緑したたる富士山吉田口 浅間神社〜馬返〜五合目
- GPS
- 06:04
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 13m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 6:04
天候 | 快晴に近い晴れながら、PM2.5か何かで下界は霞みあり。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
GOAL……富士急行バス・五合目から乗車。 なお、富士山駅から馬返までは、季節運行で富士急のワゴンタイプのバスあり。浅間神社から馬返まではかなり距離がありますので、ふつう吉田口登山道の五合目以下を歩きたい方は、馬返までバスか自家用車で来るのが一般的かと思います。馬返行きのワゴンバス、及び五合目からのバスの運転日と時刻は、必ず事前に富士急バス公式HPで確認されますよう。 また、好天と週末が重なれば、河口湖〜五合目のハイキングバスは必ず混雑します。その割には増便されないのと、外国人観光客の激増で、混雑に拍車がかかっている印象です。座りたい場合は早めに並ぶことをお勧めします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
五合目まで道路が通じて久しく、往年のような歩行者の量はないでしょうが、さすが天下の吉田口登山道ということで、馬返から上の急勾配区間でも非常に良好に整備され、危険なところはありません。 但し、馬返までと五合目では車に注意。また五合目では、凄い人混みだというのに、中国人観光客が自撮り棒を使って記念写真に没頭していますので、ぶつからないよう御用心! |
その他周辺情報 | 登山道の途中、中の茶屋では、コーヒーまたは紅茶と甘辛団子のセットメニューを300円で楽しめます。団子単品は100円。水とほうじ茶は無料。11時から吉田うどんも提供とのこと。 登山道五合目の佐藤小屋では、ラーメンまたは鍋焼き吉田うどんが800円。バス五合目の壮絶な混雑を考えれば、昼食を持参ではなく頼みたい場合、佐藤小屋で食べておくのが賢明かも知れません。下界の大展望とともにすするうどんは絶品でした。但し佐藤小屋の営業日は公式HPで確認のこと。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
今年の富士山山開きまであと10日少々。今年は是非、中坊の頃に登って以来約30年ぶりに富士山に登ってみたいと思いまして、気分の盛り上げと体力作りを兼ねて、五合目までの吉田口登山道を歩いてみました。富士山の登山道としては既に昨年、須山口登山道を宝永山まで歩いて御殿場口に下山しており、今後御殿場口か富士宮口から宝永山経由で登って吉田口五合目に抜ければ、富士山頂を通るMyヤマレコ赤線ルートも完成することから (笑)、その予備作業も兼ねています。また、個人的にはこれまで中央・富士急沿線の山は非常に手薄ですので (高尾・陣馬山に登ったのがせいぜい……。撮り鉄で何度も訪れてはいますが、いつも谷底 ^^;)、こうしてヤマレコ赤線を富士山経由で延ばし、五合目あたりから展望を望むことで、今後の攻略に向けた気分も盛り上げたい……ということです。
今回歩いた吉田口登山道は、言うまでもなく往年の富士登拝超メジャールートですが、スバルラインの完成以来廃れて久しく、その代わり静かな山歩きが期待できるところです。そこで今回は梅雨の晴れ間にあたり、緑の瑞々しさが絶頂を迎えた中、写真をパチパチ撮りながらのんびり歩くのを楽しみにしておりました。
実際、富士吉田の浅間神社から馬返までは、脇をたまに通る車の音を除けば本当に静かで楽しめたのですが、馬返から先は意外と人出が多いですね……(汗)。山開き前の富士山の雰囲気に触れながら、お手軽アプローチで高度トレーニングも出来ますので、まぁ当然と言えば当然でしょうか。それでも、丹沢や高尾・奥多摩のメジャーな登山道と比べれば、圧倒的に静かであることは言うまでもありません。
いっぽう、五合目の人の多さは、バリケードの手前まで本当に静かな山旅を楽しんだあとだけに、まさに「人酔い」しそうなほどでした。次から次へと切れ目無く殺到する観光バス、その中からあふれ出るC国人観光客……(もちろん日本人や欧米人等もいますが、五合目にひしめく人人人……の七割以上はC国語だったのではなかろうか、と)。写真撮影は、大はしゃぎの大声で自撮り棒撮影する彼らとの闘いです (-_-;)。猛烈な勢いで観光客が増える中、山開き後の好天の日は一体どうなってしまうのでしょうか?
そして非常にヤバいと思ったのが、帰りに乗ったバス。
当初、『山と高原地図』記載のコースタイムからして、一番早めに五合目に着くとしても、14:50のバスに乗れるだろうか……と思っておりましたので、それよりも前の分はメモしていなかったのでした。
ところが、思いのほか速く登れてしまいましたので、佐藤小屋を13時10分頃に出発した時点で「さてと、どうするか……どうせ1時間間隔で、13:50発だとしたら、間に合うように歩くべきだろう」と一思案。というわけで、「余裕を持って」13:45にバス停に着いたところ……えぇぇ〜!……何故13時は40分発なの……?!(-_-;)。
こんな「C国の一部分」になってしまったかのような喧噪の空間で、一体1時間もどうやって時間を潰せというのか?!と当初思ったのですが、後で考えてみればそれで良かったのでした……。その顛末は以下の通りです。
まず、急増する外国人観光客の個人客も路線バスを利用するため、このあと2時過ぎに五合目に到着したバスは、もう午後だというのに立ち客多数……。というわけで、13:40発に間に合ったとしても座れなかった可能性が高いばかりか、次のような悪い予感が脳裏をよぎりまくり……。
「これはまずい。彼らが観光を終えてバスに乗るタイミングと、吉田口や御庭のハイキング客がバスに集まるタイミングが重なったら、それこそ座れないどころか、積み残し発生ということになりかねない!」
というわけで、一応ヒマ潰しで小御嶽神社をめぐり、14:25にバス停に戻ったところ、目出度く一番乗り♪ バスが来た後は目出度く最前部のヲタシートをゲットしました♪ しかし……上記の予想は当たり、その後猛烈な勢いでバス客の列が長くなり、最終的には71名乗車の超満員! 辛うじて猛烈に詰め込んで全員乗れたので良かったようなものの、多くの外国人観光客が寿司詰め状態に……。これでは、日本を代表する観光地のイメージがヤバいことになってしまいますので、今後富士急バスは、富士登山期間ではなくても、好天日のハイキングバスを増便するべきでしょう……。
山行が終わった後の強烈な経験ばかり書いてしまい恐縮ですが、まぁ梅雨の晴れ間に深奥なる富士の大自然に触れることができ、今後のヤマレコ赤線延ばしにも大きな意味のあった、まさに充実の一日でした♪
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m
18日の富士山南麓は雲がかかっており、自分の撮影スポットは全部NGでした 全部回ったんですがねぇ…
やはり正解は北麓でしたか 雲屋の魂を揺さぶるような雲が目白押しじゃあないですか あぁ写真のような雲をタイムラプスで撮影したいです
でもでも、吉田口の新5合目はちょっと近づきたくないですネ…理由は大体bobandouさんの感じていることと一緒ですヨ 何年か前から、夏の休日は異次元空間と化しているような気がしてしょうがないのですが
こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
どうも南風気味の日は、たとえ快晴の予報でもどうしても富士の南麓に雲がかかってしまうようで、朝方富士吉田から歩き始めたときに山中湖あたりから南西側は雲がモクモクなのを眼にして「あちゃー!」と思っておりました。中腹(宝永山あたり)から上は顔を出していたのですが……。やっぱり富士山が期待通りに「 」となるかどうかはギャンブルですね……
浅間神社から登っているあいだはとにかく見通しが効かず、このまま水蒸気が上がりすぎて曇ってきたら悲しすぎる と思っていたのですが、とりわけ佐藤小屋から上では超!会心の夏空と雲でしたので、こういう雲の表情が大好きな私としましては、思わずシャッターを切りながら「ハァハァ…… 」という気分でした 。
それにしても吉田口のあの空間は異常ですね…… 。2〜3年前の平日に旅行の引率で訪れたこともあるのですが、平日で日本人の比率が下がる分、もっと外国です (滝汗)。これからもっともっとこんな感じになるのかと思うと、日本を楽しんでもらうのは大変結構な反面、まったり系ハイカーとしてはトホホの極みですね……。あと、昨日の時点でもバス停と佐藤小屋を往復する西洋人のハイカーが多く、これから山開きになれば例年以上にスゴいことになりますよ! 帰りのバスでは、英語が分からないバスの運転手氏に代わってインド人に英語で説明してあげるという一幕もありましたし、とにかくまぁ変化が急激すぎると思います……
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