奧穂高岳へ、徳沢テン泊にて
- GPS
- 15:01
- 距離
- 40.5km
- 登り
- 1,990m
- 下り
- 1,986m
コースタイム
- 山行
- 1:29
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 1:35
- 山行
- 11:59
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 12:51
天候 | ぼちぼち |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
GPSルートがPcでは山登ってるのに、スマホだと徳沢までお散歩だ |
写真
感想
今回の目的は、
・徳沢園でテント張りたい
・奧穂にチャレンジ
・ヒュッテでおでん
であった。
徳沢園でテン泊となると、行程的にかなり厳しいが、超早発ちで対処することにした。
1日目は徳沢園までの歩きだけだし、テント張ってのんびりまったり、翌日に向けて早めの就寝。
夜空には星が沢山輝き、
このまま晴れることを祈ってシュラフに包まった。
翌日は4時ちょっと前にヘッデンつけて歩き始めた。
横尾までは平坦な道。
横尾の橋を渡ってもしばらくは平坦道だからなんとかなると考えたが、
いざ歩き始めると、漆黒の暗闇に自分だけが取り残されたようで、傍らの草木がカサッというだけで、たまらなく怖くなる。
周りに迷惑がかからぬよう鈴は鳴らさず出発したが、そこで立ち止まって鈴を付け直すことも怖いので、ひたすら横尾を目指した。
横尾の灯りが見えると、とてもホッとした。灯りは人を安心させる。
体制を立て直し、気合を入れて、横尾の橋を渡った。
まだまだヘッデン歩きが続くが、邪念を振り捨て、ただ前を見て歩くのみだ。
次第に道は登りにかかり始め、その頃にはだんだん空が白み始め、薄明るくなってきた。
うん、なかなか良いタイミングである。
左に屏風を仰ぎ見ながら、明るくなった道をテンポ良く登る。
が、緊張感から解き放たれたからか、どっと疲れた感じがするのは気のせいだろうか、、、、
結局、なかなかペースも上がらないまま、なんとか涸沢ヒュッテにたどり着く。
2年前に涸沢に来た時は、抜ける様な青空に色濃く染まった山肌がよく映えて、最大級に感動したが、今年の紅葉はまだ、完全ではない様に見えた。
この時点で、いけば行けなくもない、、、、というタイム。
迷ったが、ここは挑戦する事にした。
事前に設定したタイム通りに行かなければ、すぐ撤退と心に決めて、奥穂へと登り始める。
涸沢のテン場を通り抜け、岩岩ザレザレをなんとか進むと、ザイテングラートだ。
歳のせいか、ザイテングラートと聞くと財前直見さんを思い出す。
(; ̄ェ ̄)
もうここまできたら、頑張って上を目指す!
登るより下ってくる人の方が多い気もするけれど、少しでも時間的余裕をもてるように頑張って登る。
岩に書かれた、小屋まで20分の文字をみて、ほっと一安心。
なんとか設定タイムでいけている。
穂高岳山荘でココアを頂き小休憩。
そして、そびえ立つピークへと取り付いた。
高所恐怖症の私には、最初からなかなかの試練だ。
はしごもちょっとガタガタ頼りない、、、、、
鎖場は鎖をつかむべきか、岩をつかんでいくべきか悩みつつ、岩の方が安心できる気がしたので、ゆっくり確実に歩を進めた。
しばらく行くと、右手にジャンが姿を現した。
ジャンダルムは噂通りの男前な姿を、雲の切れ間から不気味に示していた。
そして見上げると、奧穂の祠。
写真で見たやつだ!
もうここまででヘロヘロだけれど、たどり着いたよその頂に!
残念ながらほとんどガスっているけれど、時折現れるジャンの姿に見とれていた。
さあ、ここからは上高地バスターミナルのあかんだな行き最終1700との戦いだ。
往復切符2050を購入している以上、絶対逃すことのできない戦いだ。
さあ、くだるぞー!
穂高岳山荘までの下りは、登りよりも更に怖い。
はしごの下りは、拷問でしかない。
ひとりで半泣きになりながら、なんとか降りてきた。
ホッと一息つくのもつかの間、どんどん下るよ、めざせ徳沢園。
ザイテン降りて、涸沢にたどりついたが、ちょっと時間が押している。
涸沢ヒュッテでゆっくりと時間を使いおでんを頂きたかったが、泣く泣く諦め涸沢小屋で小休憩。
更に下るよいけいけどんどん。
さすがに足がもつれてくるよ。
でも、徳沢のテントを撤収することを考えると、少しでも早く徳沢にたどり着きたい。
本谷橋で何かの撮影してたけど、野次馬してる暇はない。まだまだちょっと時間は押し気味だから、横尾からの平坦道に早く出てしまいたい。
やっとの思いで渡った横尾の吊り橋だけれど、まだ徳沢はも少し先だ。
ここを頑張れば、徳沢園のソフトクリームを食べよう。
ソフト!ソフト!
そう心のなかで唱えながら、一気に歩いた横尾〜徳沢は、30分で行けた!
恐るべし、ソフトクリームの力。
約束通り?ソフトクリームを食べながら一息ついて、時計を見ると、あらら、思ったよりも時間が過ぎてるー
慌てて撤収し、適当にザックに詰め込み、再スタート!!
と思ったら、ザックのチャック閉めてない!あるある(ー ー;)
ザック背負ったら、テントやらなにやらをブチまけて、、、再度収納。
何やってんだよーーー
気を取り直して再出発。
もうここからは、足がオートマチックに動きます。
ストックのテンポに合わせて、足をみぎ、左、みぎ、左と機械的にただうごかすのみ。
珍しくあしに豆ができた様で、チクリと痛むが、構わず歩を進めた。
明神、小梨平、河童橋、、、順調に通過し、無事バスターミナルへ到着。
やったー、、、、バスに乗れるー♫
奧穂の頂よりも、バスターミナルに着いた時の感動の方が大きかった様な、、、、、、
あーーー疲れた。
あーーー楽しかった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する