燕岳 残雪の北アルプスを堪能
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,375m
- 下り
- 1,375m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 8:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
合戦小屋から先には残雪が多く、シャーベット状のため足場が決まらず歩きにくかったです。アイゼンはなくても大丈夫でしたが、チェーンアイゼンなど使っている人もいました。そのほか特に危険個所はありません。 |
写真
感想
この冬は、記録的といってもいいほど雪が少なかったが、最後の雪の感触と残雪の北アルプスを楽しもうと燕岳へ向かう。
朝4時半ごろに中房温泉の登山者用第一駐車場に到着、8割くらい埋まっている。腹ごしらえをして5時過ぎに登山口を出発する。急登の合戦尾根を一歩一歩進む。第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチを通り過ぎ富士見ベンチに至る。今日は霞が強く、富士山はまったく見えない。
前回来たのは昨年の7月、あまりの虫の多さに辟易した覚えがある。周りのほとんどの人が虫除けのネットをかぶり対策を講じていた。あの後、僕らも虫除けネットをさっそく購入したが、使う機会がなかった。この日こそはと、当然持参したが、虫はほとんどいない。ネットを購入するより、登る時期を考えたほうが良いとつくづくと思い知る。
第三ベンチを過ぎると残雪が少しずつ現れ、合戦小屋からはシャーベット状の雪道が続く。雪はだいぶ緩んでいて、アイゼンは特に必要ない。そして、この辺りから槍が姿を見せ始めるが、やはり余り鮮明ではない。燕山荘が望めるころから一層雪の量が多くなる。しっかり決まらない足場に難儀しながら進む。
雪の上を吹いてくる風が冷たくて気持ちいい。トレースが決まっているため、下山の人とのすれ違いに気をつかう。夏には、登山道はテン場脇にでるのだが、まだ雪が多いため道は燕山荘の裏側へ続いている。洗濯物干し場のようなところを通り過ぎ、表側に向かう。燕山荘の脇には大量の雪が残っている。テン場も雪に埋もれている。
そのまま燕岳山頂へ向かうと、ぐゎぐゎという鳴き声が聞こえ、目で追うと雷鳥があちこちに姿を見せてくれる。岩に止まっていたかと思うと、すぐに飛び立ち、ハイマツの間に隠れてしまう。コマクサがないのにもの寂しさを感じながら、急坂を山頂に向かう。そして山頂で、涼しい風に癒されながら、しばしパノラマを楽しむ。
燕山荘に戻り、大休止。おじさん顏のレリーフに挨拶して下りの途につく。
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