKI サーモライトAS
サングラス 1
熊よけ鈴 1
ウィンドシェル 1 モンベル薄手
フリース 1 ミレー薄手
ダウンパンツ 1 フェニックス
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共同装備 |
GPS 1 eTrex30J、予備電池1set
自動車 1 プリウス(紺)
行動食 1 ナッツ、菓子類他(1食分)
タブレット 1 電解質タブレット、ブドウ糖タブレット
地図 1 山と高原地図コピー、1/2500地形図
昼食 2 コンビニおにぎり他
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感想
2013年7月初旬に、初めての尾瀬で雨に降られた尾瀬日帰り山行
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-361295.html
2013年9月に山の鼻で初小屋泊して至仏山に登った山行
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-349409.html
2014年9月にこの年、4度目のテント泊で出掛けた山行
今回が4度目の尾瀬となります
今回は当初、アヤメ平を経由して見晴でテント泊、尾瀬ヶ原を横断して戻る予定でしたが、9/25(金)は生憎の終日雨
雨中テント泊は八ヶ岳のオーレン小屋で昨年経験していますが、雨の中の設営は出来ればしたくありませんし、初めてのアヤメ平経由のコースを雨の中歩くのも心配でしたので、予定日の2日目に日帰りで歩くことにしました
天気予報は終日曇天
鳩待峠では至仏山を望むこともなくスタートし、アヤメ平では展望「0」でした
アヤメ平までの登りでは深いクマザサの中で大型動物の逃げる大きな音を聞き、超ハイペースで登ったり、横田代やアヤメ平では幻想的な霧の風景を眺めることが出来ました♪
アヤメ平からの富士見田代。竜宮への下りでは、製造後6年経過の格安アウトレット品(3800円)だったモンベルのアルパインクルーザー2500で歩いた嫁は、摩耗はしていないもののソールが硬化していたためか4度も大転倒!
左右の掌が打ち身で青くなり、腫れ上がるアクシデントもありましたが、スローペースながら何とかコースタイム+α程度で歩き切ることが出来ました!
尾瀬ヶ原では木道上で滑る心配もなく、またクマザサの奥でうごめく大型動物を心配することもなく快適に歩けましたし、何より予報以上に早く回復した天候のお蔭で燧ヶ岳、至仏山を眺めたり、草紅葉の始まった湿原を満喫することが出来て大満足♪
今シーズンの尾瀬はもう終わりかと思いますが、次のシーズンは残雪の中でミズバショウの群生を眺めたり、ゆったりとテント泊したり、晴天のアヤメ平からの眺めを楽しんだり出来たらいいな♪と考えています
嫁のアルパインクルーザー2500のソールと、私のツオロミーのソールを押して比べてみると明らかにアルパインクルーザー2500の弾性がありませんでした
元々、固めのソールなのか?
それとも経年劣化で硬化してしまっているのか?
トゥーガートも一部剥がれかけてきているので、来週末にでもモンベルで相談してみようと思っています
コメント
この記録に関連する登山ルート
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air_4224さん こんにちは
この夏、同じコースをあるいたので、なつかしく拝見しました。2ヶ月たつと景色はまったく秋ですね。
そうそう、ワタクシもあの木道では苦労しました。その時はいつもより重めの荷物だったので用心して底が固めの靴にしたので、グリップが弱かったように感じました。(10kg程度の荷物なら冬にアイゼンつけるとき以外はわらかい靴で通したほうが安全かもと思いました。 )
今回もなかなかの長距離ハイクお疲れ様でした。
tatsucaさん
いつもコメント有難うございます。
tatsucaさんの小屋泊でのレコ・・・しっかり参考にさせて頂きましたよ♪
滑る木道は覚悟して出掛けたのですが、あそこまで滑りやすいとは思ってもいませんでした
尾瀬ヶ原の木道とは完全に別物の印象ですね
今回は少々登り下りのあるコースなので、がっつり登山靴にしたのが良くなかったんですかね
終わってみれば嫁も大した陰でなく、気持ちよく尾瀬ヶ原も歩くことが出来て成功!って感じです
アヤメ平には天候のよい時に再訪してみたいものです
こんにちは
癒しの景色、いいですね
私もまた訪れたくなりました。
お疲れ様でした。
hy366さん
コメント有難うございます。
癒しの景色・・・尾瀬はまさにそんなイメージですね
この日は午前中は全面ガス、午後は少々雲が多いものの晴れと1日で2度美味しい思いが出来ました♪
最初は、冬型気圧配置。
昼過ぎには、穏やかになりました。
「嫁」さん、随分歩けるようになりましたね。
来週は「巻機山」(避難小屋泊)当然単独。
その次は、夫婦で「八方尾根自然散策路」(前泊)予定です。
ちなみに10/3は、廃品回収。
10/11は、吉井地区体育祭です。
廃品回収、ご協力お願いしますね〜
wassy2003さん
お久しぶりです
コメント有難うございます。
今日は良い天気で、久しぶりに高崎市街から上州武尊もばっちり見えていました
草紅葉の尾瀬・・・楽しまれたようですね♪
嫁・・・カモシカのような立派な足になりました
日帰り山行ではほぼ筋肉痛にならないですし、10〜15kgほどのテン泊装備でも標高差が少なかればそこそこ歩けるようになりましたしね(*^。^*)
秋の「巻機山」、「八方尾根自然散策路」・・・どちらも魅力的ですね
連休がなかなか取れない我が家には羨ましい限りです
廃品回収、僅かでもご協力させて頂きます
体育祭は仕事でむりですけど・・・
ではまた!
比較的手入れが行き届いていると思っていた尾瀬の木道。
尾瀬ヶ原に比べて、富士見峠のほうはかなり痛んでいるようですね。
地元自治体の手入れ地域だと、予算が付けば豪華すぎる整備なのに、
予算付かなければ放置し放題な感じですね。
(今年、平標山と苗場山に行って思いました)
東電もあういう状態だから、仕方ないのかな・・・
yamaonseさん
コメント有難うございます
尾瀬ヶ原の木道はどこも綺麗に整備されているので、その感覚でアヤメ平〜富士見峠を歩きましたが、予想以上に荒れている印象でした
傾いていたり朽ちているのはまだしも、「ノロ」がついて滑りやすいのは困りものですね
・・・とは言え、整備して頂く団体の予算もあるのでしょうし、歩かせて頂いているので仕方ないと思いますが・・・
晴れて乾いていれば問題なさそうですので、晴天を狙って再訪してみたいです♪
アヤメ平からの展墓も楽しみたいですからね
air_4224 さん、こんばんわ。
尾瀬周回お疲れ様でした。この時期の草紅葉もとてもいい感じですね。
それにしても、雨の尾瀬の木道は滑りやすいようで、
自分がこの夏に行く前に参考にしたレコでも二名ほど転倒して
骨折されてましたから、かなり注意して歩いたのですが、
それでも1度は危うく転倒しかけましたから、
場所によっては、まるで氷の上を歩いているのと同じくらい
滑りやすくなっているようでした。
一応、自分の靴、その時は新品だったんですけどね。
ですから、雨の木道歩きはモンベルのリバーシブル
グリッバーのような滑り止めが必要だなと思いました。
大きな怪我がなくてなによりでしたね。
s-katayamaさん
コメント有難うございます。
濡れた古い木道があんなに滑りやすいとは思ってもみませんでした。
6年物のデッドスックのアウトレット品だった嫁のビブラムソールの靴、これが問題だったような気がして、今日、リソールに出してきました。
リソール後はもう少しグリップするようになってくれればいいんですけどね
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