記録ID: 77182
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
錫ヶ岳から皇海山の県境縦走
2010年09月03日(金) 〜
2010年09月06日(月)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 36.6km
- 登り
- 2,441m
- 下り
- 3,209m
コースタイム
3日 清滝7:10(東武バス)-湯元 8:10-スキー場下8:25-白沢9:00-稜線10:00-天狗平10:55-前白根11:30-避難小屋分岐11:45-隠白根山12:30-錫の水場14:15
4日 錫の水場6:40-錫ヶ岳7:50-三林班沢ノ頭10:20-ネギト沢のコル11:25-宿堂坊山12:40-(再)宿堂坊山 15:00
5日 宿堂坊山5:10-最低靴部6:30-三俣山7:55-国境平11:30-皇海山14:35-不動沢のコル15:40-鋸山16:10-六林班峠17:15
6日 六林班峠6:50-コウシン山荘9:15-一の鳥居11:10-銀山平12:15-(13:00ころ乗用車に乗せていただき清滝へ)-13:30
4日 錫の水場6:40-錫ヶ岳7:50-三林班沢ノ頭10:20-ネギト沢のコル11:25-宿堂坊山12:40-(再)宿堂坊山 15:00
5日 宿堂坊山5:10-最低靴部6:30-三俣山7:55-国境平11:30-皇海山14:35-不動沢のコル15:40-鋸山16:10-六林班峠17:15
6日 六林班峠6:50-コウシン山荘9:15-一の鳥居11:10-銀山平12:15-(13:00ころ乗用車に乗せていただき清滝へ)-13:30
天候 | 3日 曇り時々晴れ 夜 強風 4日 晴れ 5日 晴れ 午後 曇 6日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
湯元より登山(縦走開始) 銀山平に下山し、わたらせ鉄道の駅へ徒歩中、親切な乗用車に清滝まで乗せていただく。 予定は わたらせ鉄道・原向駅乗車し、足尾駅下車、そこで 日光市バス「JR日光駅」行きに乗り、清滝下車予定であった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
このコースは一般の登山コースではありません。 ある程度バリエーションルートを経験した上で計画ください。 ただ、基本的にコースにはマーカーが木にありますので、これをトレースして行ければOKです。(背丈以上の笹や、マーカーが木の枝で見えなかったり、マーカーの木が倒木していたりします、また間隔も開いていたりと、マーカーだけに頼れないことも知っておきましょう) ・登山ポスト:湯元スキー場の入り口にあります。用紙、ペンあり。 ・湯元〜五色避難小屋への道標までは、普通の登山道です。その後の「隠白根山」までもほぼ同様な道です。 ・隠白根山から先、直後から「一般」ではなくなります。 隠白根山からの下りは岩稜帯の上、急峻です。 また、錫ヶ岳までの間 何箇所か笹が深く道が不鮮明です。 →錫ヶ岳までは往復する人も比較的多いので、多少わかりやすいです。 この時点で迷うようだと、錫ヶ岳から先は止めておいた方が良いでしょう。 ・錫の水場 は 稜線から1-2分で近く、水もきれいです。 テン場も2-3張OKで下も傾斜の無い砂地で、周りを木々が囲っているので非常に良い環境です。(本コース中ベストのテン場環境です) ・錫ヶ岳からの下りは、一気に道が不鮮明になります。笹が深く、道も急傾斜です。 マーカーもところどころ不明なので目標を定めて進む必要があります。 ・2077m峰(と思われる)山頂から先の道の口が見つからず、右往左往しました。 (結構他へ行けそうな口はあるのですが、スグまったく進めなくなります) ここは何のことはない、稜線をそのまま先に進めば開けます。 TVゲームの隠し扉のように、松や草木が完全に口を覆い隠しています。(踏跡もない)とても行けるとは見えない口です。リアルゲーム という訳です! この辺は、読図では読み取れません、勘と臭い?で 嗅ぎ分けます。 ・ネギト沢のコル手前の稜線からネギトに下るところは概ね直角に右に下がります。 1/25000地図では緩い右下がりですので注意。(ほぼ真直ぐ行ってしまった!) ・ネギト沢のコル はほぼ全面腰〜胸までの笹です。 何箇所かテントの切り開きカがある程度です。 ・ネギト沢の水場は 5分以上下がります。水場も単なる沢で汲むのにペットだけではNGです。(カップか薄いコフェル要) ・宿堂坊山から先の道(降口)は注意しましょう。 1/25000地図では、ほぼUターンイメージなので、山頂から戻るように行きました!(これは間違い!)山頂が少し広がっているため、踏跡が幾筋かできています。 私は何と、同じ道を戻ってしまいました。 ここは山頂を越えて一段低くなっている更に先に稜線を右折気味に道が続いています。「一段」降りないとわかりません。山頂からだと見えにくいので注意です。 ・最低靴部 このあたりも笹が深くトレースに細心の注意が必要です。 胸高くらいまでにはあり、トレースとも獣道とも不明です。 ・カマ北のコル近くに急なガレ場があります(カマの途中だったか?記憶が、、) ここは結構なガケで落ちたらたぶん助からないでしょう。 潅木帯も行けそうですが斜度はほぼ同じで、木々の間隔が大きいのでつかまって下りるのが難しそうな上、草が茂って足元が見えません。(急峻なところで足元が見えないのは危険です。ここはガケを選択して慎重に) ・カモシカ平の手前で尾根が広がり幾筋かに分かれます。 踏み跡(獣道)も走っており、マーカーも少ないので間違えないように。 ・国境平の水場は 結構急坂を下ります。(戻るのも大変) ・国境平から先は、多少人が多く通るので踏跡はハッキリして迷うところはありません。 ・鋸山〜六林班峠 間は結構な笹ヤブで背丈を越えるところも随所にあります。 錫〜皇海 よりも密集しています。(道はこちらの方が濃い) 水場(前白根〜皇海間) 錫の水場、ネギト沢のコル、国境平 の3ヶ所は稜線に記載あり。 これ以外も何箇所かあるようだが、稜線に記載なく、また沢筋を特定するのが難しいので上記3ヶ所の利用が無難。 エスケープ 基本ありません、前進するか、戻るかになります。 ネギトの沢を下る、もしくは三俣〜黒ビに行く方法もあるようですが、ほぼ同じ困難さが伴うようです。 装備 ・ロングスパッツ ・重登山靴(せめて底がビブラムなどの固い物。軽登山靴は苦戦すると思います) ・熊鈴、ホイッスル(いずれも有効か不明ですが、、、) |
写真
撮影機器:
感想
・念願の県境縦走に行ってきました。
ただ、予定は六林班峠から先の袈裟丸まででしたが、日程、食料、ガス残、気力、笹の濃さ で六林班峠で下ることにしました。
今後、この行けなかった区間を1泊でリベンジしたいとは思いますが、たぶんそれはそれほど難しい道のりではないように思います。
やはり、湯元から続けて縦走するのが難しいと思います。(ただ、再度湯元からリベンジする気は、今はありません!)
・過去もいくつか部分的バリエーションルートは行っていましたが、朝から晩まで、更に概ね2日間道を確認しての、ある意味緊張し続けてのコースは初めてでした。
体力よりも精神的に疲れたように思います。
・両手を付く転倒が数回(10回に近い)ありました。
笹の中で倒木が多く、まったく見えません。
注意はしていても終日での注意力は無理です。
倒れそうになった回数は数え切れません。
今回重登山靴で行って正解でした。
足元は相当不安定です。(足元は行程の1/3は見えない、と考えておいてください)
部分的に雪に覆われたGWあたりに行った方が良いかもしれません。
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