石鎚山 〜遙か900km先にある四国の頂へ〜
- GPS
- 04:10
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
- 山行
- 3:13
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 4:03
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
松山自動車道 いよ小松ICから30分でロープウェイの下谷駅へ。 石鎚登山ロープウェイ下谷駅から成就駅まで8分。 石鎚登山ロープウェイの往復は1950円。 下谷駅近くに広い駐車場がある(500円)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山届 石鎚神社中宮成就社の近くの鳥居の前 ◆登山道 観光客向けのためか階段が多い。 クサリ場は4か所(試し鎖・一ノ鎖・二ノ鎖・三ノ鎖)。いずれも巻道あり。 |
その他周辺情報 | ◆温泉 駐車場に1件。西条市内に数件。 今回は「ひうちの湯」 http://hiuchinoyu.com/ 大人600円。タオル、シャンプー、ボディソープなどは別売。 |
写真
感想
日本百名山完登の目標まで残り24座となると、自宅から近い山は残っていない。仕事も忙しくて連休も取りにくいので、混雑を嫌ってこれまで避けてきたGWに登山に向かうことにした。向かうは自宅からおよそ900km先の石鎚山だ。
石鎚山SAで車中泊して石鎚登山ロープウェイの駐車場へ向かう。7時過ぎの駐車場には既に多数の車が停まっていて、7時40分からの運行予定だったロープウェイはもう動いていた。快晴のGW、たくさんの登山者が入山するようだ。
山頂成就駅から石鎚山への表参道成就コースは最もポピュラーな登山道だろう。登山装備でない観光客も登っていく。鞍部まで下りとなる八丁坂にはアケボノツツジが咲いていて春の訪れを感じられる。鞍部からは登りとなる。正面には弥山から東に延びる稜線直下の北壁。現在では登山道が整備されていて登りやすくなっているが、役行者が修行したとされる奈良時代に登るのは並大抵のことではなかったはずだ。その時代の名残と言うのだろうか、クサリ場が4ヵ所ある。そのいずれも登山者が列を作っていたが、すべてに巻道が整備されている。普段であれば我々もクサリ場を登るのだが、先行する人の中にはあまりにも技術不足の観光客が混ざっていて、ザックからペットボトルを落としていた。幸い誰にも当たらなかったが、もし当たっていたら転落の恐れがある。リスクを避けるため、クサリ場すべてを回避して頂上に向かった。
二ノ鎖を過ぎて三ノ鎖を巻くと、西に延びる稜線が我々を誘う。その誘惑を振り切って登り、10時少し前に石鎚山の頂上とされる弥山に登頂。最高峰は弥山の南東にそびえる天狗岳だが狭い道に登山者がたくさん並んでいたので向かわず、弥山から眺めるだけにした。北には愛媛県西条市と瀬戸内海が見える。栃木県には海がないため、山から海が見える景色は新鮮だ。東には山頂周辺の形に特徴のある瓶ヶ森。瓶ヶ森から東に延びる稜線には伊予富士(三百名山)、笹ヶ峰(二百名山)、東赤石山(二百名山)といった面白そうな山々が連なるようだが、それほど遠くの稜線は春霞で見えなかった。
続々と登ってくる登山者。混雑を避けるため、あまり長居せずに下山を始めた。次に登るときは面河や土小屋といった石鎚スカイラインからのルートをのんびり歩きたいものだ。遠方のため、次がいつになるかは分からないが。
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