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Yamareco

記録ID: 879239
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳 残雪の北アルプスを堪能

2016年05月21日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.2km
登り
1,375m
下り
1,375m

コースタイム

日帰り
山行
6:20
休憩
1:40
合計
8:00
5:00
0
5:00
5:00
30
5:30
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30
6:00
6:00
30
6:30
6:40
20
7:00
7:00
20
7:20
7:30
30
8:00
8:00
50
8:50
8:50
30
9:20
9:30
20
9:50
11:00
120
13:00
13:00
0
13:00
ゴール地点
中房温泉登山口5:00−5:30第一ベンチ5:30−6:00第二ベンチ6:00−6:30第三ベンチ6:40−7:00富士見ベンチ7:00−7:20合戦小屋7:30−8:00合戦沢の頭8:00−8:50燕山荘8:50−9:20燕岳9:30−9:50燕山荘11:00−13:00中房温泉登山口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中房温泉 登山者用第一駐車場に駐車しました。
コース状況/
危険箇所等
合戦小屋から先には残雪が多く、シャーベット状のため足場が決まらず歩きにくかったです。アイゼンはなくても大丈夫でしたが、チェーンアイゼンなど使っている人もいました。そのほか特に危険個所はありません。
この時期は、4時ごろから空が白み始め、5時近くなると歩くのに全く問題ない。すがすがしい朝、ワクワクする一日のはじまり。
この時期は、4時ごろから空が白み始め、5時近くなると歩くのに全く問題ない。すがすがしい朝、ワクワクする一日のはじまり。
第3ベンチまで残雪ゼロの完全な夏道、急登が続く。
第3ベンチまで残雪ゼロの完全な夏道、急登が続く。
朝日が差し込むと急速に明るさが増してくる。そしてじわっと汗ばんでくる。
朝日が差し込むと急速に明るさが増してくる。そしてじわっと汗ばんでくる。
第一ベンチ、時間がまだ早いためか人が少ない。ここは写真を撮り先を急ぐ。
第一ベンチ、時間がまだ早いためか人が少ない。ここは写真を撮り先を急ぐ。
この花がたくさん咲いている。とてもすっきりとした白が清々しい。花々が咲き誇るには少し早い。
この花がたくさん咲いている。とてもすっきりとした白が清々しい。花々が咲き誇るには少し早い。
残雪の山が姿を見せると俄然元気が出てくる。
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残雪の山が姿を見せると俄然元気が出てくる。
第三ベンチで小休止。休憩場所が程よい間隔にあるためよい目安になる。
第三ベンチで小休止。休憩場所が程よい間隔にあるためよい目安になる。
富士見ベンチ、富士山に会えるのを楽しみにしていたが、霞が強くて全く見えない。
富士見ベンチ、富士山に会えるのを楽しみにしていたが、霞が強くて全く見えない。
木々の間から山がよく見える。いつか向こうの山も歩いてみよう。
木々の間から山がよく見える。いつか向こうの山も歩いてみよう。
合戦小屋、小屋わきの登山道にはしっかりと雪が残っている。ちょうど小屋のお兄さんたちが到着し、今日の準備に入ろうとしている。
合戦小屋、小屋わきの登山道にはしっかりと雪が残っている。ちょうど小屋のお兄さんたちが到着し、今日の準備に入ろうとしている。
合戦小屋からの樹林帯を進んでいくと、遠くに槍の穂先が見え始める。
合戦小屋からの樹林帯を進んでいくと、遠くに槍の穂先が見え始める。
合戦沢の頭、ここまで来ると高い木がなくなり眺望が開ける。
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合戦沢の頭、ここまで来ると高い木がなくなり眺望が開ける。
山頂方面には燕山荘が姿を現す。ここで一旦残雪が消えるが、その先からはかなりしっかりとした雪道になる。下ってくる人を見ると、とても歩きにくそう。
山頂方面には燕山荘が姿を現す。ここで一旦残雪が消えるが、その先からはかなりしっかりとした雪道になる。下ってくる人を見ると、とても歩きにくそう。
青と白、緑のコントラストがキレイ。
青と白、緑のコントラストがキレイ。
雪で冷やされ吹き上げる風がとても心地いい。たぶん今シーズン最後の雪道、感触を楽しみながら一歩一歩進む。
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雪で冷やされ吹き上げる風がとても心地いい。たぶん今シーズン最後の雪道、感触を楽しみながら一歩一歩進む。
燕山荘へはテン場わきに出る夏道ではなく、小屋裏手に出る。テラスから燕山荘、そし燕岳を望む。
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燕山荘へはテン場わきに出る夏道ではなく、小屋裏手に出る。テラスから燕山荘、そし燕岳を望む。
小屋わきには雪の塊が残っている。テン場もまだ雪に覆われている。
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小屋わきには雪の塊が残っている。テン場もまだ雪に覆われている。
燕山荘前では何人も休憩している。とりあえず燕岳の山頂をめざし、そのまま進む。
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燕山荘前では何人も休憩している。とりあえず燕岳の山頂をめざし、そのまま進む。
お決まりのイルカ、前回も写真を撮ったが今回も撮らずにはいられない。
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お決まりのイルカ、前回も写真を撮ったが今回も撮らずにはいられない。
とても気持ちのいい稜線歩き、アルプス登山の楽しみ、醍醐味の一つです。雪の白さと白砂、なんとも言えない。
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とても気持ちのいい稜線歩き、アルプス登山の楽しみ、醍醐味の一つです。雪の白さと白砂、なんとも言えない。
グワ、グワという声が聞こえ、そちらを見ると遠くの岩にライチョウがいる。幸せな気分になる。この日は幾度となく飛び交うライチョウに出会う。
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グワ、グワという声が聞こえ、そちらを見ると遠くの岩にライチョウがいる。幸せな気分になる。この日は幾度となく飛び交うライチョウに出会う。
燕岳山頂で涼しい風に癒されながら、しばしパノラマを楽しむ。燕山荘方面を望む、槍ヶ岳はぼんやりとかすんでいる。
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燕岳山頂で涼しい風に癒されながら、しばしパノラマを楽しむ。燕山荘方面を望む、槍ヶ岳はぼんやりとかすんでいる。
燕山荘前に戻り、ゆっくりと腹ごしらえをする。しばらく散策し残雪の北アルプスを堪能する。そしておじさんに挨拶をして、下りの途につく。
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燕山荘前に戻り、ゆっくりと腹ごしらえをする。しばらく散策し残雪の北アルプスを堪能する。そしておじさんに挨拶をして、下りの途につく。
シャーベット状の雪のため、踏み抜きはないがずるずると滑る。慎重に慎重に下る。
シャーベット状の雪のため、踏み抜きはないがずるずると滑る。慎重に慎重に下る。
これから登っていく沢山の人たちとすれ違う。特に残雪の箇所ではひとり分しか道がついていないため、お互いに待ちあいながら行き交う。
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これから登っていく沢山の人たちとすれ違う。特に残雪の箇所ではひとり分しか道がついていないため、お互いに待ちあいながら行き交う。
午後1時ごろに登山口に帰ってくる。近くに川があるためか風が涼しい。今週もまた気持ちのいい山歩きを無事終了する。
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午後1時ごろに登山口に帰ってくる。近くに川があるためか風が涼しい。今週もまた気持ちのいい山歩きを無事終了する。

感想

この冬は、記録的といってもいいほど雪が少なかったが、最後の雪の感触と残雪の北アルプスを楽しもうと燕岳へ向かう。
朝4時半ごろに中房温泉の登山者用第一駐車場に到着、8割くらい埋まっている。腹ごしらえをして5時過ぎに登山口を出発する。急登の合戦尾根を一歩一歩進む。第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチを通り過ぎ富士見ベンチに至る。今日は霞が強く、富士山はまったく見えない。
前回来たのは昨年の7月、あまりの虫の多さに辟易した覚えがある。周りのほとんどの人が虫除けのネットをかぶり対策を講じていた。あの後、僕らも虫除けネットをさっそく購入したが、使う機会がなかった。この日こそはと、当然持参したが、虫はほとんどいない。ネットを購入するより、登る時期を考えたほうが良いとつくづくと思い知る。
第三ベンチを過ぎると残雪が少しずつ現れ、合戦小屋からはシャーベット状の雪道が続く。雪はだいぶ緩んでいて、アイゼンは特に必要ない。そして、この辺りから槍が姿を見せ始めるが、やはり余り鮮明ではない。燕山荘が望めるころから一層雪の量が多くなる。しっかり決まらない足場に難儀しながら進む。
雪の上を吹いてくる風が冷たくて気持ちいい。トレースが決まっているため、下山の人とのすれ違いに気をつかう。夏には、登山道はテン場脇にでるのだが、まだ雪が多いため道は燕山荘の裏側へ続いている。洗濯物干し場のようなところを通り過ぎ、表側に向かう。燕山荘の脇には大量の雪が残っている。テン場も雪に埋もれている。
そのまま燕岳山頂へ向かうと、ぐゎぐゎという鳴き声が聞こえ、目で追うと雷鳥があちこちに姿を見せてくれる。岩に止まっていたかと思うと、すぐに飛び立ち、ハイマツの間に隠れてしまう。コマクサがないのにもの寂しさを感じながら、急坂を山頂に向かう。そして山頂で、涼しい風に癒されながら、しばしパノラマを楽しむ。
燕山荘に戻り、大休止。おじさん顏のレリーフに挨拶して下りの途につく。

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燕岳(中房温泉から往復)
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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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