紅葉真っ盛りの戸隠山・高妻山
ra-men
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,706m
- 下り
- 1,711m
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- 山行
- 8:35
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:40
| 天候 | 晴れのち曇り 15時過ぎに通り雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
AM4:30頃到着時には約20台の車がありました。 道の反対側にトイレも有ります。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山ポストは戸隠牧場事務所、戸隠神社奥社(戸隠山登山口)に有ります。 戸隠山は岩稜への登り、胸突八丁(胸突岩の15メートルの鎖場)、蟻の戸渡りなど岩稜上は言うまでもない危険地帯。一瞬も気の抜けない道が続きます。 戸隠山も高妻山も急な斜面も多く、ドロドロだったり木の根だらけだったりで特に下りでは非常に滑りやすいです。 |
| その他周辺情報 | 今回私は仁王門屋という蕎麦屋へ行きました。子供の頃に訪れたことがありますが、子供ながらに3種の蕎麦つゆに感動した覚えがあり念願の再訪でした。元祖蕎麦ソフトも有ります。 |
写真
AM4:30頃到着時、高妻山登山者用無料駐車場には既に20台以上の車がありました。今回はコースタイムも長く厳しい道が続くので夜明け前に出発です。
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紅葉のせいもあり真っ赤です。
ささやきの小径で戸隠神社奥社方面を目指しますが、この入口が見つからず45分のタイムロス。最初は他の登山客につられ高妻山登山口に行ってしまい、その後も牧場やキャンプ場を行ったり来たり苦労しました。結局出発はAM6:00過ぎ。
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これが本当に登山道なのか…
蟻の戸渡りを超えると間もなく山頂です。しかし、山座同定用の方位盤があるだけで標識がありません。※山頂標識は九頭竜山方面へいったん下って登り返したところにちゃんとありました。
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※山頂標識は九頭竜山方面へいったん下って登り返したところにちゃんとありました。
紅葉の山肌と鏡池。戸隠・高妻の二本立てでなければ、鏡池でモルゲンロートの戸隠連峰と逆さ戸隠を見ながら朝を迎えるつもりでした。
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AM9:15九頭竜山到着。前日のテニスの試合の筋肉痛に加え、気の抜けない道の連続で変に筋肉を使っていたのか、この時点でだいぶ疲れていました。
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一不動避難小屋。足の痛みと相談して高妻山に登るかここで下山するかを休憩しながら決めることに。パトロール・声掛けで警察の方もいらっしゃいました。他の登山客の皆さんや警察の方たちと楽しく会話しながら休憩しました。
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諦めなくて良かったです。
焼山(中央)と火打山(右)。あっちは完全に曇りですね。火打・妙高にしようか戸隠・高妻にしようか迷っておりましたが正解だったようです。
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下山時は必死だったのでほとんど写真なし(笑)弥勒尾根は紅葉に包まれていて素晴らしかったです。しかし、足元は急斜面に加えドロドロで非常に滑りやすく、注意していても何度か転倒しかけました。さらに、PM3:00頃、前を歩いているパーティーに追いつき話を聞いたところ、なんと熊が出たそうです。猿を追いかけて行って獣臭もハッキリしたとか。
この後も黙々と歩き続け、PM3:30頃ようやく下山。
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弥勒尾根は紅葉に包まれていて素晴らしかったです。しかし、足元は急斜面に加えドロドロで非常に滑りやすく、注意していても何度か転倒しかけました。さらに、PM3:00頃、前を歩いているパーティーに追いつき話を聞いたところ、なんと熊が出たそうです。猿を追いかけて行って獣臭もハッキリしたとか。
この後も黙々と歩き続け、PM3:30頃ようやく下山。
食事は小学生の頃訪れたことのある仁王門屋へ。ここの三味そば(1200円)は三種の蕎麦つゆが楽しめます。当時は子供の癖に荏胡麻のつゆが一番気に入り、今回念願の再訪となりました。写真は右からごまくるみ、醤油、いくさ(荏胡麻)です。
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ここの三味そば(1200円)は三種の蕎麦つゆが楽しめます。当時は子供の癖に荏胡麻のつゆが一番気に入り、今回念願の再訪となりました。写真は右からごまくるみ、醤油、いくさ(荏胡麻)です。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
|---|
感想
今回は紅葉真っ盛りの戸隠山・高妻山に日帰りで登ってきました。最初は妙高山・火打山と迷っていましたが、高妻山は昨年キャンセルになってしまい今年こそはと思っていたのでこちらにしました。しかし、戸隠山は急斜面やアップダウンが多く、何より危険個所だらけで緊張の連続で変に力が入っていたのか、前日のテニスの試合の筋肉痛の影響もあり一不動に到着した頃には足に疲れと痛みが出始めていました。このまま下山という選択肢もありましたが、最後まで踏ん張って何とか登頂できました。
■戸隠牧場ー戸隠神社奥社
牧場、キャンプ場の後ろには戸隠連峰がどかーんと屏風のように立ちはだかっています。日の出とともに山肌は焼けだし、斜面一面の紅葉も仕事をして本当に真っ赤で素晴らしいモルゲンロートを見ることができました。それにしてもめちゃくちゃギザギザでいかついシルエット。これからあんなところを歩くと考えるとテンションが上がります。
この後ささやきの小径で戸隠山登山口(戸隠神社奥社)への道に合流予定でしたが、ささやきの小径の入口がなかなか見つかりませんでした。結局これを探してあちこち歩き回って大幅なタイムロス。ただでさえ標準コースタイムで12時間近い行程を歩く予定だったので少し不安になりました。しかし、ささやきの小径は紅葉も美しく、誰もいない静かで快適な道でした。
しばらく歩くと人影が見え、戸隠神社奥社への参道に合流しました。随神門をくぐると本当に見事な杉並木の参道です。意外とここの歩きは疲れました。
■戸隠神社奥社ー戸隠山
言わずと知れた危険路八方睨コース。特に胸突岩の15メートルの鎖場(胸突八丁)、蟻の戸渡りなどの核心部での事故は死亡率100%とも言われており、気が抜けません。蟻の戸渡りは左側の切れ落ち方が尋常ではありませんでしたし(落差150メートルだそうです)、ちょうどここにさしかかった頃は少し風があったため、緊張の連続でした。難所を越えると油断しがちになりますが、その後の岩稜も一歩足を滑らせれば奈落の底といった所ばかりです。こういった所ほど気を引き締めなければならないかもしれませんね。
■戸隠山ー一不動(避難小屋)
戸隠山から一不動への道は非常に滑りやすい道が多かったです。前日のテニスの試合の筋肉痛も少しありましたが、戸隠山は本当に危険で緊張の連続だったため変に筋肉を使ったのか、一不動に到着した頃には足に疲れと少々痛みが出てきてしまいました。このまま戸隠牧場へ下山という選択肢もありましたが、その場で居合わせた皆さんやパトロールに来ていた警察の方たちと楽しく話しながら休憩しているとだいぶ回復したので頑張って高妻山にも登ることにしました。
■一不動ー高妻山
ここからは己との戦いでした。ペースが下がり過ぎて日没に間に合わなくなる可能性もあったので、足の状態と時間と相談しながら少しずつ登りました。戸隠山から見えた山容からだいたい想像はついていましたが、山頂が近づくにつれどんどん急登に。途中30回ほど下山を覚悟しましたが、時間は間に合いそうだったので行けるところまでと言い聞かせ鞭を打ち、なんとか登頂することができました。この時間には曇りになっており遠望は利きませんでしたが、周囲の山々の斜面が赤や黄に色づくさまは本当に美しく、諦めずに登った甲斐があったなと思いました。山頂は寒かったのでラーメンとコーヒーで体を温めながら足を休めました。
■高妻山ー戸隠牧場
弥勒尾根はとにかくドロドロの急斜面の下りが多く、滑りやすかったです。注意していても何度か転倒しかけてしまいました。しかし弥勒尾根は周囲の紅葉が特に美しく、朝は晴れていて最高だったと思います。この後数組の登山客に追いつきましたが、そのうちの1組のパーティーは熊に遭遇したそうです。私が追い付く数分前のことだったそうです。なんでも猿を追いかけて走って行き、獣臭もしたみたいです。
最後は本当にヘロヘロでした。普段から体は動かしているので足は丈夫な方だと思いますが、もしあれ以上痛みがあった場合は高妻山は諦めていたと思います。しんどい山行ではありましたが、スリル満点の岩稜歩きや素晴らしい紅葉ハイクができ、今回も充実した山行でした。けど次回戸隠山・高妻山に行くならば泊まりかどちらか一つですね(笑) 今回温泉には寄りませんでしたが、子供の頃訪れたお気に入りの蕎麦屋に念願の再訪を果たすことができました。相変わらず荏胡麻の蕎麦つゆも元祖蕎麦ソフトクリームも美味しかったです。
あーーーー疲れた(笑)
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ra-menさん、こんにちは！
よくぞ戸渡を立って歩けました^^
肝っ玉が据わってるね
しかし、戸隠・高妻をいっぺんにやるなんて、大したものです
若さと勇気ですな
僕も、このルート歩いてみたいな〜って、思いました！！
お疲れ様でした
bicycleさん、こんばんは。いつもありがとうございます！
蟻の戸渡りを歩いている写真は戸渡りの上に三脚を立ててセルフで撮影したのですが、自分が落ちないかよりもカメラが落ちないかが一番怖かったです(笑)
三脚をセッティングする際に四つん這いになりましたが、四つん這いになった方が下がよく見えてしまうので僕は立っているのよりも怖かったです。
前日の試合で入山時すでに筋肉痛だったので、万全の体調であればもう少し楽に行けたかと思います。ちなみに他にも戸隠・高妻の2本立てをやっている方は3名ほどいらっしゃいました。暗いうちから出発されたようです。
そういえば岩櫃山のレコ拝見しました！今年行ってみたいと思っていた山の一つなので参考にさせていただきます！
はじめまして。同日に高妻山登ってました。
時間的に高妻山のピークハントは自分が先のようですので、どこかですれ違っているようですね。紅葉の写真、とても綺麗です。自分のものとは大違い（笑）
あの日は、早出が正解でしたね。自分ももっと早くに登っていれば良かったです。
それにしても、戸隠山との縦走はお見事です。時間的にもかなり早いですね。
今後、戸隠山に挑戦する機会があれば参考にさせて頂きます。
PS.
弥勒新道の激下りでの熊のお話。何となく自分も獣臭っぽいのを感じたのでこのレコ拝見してビビりました。。その猿2匹に目の前で遭遇しましたので。。
あのキャンプ場から見えるところにも降りてくるらしいですよ。。
silverfrostさん、コメントありがとうございます。
写真はまだまだ勉強中ですし、いいカメラを買う余裕もないので現在はコンデジで頑張っています。どうしても満足いかない場合が多いので、帰宅してからコントラストや色彩はだいぶ編集しています(笑)
下山のタイミングはあまり私と変わらないようですし、お互い熊との遭遇はギリギリだったのでしょうね… 警察の方もおっしゃっていましたが、戸隠連峰周辺では熊が頻繁に目撃されているようですので、明け方など熊がよく行動する時間帯でなくとも熊鈴などの対策は必須のようです。
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