穏やかな天狗岳（渋の湯から天狗岳、高見石周回；アイゼン、ピッケル実践）

2016年03月25日(金) [日帰り]

• GPS: 09:11
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,022m
• 下り: 1,012m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:49
• 休憩: 1:19
• 合計: 9:08

7:05 渋御殿湯
8:01 8:03 八方台方面・渋の湯方面分岐
8:25 8:26 渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐
9:37 9:43 黒百合ヒュッテ
9:51 9:54 中山峠
10:56 10:57 天狗の鼻
11:09 11:16 東天狗岳
11:40 11:45 天狗岳
12:39 12:39 中山峠
12:58 12:58 見晴らし台
13:26 13:47 中山
13:51 14:09 中山展望台
14:34 14:42 高見石小屋
14:44 14:49 高見石
14:57 14:58 高見石小屋
15:14 15:14 賽ノ河原地蔵
16:10 16:11 渋御殿湯
16:13 ゴール地点

天候

快晴後曇り　風：稜線上はそこそこあり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

行き：中央道諏訪南ICから渋の湯、渋御殿湯の駐車場へ（￥1000）
帰り：駐車場から車で帰宅

渋の湯近くで、少し凍結がありました。
前日からの車数台と当日到着した車は私が3台目でした。

レコの情報通り、渋御殿湯に行って駐車したいとお願いすると、おか
みさんがサンダル履きで走って案内、ロープを外してくれました。

トイレはすぐ脇に綺麗な公衆トイレがあります。

コース状況／危険箇所等

迷う所や、装備さえきちんとすれば危険な所はありません。

さすがに人気のルート。道は踏み固められて迷う所もなく、私のよう
な雪山初級者にはアイゼン、ピッケルワークの絶好な練習場でした。

ポストは登山口に入る橋の手前にあります。

その他周辺情報

渋の湯は￥1000。私は、いつもの八峰の湯（￥500）

写真

3/25 6:47

渋の湯の駐車場。渋御殿湯に行くと手前のロープを外し、停める場所を案内してくれました。前日から停めているいる車は凍結対策でワイパーを上げてあります。

3/25 7:15

登山口手前のポスト。この橋を渡るとすぐに雪道。アイゼンを着けます。

3/25 7:34

高見石方面との分岐。一応、高見石方面のトレースを確認しておきます。

3/25 8:15

登山道は踏み固められ、締まっていて歩き易いです。

3/25 8:25

唐松鉱泉からの道と合流。

3/25 9:10

暫く緩い斜面を歩くと、見晴の良い所にでました。すぐに黒百合ヒュッテ。青空で最高です。

3/25 9:14

黒百合ヒュッテ到着。前に出た方が準備をされています。

3/25 9:14

小屋の温度計は+3℃。実感はもう少し寒い気がしましたが。

3/25 9:30

足の指が冷たかったので、コーヒーを注文（￥500）。待つ間に、靴紐を緩く締めなおします。

3/25 9:49

黒百合ヒュッテ前で、ストックからピッケルに替えて中山峠に向かいます。雪は多いですが、道は踏み固められています。

3/25 9:51

中山峠。昨年4月に来た時よりは、さすがに雪は多いです。でも乾いた雪です。

3/25 10:04

天狗岳が綺麗に見えてきました。

3/25 10:11

天狗岳手前の岩が見えています。ここまで風も弱く快適。

3/25 10:13

樹林帯の道。

3/25 10:15

3年前の夏に通りましたが、岩場も雪で、却って歩き易いです。

3/25 10:19

トレースは断崖から少し離れて、しっかりついています。

3/25 10:34

振返った稲子岳。テン泊の合宿と思われるパーティーとすれ違いました。皆さん礼儀がいいです。

3/25 10:41

天狗の奥庭（スリバチ池）との分岐点

3/25 10:45

トラバース路もしっかりしています。右は西天狗岳。

3/25 10:49

断崖上の大岩

3/25 10:54

道はその横を巻いて行きます。

3/25 11:02

東天狗岳の山頂が見えてきました。

3/25 11:05

山頂到着。後ろは蓼科山と通って来た方面です。誰もいない独り占めです。

3/25 11:06

頂上からの赤岳から阿弥陀岳。

3/25 11:08

西天狗岳。山頂に人が見えます。

3/25 11:13

硫黄岳の爆裂火口壁。

3/25 11:19

硫黄岳に向かう最初の痩せ尾根。今回は行きません。

3/25 11:24

西天狗岳との鞍部から見た東天狗岳。

3/25 11:25

同じく、西天狗岳。

3/25 11:41

3名の方がまだいらっしゃって、撮って頂きました。

3/25 11:44

南アルプス（右から千丈、甲斐駒、北岳）

3/25 11:44

中央アルプスも良く見えます。手前は入笠山のスキー場。

3/25 11:44

霧ヶ峰方面。残念ながら北アルプスは見えません。

3/25 11:48

横岳と赤岳

3/25 11:50

山頂からの東天狗岳。

3/25 12:02

帰りは、東天狗岳の横をトラバースします。こちらも道がはっきりついていて、注意すれば問題ありません。

3/25 12:14

天狗の奥庭から蓼科山方面。黒百合ヒュッテも小さく見えています。

3/25 12:19

中山峠に戻ります。少し雲がかかってきました。

3/25 12:32

中山への道。

3/25 12:39

中山峠に到着。峠からシラビソ小屋に向かう急坂を確認します。きちんとトレースがあります。もう少し下ると去年4月に下りた急坂でしょうか。今回は行きません。

3/25 12:55

中山に向かいます。

3/25 13:03

見晴台からの東西天狗岳。少し雲がかかってきましたが、青空でとても綺麗です。

3/25 13:10

こちらも道が踏み固められています。

3/25 13:46

中山山頂。白い標識で見落とし、少し探しました。

3/25 13:49

スマホのGPSだと、展望台を過ぎて見えます。少し道を外れて歩いてみましたが。最後は腿までつかる踏抜きで、戻りました。あまりGPSを過信するのは駄目です。

3/25 13:51

ちょっと先に行ったら広い展望台に着きました。

3/25 13:55

この辺は風のせいで積雪はあまり多くありません。本当は岩でゴロゴロしている筈ですが、歩き易いです。

3/25 13:59

広場の先端まで行き、自分のトレースを振返りました。

3/25 14:00

最後の東西天狗岳。

3/25 14:07

展望台のケルン横。蓼科山をバックに。誰もいないのでセルフで。もうピッケルからストックに替えています。

3/25 14:12

高見石への道。積雪は多いですが、ここも踏み固めれていて歩き易いです。

3/25 14:34

高見石小屋到着。

3/25 14:42

アイゼンも脱いで、高見石に登ります。

3/25 14:44

白駒池が真っ白。

3/25 14:49

向こうは丸山かな。ここも積雪のせいで歩き易い。

3/25 14:58

丸山に向かう途中、すぐに渋の湯への分岐があります。

3/25 15:14

賽ノ河原です。

3/25 15:20

お地蔵様が鎮座されています。後ろに説明が書いてあります。取り敢えず、ここまでの無事を感謝。

3/25 15:26

この道はシャクナゲが多いですね。

3/25 15:34

沢を渡渉する橋。増水時は迂回路を通るようですが、今は水が流れていません。

3/25 15:38

振返ると青空がまだ綺麗。

3/25 15:55

堰堤前の水が緑色でとっても綺麗。

3/25 16:08

朝通った登山口の橋から見た堰堤。時間によって、こんなに綺麗に見えます。下は温泉のせいでしょうか。白く濁っています。

3/25 16:10

渋御殿湯に着きました。今日も無事下山できて有難うございました。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

PowerShot G5 X CANON

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック サブザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯（GPSソフト付） 時計 タオル ピッケル ストック バラクラバ カメラ

感想

nino33

事前の天気予報だと、天気の崩れはないにしても、予想気温は−10℃
位、風速も10mを覚悟という条件でしたが、冬タイヤで行けるのも今
回が最後という事で、遠征する事にしました。

でも、早い時間は気温が低かったものの、黒百合ヒュッテの温度計は
+3℃。風もそれ程でもなく、快適で最高の雪山を楽しめました。

2週間前に、トレースがなく、道迷いとラッセルに苦労した同じ八ヶ岳
とは思えない程です。何しろ、道が踏み固められて迷う所もなく、午
前中は締まった雪で、アイゼンも良く効き、天狗岳への登りは3年前の
夏に岩場を登った時より歩き易かった程です。
先人たちの努力の賜物です。

昨年末にピッケル、アイゼンワークの講習会を受けただけなので、少し
不安でしたが、事前に復習して、引っ掛けないように足の間隔10cmを
念仏のように唱えながら一歩一歩踏みしめながら歩きました。

歩き易く、時間に余裕があったので、黒百合ヒュッテ前の斜面で、滑落
停止の練習をやるか、行った事のないルートを歩くか迷いましたが、好
奇心の方が勝り、高見石まで行って賽ノ河原を下りる事にしました。

こちらも、少し腐った残雪期特有の雪をストックとチェーンスパイクに
履き替えて、違った道と景色を楽しめました。

反省点は、黒百合ヒュッテまでの登りで、足の指が冷えた事。恐らく靴
の紐をきつく締めすぎた為でしょうか。黒百合ヒュッテで暖かいコーヒ
ーを飲み、靴紐を少し緩く締め直したら、嘘のように治りました。

富士山や北アルプスこそ見られませんでしたが、最高の雪山と青空を見
る事ができ、良い山行でした。

少し写真が多くなりましたが、ご容赦下さい。

これからは、残雪期の雪山と新緑と花の山。
計画を立てるのが楽しみです。