ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 737880
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

八海山(屏風道〜八ッ峰〜入道岳〜阿寺山周回)

2015年10月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:15
距離
16.7km
登り
1,736m
下り
1,740m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:34
休憩
0:41
合計
9:15
7:08
7:09
44
8:40
8:46
4
8:50
8:51
3
8:54
8:57
47
9:44
9:56
20
10:16
10:29
28
10:57
11:00
62
12:02
12:02
187
15:09
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
芝原二合目登山口駐車場
(無料/登山口手前のスペースも含めて20台程度/5:30頃到着時駐車率は5〜6割程度)
 
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
芝原二合目登山口にあり。

【コース状況】
●コース全体
・屏風道〜八ッ峰〜五龍岳間で合計50箇所以上のクサリ場があります。
・入道岳〜五龍岳〜阿寺山〜広掘川河原間は誰にも会いませんでした。
・ヘルメットを持参しましたが使用しませんでした

●芝原二合目登山口〜千本檜小屋(屏風道)
屏風道は登山口から稜線まで距離4km/高低差1200mほどを
一気に登高する急勾配のルートです。
登山口から緩やかに下るとすぐに屏風沢の渡渉があります。
手動ロープウェイが設置されていますが使う必要はない程度の水量でした。
その後、緩やかに樹林帯の登山道を登っていきます。
三合目を通過して2つほど涸沢を渡った後、流れのある沢の渡渉するとほどなく
四合目に到着です。
三合目〜四合目間の登山道は全体的に不安定でスピードが出しづらい感じです。
四合目で水場方面と登山道を分けてからはクサリ場の連続。八合目まで続きます。
七合目(のぞきの松)には八海大神の銅像と鐘が建っていました。
七合目を過ぎると沢筋をしばらく進む箇所があります。
八合目を通過すると岩場は終了し普通の登山道を辿り千本檜小屋(九合目)の裏手へ出ます。

●千本檜小屋〜大日岳(八ッ峰縦走路)
千本檜小屋から薬師岳まではすぐ。薬師岳から八ッ峰方面の眺望が素晴らしいです。
千本檜小屋から少し進むと八ッ峰縦走路と迂回路の分岐があります。
縦走路へ進むと大日岳までクサリ場の連続となります。
大日岳の手前には垂直のハシゴも設置されていました。

●大日岳〜入道岳〜阿寺山
八ッ峰主峰である大日岳を下ると登山道の表情はこれまでとは打って変わって、
手を使う必要がなくなります。ガレ場のルートを大日岳との鞍部まで緩やかに下った後、
高低差およそ80mを登り返すと入道岳へと至ります。
入道岳から五竜岳への下りのガレがヒドくて難儀しました。
五龍岳からは阿寺山との鞍部まで高低差およそ200mを下り、
鞍部からは神生ノ池や三ノ池、四ノ池の他、小さな池塘が
点在しているルートの中を緩やかにアップダウンを繰り返します。
池塘はキレイですが、その分登山道は泥濘でいる箇所も見受けられます。
また、刈払いはされていましたがあまり歩かれていない印象を受けました。
阿寺山の山頂へは分岐から藪っぽいルートを進みます。山頂は三角点があるのみ。

●阿寺山〜広掘川河原(阿寺道)
阿寺山からは急勾配の下りとなります。粘土質で非常に滑りやすく難儀しました。
高低差700mほど下るとジャバミ沢に出ます。
ここから沢筋を下っていきますが、ペンキやテープ類はほどんどありません。
所々高巻きしながら下って行くと龍神碑が現れ、
正しいルートを下っていることに確信が持つことができました。
龍神碑からほどなく進むと河原に降り立ち、水量の豊富な沢に合流します。
ここが広堀川出合となります。
出合からはルーファイが必要となります。前半は高巻きにハシゴが残っていたりして、
何となくルートの名残がありますが、後半は痕跡もまったくなくなり、
沢をへつったり藪漕ぎしながら高巻いたりして進みました。
堰堤を通過後、河原沿いにさらに下り藪の薄そうなところを進むと
ぽっかりと突然登山口から少し離れた林道に飛び出しました。

●広掘川河原〜芝原二合目登山口
広掘川河原登山口から未舗装の林道をしばらく歩くとほどなく舗装された道になり、
民家が現れ始めます。日本大学八海山セミナーハウスの手前から脇道に入り、
しばらく進むと芝原二合目登山口に到着です。
広堀川河原登山口から芝原二合目登山口までは小一時間ほどでした。
 
 
芝原二合目登山口より。八ッ峰がよく見えています
2
芝原二合目登山口より。八ッ峰がよく見えています
早速スタートです
1
早速スタートです
すぐに沢が現れます。手動ロープウェイが設置されていますが…
すぐに沢が現れます。手動ロープウェイが設置されていますが…
飛び石で簡単に渡れます
3
飛び石で簡単に渡れます
屏風沢を渡ってからしばらくは緩やかな樹林帯を進みます
屏風沢を渡ってからしばらくは緩やかな樹林帯を進みます
涸沢を2本ほど通過
涸沢を2本ほど通過
水流のある沢を渡渉します
水流のある沢を渡渉します
正面に見えるのは大滝でしょうか
1
正面に見えるのは大滝でしょうか
四合目を過ぎるとクサリが現れ始めます
1
四合目を過ぎるとクサリが現れ始めます
グングン標高を上げていきます
グングン標高を上げていきます
登山口を振り返ります
3
登山口を振り返ります
標高を上げるにつれて染まってきました
標高を上げるにつれて染まってきました
まだ充分に光が当たっていませんが岩壁の紅葉も期待できます
4
まだ充分に光が当たっていませんが岩壁の紅葉も期待できます
両手両足を使って登っていきます
1
両手両足を使って登っていきます
急登と急登の間
上部を見上げます
2
上部を見上げます
だいぶ周囲も綺麗になってきました
2
だいぶ周囲も綺麗になってきました
次から次へとクサリが現れます
1
次から次へとクサリが現れます
空も青くなり始めました
2
空も青くなり始めました
わずかに日が当たっているところが輝いています
4
わずかに日が当たっているところが輝いています
なんかドムっぽいぞ
1
なんかドムっぽいぞ
爽快です
屏風道だけでクサリは30〜40箇所ほどはありました
1
屏風道だけでクサリは30〜40箇所ほどはありました
赤が目立ち始めました
2
赤が目立ち始めました
屏風道は西向きの斜面のためなかなか日が入ってこず、やきもきしました
2
屏風道は西向きの斜面のためなかなか日が入ってこず、やきもきしました
こんなところを歩きます
4
こんなところを歩きます
コケも黄葉していました
8
コケも黄葉していました
岩場を登ります1
岩場を登ります2
ようやく日が当たり始めました
1
ようやく日が当たり始めました
七合目のぞきの松に到着。八海山大神
2
七合目のぞきの松に到着。八海山大神
鐘を打ち鳴らします
1
鐘を打ち鳴らします
標高を上げるとますますキレイに
4
標高を上げるとますますキレイに
上には八ッ峰が見えています
2
上には八ッ峰が見えています
これは大滝でしょうか
3
これは大滝でしょうか
七合目を過ぎるとちょっとイヤな感じのへつりの後、沢筋を登っていきます
七合目を過ぎるとちょっとイヤな感じのへつりの後、沢筋を登っていきます
やっぱり紅葉には青空が似合いますね
5
やっぱり紅葉には青空が似合いますね
まだまだ…
クサリは続きます
クサリは続きます
全体がオレンジになってきました
10
全体がオレンジになってきました
だいぶ稜線が近づいてきました
1
だいぶ稜線が近づいてきました
黄色も華やか
八合目付近のクサリ場
八合目付近のクサリ場
谷を見下ろします
7
谷を見下ろします
千本檜小屋の避雷針が見えてきました
2
千本檜小屋の避雷針が見えてきました
稜線まで後少し!
1
稜線まで後少し!
地蔵岳のまぁるい山頂。ポチッと膨らんでるのは護摩段岩でしょうか
3
地蔵岳のまぁるい山頂。ポチッと膨らんでるのは護摩段岩でしょうか
一番左は至仏山でしょうか
1
一番左は至仏山でしょうか
気持ちいい!
地蔵岳と不動岳
千本檜小屋に到着
1
千本檜小屋に到着
ザックをデポして薬師岳に向かいます
7
ザックをデポして薬師岳に向かいます
薬師岳に向かう途中で振り返って
1
薬師岳に向かう途中で振り返って
薬師岳の山頂には鳥居がありました
1
薬師岳の山頂には鳥居がありました
薬師岳山頂より。千本檜小屋と八ッ峰
6
薬師岳山頂より。千本檜小屋と八ッ峰
千本檜小屋から少し進むと八ッ峰縦走路と迂回路の分岐があり、縦走路を選ぶとすぐにクサリ場の連続となります
千本檜小屋から少し進むと八ッ峰縦走路と迂回路の分岐があり、縦走路を選ぶとすぐにクサリ場の連続となります
「玉子石みたい」と言ってるの図
7
「玉子石みたい」と言ってるの図
地蔵岳の護摩段岩のことでした
7
地蔵岳の護摩段岩のことでした
不動岳に到着
不動岳から地蔵岳〜千本檜小屋〜薬師岳を振り返ります
13
不動岳から地蔵岳〜千本檜小屋〜薬師岳を振り返ります
不動岳よりこれから向かう白川岳方面を望みます
不動岳よりこれから向かう白川岳方面を望みます
急峻な岩場が続きますが…
7
急峻な岩場が続きますが…
岩と紅葉のコントラストが美しい
9
岩と紅葉のコントラストが美しい
ここから再びクサリ場の連続
3
ここから再びクサリ場の連続
雲海越しに越後駒ヶ岳。ほんと目の前に見えます
4
雲海越しに越後駒ヶ岳。ほんと目の前に見えます
進んできた道を振り返ります。奥から薬師〜地蔵〜不動
2
進んできた道を振り返ります。奥から薬師〜地蔵〜不動
正面はこんもりと中ノ岳
1
正面はこんもりと中ノ岳
中ノ岳の横にはほんの僅かですがチョコンと荒沢岳のトンガリが見えます
1
中ノ岳の横にはほんの僅かですがチョコンと荒沢岳のトンガリが見えます
登ったり…
トラバースしたり…
1
トラバースしたり…
(photo komemame)
ひとつずつピークを越していきます
ひとつずつピークを越していきます
正面には白川岳。尖ってるなぁ
5
正面には白川岳。尖ってるなぁ
クサリを頼りに下ります
14
クサリを頼りに下ります
長い下りのクサリ場は腕力も必要です
6
長い下りのクサリ場は腕力も必要です
上から見るとこんな感じ
2
上から見るとこんな感じ
ルートは険しいですが、ふと周りに目をやると紅葉はとてもきれい
2
ルートは険しいですが、ふと周りに目をやると紅葉はとてもきれい
白川岳を通過
八海山最高峰の入道岳が見えます
八海山最高峰の入道岳が見えます
狭いコル
越後駒ヶ岳
阿寺山でしょうか
阿寺山でしょうか
どーんと巻機山が見えます
2
どーんと巻機山が見えます
正面に摩利支岳
赤がキレイ
摩利支岳に到着
下って…
登るの繰り返し
垂直ハシゴが現れました
3
垂直ハシゴが現れました
登って…
クサリをこなすと…
クサリをこなすと…
八ッ峰主峰の大日岳に到着です
1
八ッ峰主峰の大日岳に到着です
山のポーズ
大日岳より。八海山最高峰の入道岳
7
大日岳より。八海山最高峰の入道岳
大日岳より。美しい山肌
2
大日岳より。美しい山肌
大日岳より。入道岳へと続く登山道
6
大日岳より。入道岳へと続く登山道
大日岳より。裏越後三山。越後駒ヶ岳
大日岳より。裏越後三山。越後駒ヶ岳
越後駒ヶ岳と中ノ岳の稜線の先にチョコンと荒沢岳
3
越後駒ヶ岳と中ノ岳の稜線の先にチョコンと荒沢岳
そして中ノ岳
さて、入道岳に向かいます
4
さて、入道岳に向かいます
長いクサリ場
八ッ峰最後のクサリ場だったと思います
4
八ッ峰最後のクサリ場だったと思います
すばらしい
こんなところで山のポーズ
7
こんなところで山のポーズ
長い下り(photo komemame)
8
長い下り(photo komemame)
入道岳への稜線を進みます
1
入道岳への稜線を進みます
大日岳のクサリ場を過ぎるとフツーに歩けます。左手には越後駒ヶ岳
大日岳のクサリ場を過ぎるとフツーに歩けます。左手には越後駒ヶ岳
前方には中ノ岳
大日岳を振り返ります
5
大日岳を振り返ります
入道岳への登り
紅葉のピーク
八ッ峰と歩いてきた稜線を振り返ります
7
八ッ峰と歩いてきた稜線を振り返ります
縦位置で
美しい岩峰
岩峰と山肌を彩る紅葉
9
岩峰と山肌を彩る紅葉
入道岳直下には東側が切れ落ちたトラバースがあります
1
入道岳直下には東側が切れ落ちたトラバースがあります
言うことありません
9
言うことありません
入道岳まであと少し!
1
入道岳まであと少し!
八ッ峰を振り返ります
5
八ッ峰を振り返ります
入道岳に到着
山のポーズ
山頂より。越後駒ヶ岳
2
山頂より。越後駒ヶ岳
山頂より。中ノ岳と山頂に続く稜線。右背後には平ヶ岳とうっすら燧ヶ岳
3
山頂より。中ノ岳と山頂に続く稜線。右背後には平ヶ岳とうっすら燧ヶ岳
山頂より。越後駒ヶ岳と中ノ岳を繋ぐ稜線の先に荒沢岳
2
山頂より。越後駒ヶ岳と中ノ岳を繋ぐ稜線の先に荒沢岳
山頂より。これから進む阿寺山と背後には巻機山と左奥は谷川連峰でしょうか
1
山頂より。これから進む阿寺山と背後には巻機山と左奥は谷川連峰でしょうか
山頂より。八ッ峰
3
山頂より。八ッ峰
さて、五龍岳へ向かいますが…
1
さて、五龍岳へ向かいますが…
五龍岳までの下りがガレまくりで極悪でした
1
五龍岳までの下りがガレまくりで極悪でした
入道岳より先からは誰一人とも会いませんでしたが…
8
入道岳より先からは誰一人とも会いませんでしたが…
入道岳〜阿寺山間の紅葉が最強でした
17
入道岳〜阿寺山間の紅葉が最強でした
入道岳を振り返ります
5
入道岳を振り返ります
五龍岳に到着
阿寺山へと続くカラフルなルート。前方は巻機山
4
阿寺山へと続くカラフルなルート。前方は巻機山
五龍岳を振り返ります
1
五龍岳を振り返ります
中ノ岳がさらに大きくなります
中ノ岳がさらに大きくなります
縦位置で
阿寺山へのルートが紅葉の中を縫うように続いています
4
阿寺山へのルートが紅葉の中を縫うように続いています
谷底には雪渓が残っています
6
谷底には雪渓が残っています
彩りが増します
この辺り「スゴい、キレイ」という言葉を連発しながら進みました
7
この辺り「スゴい、キレイ」という言葉を連発しながら進みました
中ノ岳の谷筋には雪渓が残っているのが見え、豪雪地帯ということを思い出させます
2
中ノ岳の谷筋には雪渓が残っているのが見え、豪雪地帯ということを思い出させます
山肌の美しさが際立っていました
2
山肌の美しさが際立っていました
五龍岳と阿寺山の鞍部まで下りました。この付近から雰囲気が変わります
3
五龍岳と阿寺山の鞍部まで下りました。この付近から雰囲気が変わります
神生ノ池
神生ノ池に黄葉が映り込みます
3
神生ノ池に黄葉が映り込みます
草黄葉の先には入道岳と八ッ峰
7
草黄葉の先には入道岳と八ッ峰
黄葉のトンネル
入道岳と八ッ峰を振り返ります
1
入道岳と八ッ峰を振り返ります
池塘と中ノ岳
草黄葉が美しい
三ノ池を通過
池塘と入道岳と八ッ峰
2
池塘と入道岳と八ッ峰
正面に阿寺山が近づきました
5
正面に阿寺山が近づきました
気持ちの良い草原が続きます。さっきまでいた八ッ峰の岩峰とのギャップがおもしろい
4
気持ちの良い草原が続きます。さっきまでいた八ッ峰の岩峰とのギャップがおもしろい
阿寺山へは登山道があるようなないような感じでした
阿寺山へは登山道があるようなないような感じでした
阿寺山山頂に到着。なんじゃこりゃの山頂
3
阿寺山山頂に到着。なんじゃこりゃの山頂
阿寺山山頂より中ノ岳
阿寺山山頂より中ノ岳
阿寺山の下りから燃える紅葉と歩いてきた草原。そしてその先に入道岳&八ッ峰
4
阿寺山の下りから燃える紅葉と歩いてきた草原。そしてその先に入道岳&八ッ峰
阿寺山の分岐に戻ります。ため息の出る景色
3
阿寺山の分岐に戻ります。ため息の出る景色
紅葉に縁取られた中ノ岳。ここで見納めです
1
紅葉に縁取られた中ノ岳。ここで見納めです
阿寺山分岐からは粘土質の滑りやすい急斜面の下りとなりストレスが溜まります
阿寺山分岐からは粘土質の滑りやすい急斜面の下りとなりストレスが溜まります
ジャバミ清水で沢に当たり、ここからは沢沿いに下って行きますが登山道は不明瞭になります
ジャバミ清水で沢に当たり、ここからは沢沿いに下って行きますが登山道は不明瞭になります
草ボウボウの高巻き
2
草ボウボウの高巻き
龍神碑が現れ正しいルートを進んでいることに確信が持てました
2
龍神碑が現れ正しいルートを進んでいることに確信が持てました
広堀川と出合った後ルートは無くなります
1
広堀川と出合った後ルートは無くなります
へつったり…
藪をかき分けて進みます
藪をかき分けて進みます
徒渉場所を探しながら下ります
徒渉場所を探しながら下ります
林道に飛び出しました
2
林道に飛び出しました
広堀川河原からしばらく林道を進むと…
広堀川河原からしばらく林道を進むと…
やがて一般道になり周囲は民家や田畑が広がります
やがて一般道になり周囲は民家や田畑が広がります
田園風景と八海山の全貌
2
田園風景と八海山の全貌
金色に輝く稲穂
八海山の麓の農家や田園風景を眺めながらボテボテ歩きます
1
八海山の麓の農家や田園風景を眺めながらボテボテ歩きます
芝原二合目登山口まで戻ってきました。お疲れ様でした!
3
芝原二合目登山口まで戻ってきました。お疲れ様でした!

感想

三連休は重要な中日が悪天予報で楽しみにしていたテン泊は断念。
直前で連休中に済まさなければならない仕事も入ったため、
日帰りに切り替えました。

行き先は以前より紅葉の時季に行ってみたかった八海山。
ルートは屏風道から八ッ峰と最高峰の入道岳に登り阿寺山経由で周回しましたが、
このルートはストーリー満載で、テン泊できなかった残念な気持ちを
吹き飛ばすほどのすばらしさでした。

前半の屏風道の一本気なクサリ場の登りと八ッ峰のアスレチックな岩峰の上り下り。
ここまでで50本以上のクサリ場をこなします。
中盤は入道岳へと続く稜線美と、前半とは打って変わって穏やかな
阿寺山付近の草原と池塘群。
後半はちょっとドキドキするようなサバイバルな感じの阿寺道の下り。

そしてこの変化に富んだルート全体を包み込む紅葉のすばらしさ。
前半は岩と紅葉の対比の美しさに嘆息し、
後半は絵巻物のような錦繍に圧倒されました。
特に入道岳〜阿寺山間の紅葉は最強で「すごい、すごい」を連発しながら進みました。

入道岳から先広堀川河原の登山口までは三連休にも関わらず、
誰ひとりと会うこともなく静かな山歩きを満喫できました。
 
 

いやー、山って楽しい!!!心からそう思えた1日でした。
いつもなら歩き終えたあと、充実感はありつつも
くたくたに疲れて、はやく温泉入りたい、ご飯たべたい、眠りたい、
あしたの予定は…と、次のことを考えてしまいますが、
今回はもっと歩いていたかった!のひとこと。
そんな良い後味を引っ張る、素敵な素敵な山でした。

もちろん、苦手な岩&鎖の連続でかなり恐怖だったし、
ザっレザレで、すっ転ぶ場面もいっぱいあったし、
粘土質の急坂下りには閉口もしました。
かなり遠慮したい要素が詰め込まれたコースであったのに、
楽しく感じちゃうなんて、ほんと山って不思議なところです。

とくにお気に入りなのは、八ッ峰の終点・大日岳から先の道です。
前方の景色も、振り返った景色も紅葉モリモリで、
しかもあたりはシーンとしています。
あまり多くの人が通る道ではないのか、
人けもほとんどなくて、奥深く山に入り込んだ感覚になります。
歩きにくい道ではあるのに、なんだか懐かしい気持ちに。
そうそう、ここを歩いていたとき、
子どもの頃に裏山でどろんこになりながら、
基地ごっことかしてあそんだときのことを思い出していました。
人の気配がなくて、子どもたちだけで、なんかちょっと怖くて不安なのに、
それでも、もっと奥へ行きたいっていう好奇心でドキドキしている感じ。
子どもの頃の裏山と言ったって、こことは比べ物にならないくらい、
ぜんぜんもっとしょぼいものだったはずなのに、
肌がぱりぱりしそうな乾燥した空気や、黄色く枯れた葉っぱが風に揺れる感じ、
ところどころジメジメとした地面にズボッと足を取られたり、
たくさんの小さな断片が、小さかったあの頃にタイムスリップさせてくれました。

今回の山があまりにも楽しかったのは、
そんな昔の感覚をふっと取り戻したせいだったのかも、しれません。
とても貴重な1日となりました。


おしまい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2549人

コメント

こんにちは
やはり、danyamaさんの写真は素晴らしい!!
綺麗な紅葉に見入ってしまいました
(普通の人・・・私を含めてですがww・・・は、こう上手くは撮れませんよ

コースどりも阿寺山まで行っちゃう発想が良いし、それを軽々こなせる脚力も羨ましい
(改めて思いましたが、danyamaさんは当然として、komemameさんも剛脚の持ち主ですねー)

入道岳〜阿寺山間の最強の紅葉はもちろん、たくさんの綺麗な紅葉の写真を見せていただきありがとうございましたmaplemaple
2015/10/14 17:49
Re: こんにちは
yama_poundさん

こんにちは。
天候に恵まれ、いちばん良い時期の紅葉に
どっぷり浸り幸せな1日でした

今回のコースはそれほど距離はありませんが、
岩や鎖場だらけで、足というより上半身をすごく使いました。
下山してザックを下ろしたら、肋骨のあたりに筋違いみたいな痛みが…
翌日からは上半身おもいっきり筋肉痛

きっと八海山だけだとモノ足りなかったと思うので、
このコースで歩けてよかったです〜
2015/10/15 12:11
癒されました(^^9
久しぶりに、写真にのめり込まされ癒されました
danyamaさんの腕のみせどころになってしまいましたね!
danyama Photographyですね!!

すばらしい紅葉を見せていただきました
こういうところを歩いていると、時間が経つのも忘れてしまい「ずっと歩きたい症候群」になってしまいますね

やはり、北方面は色づくのが早いですね!
和歌山の方は、まだまだですね
2015/10/15 8:57
Re: 癒されました(^^9
koufaxさん

こんにちは。
「ずっと歩きたい症候群」って、あんまり私ならないのですが、、
今回ばかりは、1日がほんの少しでいいから長ければいいのに!と思いました。

ところでその頃、、koufaxさんは熊野古道を歩かれていたのですね。
一度しか行ったことないですが、
あのあたり一帯は空気というか雰囲気が違いますよね。
神聖な不思議な空間に入り込んだような感じで、大好きです。

最近koufaxさんは、100がおわってからは
岩登りや歴史に触れる旅とか…バリエーションに富んだものが多く、
今回は何かなー?と、レコをとても楽しみにしています。
2015/10/15 12:27
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら