クリンソウに逢えました♪金剛山(カトラ谷〜千早本道)
- GPS
- 03:42
- 距離
- 6.8km
- 登り
- 724m
- 下り
- 712m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※金剛山麓「まつまさ」の手前になります。 まつまさHP http://www.matsumasa.org/map/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
《カトラ谷登山道》 山腹修復工事中の箇所は落石に注意です。前半の林道を過ぎれば沢を登って行くコースです。ザレ場、ロープ、鎖、梯子も多く、倒木等、荒れた箇所もあります。案内標示や目印が少ないので、地図・コンパスは当然ですが事前のコース状況の収集も必要だと思います。 《千早本道》 整備されたコースで、ほぼずっと階段が続きます。いくつか分岐もありますがどこを歩いても道迷いの心配はないと思います。登山道は左側通行とのことです。 |
写真
感想
今週末はすっきりしないお天気で山は敬遠しようと思っていたのですが、日曜日の午前中なら晴れ間が持ってくれそうな予報だったので、短い時間で登って下りてこれる困った時の金剛山へ行って来ました。
金剛山はちょうどクリンソウが見頃らしく、私達はまだ見た事のない花だったので、クリンソウの群生地のあるカトラ谷を歩く予定です。
早朝5時過ぎにさわやかトイレのある駐車場に着くと、既に駐車スペースの7割が先着の車で埋まっています。午後から崩れる天気予報のせいもあるかも知れませんが、流石は関西随一の登山者数を誇る金剛山です。
準備をして5時25分に駐車場をスタートしました。
まつまさを過ぎて山の豆腐屋さんを左折、ツツジオ谷との分岐になる車止めゲートを直進して黒栂谷道に向かう舗装された林道を進みます。
スタートから30分でカトラ谷の分岐に出合い、木に手書きで書かれた案内に従って右の林道を歩いて行くと、砂防ダム沿いに堰堤をいくつか過ぎた脇道から山道に入って行きます。
すぐに前方に小さな滝が見えて右に架けられたハシゴを登り、金剛山らしい荒れた雰囲気の沢道が続きます。カトラ谷は2014年の12月に歩いて以来ですが、以前はたっぷりと雪が付いていたので印象は全く違います。
登山道の斜面の足場が崩れた箇所や、急な傾斜の岩場を乗り越える箇所もありましたが、足場には木のハシゴが架けられ、岩場には鎖やロープが設置されて実に良く整備された道だと思います。
スタートから1時間が経った辺りでカトラ谷の水場を過ぎて、事前に調べていたクリンソウの群生地へ向かいます。確信がなかったので見つからなければ暫く付近を探してみるつもりだったのですが、登り始めてすぐに斜面一面に紅紫色のクリンソウの群落が視界一杯に飛び込んで来ました。
同じサクラソウ科に属する長石谷のイワザクラや、孔雀覗のオオミネコザクラの可憐な姿とは違って、大きな草丈に花茎が真っすぐに伸び、花茎をぐるりと囲むよう花を階層状に咲かせる姿は凛とした貴婦人のようです。
想像以上の鮮やかなクリンソウの群生地に他の登山者の姿はなく、梅雨入り前の僅かな花期を私達が独占している贅沢さを味わいました。
最盛期のクリンソウに満足をして、そのまま斜面を登ると足場がおぼつかない急登になり、ロープに掴まりながら何とか登って行くと歩き易い登山道に合流しました。山頂広場ある左方向に進むと、すぐに見慣れた六地蔵を通過して、スタートから約1時間45分で山頂広場に着きました。
7時を過ぎたばかりなので人はまばらで売店もまだ空いていません。
山頂のある葛木神社にお参りをして、国見城址の山頂広場で景色を見ながらゆっくり休憩をしました。午後から天気が崩れる予報ですが、この時はとても気持ちのいい青空が広がって、遠くの景色が見通せました。
これから人が増えるだろう山頂広場を後にして、帰りは千早本道で下山します。8時を過ぎると数珠つなぎに登って来られる方とのすれ違いがありました。私達は千早本道を登りに使った事はありませんが、ずーっと続く階段地獄に挨拶もままならない程に疲れて辛そうな方を見ると、やっぱりこれからも千早本道は下り専用かなと思ってしまいました。
1時間程度でさわやかトイレの駐車場に戻り、朝はご不在だった管理人さんに駐車料金の600円を支払いました。これから登り始めようとする団体さんらしき5〜6台の車と入れ違いで駐車場を後にして、下山の時間が早かったので温泉には寄らずに帰路に着きました。
最初は天気が持つ間に短い時間で登れるかなと訪れた金剛山でしたが、初めて見たクリンソウの群生は素晴らしかったです。同じくカトラ谷のお花畑で見られる筈のニリンソウや、ヤマシャクヤクは時期が遅かったのか見れなかったので、来年こそ見れる時期を狙って再訪したいと思います。
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