苗場山周回 (赤湯温泉-赤倉山-昌次新道)
- GPS
- 11:27
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,224m
- 下り
- 2,213m
コースタイム
- 山行
- 10:10
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 11:19
天候 | 高曇り 微風・無風 標高の低いところは蒸し暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車スペース-棒沢橋:傾斜の緩い林道区間。落石注意。マウンテンバイクのような頑丈な自転車であれば帰りは時間短縮できるが、ママチャリなどは路面が荒れているところも多いので避けたほうが無難。 ・棒沢橋-赤湯温泉:ここから本格的な登山道。鷹の巣峠まで一気に上がった後はトラバース気味に距離を稼ぎ、最後赤湯温泉のところで急激に高度を下げる。帰りはここの登りがつらい。 ・赤湯温泉-赤倉山:赤湯温泉からはしばらく沢沿い(右岸)を歩き、鉄製の橋を渡ってから登山道に入る。昌次新道との分岐を見送った後は急傾斜の登りが延々赤倉山の山頂まで続く。傾斜きつく、刈り払いはされているが、足場も良くないところがおおいためかなりつらい。赤倉山の山頂まではずっと樹林帯で視界は得られない。山頂も樹林帯の中。この区間登山者の姿は全く見られず。 ・赤倉山-苗場山:赤倉山から少し下った後に再び登り苗場山の台地の末端に到達する。赤倉山山頂直下は登山道が下草に覆われていて不明瞭な箇所多し。苗場山の山頂台地に到達してもしばらくは樹林帯で、標高が2000メートルを超えたあたりから視界が開け、木道の上をあるくようになり、池塘も見られるようになる。登山者の姿は、山頂台地までは全く見られず、木道のあるエリアは例によって多数。 ・昌次新道:苗場山の山頂からしばらくは木道の上を歩く。木道が終わると急傾斜の登山道が現れる。ロープや鎖のかかっているところも多いが、なくてもなんとかなる。赤倉山へ至るルートに比べると傾斜の緩い箇所が多く、登り降りし易い。登山者はこの日は見掛けず。 |
写真
感想
小日橋手前の駐車スペースには4時過ぎに到着。先客2台。苗場スキー場付近で行われているフジロックのお陰で交通規制にひっかかり大分遅れてしまった。舗装路が終わった後のダートの道も長かったのも到着が遅れた要因の1つ。暗いうちにヘッドライトをつけて歩く予定だったが、食事と準備をしているうちに明るくなりライトは不要に。初めは林道歩きだが右手の斜面は切り立っていて時折小石がパラパラ落ちてくる。気が気ではない。早朝なのでさすがにまだ涼しいが、風が止んでいるのでこのままであればこの後暑さが予想された。順調に林道をこなして棒沢橋からは登山道区間に入る。最初一気に標高を上げた後は緩やかなアップダウンが続き、鷹の巣峠を越え、最後沢沿いにある赤湯温泉に降りるために崖のように急な斜面を下る。帰りにここを登ることになるのかと思うと少しうんざり。斜面を降りきったところで橋を渡るとテントが2張り。認められたテント場か闇テンかは不明。そしてようやく赤湯温泉に到着。まだ先が長いので写真のみで先を急ぐ。赤湯温泉からはしばらく川沿いに登山道ができている。大雨の時やその後の増水時はどうなってしなうのだろう。再び立派な橋を渡り登ると昌次新道と赤倉山への分岐に出会す。ここで今日初めての登山者を見掛ける。昨日は温泉に泊まり、今日は昌次新道経由で苗場山へ向かい、和田小屋へ降りるとのこと。クルマがなければそのルートがベストだと思う。こちらは分岐より赤倉山を目指す。急傾斜の斜面が延々続くかなりつらいルート。ほぼずっと樹林帯のため展望も得られない。風は止んでいるので暑くてたまらず、汗が噴き出る。分岐から2時間弱で赤倉山山頂に到着したが、山頂直下付近が傾斜が急な上、少し藪っぽくなっていて歩きにくく、かなり消耗した。山頂で涼風に吹かれて景色でも眺められれば良いのだがここではどちらもなし。水分を補給しただけで先に進む。苗場山方向へは一旦下ってから再度登りになるが、赤倉山山頂付近は草が生い茂っていて、登山道が見づらい箇所が多かった。ルートを外すことはなかったが、暗い時間は避けたほうがいいかもしれない。苗場山の台地に取り付くと湿原が広がっていると思っていたが、始めのうちは相変わらずの樹林帯。しかし池塘が見えたりして期待が高まる。先に進むと徐々に樹木は消え湿原が広がる。これが見たかった。湿原の南の末端のほうは登山者も少なく貸し切り状態。北の山頂方向に向かうと登山者の姿は増え始める。今日はここまでほとんど誰も見なかったがさすがにこの時期人気の山と再認識。苗場山の山頂は過去2回訪れていて山頂付近はえらく殺風景だったことを記憶しているが、果たして今回もそのとおりだった。この山は山頂はおまけのように思える。山頂付近の混雑を避け少し離れたところで大休止。1ヶ月ぶりの本格的な山歩きはやはりしんどくて、ここまでで既に1回足が攣っていた。この後長い下りと長い林道歩きに耐えられるか不安だったが、とにかく帰るしかない。台地の末端からは昌次新道で赤湯温泉に戻る。ロープや鎖のある急傾斜の登山道を下り、それが終わるとなだらかなところと急傾斜の登山道が交互に現れた。途中のフクベノ平付近はぶなの林になっていて雰囲気が良い。帰りは体力的にも売り切れになっていて、普段であれば1時間に1回で十分の休憩が30分に1回必要な状態に。這々の体で赤湯温泉に到着し、ベンチで休憩した後壁のように急な斜面の登る。やはりここは登りのほうがきつかった。朝は比較的短時間で通過できた鷹の巣峠が帰りは遠くて中々近付かない。それというのも休憩が増えたためだった。怪我をしないよう慎重に歩いて棒沢橋に到着、ここの沢で塩まみれになった顔を洗い林道歩きに入る。この日は朝からほとんど風がなかったが、この時間になって風が少し出てきた涼しく良い加減に。これが快晴無風だったらこの林道歩きはきびしいものだっただろう。出発から11時間以上経過してようやく駐車場に戻る。このルート長いことは分かっていたが実際日帰りで歩くとかなりきつかった。日の長い時期の挑戦出よかった、秋などであれば朝も帰りも真っ暗だった可能性が高い。
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