白馬岳・栂池自然園ピストンー長く辛い縦走路も雷鳥遭遇率100％の稜線歩きー

2016年09月14日(水) 〜 2016年09月15日(木)

• GPS: 16:29
• 距離: 20.3km
• 登り: 1,539m
• 下り: 1,573m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:14
• 休憩: 1:14
• 合計: 7:28

9:01 スタート地点
10:09 10:13 天狗原の祠
10:19 10:19 風吹大池方面分岐
11:23 11:32 乗鞍岳
12:04 12:46 白馬大池山荘
13:36 13:38 船越ノ頭
14:35 14:45 小蓮華山
15:28 15:28 三国境
16:09 16:16 白馬岳
16:29 白馬山荘

2日目

• 山行: 6:13
• 休憩: 2:31
• 合計: 8:44

4:54 白馬山荘
5:11 5:26 白馬岳
5:38 7:06 白馬山荘
7:27 7:32 白馬岳
8:02 8:02 三国境
8:52 9:00 小蓮華山
10:10 10:10 船越ノ頭
10:30 11:00 白馬大池山荘
11:45 11:45 乗鞍岳
12:15 12:15 風吹大池方面分岐
12:25 12:27 天狗原の祠
13:31 13:34 栂池山荘
13:34 13:34 栂池ヒュッテ
13:38 ゴール地点

正直、栂池からのコースは1,850Mからのスタートなので標高差1,100Mの標高差と少し軽く考えていましたが、これが大間違いでした。こちらから登る方々は、途中の白馬大池山荘に泊まって、そこから白馬岳ピストンされる方が多いようで、1日で山頂まで登る方は、それなりの脚力が必要でした。天狗原までは楽勝なのですが、そこから白馬乗鞍岳への岩ゴロの岩陵地帯を登り、平らでも岩だらけの乗鞍岳山頂部を進み、大池までまた岩だらけのコースを下ります。大池周辺は、チングルマを始め東山植物が群生する素晴らしいところ。ぜひ盛夏に再訪したいです。

大池から雷鳥坂を登ると文字通り雷鳥の楽園。行きに4ペア、帰りに3グループ、合計20羽弱の雷鳥に出会えました。写真を撮ろうと追いかけると逃げますが、待っていると近づいてきます。至近距離での写真も撮れました。

小蓮華山から白馬岳への稜線は、何度もこれが小蓮華山と思えるような小ピークのアップダウンを繰り返すうちにやっと到着する感じ。このアップダウンが思いの外辛かった。行きはガスで白馬岳までの稜線が見えなかったため、かえって歩く道筋が見通せず、よかった感じもします。あれが見えていたら、登る前に心が萎えてしまうかもしれませんでした。

小蓮華山からは、三国境まで50Mくらい下った後は300Mくらい登ります。所々岩場があって長野県側が切れ落ちているところもありますが、問題なく通過できます。ただ、浮石混じりのガレ場が続きますので、注意が必要です。

宿泊した白馬山荘は、平日、白馬雪渓通行止めの影響か、わずか数グループの宿泊。個室でのんびりできました。

夕方から翌朝は、空はガスって星空やご来光は見えませんでしたが、ガスが晴れて、北アルプスの山々から八ヶ岳・南アルプス・富士山など主要な山々を見通せることができ、満足の行く山行となりました。

天候

1日目：曇り時々雨のち晴れ/ガス
2日目：曇り時々晴れ/ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

栂池公園ゴンドライブ駐車場に6時半頃到着（駐車料金1日500円×2日分、係員の方が8時前に徴収にいらっしゃいます）。駐車場はガラガラ。この時期平日ゴンドラ始発は8時。ゴンドラ乗車時間は20分。ロープウェイは8時30分始発5分乗車。始発から乗車したのは3組・5人。ゴンドラは随時発、ロープウェイは20分毎発。ゴンドラ降りて5分程度歩きます。

コース状況／危険箇所等

天狗原から乗鞍岳までは岩ゴロゴロの斜面が続きます。踏み跡明瞭ですが、ガスったりした場合にはマークを頼りに慎重に進む必要があります。目印は明瞭かつ間違いやすいコースにはXマークがあり道迷いの心配はありません。岩はホールドがしっかり取れ登山靴が滑ることも少なく歩きやすいですが、下り時は浮石などに注意が必要です。

雷鳥坂を登った後は、上げ下げが繰り返される稜線歩きとなります。狭い痩せ尾根も少しばかりありますが、全般的に歩きやすいコースです。この稜線では、行きも帰りも雷鳥遭遇率100％。行きは4ペア8羽。帰りは3グループ10羽に遭遇。1グループペア＋こども3羽を除きすべて夫婦。写真を撮ろうと追っかけると逃げますが、じっと待っていると近づいてきます。

小蓮華山からはがれた稜線の上り下りが続き、歩いてきた距離もかさむので心が折れそうになりますが、目の前に白馬岳の圧倒的な姿が見え隠れし、大興奮。槍の穂先が雲間に見えると興奮は最高潮に。山頂付近は強風が吹いていて急激に気温が下がりますが、なんとかコースタイムで踏破できました。

下山時は、ガスも晴れてダイナミックな稜線歩きが楽しめましたが、これから歩く稜線がすべて見渡せるため、先々のコースの辛さが思いやられます。全般的にダイナミックな稜線歩きが楽しめます。今回は花は終了していましたが、ウルップ草の残骸やチングルマの穂が稜線の左右を埋めていて、盛夏はさぞ素晴らしい花畑が見られることと想像し、次回はそのような時期に歩いてみたいと思いました。

写真

9/14 7:17

駐車場はガラガラ

9/14 7:18

あいにくゴンドラ山頂方面はガスの中。

9/14 8:25

ロープウェイ5分乗車。20分毎。

9/14 8:54

栂池ヒュッテ横に登山道入り口が。

9/14 8:58

時々ガスの合間から日光が。

9/14 9:36

少し荒れています。

9/14 9:52

紅葉も少し

9/14 10:00

9/14 10:00

少し稜線も

9/14 10:05

9/14 10:06

岩ゴロの登山道

9/14 10:08

9/14 10:13

9/14 10:13

池塘が拡がっています。

9/14 10:16

木道が整備されています。

9/14 10:26

コースには巨岩も

9/14 10:34

巨大な岩

9/14 10:37

振り返って天狗原

9/14 10:40

9/14 10:41

紅葉が雨に濡れて

9/14 10:50

岩が斜面を埋め尽くしています。

9/14 10:51

9/14 10:56

9/14 10:56

9/14 10:57

目印を進みます。

9/14 10:58

巨岩地帯を進みます。

9/14 11:02

9/14 11:02

9/14 11:13

9/14 11:19

平坦な白馬乗鞍岳の山頂周辺

9/14 11:25

白馬乗鞍岳到着

9/14 11:25

9/14 11:39

大池山荘

9/14 11:39

大池

9/14 11:49

大池周辺は火山の噴火跡らしい

9/14 11:54

透明な水

9/14 11:56

9/14 11:58

9/14 11:58

チングルマの群生

9/14 12:04

9/14 12:04

9/14 12:05

いたるところチングルマの群生

9/14 13:21

本日最初のペア

9/14 13:25

9/14 13:28

大池もガスの中

9/14 13:31

最初小蓮華山と間違えた船越ノ頭

9/14 13:32

9/14 13:35

9/14 13:41

船越ノ頭

9/14 13:46

9/14 13:48

9/14 13:57

9/14 13:58

9/14 14:01

時々晴れ間も

9/14 14:04

9/14 14:04

9/14 14:07

9/14 14:18

9/14 14:22

9/14 14:30

9/14 14:35

9/14 14:40

9/14 14:40

小蓮華山

9/14 14:41

ガレた山頂部

9/14 14:43

9/14 14:43

9/14 14:45

9/14 14:46

9/14 14:47

頭のない地蔵様

9/14 14:49

切れ落ちたガレ場も

9/14 14:50

9/14 14:52

9/14 14:52

9/14 14:54

ガスの中から雪倉岳

9/14 14:56

白馬岳はガスの中

9/14 14:56

9/14 14:56

9/14 14:59

9/14 14:59

9/14 15:02

9/14 15:16

9/14 15:18

9/14 15:18

9/14 15:25

雪倉岳の全容が見えてきました。

9/14 15:26

9/14 15:26

9/14 15:26

9/14 15:28

9/14 15:29

9/14 15:30

9/14 15:42

9/14 15:47

至近距離の雷鳥

9/14 15:47

旭岳

9/14 15:48

9/14 15:50

いたるところに終了したウルップ草

9/14 16:01

9/14 16:05

9/14 16:07

やっと山頂が見えてきました。長かった。

9/14 16:07

9/14 16:08

9/14 16:16

長野側は切れ落ちています。

9/14 16:16

ついに山頂。

9/14 16:18

旭岳

9/14 17:12

立山と剣岳

9/14 17:57

旭岳に沈む夕日

9/15 5:29

槍穂高から水晶にかけての北アルプス

9/15 5:32

剣の勇姿

9/15 5:33

ガスが纏う杓子鑓

9/15 6:51

9/15 6:51

9/15 7:30

八ヶ岳と富士山も

9/15 7:36

9/15 7:43

白馬岳を振り返る

9/15 7:43

最後の剣

9/15 7:44

白馬岳

9/15 7:44

今日は雪倉も良く見えています。

9/15 7:53

最後の富士山

9/15 7:55

小蓮華山への稜線

9/15 9:01

小蓮華山からの白馬岳

撮影機器：

D5200 ニコン