檜洞から檜洞丸・西丹沢自然教室(ツツジ新道)
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
檜洞への入り口は、公衆トイレの左側から、ユーシンロッジの裏手に回り込むように進むと、小さな小屋の脇に登山道が出てくるのでそのまま進む。踏み跡をたどると神奈川県の貯水施設が出て来るので、そこから右側の斜面を登ると、明確な登山道に出る。暫く進むと、登山道が崩壊しているが、ここから沢筋に降りても行く手を阻まれるので、沢筋に降りずに、滝を巻くように登山道を行く。暫くすると再び登山道が顕著になり、金山谷方面の道標を直進して、入渓点となる。沢筋の危険個所は特にないが、増水時など水量が多くなると困難な場合箇所も出てくる。沢の詰めは、檜洞から金山沢に入り、金山谷乗越へと詰めるが急登。 |
写真
感想
檜洞丸に登るルートは色々ありますが、ユーシンからのルートは、大石山から同角山稜を経由して登るルートと、檜洞を遡行して登るルートの2つしかありません。
尾根筋のルートは良く登られているので、今回は沢筋からのルートで登ることを計画しました。
丹沢には、沢の名前を「〜沢」と読まずに「〜洞」と読む沢がいくつかあります。ガイドブックに拠ると、これは「洞窟みたいに鬱蒼とした沢」と言う意味が有るそうです。たとえば、「ザンザ洞」は、滝からの落水が多くて、「ザンザン」と降り注ぐように、流れ落ちるところから名づけられたみたいです。
檜洞はもともと檜洞丸に登るための登山道でしたが、40年位前に台風で荒廃してしまい、今では登山道の面影は残っていません。
また、ユーシンを起点にしての登山はロングコースとなるため、一般の登山客の殆どが、ツツジコースから檜洞丸頂上を目指すため、人影が少なく静かな山行が期待できます。
今回同行の0TSさん、2mrさん、KHさんと、西丹沢自然教室駐車場に6:00に集合し、TSさん、2mrさんの車を駐車の後、KHさんの車に全員乗りこみ、玄倉ゲートに向かいました。玄倉ゲート前には大きな無料駐車場が有り、すでに何台か駐車していました。玄倉ゲートからユーシンロッジまでは、林道を約2:30歩きます。歩き始めから30分程で、ユーシンブルーで有名な、玄倉ダムに到着しました。
ユーシンブルーが見られると期待しましたが、放流直後で川底の石が露出している状態でした。早めのペースで歩いたせいか、玄倉ゲートから1:30程で、ユーシンロッジに到着しました。
ユーシンロッジから檜洞に入るには、公衆トイレの左側から、ユーシンロッジに付属する建物方向に進み、ロッジの裏手に向かうように進むと、登山道の踏み跡が出てきます。この踏み跡をたどると、小さな小屋の脇を抜けて、神奈川県の貯水施設につきますが、そこより樹林帯を登ると、しっかりした踏み跡に合流します。貯水施設への踏み跡がしっかりしているので、貯水施設に向かってしまいますが、実際はその手前で樹林帯に入るのが、正規のルートの様です。
登山道に入って暫くすると、道が崩壊している箇所が出てきますが、注意して通れば問題なく通行できました。ここから間違って河原に降りても、滝に行く手を阻まれて通行できないので、ほぼ登山道通りに行くと、再びしっかりした登山道となって、金山谷方面への道標が出て来ます。登山道は直角に右に伸びていますが、道標を真っ直ぐ下ると、河原に出て入渓点となります。
入渓点で装備を装着して遡行を開始しました。暫くは大きめの石のゴーロを進むと、釜をもった5mの滝が出てきます。直登は滝の少し手前左のカンテ状の壁面を登って行きます。ステップが大きい箇所が有るので、女性や初心者が居る場合は、ロープで確保した方が良いかもしれません。巻道は左側にあります。
その後はナメ滝が暫く続きますが、どこからでも登れます。このナメ滝付近は檜洞の良い雰囲気が続き、とても癒される場所です。
ナメ滝を過ぎると、次第に明るく開けて行き、大きなテーブル上の岩のある箇所になります。沢筋でビバークする場合は、この付近が広くて便利です。
ここからは、巨岩がゴロゴロするゴーロを暫く進むと、右側からザンザ洞が合流します。入口は狭いですが水量が有るのですぐにわかります。ここは右側の本流を進みます。
ザンザ洞出会いから先に、3mCHが有りますが、気が付かないうちに過ぎてしまい、3段8mのナメ滝に到着してしまいました。このナメ滝も素晴らしい滝で、とても癒されるナメ滝でいた。
さらに上流部には右側からはゲタ小屋沢が入り込み、さらに行くとY字状に分岐します。
右は檜洞本流から、さらに経角沢に分岐し、左は金山沢になりますが、沢の詰めは金山沢からの尾根に取り付いて、金山谷乗越に上がるのがルートになっています。
沢の源頭部分は、多くの沢が合流してくるので、地形図やGPS、高度計で確認してから行動する方が安全です。
金山沢を進んで行くと、次第にザレ場となって行く手を阻まれるので、右にザレ沢を分ける手前から、樹木のある尾根に取り付きました。
最初は急登ですが、ひと登りで傾斜も落ちて来て稜線に出ますが、登山道は稜線の北側に少し下ったところにあるので注意が必要です。稜線から若干下ったところにある、金山谷乗越の鎖や梯子の掛かる箇所に出ることが出来ました。
金山谷乗越から50分で檜洞丸に到着しますが、かなりの急勾配なので若干きつく感じました。
下山はツツジコースの下山が一番早くて便利です。またユーシン方面に戻る場合は、同角山稜から、大石山を経由して下山しますが、かなりの長丁場となるので、この場合は、経角沢から、同角山稜を詰めて檜洞丸をパスしたほうが、ユーシンへは早く到着します。
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